墨 田 区(報道) 平成27年12月25日 ∼新春の縁起物が今年も登場∼ 向島百花園に「ジャンボ七草籠」がお目見え! 本日から、春の七草籠の発祥の地といわれている都立向島百花園(東向島三丁目 18 番3号) で、同園職員手づくりの新春の飾り物「ジャンボ七草籠」がお目見えし、訪れる人たちの目を楽 しませている。 「ジャンボ七草籠」は、竹で編まれた直径約 50cm、深さ約 20cm の籠に、同園でとれた菘(す ずな)や蘿蔔(すずしろ)などの春の七草が寄せ植えされているもの。来年1月7日(木)まで 同園に展示する予定。 「七草籠」は、芹(せり)、薺(なずな) 、御形(ごぎょう) 、繁縷(はこべら) 、仏座(ほとけのざ) 、菘 (すずな) 、蘿蔔(すずしろ)の春の七草を竹籠に寄せ植えしたもので、向島百花園で開園当初(文化元年 《1804 年》頃)に当園の創始者である佐原 鞠塢(さはら きくう)が、年末にお世話になった方々へのお 歳暮として贈ったのがその始まりといわれている。明治期には、同園と親交のあった正岡 子規や伊藤 博 文、榎本 武揚、幸田 露伴などの名士にも贈られた。また、大正皇后の生家とも親交があったことから、 毎年、宮中にも贈ることが慣わしとなっている。 同園に展示されている七草籠は特大版で、昭和 60 年頃から、それまで地面に植えていた七草が、霜の被 害にあわないようにすることと、来園者に新春の飾り物でもある「七草籠」を見て楽しんでもらおうと考 え出されたもの。 この「ジャンボ七草籠」は、同園職員 4 人が 1 日がかりで作成したもので、同園中央にある特設スペー スに展示している。使われている籠の大きさは、直径約 50cm で、籠の中には、春の七草が寄せ植えされて おり、土の上に白い寒水石(かんすいせき)が敷詰められている。現在、みずみずしい春の七草の若菜が 伸びており、菘や蘿蔔の白い根の部分が顔をのぞかせている。また、来年1月5日(火)からは、宮中に 献上する「献上七草籠」の見本も展示する予定となっている。 なお、来年1月5日(火)から7日(木)まで、園内にある「茶亭さはら」で七草粥を食べることがで きる(有料:700 円) 。 ■「ジャンボ七草籠」の展示概要 【展示期間】平成 28 年1月7日(木)まで 【時間】午前9時∼午後5時(入園は4時 30 分まで) 【休園日】平成 27 年 12 月 29 日∼平成 28 年1月3日 (※1月1日から1月3日までは、 「隅田川七福神めぐり」の参拝コースのため、園内の一 部は無料開放) 【会場】都立向島百花園(東向島三丁目 18 番3号) 【入園料】一般 150 円 65 歳以上 70 円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料) 【問合せ】電話 3611−8705 《問合せ》都立向島百花園 ℡3611−8705
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