鈴木小百合さん(千葉県・香取市立佐原小学校4年)

第 24 回全国小学生作文コンクール
「わたしたちのまちのおまわりさん」
警察庁長官賞(高学年の部)
タイトル: おまわりさんありがとう
氏名:鈴木 小百合
小学校名:千葉県 香取市立佐原小学校 四年
二日おきに「パトロールしました。」というパトロールカードがわたしの家のポストに入
っています。いつも、駅前交番のおまわりさんが入れてくれます。夜中にパトロールをし
てくれているのです。カードが入るようになったのは、二月の初めです。
事けんは一月三十一日から二月一日の夜に起こりました。わたしと母が家をる守にして
いた時のことです。何と、家にどろぼうが入ったのです。どろぼうは、家を二カ所もこわ
し、家に土足で入りこみ、おし入れや引き出しの中に入っていた物を散らかし、お金をぬ
すんで行きました。家の中に入ると、テレビのドラマなどで見るような光景が目にとびこ
んできて、わたしはとても悲しくなりました。通ほうして十分くらいで、けい事課のおま
わりさんが来てくれました。母から話を聞いていました。その後、交番のおまわりさんが
来てくれて、ぬすまれた物について、母から聞いていました。わたしはと中でそ父母の家
に行ってしまい、その後のことは見ていません。次の日に母から話を聞き、指もんや足あ
とをとってもらったということです。指もんをとったあとは、銀色の粉が家のあちこちに
残っていました。母は、夜おそくまで、散らかされた物のかたづけをしていたそうです。
事けんの次の日から、家に帰りましたが、それまでの生活は出来るはずもありませんで
した。母が一しょだというのに家に入るのがこわかったです。そして、一人でいることが、
とてつもなくおそろしく、お風ろに入ったり、ねたりするのも、母と一しょでした。母も
また、気分が落ちこんでいるように感じました。
休日になると、二人でホームセンターに行き、センサーライトや音が鳴るブザーを買い
こみ、家のいろいろな場所につけました。そんなある日、交番のおまわりさんが家に来て
くれて、母と話をしたり、家の周りも見てくれたりして、
「もう、大じょうぶですよ。あまり、気にしないように。夜も見回りをしますから、安心
してください。
」
と言ってくれました。わたしも母も、少し安心しました。こうして、ポストにパトロール
カードが入るようになったのです。以前から、昼も夜もパトロールを毎日してくれていま
したが、カードがポストに入っていると、より安心出来ます。
また、母は、ぼうはんについて、香取けい察しょの生活安全課に相談しに行ったそうで
す。そこでも親切に相談にのってもらったと後で聞きました。
四年生になってから社会科のじゅ業で、けい察かんの仕事について学習しました。いろ
いろなお仕事の中に、わたしたちの安心安全な生活を守るということがあると思います。
おまわりさん達が、一生けん命、お仕事をすることで、わたし達は、安心していられます。
これからも、よろしくおねがいします。