少し早いですが、お店のディスプレイはすっかりクリスマス一色に 染まってきました。 12 月 24 日までそれが続き、それが終わると一気にお正月 のディスプレイにかわります。 今年も残りわずかですが、体調にはくれぐれもお気を付けください。 1.クレナフィン爪外用液10%について 2.平成 27 年 1 月 1 日より難病の医療費助成制度が変わります。 1.クレナフィン爪外用液10%の入力について 2014 年 9 月 2 日にクレナフィン爪外用液10%が薬価収載されました。 日本初の外用爪白癬治療剤だそうです。 クレナフィン爪外用液10%について、 処方箋に様々な記載がされているという お問い合わせをよくいただきます。 以下はクレナフィン爪外用液10%が 1 本 処方された際の処方箋の記載例です。 記載例1) Rp.クレナフィン爪外用液10% 記載例2) Rp クレナフィン爪外用液10% 記載例3) Rp.クレナフィン爪外用液10% 1本 4ml 3.56g 特に記載例2の記載が多いようです。 さて、実際にレセプトコンピュータに入力する場合ですが、以下の様に入力する必要が あります。 ◆レセプトコンピュータへの入力 (1 本処方された場合) クレナフィン爪外用液10% 3.56g POINT 請求に使用する薬剤料の計算は、薬価収載単位ごとで行います。 クレナフィン爪外用液10%は 1gあたり 1657.5 円 で薬価収載されています。 そのため、レセプトコンピューターへの入力はg単位で行う必要があり ますのでご注意ください。 2.平成27年1月1日から難病の医療費助成制度が変わります。 「難病の患者に対する医療等に関する法律」が、平成27年1月1日から施行となり、 新たな難病医療費助成制度が実施されます。 (1)対象疾患の拡大 (2)指定医療機関・指定医の指定 (3)月額自己負担限度額の金額・算定方法の変更 (1)対象疾患の拡大 難病の中で医療費助成の対象となる疾患が現在の56疾患から約300疾患に拡大されます。 まず先行して平成27年1月1から約100疾患が対象となり、平成27年夏頃に約300疾患に拡大 される予定です。 <対象疾患については下記 URL を参照> http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000061955.pdf 新制度における医療費助成の対象患者の認定基準について、それぞれの疾患の特性に応じた重症度分 類等を組み込んで設定することとなりました。それにより、現行制度で医療費支給認定されていた患者 様であっても切替を申請しなかった場合、新制度による新規申請になるため新たに設定された認定基準 を満たさず、医療費助成の対象者として認定されない場合があります。 (2)指定医療機関・指定医の指定 指定医療機関、指定医については、平成27年1月1日以降、都道府県が指定した指定医療機関、指 定医に限定されます。 難病の診療を行っている医療機関様等におかれましては、指定を受ける為の申請手続きを行ってくださ い。※申請手続きについては各都道府県にご確認ください (3)月額自己負担限度額の金額・算定方法の変更 平成26年12月末までに現行の特定疾患制度の新規申請又は切替交付の申請をした場合、 「既認定 者」として3年間の経過措置が適用されます。1月以降に申請された場合は、新制度における新規申請 となり、 「既認定者」とはなりません。 ◆新たな医療費助成における月額自己負担限度額表 患者負担割合 2割 自己負担限度額(外来+入院+薬代+訪問看護ステーション) 階層区分 階層区分の基準 新制度による新規認定者 既認定者(経過措置3年間) 高額 一般 かつ 人工呼吸器 一般 現行の 人工呼吸器 重症患者 長期 生活保護 低所得Ⅰ — 本人年収 市町村 ~80万 等装着者 等装着者 0 0 0 0 2.500 2,500 1,000 2,500 民税 一般所得Ⅰ (世帯) 0 2,500 非課税 低所得Ⅱ 0 本人年収 80万円超 市町村民税 課税以上 7.1 万円未満 5.000 5,000 5,000 1,000 10,000 5,000 5,000 20,000 10,000 10,000 30,000 20,000 20,000 市町村民税 一般所得Ⅱ 7.1 万円~25.1 万円 5,000 未満 上位所得 市町村民税 25.1 万円以上 ※各レセコン、電子カルテ上での操作手順については別途ご案内させて頂きます。
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