準防火地域指定に関する FAQ ■準防火地域について Q:準防火地域とは何ですか? A:市街地における火災の危険を防除するために市が定める地域であり、まちを火災 から守るために、建物の新築・増改築時には燃えにくい構造になるよう建築物に 対して規制する区域のことを言います。 関係法:都市計画法第 9 条 20 項 建築基準法第 62 条 ■延焼クラスターについて Q:延焼クラスターとは何ですか? A:大規模地震時の火災の際に消火活動を十分に行うことができないと仮定し、任意 の建築物から出火した場合に、建築物の構造・規模や建て詰まりの状況により一 体的に延焼が及ぶ範囲のことを言います。 ■指定する面積について 現行 新規 (予定) 都市計画の名称 防火地域 準防火地域 面積 約 257.9ha 約 1,123.4ha 準防火地域 約 2,862.6ha ■指定区域について Q:何に基づいて、準防火地域の区域を設定しましたか? A:災害に強い都市づくりを目指して、平成27年8月に策定した「さいたま市防災 都市づくり計画」に基づき、延焼クラスターが 2000 棟以上となる区域を中心に準防火 地域を設定しています。 ■指定後について Q:準防火地域に指定された場合、今までとどう変わりますか? A:一般的な住宅であれば、新築・増改築等時に、隣地境界線や道路中心線から1階 であれば3メートル、2階であれば5メートルの延焼ラインに係る屋根・外壁・ 軒裏、開口部に対して防火措置が必要となります。例えば開口部となる窓には防 火認定された網入りガラスのサッシ窓等が必要です。詳しくは各建設事務所建築 審査課または建築士の方に相談してください。 ■周知方法について Q:どのように周知していますか? A:1月と3月に10区において説明会を開催しました。 (市報1月号、3月号に原案に関する説明会の場所や日程について掲載しています) ・3月1日市長記者会見を行い、主要な新聞に掲載されました。 ・4月の自治会回覧で、都市局広報誌 korekara のチラシに準防火地域の区域図 を掲載し、4月に開催する説明会や公聴会等今後の予定についてお知らせしま した。 ・4月16、17日に大宮区、浦和区にて全体の説明会を開催しました。 ■工事費の増加について Q:建築費用の増加は、どれくらい想定されていますか? A:建築費用は、敷地の大きさ、家の配置や窓の位置等によって違うため、試算して おりません。 ■既存不適格について Q:準防火地域に指定された場合、現在建っている建物はどのような取扱いになりま すか? A:建築当時、適法に建てられた建築物であっても、準防火地域指定に伴う基準を満 たしていない場合、既存不適格建築物となります。 関係法:建築基準法第3条第2項 ■施行日について Q:いつから適用となりますか? A:平成28年8月頃の都市計画審議会を経て、9月頃都市計画決定し、周知を行い、 平成29年5月頃の告示・施行を予定しています。
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