12月19日から23日までの間、近畿大学（大阪府東大阪市）で行われた平成27年度第１4回全日本女子ボクシング選手権大会に、ボクシング班から４名の選手が出場し、小村つばさ１等陸士がライトフライ級で優勝、伊藤沙月２等陸曹がバンタム級で第３位の成績を収めた。小村１士は初戦から１ラウンドＴＫＯ勝ちと、大会を通じ自分のペースで試合を展開。決勝戦では全日本の常連・千本選手（芦屋大学）相手に１ラウンドから攻めの姿勢で挑み、ポイント[39-37、39-37、40-36]で圧勝、弱冠19歳にして全日本選手権初優勝の栄光を掴んだ。決勝戦後、「かなり打ち合いができた試合で、特に２ラウンド目からは相手の動きがよく見えていた。接近戦になっても技術と力で勝てる自信があった。まだまだいける」と振り返り、自身の成長を実感していた。今後の目標に世界選手権出場とそこでのまずは１勝を挙げ、「さらに練習に励んでいく」と決意を新たにした。今年４月、「スーパー高校生」として体育特殊技能者で入隊した小村１士は、入校時に宣言した「全日本で優勝」を実現。第１期生としての責任を果たし、今後の活躍がますます期待できることを内外に示した。また、伊藤２曹は第３位の成績に自分の力を出し切れなかったと悔しさを滲ませ、「改善すべき点をひとつずつ確実にクリアし、今後の練習に励みたい」と闘志を燃やした。大会には、今年入隊し、10月から体育学校で実施している特別体育課程学生候補者集合訓練に参加中の晝田瑞希２等陸士（第７施設群）と宮﨑杏子２等陸士（第15普通科連隊）も出場。競技再開２か月にして第５位の結果を残し、大健闘した。【大会成果】階級ライトフライ級氏名階級小村つばさ（出身地）結果１等陸士（熊本）優勝フライ級晝田瑞希２等陸士（岡山）５位バンタム級伊藤沙月２等陸曹（宮崎）３位フェザー級宮﨑杏子２等陸士（香川）５位【小村つばさ１等陸士】出身地熊本県熊本市出身校熊本星翔高校入隊年平成27年競技実績等Ｈ25全日本選手権３位