平成25年度液化石油ガス法に基づく立入検査結果 1. 平成25年度立入検査計画 四国支部及び本省(中国四国産業保安監督部含む。)所管の液化石油ガス販売事業者並 びに保安機関(以下、 「液化石油ガス販売事業者等」という。)について、今年度は、1 5事業所(9社)を立入検査対象に選定。 2. 平成25年度立入検査の実施状況及び結果 ① 検査期間:平成25年4月~平成25年3月 ② 検査実施数:15事業所(9社) ※うち保安機関のみ9事業所 ③ 結果の概要:立入検査の結果、以下の表のとおり法令違反が認められたため、液化 石油ガス販売事業者等の代表者に対し、中国四国産業保安監督部長名で改善指示を 行った。なお、改善指示事項については、該当事業者から改善報告書の提出を求め、 改善内容について問題のないことを確認した。 表.立入検査で指摘した違反内容及び件数 違反内容 関係条項 件数 供給開始時点検・調査において、消費設備の圧 法第34条第1項及び施行規則第 1 力測定が、使用頻度が少なく、かつ設備の起動 36条第1項第1号表イ(4)、第 に時間がかかるとの理由により、実施されてい 37条第1項第1号表イ(2)関係 ない事例が確認された。 バルク供給設備を確認したところ、車両等の接 法第16条の2第1項及び施行規 1 触防止措置が講じられていなかった。 則第19条第3号ニ(2)関係 定期供給設備点検及び定期消費設備調査にお 法第81条第1項及び施行規則第 1 いて、法第34条ただし書きの規定によりそれ 131条第2項表上欄三の二及び ぞれの保安業務を行わなかった場合において 四の二下欄各号関係 帳簿等に記載すべき事項が記録されていない 事例が認められた。 周知を行った場合に帳簿等に記載すべき事項 法第81条第1項及び施行規則第 1 が記録されていない事例が認められた。 131条第2項表上欄五下欄各号 関係 緊急時対応において、配管延長後マイコンメー 法第16条の2第1項及び施行規 2 ター固定により改善した事例において、気密試 則第18条第9号関係、法第81条 験を行わず、また工事記録も作成・保存してい 第1項及び施行規則第131条第 なかった。 2項表上欄六下欄各号関係、法第3 8条の12及び施行規則第118 号各号 緊急時対応の平日夜間及び休日の体制につい 法第31条第1項第1号、施行規則 1 て、一般消費者等からの連絡の転送先が携帯電 第31条第1項第1号、保安業務に 話となっており、保安業務資格者が常時配置さ 係る技術的能力の基準等の細目を れているとはいえない。 定める告示第2条第1項第三号イ 及び保安機関の認定について(経済 産業省通達)2. (4)②関係 移転に伴う委託先保安機関の所在地の変更の 法第8条、規則第9条第1項関係、 1 連絡が同社からあったにも関わらず、必要な手 法第14条第1項第五号関係、法第 続き等を実施していなかった。 20条第1項及び第2項、規則第2 4条第1項第一号及び第二号関係 一般消費者等宅において、消費設備側配管から 高圧ガス保安法第63条第1項第 3 液化石油ガスが漏えいし、災害に該当する恐れ 一号、液化石油ガス関係事故措置マ があったにも関わらず、高圧ガス保安法第63 ニュアル Ⅰ.2.(1)①関係 条に基づく事故届出がなされていない。 質量販売に係る供給開始時調査において、調整 法第27条第1項第2号、規則第3 1 圧力、閉そく圧力の測定を実施していない事例 7条第1号表中上欄ロ中欄(3)関 があった。 係 貯蔵施設に設置されている粉末消火器の能力 法第16条第1項第1号、施行規則 1 が不足している。 第14条第1項第6号、例示基準 5.(2)関係 バルク供給設備を確認したところ、バルク貯槽 法第16条の2第1項、施行規則第 1 又は当該バルク貯槽の周囲の見やすい箇所に、 19条第3号ハ(9)及び(10) 液化石油ガス又はLPガス及び火気厳禁と朱 関係 書されていない。また、緊急連絡先が表示され ていない。 バルク供給設備を確認したところ、バルク貯槽 法第16条の2第1項、施行規則第 1 が大地と電気的に接続されていない。 19条第3号二(4) 、バルク供給・ 充てん設備告示第11条関係 貯蔵施設に設置されている粉末消火器の個数 法第16条第1項第1号、施行規則 1 が1個である。 第14条第1項第6号、例示基準 5.(3)①関係
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