ダイキンアメリカ社

ダイキンアメリカ社 2014 年度サイトレポート
サイトレポート
ダイキンアメリカ社
2014 年度
所在地
⽶国 アラバマ州 ディケーター市
敷地⾯積
445,200m2
設⽴
1992 年 1 ⽉
従業員数
380 ⼈
主要製品
フッ素樹脂、フッ素化学品
ISO14001 認証取得
1997 年 10 ⽉
ISO9001 認証取得
2003 年 6 ⽉
グリーンハートファクトリー認証取得
グリーンハートファクトリー認証 2012 年 12 ⽉
RC14001 認証取得
2006 年 12 ⽉
【環境】環境配慮製品
■太陽電池にフッ素の特性を活⽤
太陽電池のパネルと、電⼦受容体の寿命をより向上させる表⾯保護材として、
フッ素樹脂「ETFEフィルム」と、フッ素塗料「ゼッフル」を市場に提供しています。
また、製造過程で排出されるフッ化炭素ガスを、継続的に回収・リサイクル・焼
却しています。
【環境】環境負荷低減の主な取り組み事例
■再⽣可能エネルギーの使⽤
ダイキンアメリカ社では、200kW 太陽光発電を設置し、稼働中です。これはア
ラバマ州で最⼤規模の業務⽤太陽光発電設備です。ここで発電された電⼒を、
テネシー川流域開発公社の送電網に供給しています。
‐ 1 ‐ ダイキンアメリカ社 2014 年度サイトレポート
■⽔消費量の削減
ダイキンアメリカ社は、2014 年後半より超純⽔を作る⼯程からの排⽔を、冷却⽔として再利⽤しています。こ
れは総排⽔量の 10%にあたります。
■リサイクルの取り組み
新規、および使⽤済みメチルエチルケトン溶剤(MEK)を貯蔵するタンクを新
しく設置しました。使⽤済み MEK は資源の有効活⽤のため、リサイクルし販売して
います。使⽤済み⽤のタンクを新たに設置したことにより、タンカー1台あたりの積
載量を最⼤限活⽤できるようになり、輸送のコストや負荷も削減できます。
【環境】環境コミュニケーション事例
■地域コミュニティとのコミュニケーション
ダイキンアメリカ社では、年 2 回、ネイバーズ・ナイトと呼ばれるイベントを催してい
ます。近隣住⺠、近隣会社、地元⾏政職員などを⼯場に招待し、⾷事や賞品で
もてなすとともに、⼯場で実施している安全活動と環境活動を報告します。
【環境】緊急事態への対応
■緊急時のための訓練
年4回、現場での緊急時模擬訓練を実施しています。これらの訓練にはディケ
ーター市消防・救助局も参加しています。
ダイキンアメリカ社では50名の従業員によるボランティア救急隊(E-Team)
を編成しています。E-Teamは年1回、応急処置、屋外の消⽕、閉鎖空間救助
の訓練を受けています。
またダイキンアメリカ社では緊急時対応計画を整備しています。リスクマネジメン
トとしては、⽶国PSM/EPA規則をもとに起こり得る事象の分析をしています。
‐ 2 ‐ ダイキンアメリカ社 2014 年度サイトレポート
【環境】環境パフォーマンスデータ
■エネルギー起因 CO2 排出量
■CO2 以外の温室効果ガス排出量
■廃棄物・再資源化物発⽣量
■⽔使⽤量
■VOC 排出量
‐ 3 ‐ ダイキンアメリカ社 2014 年度サイトレポート
【⼈材】従業員に対する⼈材育成
■理念に関する研修「ブートキャンプ」
ダイキンアメリカ社では、全従業員を対象に、「ブートキャンプ」と称するダイキング
ループの理念に関する研修を 2012 年に開始しました。これまでディケーター⼯場と
オレンジバーグオフィスの従業員 37%が、ブートキャンプを受講しています。
2014 年には、ダイキンのアメリカ国内グループ会社であるグッドマン社、アメリカ
ン・エアフィルター・インターナショナル社、クライテック社、ダイキンアプライド社の代表
が、それぞれの会社にブートキャンプを取り⼊れるために参加しました。
■社内監督者向けの研修
2014 年、ダイキンアメリカ社は社内監督者研修(相互作⽤管理能⼒)を実施し、52 名がトレーニングクラ
スを完了しました。
【⼈材】多様性の確保
■機会均等と⼈権尊重
ダイキンアメリカ社では、多様な⼈材の継続的な活⽤をめざしています。機会均
等雇⽤主として、⼈の地位や⽴場にかかわらず、すべての⼈に均等に機会を提供
しています。
また、同僚を尊重する職場環境づくりに焦点を置いた教育を、全従業員に対し
て毎年⾏っています。
【⼈材】労働安全衛⽣の取り組み
■安全活動と安全⽂化
労働安全衛⽣の⾃主的保護プログラムによって、従業員主体の安全活動と安全⽂化を継続的に評価してい
ます。
■整理整頓活動
作業場所の整理整頓、およびその維持活動である 5S(整理整頓活動)に全従業員が参画しています。
■安全に関する研修
ニアミス報告、5-Why根本原因の分析(なぜなぜ分析)、ヒヤリハット従業員安全
監査などの積極的な研修を実施しています。
‐ 4 ‐ ダイキンアメリカ社 2014 年度サイトレポート
【品質・CS】品質向上の取り組み
■品質の向上活動
ダイキンアメリカ社は、重要な品質項⽬のパフォーマンスを向上させるために、主
要な顧客と密接に連携しています。
社内での取り組みとして、すべてのメルト樹脂製品を対象とした、ペレット外観の
改良や、不純物撲滅プログラムを、オペレーターとともに⽴ち上げました。
【社会貢献】環境保全活動
■廃棄物リサイクルのボランティア
ダイキンアメリカ社は、毎⽉実施されるディケーター市の化学物質収集⽇を、資
⾦的に⽀援しています。収集⽇には地元住⺠が不要になった塗料、化学物質、
オイル、蛍光灯などを回収に出すことができ、適正に廃棄されるか、資源として再
利⽤されます。毎年 3 ⽉、従業員ボランティアはこの活動を⼿伝っています。
【社会貢献】教育活動への⽀援
■インターンシップ
ダイキンアメリカ社は、アラバマ州の⼤学 2 校と提携し、エンジニアリング共同プロ
グラム(インターンシップ)を実施しています。2014 年はエンジニアリングを学ぶ学
⽣ 11 名がプログラムに参加しました。
■⼤学⽣への奨学⾦
ダイキンアメリカ社は、マイノリティ奨学⾦制度を毎年運営しており、選抜された学⽣に、彼らが希望する⼤学の
学費や教科書を提供しています。
■⾼校⽣のホームステイプログラム
ダイキン⼯業とダイキンアメリカ社は、地元モーガン郡の⾼校⽣が⽇本⽂化を体験し学ぶ、ホームステイプログラ
ムを提供しています。
‐ 5 ‐ ダイキンアメリカ社 2014 年度サイトレポート
■⼩学⽣向けのアートコンテスト
ダイキンアメリカ社は、毎年地元の⼩学校 11 校の 5 年⽣を対象に、環境に関
連したアートコンテストを主催しています。ダイキンアメリカ社より、アートのテーマと、
必要な道具が提供され、各作品はダイキンアメリカ社の事務所に 1 年間展⽰され
ます。
【社会貢献】その他の地域貢献
■地域住⺠が参加するイベントを開催
ダイキンアメリカ社は、ダイキンフェスティバルや、チャリティゴルフ⼤会などの地域活
動を主催しています。ダイキンフェスティバルでは、地域住⺠の⽅々に南部スタイル
を取り⼊れた⽇本⽂化を楽しんでいただいています。2014年は2万名以上の地
元住⺠が参加しました。
■ダイキン・ユナイテッドウェイ
チャリティーゴルフトーナメントでは、ダイキンと取引会社がスポンサーとなり、地元
ユナイテッドウェイの募⾦集めに協⼒しています。2014 年は 30 万ドルの寄付を集
めました。
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