6 2015年 平均( 7測点) 5 4 2 1 株式会社 シャトー海洋調査 Fax.03-6459-1912 いであ株式会社 平成二十一・二十二年度覆砂区における 株式会社 日本海洋生物研究所 調査期日 株式会社オオスミ Tel. 03-6459-1911 代表機関 一般社団法人 全国水産技術者協会 3 タイラギ浮遊幼生の密度(個体/㎥) 2014年 平均( 7測点) ありあけうみ通信 今年度の調査経過報告 7 連続観測調査の開始 設置状況 2013年 平均( 7測点) 8 タイラギ浮遊幼生調査の結果 十月二日と十月 七日にタイラギ 浮遊幼生の来遊 状況調査を行い ま し た が、浮 遊 幼生は確認され ませんでしたの で、本 年 度 の 調 査は終了するこ とにしました。 設置場所 タイラギが生息する場所の環境や の状況を 把握するため、これまでに湾奥部の干潟、平成 二十五・二十六年度覆砂区ならびに大浦地先の 養殖筏の三地点で水質の連続観測調査を実施し ていました。この度、関係機関の同意が得られ たため、当初計画をしていた平成二十一・二十 二年度覆砂区において、連続観測調査を十一月 五日から開始しました。測定項目は既に調査を 開始している地点と同様に水温、塩分、溶存酸 素量、クロロフィルおよび濁度です。 今後はこれらの地点において連続観測調査を 実施し、結果整理が終わり次第、皆様に報告い たします。 H21・22 年度凹凸覆砂区 (11 月 5 日設置) 大浦地先養殖筏 (8 月 31 日設置) 10/1 9/1 8/1 7/1 6/1 ー 有明海魚介類漁の再生を目指して ー 本年も皆様の多大なご支援・ご協力によ り、無事に調査を実施することができまし たこと、厚く御礼申し上げます。 これまでに私共も有明海における沖合た いらぎ漁業の再生を目指し、凹凸覆砂畝型 工の造成ならびにタイラギの立ち枯れへい 死の原因の検証を実施してきましたが、タ イラギ資源の再生には至らず、四季連続の 休業となってしまいました。 来年も沖合たいらぎ漁業の再生のために 継続して調査を続けていきますが、有明海 に関する情報不足を如何に補うかが大きな 問題であると認識しています。 有明海の現状を把握するためには、実際 に有明海で仕事を営まれる皆様の協力が不 可欠です。いつもお願いをしていることで すが、漁業者の皆様が漁業活動を通して得 られた有明海やタイラギに関する情報があ れば、随時、全国水産技術者協会までご連 絡ください。 来たる年が皆様にとって輝かしい年にな りますよう祈念するとともに、相変わらず のお力添えをいただきますようにお願い申 し上げます。 H25・26 年度凹凸覆砂区 (8 月 10 日設置) 9 (1地点 ) 0 タイラギ浮遊幼生調査地点 第 12 号 (2015.12.22) 2013年 年以降の出現状況 10 干潟縁辺 H25・26 年度凹凸覆砂区 タイラギ着底状況調査位置 11 月 30 日採取(稚貝のみ) H21・22 年度覆砂区 (殻長:3.9 ∼ 9.4cm) 凹凸覆砂畝型の浮泥堆積低減効果の実証 流速調査状況 (平成 21・22 年度覆砂区) 天然漁場 H21・22 年度凹凸覆砂区 :流速計設置個所 (海底に設置) した︵分析用に採取したタイラギの 殻長 3 9 。 凹凸覆砂畝型は、底質を改善するとともに、複雑な流れを発生さ . ∼9 4 . センチメートル︶ また、天然漁場では、1平方メート せることによってタイラギの着底・育成を阻害する浮泥・シルトの ル当たり約10 0 . 0 個体のタイラ 堆積を抑制しようとするものです。畝型方向に侵入した潮流は、天 ギが確認されましたが、干潟および 端部は速く谷部で遅くなり、この流速差により谷部から天端部へ向 干潟縁辺部では確認されませんでし かう湧昇流が発生し、浮泥・シルトを巻き上げることによって、堆 た。 積を抑制すると考えています。 本年度は、比較的平坦な海底に凹凸覆砂畝型を2基造成した平成 二十一・二十二年度覆砂区において、大潮時を挟んだ十一月二十一 日∼十二月一日に複数の流速計を設置することによって、凹凸覆砂 畝型の流況を把握し、私共の仮説を検証するための調査を実施しま した。現在は、取得したデータの解析を行っていますが、解析が終 わり次第、皆様に報告します。 ︻調査方法︼ ︵覆砂区 ライン観測︶潜水士による目視観察。 間縄付きの沈子ロープを測線の起点と終点間に 張り、測線幅2m の範囲の底泥表面のタイラギ 個体数を2m 毎に記録。 ︵その他 スポット観測︶潜水士による目視観察。 1人当たり5分間観察によりタイラギ個体数を 記録。 干潟 タイラギ着底状況調査の結果 十月二十八日∼三十日、十一月十 二日∼十五日、十一月二十八日∼十 二月一日に目視により下記に示す地 点でタイラギの着底状況を調査しま した。 十月二十八日∼三十日の調査にお いて覆砂区では、稚貝と成貝を併せ てタイラギが最大で1平方メートル 当 た り 約5 0 . 0 個 体 で し た︵分 析 用に採取したタイラギの殻長 4 . 2 ∼8 0 。ま た、 . セ ン チ メ ー ト ル︶ 天然漁場では、1平方メートル当た り 約1 0 0 . 0 個体のタイラギが確 認されましたが、干潟および干潟縁 辺部では確認されませんでした。 十一月十二日∼十五日の調査にお いて覆砂区では、稚貝と成貝を併せ てタイラギが最大で1平方メートル 当 た り 約10 0 . 0 個 体 で し た︵分 析用に採取したタイラギの殻長 5 . 7∼10.5センチメートル︶。また、 天然漁場では、1平方メートル当た り 約1 0 0 . 0 個体のタイラギが確 認されましたが、干潟および干潟縁 辺部では確認されませんでした。 十一月二十八日∼十二月一日の調 査において覆砂区では、稚貝と成貝 を併せてタイラギが最大で1平方 メートル当たり約18 0 . 0 個体で 10cm
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