フレキシブルな 「熱電変換素子と光電変換素子」 からなる発電システム 小山工業高等専門学校機構 機械工学科・複合工学専攻科 講師 加藤 岳仁 1 従来技術とその問題点 太陽光発電システムにおける太陽光パネルは、 装置が大きいため設置箇所が限られる。また、 太陽光パネルの設置箇所の補強も必要なこと が多々あり、多大なコストを要する。上記従来の 太陽光発電システムでは、上記問題点をはじめ とする様々な問題点があり、新たな発電システ ムを構築する必要がある。 2 新技術の特徴・従来技術との比較 • フレキシブル発電素子の利用による曲面への 設置(設置場所の限定を解除) • 太陽光発電と熱電変換発電の融合 • フレキシブル・軽量であるため、既存の設備へ の設置が容易 • 交換・撤去が容易 3 想定される用途 • 電気炉等を保有した工場、プラントに注目 • 電気炉等から排出される高温ガスなどは、排 気管などを介して大気に排出される • 電気料金の節約から日中はその操業を停止 し、その設備の稼働を深夜に実施 • 日中は太陽光エネルギー、夜は熱エネルギー と一日中エネルギーを得られる ⇒屋外への熱流体が流動している配管等への利用 4 実用化に向けた課題 • • • • • • 熱電変換素子の発電効率の向上 光電変換素子の発電効率の向上 耐久性 施工方法 系統連携への接続 印刷メーカーなどとの協業による大規模生産 方法の検討 5 企業への期待 • 印刷技術の開発と大規模生産にむけた取り 組みに期待 • 新たな用途開拓への希望 • 材料(PETやPENなどの基材・封止フィルム) の開発と選定 • 有機無機材料を用いた新規創電デバイスや システム開発に取り組む企業との共同研究を 希望 6 本技術に関する知的財産権 • • • • 発明の名称 :中空間、及び発電装置 出願番号 :特願2013-059745 出願人 :独立行政法人国立高等専門学校機構 発明者 :加藤岳仁 ※特許出願から1.5年未満の未公開特許情報を含んだ説明会ですので、情報の取 り扱いに十分ご注意下さい。公開する情報の範囲につきましては、特許出願人(知 財本部、TLO等)とご相談ください。 7 産学連携の経歴 • 2007年-2012年 住友化学株式会社勤務 (NEDO・Firstプログラムへの参画) • 2012年~ 国立高等専門学校機構 小山高専 • 2004年~ A社と共同研究開始 • 2015年~ T社との共同研究開始 D社との共同研究開始 8 お問い合わせ先 お問い合わせ先 独立行政法人 国立高等専門学校機構 研究・産学連携推進室 産学官連携コディネータ 上杉 彰男 TEL 03-4212 - 6821 FAX 03-4212 - 6820 e-mail uesugi@kosen-k.go.jp 9
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