理 由 書 本理由書は、都市計画法第21条第2項において準用する同法第17条第1項の規定に基づ き、東松山都市計画地区計画の変更についての理由を示したものです。 Ⅰ.東松山都市計画区域における位置等 東松山都市計画区域は、東松山市、嵐山町、滑川町及び吉見町の1市3町の行政区域全域で す。 【東松山市藤曲地区】 東松山市の北東部、東武東上線東松山駅の北東約1.5㎞、また関越自動車道東松山IC から北東に約3.1㎞に位置しています。 【東松山市あずま町地区】 東松山市の南部、東武東上線高坂駅の東約1kmに位置しています。 Ⅱ.変更の必要性 【東松山市藤曲地区】 本地区は、土地区画整理事業の施行により、周辺の環境と調和した緑豊かな工業・流通基 盤を整備し、工業施設等の立地・誘導を通して本市の工業拠点の形成を図るものです。土地 区画整理事業の整備効果を将来に向けて維持し、工業・流通業務地としての良好な環境を形 成し、保全するため、地区計画を定めるものです。 【東松山市あずま町地区】 本地区は、用途等の変更と併せ、良好な市街地環境の形成、保全を図るため地区計画を定 めるものです。 Ⅲ.地区計画の考え方 【東松山市藤曲地区】 関越自動車道東松山ICから北東に約3.1㎞に位置し、国道407号線に接する新市街地 であり、交通の利便性をいかせる好環境にあります。産業拠点にふさわしい工業団地、物流拠 点としての土地利用を促進するとともに、新たに地区計画を設けることにより、適正な土地利 用を計画的に誘導し、周辺の農地等に調和する産業都市の形成を図ります。 【東松山市あずま町地区】 東武東上線高坂駅を中心とした市街地は本市の副次的な都市拠点に位置づけられていま す。あずま町地区はこの市街地に隣接し、中央を都市計画道路野本高坂通線(一般国道 407 号バイパス)が事業に併せて整備され、国道の西側は住宅を基本とした区域に、国道の東側 は地区の核となる店舗を誘導し周辺は住宅と商業・業務系施設が併存した複合型の市街地の 形成を目指し、土地区画整理事業による整備効果を将来にわたって維持・保全するため地区 計画を策定し、住宅地及び商業業務地の健全な土地利用の誘導とともに、活力とゆとりと潤 いのある市街地環境の形成を図ることを目標とします。 Ⅳ.関連する都市計画 本地区の地区計画の決定とあわせ、以下の都市計画を定める予定です。 【東松山市藤曲地区】 ①都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(県決定) ②区域区分(県決定) ③用途地域(市決定) ④防火地域・準防火地域(市決定) ⑤市街地開発事業(土地区画整理事業) (市決定) 【東松山市あずま町地区】 ①用途地域(市決定) ②防火地域・準防火地域(市決定) ≪上位計画での位置付け≫ 上位計画での位置付けは以下のとおりであり、本計画案は、上位計画に基づき策定された ものです。 【東松山市藤曲地区】 ● 東松山ビジョン(第四次東松山市基本構想) (平成18年3月策定) 土地利用の基本方針 産業・沿道系ゾーン 「地域の活性化に資するため、交通アクセスに富んだ地域や国道バイパスなど主要 な幹線沿いの区域を産業系ゾーンとして位置付け、周辺の土地利用との調和に配慮 し、工業・流通・商業系施設の立地を誘導します。 」 ● 東松山市都市計画マスタープラン(平成23年3月改訂) 「地域の東側には、広域連携軸である国道407号の交通アクセスの良さを活かし て、農業施策との整合を図りながら、新たな産業施設の立地を誘導します。 」 【東松山市あずま町地区】 ●東松山ビジョン(第四次東松山市基本構想) (平成18年3月策定) 土地利用の基本方針 市街地ゾーン 「高坂駅東口第二地区については、住宅地を中心としつつ交通アクセス機能の高さを 生かして、沿道サービス施設の立地はもとより、住宅と商業・業務系施設が併存した 利便性の高い複合型の市街地の形成をめざします。 」 ●東松山市都市計画マスタープラン(平成23年3月策定) 「整備済の西口地区と一体となった、市の副次的な都市機能を持つ地域を形成し、地区 計画制度による環境の維持・保全に努めます。 」
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