みんなで予防！インフルエンザ感染症発生動向速報平成 28 年 1 月 13 日富山県感染症情報センター (直 0766-56-5431） (直 0766-56-8142）（平成 28 年第 1 週分・ 1 月 4 日～ 1 月 10 日）《インフォメーション》 ●インフルエンザ人/定点インフルエンザ患者報告数の推移（富山県） 45 今週、インフルエンザの報告数が 40 シーズン定点あたり 1.46 人となり、先週 35 2011/2012 30 （0.54）から増加しました。流行開 2012/2013 25 始の目安である定点あたり 1 人を上 2013/2014 20 2014/2015 回ったことから、今年もインフルエ 15 2015/2016 ンザが流行シーズンに入ったと考 10 5 えられます。 0 昨年 9 月～現在までの全国のイン 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 月フルエンザウイルス検出状況は、 AH1pdm09 が 85 件（29.8％）、AH3（香港型）が 118 件（41.5％）、B 型が 82 件（28.8％）となっています。県内でも、AH3 が 4 件、B 型が 2 件分離されています。県内では例年、年明け以降、急激に報告数が増加する傾向があります（図参照）。次のことに注意して、感染予防に努めて下さい。       咳エチケットを守りましょう外出後は手洗い、うがいを行いましょう室内の湿度を適度（50～60%）に保ちましょう十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう人混みや繁華街への外出を控え、外出する際はマスクを着用しましょうインフルエンザにかかったら、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう《全数報告の感染症》二類感染症結核３件四類感染症Ｅ型肝炎１件（60 歳代、男性）五類感染症カルバぺネム耐性腸内細菌科細菌感染症１件（70 歳代、男性）侵襲性肺炎球菌感染症３件（①50 歳代、女性 ②80 歳代、男性 ③100 歳代、女性）侵襲性インフルエンザ菌感染症１件（第 53 週診断分：70 歳代、男性）《定点報告の感染症》今週の県内上位６疾患定点あたりの数順位１位２位３位４位５位６位疾病名今週先週増減感染性胃腸炎 11.72 7.52 ↑ Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3.17 1.72 ↑ マイコプラズマ肺炎 2.60 1.20 ↑ インフルエンザ 1.46 0.54 ↑ 水痘 1.10 0.41 ↑ 流行性角結膜炎 0.86 0.00 ↑ この内容は以下のホームページでさらに詳しくご覧いただけますアドレス http://www.pref.toyama.jp/branches/1279/kansen/ ○感染症発生動向調査報告状況（平成２８年第１週分類疾患平成２８年１月４日～１月１０日）新川中部Ｅ型肝炎 1 カルバぺネム耐性腸内細菌科細菌感染症 1 四類感染症五類感染症 2 0.67 3 1.00 67 22.33 1 0.33 2 15 1.15 3 0.38 3 0.38 23 2.88 52 6.50 7 0.88 1 0.33 1 0.33 1 0.13 5 0.63 8 2.67 1 1.00 5 0.63 5 2.50 8 8.00 2 侵襲性肺炎球菌感染症インフルエンザＲＳウイルス感染症咽頭結膜熱Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染性胃腸炎 (下段は定点当たりの患者数を示水痘す) 12 1.71 2 0.50 2 0.50 4 1.00 56 14.00 3 0.75 7 1.40 1 新川 3 結核 1 計 1 二類感染症定点疾病今週報告分（第１週）高岡砺波富山市 1 8 1.14 10 2.50 1 0.25 10 2.50 47 11.75 4 1.00 手足口病伝染性紅斑突発性発しんヘルパンギーナ 1 0.25 1 0.25 流行性耳下腺炎流行性角結膜炎マイコプラズマ肺炎インフルエンザによる入院患者（＊） 1 本週報のデータは速報値であり、今後、調査などの結果に応じて若干の変更が生じることがあります。 28 1.75 6 0.60 7 0.70 52 5.20 118 11.80 17 1.70 1 0.10 17 1.70 4 0.40 3 3.00 1 2 2.00 中部累積報告数高岡砺波富山市 3 1 1 1 1 1 1 12 1.71 2 0.50 2 0.50 4 1.00 56 14.00 3 0.75 1 0.25 1 0.25 1 2 0.67 3 1.00 67 22.33 1 0.33 2 15 1.15 3 0.38 3 0.38 23 2.88 52 6.50 7 0.88 1 0.33 1 0.33 1 0.13 5 0.63 8 2.67 1 1.00 5 0.63 5 2.50 8 8.00 2 7 1.40 1 計 1 3 70 1.46 21 0.72 15 0.52 92 3.17 340 11.72 32 1.10 1 0.03 19 0.66 7 0.24 1 0.03 17 0.59 6 0.86 13 2.60 4 1 1 8 1.14 10 2.50 1 0.25 10 2.50 47 11.75 4 1.00 28 1.75 6 0.60 7 0.70 52 5.20 118 11.80 17 1.70 1 0.10 17 1.70 4 0.40 3 3.00 4 2 2.00 2 3 70 1.46 21 0.72 15 0.52 92 3.17 340 11.72 32 1.10 1 0.03 19 0.66 7 0.24 1 0.03 17 0.59 6 0.86 13 2.60 9 ＊インフルエンザによる入院患者累計報告数は、平成27年第36週(8月31日～)の集計です。平成28年1月13日富山県感染症情報センター（直0766-56-5431）（直0766-56-8142）インフルエンザ定点における患者診断状況このデータは、インフルエンザ定点医療機関で実施されたインフルエンザ迅速診断キットの診断数を集計したものです。現在、下の表によると、A 型が43％、B型が53%となっています。第1週（1/4～1/10）：富山県　1.46人/定点厚生センター・保健所名報告定点数 4 3 7 5 13 32 新川中部高岡砺波富山市富山県（単位：件）迅速診断キット A型 /7 /5 /13 /7 /16 /48 ※1 5 1 9 5 10 30 157 富山県累計（2015年36週～）その他 B型 6 6 6 3 17 38 87 合計 1 0 0 0 1 2 11 12 7 15 8 28 70 255 ※1　報告定点数の例（32/48の場合）:48の定点医療機関の内、インフルエンザと診断した医療機関は32か所で、残りの16か所はインフルエンザの診断はなかったことを示します。 ※2　「その他」には、臨床症状等によりインフルエンザと診断したが型別までは不明な患者や迅速診断キットの結果がA型とB型共に陽性の患者が対象となります。件数 40 インフルエンザ迅速診断キット型別患者報告状況（富山県 2015/2016年） A型 B型 30 20 10 0 36 38 40 42 44 46 48 50 52 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 週 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月件数 3 <参考>インフルエンザウイルス検出状況（富山県2015/2016年） 2 B型：２件 AH1pdm09：0件 AH3(香港型)：４件 AH1(ソ連型)：0件 1 0 36 38 40 42 44 46 48 50 52 1 9月 10月 11月 12月 3 1月 5 7 2月 9 11 13 15 17 19 21 23 25 週 3月 4月 5月 6月 kansen1601w インフルエンザ情報 ● 定点医療機関からのインフルエンザ患者報告状況第１週（1/4～1/10）：富山県 1.46 人/定点新川 HC（1.71）、中部 HC（1.40）、高岡 HC（1.15）、砺波 HC（1.14）、富山市 HC（1.75）県内は定点あたり 1 人を超えました。今シーズンも流行期に入ったとみられます。 3 インフルエンザ患者報告数の推移（2015/2016年） 2.5 人 2 / 定 1.5 点 1 全国富山県 0.5 0 40 10月 42 44 46 11月 48 50 12月 52 1 1月 ● 都道府県別インフルエンザ患者報告状況第 53 週（12/28～1/3）全国の患者報告数は、定点あたり 0.89 人となり、前週の 0.76 人より増加しました。都道府県人/定点都道府県人/定点北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県 2.71 0.54 0.55 0.45 7.55 0.26 1.87 0.97 0.53 0.28 0.55 0.71 0.43 0.41 1.76 0.54 0.31 0.50 0.65 0.64 1.37 0.46 0.93 0.44 和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県全国 1.58 0.95 0.75 0.58 0.17 0.30 0.62 0.32 0.65 0.66 0.41 0.50 0.32 0.33 0.23 0.82 0.21 0.97 0.66 0.64 0.34 0.43 6.09 0.89 週