平成26年度液化石油ガス法に基づく立入検査結果 1. 平成26年度立入検査計画 四国支部及び本省(中国四国産業保安監督部含む。)所管の液化石油ガス販売事業者並 びに保安機関(以下、 「液化石油ガス販売事業者等」という。)について、今年度は、1 6事業所(9社)を立入検査対象に選定。 2. 平成26年度立入検査の実施状況及び結果 ① 検査期間:平成26年4月~平成27年3月 ② 検査実施数:16事業所(9社) ※うち保安機関のみ9事業所 ③ 結果の概要:立入検査の結果、以下の表のとおり法令違反が認められたため、液化 石油ガス販売事業者等の代表者に対し、中国四国産業保安監督部長名で改善指示を 行った。なお、改善指示事項については、該当事業者から改善報告書の提出を求め、 改善内容について問題のないことを確認した。 表.立入検査で指摘した違反内容及び件数 違反内容 関係条項 件数 一般消費者等宅において、消費設備側配管から 高圧ガス保安法第63条第1項第 1 液化石油ガスが漏えいし、災害に該当する恐れ 一号、液化石油ガス関係事故措置マ があったにも関わらず、高圧ガス保安法第63 ニュアル Ⅰ.2.(1)①関係 条に基づく事故届出がなされていない。 定期供給設備点検及び定期消費設備調査につ 法第34条第1項、施行規則第36 1 いて、平成25年に点検期限を迎える一般消費 条第1項第一号表上欄イ中欄(4) 者等に対し一部点検業務を実施していない。 及び施行規則第37条第一号表上 欄イ中欄(2)関係 緊急時対応を行う保安機関において、休日及び 法第31条第1項第1号、施行規則 1 平日夜間に一般消費者等からの連絡を携帯電 第31条第1項第1号、保安業務に 話に転送するだけの対応となっていたため、保 係る技術的能力の基準等の細目を 安業務資格者が常時配置されていない状態で 定める告示第2条第1項第三号イ あり、緊急時対応を行う保安機関の要件を満た 及び保安機関の認定について(経済 していない。 産業省通達)2. (4)②関係 一般消費者等に対し、施行規則第16条第13 法第16条第2項、施行規則第16 1 号に規定されていない方法(20kg型の充て 条第13号関係 ん容器を用いてガスメーターを設置せずに給 湯器に接続する方法)で液化石油ガスの販売を 開始した。 調整器から燃焼器までの間の配管にゴムホー 法第27条第1項第2号、施行規則 1 スを使用して液化石油ガスの販売を行ってい 第44条第2号イ(7)、施行規則 た。 の例示基準28.1.(1)②(i) 関係 液化石油ガスの供給が行われている充てん容 法第27条第1項第2号、施行規則 1 器に対し、転落・転倒等による衝撃及びバルブ 第44条第2号イ(4)、施行規則 等の損傷を防止する措置を講じていなかった。 第18条第1号ニ関係 供給開始に係る供給開始時点検・調査が実施さ 法第27条第1項第2号、規則第3 1 れていなかった。 7条第1号表中上欄ロ中欄(1)~ (3)関係 一般消費者等との契約関係が成立しているに 法第14条、規則第13条関係 も関わらず、一般消費者等に対し法第14条第 1項に規定する書面を交付していなかった。 1
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