健康長寿推進計画の策定にあたってすべての市民が、生涯にわたって健康で明るく元気に生きがいを持って生活していくためには、何よりも健康であることが重要です。しかし、我が国の健康を取り巻く環境は、急激な高齢化や生活習慣の変化により、がん・心疾患・糖尿病などの生活習慣病が増え、これに伴って介護を必要とする人が増加しています。このことは、士別市においても同様であり、健康寿命を延ばすことが今後の重要な課題であると考えています。このような中、本市では、平成 26 年４月に行政組織の見直しを行い、「健康長寿推進室」を設け、「健康長寿日本一」を合言葉に、健康づくりや介護予防事業など、各種施策を展開してきましたが、このたび、市民の皆様と共に健康づくりの取り組みを一層推進するため、今後８ヵ年を期間とする「健康長寿推進計画」を策定しました。健康寿命延伸には、市民一人ひとりが、ご自分の健康状態を正しく理解され、「自らの健康は自ら守る」という意識を高めていただくことが大切でありますことから、本計画では、妊娠出産期から高齢期に至るまでのライフステージに応じた健康増進のための事業や生活習慣病の発症と重症化予防に関する市民と行政の取り組みについて具体的に盛り込んでいます。今後は、この計画に基づき、「地区担当保健師」が中心となり、保健推進員や食生活改善委員の皆様と連携しながら、より地域に密着した保健活動を展開してまいります。結びに、本計画の策定にあたりご尽力を賜りました「士別市健康長寿推進計画策定懇談会」の委員の皆様をはじめ、貴重なご意見を頂きました関係機関や関係団体の皆様に心から感謝いたしますとともに、今後とも本計画の推進に一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。平成 27 年３月士別市長牧野勇司