導入事例 Case Study Oracle Database Appliance 株式会社VOYAGE GROUP ポイント交換サイト「ECナビ」の運営で広く知られる ほか、近年ではその他の各種メディア関連事業やアド テクノロジー事業を幅広く展開しています。 本 社:東京都渋谷区神泉町8 -16 設 立:1999年10月8日 渋谷ファーストプレイス 資 本 金:9億2462万円 従 業 員 数:340名(2014年6月末現在) U R L : http://voyagegroup.com/ ( 取材日:2014年11月 ) P O I N T 「ECナビ」 のデータベース基盤を支えるOracle Database Appliance 最新機種へのシームレスな移行で 将来のサービス拡大への備えも万全 ポイント交換サービス 「ECナビ」 を運営するVOYAGE GROUPでは、同サービスの中核を担う ポイント/会員データベースにオラクルのアプライアンス製品 「Oracle Database Appliance (以下、ODA) 」 を利用しています。ECナビの予想を超える規模拡大と成長に対応するため、 同社はこのほど、利用していたODAを最新バージョンにアップグレード、最小限の手間と コストで既存サービスに影響を与えることなくデータベース増強を実現しました。 課 題 対 策 アプライアンスのメリットを 活かして効率的な データベース基盤移行を実現 ディスクリソースの拡張により サービス拡大に伴う トランザクション増に対応 1 2 3 Oracle Diagnostic Packの導入で データベース稼働状況の 広範な共有が実現 効 果 ユーザ数の急速な拡大により、ODA V1 各種対応策の中から最も確実かつ効率 実質わずか1ヵ月でODAのリプレースと のディスクI/Oのキャパシティに余裕がな 的な方法としてODAのバージョンアップ データ移行を完了 くなってきた を選択 将来の規模拡張に耐えられるだけのI/O ECナビの会員増キャンペーンを控えており、 最新バージョンの「ODA X4-2」を導入、 性能を備えたデータベース基盤を実現 トランザクション急増が予想された ディスクリソースを拡張 DB管理者だけでなくアプリケーション アプリケーションのチューニングによる対応 合わせてOracle Diagnostic Packを導 開発者もデータベース稼働状況を参照で を行うための時間が不足していた 入、データベース稼働状況を広く共有で きる環境を実現 きる環境を構築 ﹁ECナビ﹂のシステム構成 Case Study Oracle Database Appliance ECナビの急成長にデータベース 基盤のディスクI/O性能が・・・ 定稼働に影響を与えかねません。そこで同社は が、アプリケーションの これを機に、データベース基盤を早急に増強する テストに要した期間はわ ことに決めました。 ずか1、2週間ほどで済み ポイント交換サイト「ECナビ」の運営で広く知ら キャンペーン施策までに残された時間は2ヵ月 ました。おかげ でインフ れる株式会社VOYAGE GROUP。現在ではEC 余り。この実施に間に合わせるよう、なるべく短 ラの切り替えに手を煩わ ナビ以外にも、各種メディア関連事業やアドテク い期間で、しかもコストを極力抑えた方法を採る されることなく、アプリ ノロジー事業等を幅広く手掛ける同社ですが、 必要がありました。しかしアプリケーションの大 ケーションの開発に専念 ECナビも依然として同社の看板事業の一角を担 幅な改修や入念な動作確認を行う余裕はとても することができました。 い、急速な成長を続けています。そのECナビの なかったため、自ずとデータベース・ソフトウェア 駒崎大輔氏 根幹を支える「ポイントデータベース」と「会員 はODA V1と同じOracle Database 11gを継続 こうして無事稼働を開始した新データベース基 データベース」の基盤として、同社では2012年か 利用することに決決定しました。 盤は、現在に至るまで極めて安定して稼働してい らオラクルが開発/提供するアプライアンス型 一方、これを動かすハードウェア基 盤として ます。懸念だったI/O性能も、以前に比べ60%ほど データベース製品「Oracle Database Appliance は、かつてと同様に自前でサーバとストレージを 増加し、ますます会員増のペースが上がるECナビ (ODA)」を利用しています。ODAを採用する 調達することも選択 肢の1つとして考えたもの の規模拡張と機能強化に十分に対応できている に至った背景について、同社 システム本部 加藤 の、最終的に同社が選んだ手段は、ODAを最新 のはもちろんのこと、今回のリプレースを機に導入 謙一氏は次のように説明します。 バージョンの「ODA したOracle Databaseの分析用オプション機能 X4-2」にリプレースすると いうものでした。 「Oracle Diagnostic Pack」を活用することで、 加 藤 氏 それまではI A 「今後は運用部門だけでなく、開発部門において サーバ にO r a c l e 加藤氏 自前でハードウェアを調達する方法は動作 もデータベース稼働状況が広く共有されるように Databaseを自前で設 検証に時間がかかるため、スケジュール的に厳しいと なるのではないか」と駒崎氏は期待を寄せます。 定し、外部ストレージ装 判断しました。その点、ODAのようなアプライアンス 置と組み合わせて運用し 製品であれば、事前検証の手間を削減できますし、 駒崎氏 Oracle Diagnostic Packを使えば、デー ていましたが、よりコン 性能の見積りも正確に立てやすい。また、ODA V1で タベース管理者に都度尋ねることなく開発者が自ら パクトに、かつコストを CPUコア数を増やすことも考えましたが、Oracle データベースの負荷状況を直接確認できるようにな 抑 えて 運 用したい との Databaseのライセンス・コストが高くなってしまい ります。これによって、アプリケーションの設計品質 ますし、 迫していたのはディスクI/OであってCPU も自ずと向上するのではないかと考えています。 ニーズから、ODAの初代 加藤謙一氏 バージョン(ODA V1)を導入しました。 リソースではなかったので、効果が薄いだろうと判断 しました。その点、ODAの最新バージョンである このとき、ODA V1のキャパシティを以ってす ODA X4-2はディスクを拡張できる仕様になってい れば、5年間は運用を続けられるだろうとの予測 ますから、我々のニーズを最も効率よく満たせる を立てましたが、ECナビのユーザ数の急速な拡 と考えたのです。 今回の経験を活かし、今後は 他システムへのODA適用も視野に ECナビのポイント・会員データベースをODA V1 からODA X4-2へリプレースしたことは、VOYAGE 大と、アプリケーションの機能拡充のスピードが 実質わずか1ヵ月で データベースの移管を完了 思いのほか速く、導入した翌年には早くもデータ ベースのキャパシティに余裕がなくなってきたと 加藤氏は続けます。 GROUPにとってODAが持つコストメリットや各 種ポテンシャルの高さをあらためて実感したきっ かけとなりました。同社では、この経 験を活か こうして同社がODA X4-2の導入を決めたの し、社内にある他のシステムやサービスでODA 加藤氏 特にディスクI/Oに余 裕がなくなって が、2014年5月半ばのこと。そして、ODA V1から の特性を発揮できるものがあれば、機を見つけ きたのですが、ODA V1はディスクの拡張ができ の入れ替えが完了し、本番稼働を開始したのが て導入を検討していきたいとしています。 なかったので、アプリケーションのチューニング 同年7月初め。その間わずか2ヵ月ほど、実質的 また、今回のODAリプレース・プロジェクトで で何とかしのぐしかありませんでした。しかし、 な移行作業はわずか1ヵ月で完了しました。加藤 提案から構築、サポートを担当したアシストの技 そんな「その場しのぎ」の対応にも限界を感じて 氏は、 「もし自前でデータベース基盤を構築して 術力や提案力について、加藤氏は次のように高 いました。 いたら、最長で6ヵ月はかかっていたであろうこ く評価します。 とを考えると、極めて短期間でリプレースできま 運用していたODAを最新バージョンの 「ODA x4-2」へリプレース した」と振り返ります。 加藤氏 アシストさんには、ODAを導入する以前 また、同社EC事業本部 エンジニア 駒崎大輔 からOracle Databaseのサポートでお世話に 氏によると、インフラ部門だけではなく、アプリ なっていますが、いつも迅速に対応していただい 折りしもその頃、ECナビの会員を増やすため ケーションの開発/運用部門に与える影響も最 ているのでとても助かっています。今後はODA のキャンペーン施 策が 打たれようとしていまし 小限で済んだようです。 やOracle Databaseに限らず、弊社のニーズに た。ただでさえデータベースのI/O性能に余裕が 合致する製品やソリューションがあればぜひアシ ないところに、すでに400万人を越えていた会員 駒崎氏 Oracle Databaseのメジャー・バージョ ストさんに提供していただき、これまで同様に質 数がさらに一気に増加しては、データベースの安 ンが11gのまま変わらなかったこともあります の高いサポートをお願いしたいと考えています。 お問い合わせは 株式会社アシスト URL http://www.ashisuto.co.jp/product/category/database/oracle-database-appliance/ E-Mail [email protected] 東 京 〒1 0 2 - 8109 東 京 都 千 代 田 区 九 段 北 4 - 2- 1 市ヶ谷 東 急ビル TEL:03-5276-3653 大 阪 〒5 3 0 -0 0 1 1 大 阪 市 北 区 大 深 町 4 -2 0 グランフロント大阪タワーA 13F TEL:06-6373-7113 札 幌 〒060- 0 0 0 3 札 幌 市 中 央 区 北 3 条 西 4- 1 - 1 日本 生 命札 幌ビル 1 3 F T E L : 0 1 1 - 2 8 1 - 1 1 6 1 広 島 〒7 3 0 -0 0 1 1 広 島 市 中 区 基 町 1 2 -3 C OI 広 島紙屋町ビル 3F TEL:050-3816-0974 仙 台 〒980- 0 0 1 3 仙 台 市 青 葉 区 花 京 院 1 - 1- 2 0 花 京 院スクエア 1 9 F TEL:050-3816-0970 福 岡 〒8 1 2 -0 0 1 3 福 岡 市 博 多 区 博 多 駅 東 2 -6 -1 九勧筑紫通ビル 9F TEL:092-481-7156 TEL:052-232-8211 沖 縄 〒9 0 0 -0 0 1 4 那 覇 市 松 尾 1- 10- 24 ホークシティ那覇ビル4 F TEL:050-3816-0976 名 古 屋 〒4 6 0 - 0003 名 古 屋 市 中 区 錦 1 - 11- 1 1 名 古 屋インターシティ 4 F 金 沢 〒920- 0 8 5 3 金 沢 市 本 町 2- 1 5 - 1 ポ ルテ金 沢 8 F TEL:050-3816-0972 ※本事例は取材時の内容に基づくものです。 ※製品内容は、予告なく変更される場合があります。 ※記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。 Ora_007_DEC14
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