Ｑ５．九州新幹線の全線開通や東九州自動車道などの整備により、鉄道や道路ネットワークの利便性が向上した場合、航空需要への影響はないのでしょうか。Ａ５．九州新幹線鹿児島ルートの全線開業など航空と他の交通機関との競合については需要予測上考慮しており、福岡・鹿児島路線の旅客数は大幅に減少することが見込まれる予測結果となっています。（参考：ＰＩレポート詳細版Ｐ120、131） ① 福岡・鹿児島路線の旅客数 2004 年度：九州新幹線鹿児島ルート部分開業（鹿児島中央∼新八代） 100 国 80 内線旅 60 客数 72 71 67 その他那覇 4% 3% 福岡 6% 実績予測値名古屋 9% ︵ 2010 年度：九州新幹線鹿児島ルート全線開業（博多∼鹿児島中央） 18 13 12 ︶伊丹 21% 合計 0 2000 2004 2012 2017 2032 年度 2022 福岡・鹿児島路線の実績（2004 年まで）と予測値（2012 年以降） ② 羽田 41% 227 113 10 1995 24 86 離島 16% 34 1990 18 47 56 40 万人／ 20 年 34 500 万人／年（2004 年度）グラフ中の数字は、旅客数（万人／年）資料：「航空輸送統計年報」（国土交通省）鹿児島空港国内線旅客数地域別航空旅客分布の将来推移（207 生活圏ゾーン） 100% 55 2000年 50 2004年（2000年比） 90% 2004年 45 2012年（2000年比） 80% 2012年 40 70% 旅 35 客数 30 60% ︵ 50% 万 25 人 43% ︶ 40% 20 15 30% 10 20% 5 10% 42% 39% 36% 26% 13% 0 福岡北九州久留米・大牟田筑豊佐賀 8% 7% 5% 5% 0% 福岡北九州久留米・大牟田筑豊 2012 年の鹿児島空港の地域ごとの旅客数については、リムジンバスのある薩摩半島の南西部（南薩：加世田市等）や鹿児島空港から離島便のある熊毛（大隅諸島：種子島、屋久島等）、奄美大島（奄美諸島：奄美大島、徳之島、沖永良部島）は 2000 年比で 50％以上の利用者が保たれると予測しています。離島（約５万人/年、50％）や航空の利便性が高い鹿児島空港周辺地域の鹿児島県本土の旅客（約 4.5 万人/年、 45％）の利用が見込まれます。佐賀 100% 65 60 2000年 55 2004年 2012年（2000年比）出水出水出水出水小林林小 85% 84% 80% 2012年 50 # ## ## # 2004年（2000年比） 90% 0 15 # ## ## # 30 ,, 宮崎空港宮崎空港川内川内鹿児島空港鹿児島空港都都都都城城 Kilometers 71% 鹿児島鹿児島 70% 45 63% 旅 40 客数 35 日南南日 54% ︵ 50% 48% 50% 万 30 人 25 ,, ,, 鹿児島中央鹿児島中央鹿児島中央鹿児島中央 # ## ## # 60% 宮宮崎崎川内内川南南薩薩大隅隅大 41% ︶ 40% 20 30% 15 20% 10 10% 5 0 10% 5% 凡例 2% 1% 新幹線 0% 鹿児島川内大隅大島南薩熊毛鹿児島川内大隅大島南薩熊毛種子島空港種子島空港高速道路生活圏207ゾーン鹿児島空港側の旅客分布 ※ 熊毛：大隅諸島（種子島、屋久島、西之表島）、大島：奄美諸島（奄美大島、徳之島、沖永良部島）熊毛毛熊屋久島空港屋久島空港