第 34回)JA金融問題研究会 - 一般社団法人 農業開発研修センター

平成26年11月
各団体・機関の責任者
各位
一般社団法人
会 長 理 事
[公
印
農業開発研修センター
小
池
恒
男
省
略]
平成26年度(通算第34回)JA金融問題研究会の開催について
拝
啓
時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、当センターでは、地域農業の振興・活性化とJAの改革に貢献することを基本目
的として、農業・農村の情勢や現場の様々なニーズを踏まえて、各種の研究会(研修会)
を毎年開催しており、全国各地から多数の方々にご参集いただいております。
そこで、「趣旨」に示しているとおり、今年度は、第26回JA全国大会決議と現行
「JAバンク中期戦略」(平成25年度~平成27年度)を踏まえ、組織基盤・事業基盤の構
造変化と先の「農協改革」の動きを見据えつつ、次代へつなぐ信用事業のあり方をどう考
えるか徹底討論し、解明することをねらいに、別紙要領のとおり開催します。
つきましては、業務ご多忙の折とは存じますが、貴団体・機関の関係者のご参加につき
格別のご配慮を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬
具
農業開発研修センター事業案内
当センターは、学界の研究成果を、現場の農業・農村が直面する課題解決に積極的に役立てる狙いをもって昭和42年
に設立、翌年に農林省から社団法人の認可を得ました。また、公益法人制度改革により、平成25年4月から一般社団法
人に移行しました。ただし、これまでの取り組みと同様、全国を活動領域として、地域農業・農村の振興・活性化とJ
Aの改革・発展に貢献することを目的としています。
当センターは、農業理論と政策の開発、農業団体の強化、指導者の育成をモットーに、基本姿勢は地方(京都)に本
部を置いている利点を活かして、地域重視・現場重視の旗を高くかかげて事業活動に取り組んでいます。
調査研究
国や地方公共団体、JAグループ等の委託により、あるいは当センター独自の計画によって、地域農業
振興問題やJA問題等農業・JA全般に関する各種調査研究事業を実施
調査診断
地域農業やJAの診断・助言、地方自治体の基本構想づくりやJAの「運営基本構想」・「中期経営計画」
策定、「地域農業振興計画」策定の支援・指導を実施
相談受託
地方自治体の管理職層やJAトップ層等委託者の悩みを受け止め、指導・アドバイスを行うとともに、
業務に関する企画・運営の継続的支援を実施
研
修
地域農業の振興にかかわる行政担当者、JAやその他農業団体の役職員育成のための教育・研修を実施
情報提供
機関誌『地域農業と農協』(年4回)や調査研究報告書等を発行。ホームページによる情報提供、講師
の紹介・斡旋等を実施
農業簿記
表
彰
農業簿記を記帳し、活用している優良農業経営を表彰。次代を担う農業者の育成に貢献
調査研究・診断事業受付中
当セン ターでは、 現在、調査 研究・ 診断 ・相談 受託事業を 受け付けて おりま す。特に調 査診断事業では、市
町村・J Aの「地域 農業振興計 画」や JA の「中 期経営計画 」策定の支 援、さ らに卸売市 場の経営にかかる各
種計画の策定について助言・指導を行っております。
ぜひ、当センターをご活用ください。詳しくは調査研究課までお問い合わせください。
平成26年度研究会開催実施状況
当センターでは、農林行政担当者、JA関係者、農業指導者の人材育成に寄与するために各種研究会・研修会を開催
しています。
農協問題総合研究会(開催終了)
時期: 7/16(水)~18(金)
27都道府県75人
自治体・JAの地域農業支援に関する研究会(開催終了)
時期: 8/ 7(木)~ 8(金)
28都府県62人
農産物流通研究会(開催終了)
時期: 9/17(水)~19(金)
19都府県48人
JA共済総合研究会(開催終了)
時期:10/23(水)~25(金)
22都府県69人
農業の成長産業化と農業・農協改革に関する特別研究会(開催終了)
時期:11/19(水)~21(金)、22都府県・48人
地域農業振興に関する研究会
時期: 2/18(水)~20(金)
開催地:京都
地域農業振興計画立案・推進関係者の資質の向上を狙いとするとともに、地域農業振興・活性化の課題と対応方向
を解明するため、先進事例の報告や専門研究者等からの報告と重要課題をテーマにしたシンポジウム方式を採用して
実施する。
※
日程等が変更になった場合は、随時HP等においてお知らせします。
平成26年度(通算第34回)
JA金融問題研究会開催要領
主催:一般社団法人
≪趣
農業開発研修センター
旨≫
わが国経済は、アベノミクスによる景気好転の兆しが見えてきたものの、4月の消費税値上げによる駆
け込み需要の反動や内需の低迷と輸出の伸び悩みなどにより、楽観視できない見通しにあります。また、
人口減少が著しい地方ではさらに深刻であり、アベノミクスの柱として議論が進んでいる「地方創生」が
地域経済の活性化につながることが強く期待されます。
こうしたなか、規制改革会議第2次答申を受けた「規制改革実施計画」(6月14日)に基づき、政府は
農業の成長産業化に向けて、総合JAの営農経済事業強化や中央会・連合会の組織変革等の「農協改革」
を求めており、農協法改正の検討も進めています。先の改革提案では、信連・農林中金については事業譲
渡や代理店化も求められており、総合JAのあり方が根本的に問われています。
そこで、本研究会では、第26回JA全国大会決議と現行「JAバンク中期戦略」(平成25年度~平成27
年度)を踏まえ、組織基盤・事業基盤の構造変化と先の「農協改革」の動きを見据えつつ、次代へつなぐ
信用事業のあり方をどう考えるか、徹底討論し、解明することをねらいに開催します。
≪概
要≫
1日目の報告Ⅰは、国民と農業・農協等との分断をねらいとした今回の政府による農協攻撃の本質につ
いて、政府の一連の改革提案に警鐘を鳴らしてきた研究者から報告していただきます。
報告Ⅱは、近年の金融をめぐる情勢をにらみ、他業態がどんな新しい取り組みに挑戦しているのか、金
融情勢や金融機関の分析を専門とする専門家から報告していただきます。
報告Ⅲは、他業態から学ぶとして、厳しい環境変化を踏まえ、今後の経営戦略と地域社会に果たすべき
役割を明確にし、活力ある取り組みを積極的に進める信用金庫から報告していただきます。
シンポジウムの基調報告である報告Ⅳは、政府の「農協改革」の批判的検討を踏まえながら「次代へつ
なぐ協同」のための自己改革のあり方について提起していただきます。
加えてシンポジウムでは、昨年度に引き続き、「次代へつなぐ信用事業戦略を考える」をテーマとし、
JAの総合力をどのように発揮するのか、基調報告と2つの報告を手掛かりに、徹底討論し、最後に座長
から全体を総括していただきます。
≪お願い≫
本研究会は、地域農業・農村の活性化に向けての企画ならびに現場指導の立場にある皆様に示唆に富む
ようテーマ設定に工夫を凝らし、実践で成果をあげている現場の方々や現場の事情に詳しい専門の研究者
など、第一線でご活躍中の適任者の方々を講師として招聘し、開催いたします。
なお、本研究会の開催期間中に懇談会を予定しておりますので、講師との交流のみならず、参加者相互
の情報交換や交流の場としてもご活用いただきたいと考えております。是非、ふるってご参加ください。
期
間:平成27年1月22日(木)~23日(金)
会
場:京都JA会館
5階
501会議室
京都市南区東九条西山王町1番地(農業開発研修センター直通
JR京都駅八条東口より徒歩約5分(別図参照)
対
℡ 075-681-4297)
象:①単協、都道府県中央会・信連、全国中央会・農林中金等の役職員
②都道府県などの地方自治体のJA指導担当部署の職員
③その他、関連する農業団体・行政機関などの役職員
定
員:100名
参加費:(会
員)40,000円
(非会員)50,000円 (消費税等を含む)
会員参加費は、農業開発研修センター会員所属者および平成25年度以前からの会友(個
人会員)です。なお、会員加入の有無につきましては事務局までお問い合わせください。
※
懇談会参加の場合は、参加費の他に5,000円(消費税等を含む)が必要です。
(開催日:1月22日(木) 17:30~19:00)
日 程:
≪第1日目≫
1月22日(木)
13:00~13:10
開会あいさつ
一般社団法人農業開発研修センター
会長理事
小池
恒男
13:10~13:20
オリエンテーション
一般社団法人農業開発研修センター
常務理事
瀬津
孝
13:20~14:40 報告Ⅰ
『戦後レジームからの脱却農政』と「農協改革」の行方
(うち質疑応答約10分)
大妻女子大学
社会情報学部
教
授
田
代
洋
一
氏
○総合農協解体とする農協攻撃がなぜ浮上したのか-農協攻撃のねらいと思想-
○信用事業分離論の本質は何か
○国民と農業・農協等との分断をねらいとした「戦後レジームからの脱却農政」を跳
ね返すために
14:40~14:50
休
憩
14:50~15:50 報告Ⅱ
最近の金融情勢と他業態の挑戦
(うち質疑応答約10分)
株式会社農林中金総合研究所
調査第一部
主事研究員
長谷川
晃
生
氏
○最近の金融をめぐる情勢と今後の見通し
○最近の他業態の先進的な取り組みをどうみているか
○農業融資への取り組みの変化と特徴は何か
15:50~16:00
休
憩
<他業態から学ぶ>
16:00~17:00 報告Ⅲ わが信金の将来ビジョンと経営戦略 -CS活動を通した信金の戦略-
(うち質疑応答約10分)
大垣信用金庫
常務理事
杉
原
卓
二
氏
○大正13年創立。店舗数30店3出張所、預金5,086億円、融資2,601億円(自己資本比
率12.57%)(平成25年度実績)
○地域の活性化に果たすわが信金の経営戦略とその取り組み
-わが信金がめざすビジョンと実現への挑戦-
○顧客・地域社会・当金庫がともに栄える「三方よし」の経営方針と本部・営業店が
連携した出向く訪問活動「九十九折訪問」による課題の把握と提案への取り組み
つづらおり
17:00~17:30
休
17:30~19:00
懇談会(ホテルセントノーム京都)
○講師及び研究会参加者の意見交換
○参加者相互の交流(名刺交換)
≪第2日目≫
憩・移
動
1月23日(金)
<シンポジウム基調報告>
9:00~10:30 報告Ⅳ 「次代へつなぐ協同」のための自己改革を問う
(うち質疑応答約10分)
滋賀県立大学
環境科学部
教
授
増
田
○政府の改革提案に対する批判的検討
-「農協改革」によるJAグループのかたちとガバナンス問題-
○近年の組合員の多様化・異質化の進展とJAのガバナンスのあり方は
○「農協改革」における制度改正の評価と展望
10:30~10:50
休
憩
佳
昭
氏
シンポジウム『次代へつなぐ信用事業戦略を考える
-総合力をどう発揮するか- 』
10:50~11:00
座長解題
神戸大学大学院
農学研究科
教
授
高
田
理
氏
雄
氏
○シンポジウムで明らかにしたいこと
○2つの実践報告の関連と意味付け
実践報告
わがJAの次代へつなぐ信用事業戦略は何か
○JAの総合事業を活かした取り組み
○組織基盤強化に果たす支店の役割
○総合相談機能の強化
○支店協同活動やCS・ES活動への取り組み
○農業融資や新規就農者支援への取り組み
など
11:00~12:00
実践報告Ⅰ
福島県
伊達みらい農業協同組合
金融共済部
部 長
舟
山
悦
○平成7年に誕生した1市2町を区域とする広域合併JA。組合員総数30,333名(う
ち、正組合員11,173名)、貯金1,463億円、貸出金348億円、長期共済保有高7,583億
円、販売品販売高74億円、購買品供給高81億円(平成25年度実績)
○CS・ESプロジェクトによる全事業への実践の徹底および「農業金融よろず瓦版
コーナー」による農業金融の情報提供
○挑戦と改革による金融事業の目標達成システム構築のポイント
-プロセス管理による達成指導およびCDP導入による職員育成-
12:00~13:00
13:00~14:00
昼
食
実践報告Ⅱ
愛知県
あいち知多農業協同組合
金融部
部 長
森
下
洋
市
氏
○平成12年に誕生した5市5町を区域とする広域合併JA。組合員総数69,212名(う
ち、正組合員17,115名)、貯金10,041億円、貸出金1,938億円、長期共済保有高
21,047億円、販売品販売高88億円、購買品供給高87億円(平成25年度実績)
○営農資金支援等の充実・強化による新規就農支援への取り組み
○部門間連携による相談機能の強化-CS・ESの導入によるJA総合力の発揮-
14:00~14:20
休
憩
14:20~15:20 討
論
(座
長)前 掲
(総括コメンテーター)一般社団法人長野県農協地域開発機構
主任研究員
15:20~15:30 総括(座長)
15:30~15:40
閉会あいさつ
一般社団法人農業開発研修センター
高田
理
氏
西井
賢悟
氏
常務理事
注)講師の都合等により、報告時間等に若干の変更がある場合があります。予めご了承ください。
瀬津
孝
東日本大震災義援金の募集と寄付について:
全ての研究会の開催期間中には参加者からの募金を受け付け、取りまとめて寄付させていただきま
す。
懇 談 会:
講師及び参加者の意見交換の場として設営しております。参加は自由としておりますが、参加者の
交流の場として、積極的な参加を期待しております。
参加をご希望の方は、参加申込書に必要事項をご記入のうえ、参加費とともに懇談会費をお振り込
みください(原則として申込後の変更は認めておりません)。
と
き:1月22日 17:30~19:00
懇談会費:5,000円(消費税等を含む)
宿舎の案内:
本研究会へご参加の方に宿舎の案内をしております。
エルイン京都(別図参照)
京都市南区東九条東山王町13
℡ 075-672-1100
◯宿泊料は、シングル6,400円(税込み・サービス料なし/1泊)です。
◯宿泊の予約は申込順とし、満室になり次第締め切ります(満室の際は連絡いたします)。
◯ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入ください。
◯変更等は下記事務局にご一報ください(所定のキャンセル料が必要な場合があります)。
◯宿泊料はチェックイン時にお支払いください。
申込方法:
①参加申込書に必要事項をご記入のうえ、ファクシミリで送信してください。また、参加費を下記
の口座に送金してください。
○
○
京都府信用農業協同組合連合会(京都信連)
本
店
当座預金
京 都 銀 行 京都駅前支店
普通預金
口座番号:6373291
口座番号:3164073
口座名義:一般社団法人農業開発研修センター
よ
み:シャ)ノウギョウカイハツケンシュウセンター
※内国為替取扱規則(銀行間の統一ルール)に従い、よみは今までどおりです。
②申込締切日:1月15日(木)17:00
(定員になり次第、申込みを締め切ります。お早めにお申し込みください。)
③会員加入の有無が不明の場合及び参加費の前納が不可能の場合などはご連絡ください。
④開催要領及び申込書は、当センターのホームページ(http://www.agridtc.or.jp)からダウンロード
することもできます。
受理通知:
参加申込書を送信された方に受理通知書をファクシミリで送信します。
農業開発研修センター
行き
<FAX:075-662-0078>
平成26年度(通算第34回)JA金融問題研究会参加申込書
〒
TEL
FAX
ご 住 所:
貴機関名:
ご記入者(部課名)
(お名前)
ふ
部 課・役 職 名
<
金
記
融
入
例
課
>
長
り
が
な
参 加 者 氏 名
けんしゆう
研
修
た ろ う
太
郎
懇
談
会
出
欠
宿泊斡旋希望(希望日に○)
21日(水)
22日(木)
23日(金)
前日
開講
閉講
お
煙
草
出
・
欠
喫煙
・
禁煙
出
・
欠
喫煙
・
禁煙
出
・
欠
喫煙
・
禁煙
出
・
欠
喫煙
・
禁煙
出
・
欠
喫煙
・
禁煙
出
○
・
欠
○
○
喫煙
・
禁煙
<送 金 状 況>
1.振込(予定)先 ・・・・・・ イ.京都信連
2.振込(予定)日 ・・・・・・
ロ.京都銀行(該当する記号に○印をつけてください)
月
日(宿泊料は振り込まないでください)
注1)必要事項を丁寧にご記入のうえ、ファクシミリで送信してください。
≪研究会参加及び宿泊は、申し込み順に受け付けます。定員に達した時点で締め切り、受付で
きなかった方には連絡いたします。≫
2)懇談会の出欠については、上記の(出・欠)のいずれかに○印を付してください。
≪ご出席の場合、懇談会費5,000円は、参加費とともにお振り込みください。≫
※
ご記入いただいた情報は、研究会の受付事務、参加者に配布する名簿作成、以後の研究会の案内等のために
使用するものであり、それ以外の目的で使用することはありません。