21年度の活動報告と今後の課題

21年度活動報告と今後の展望
代表 大石 寛道
平成17年度に設立された当会も、5年を経過しました。今回は、平成21年度の活動状況と今後
の展望について報告します
まず、21年度(昨年)の活動を振り返って見ますと、出前講座での水質試験の指導が3校(枚方市
某小学校及び東大阪市の2某小学校ともに4年生の社会科授業)その内2校は合わせて水みらい
センターの見学のお手伝いも含めて実施しました。
他に渚水みらいセンターで大阪府が継続して実施している高度処理水を使用した環境学習「渚体
験田」での田植え学習指導と稲刈り学習指導のお手伝い2回、合わせて5回の活動を行いました。
会員の参加は5回で延べ29名の参加となりました。
活動内容は、ここのところ同じような内容になっておりますが、一昨年は7回で延べ44名、昨年はそ
れに比して逓減しています。3年前の実績と比べると半減の状況になっています。
21 年 6 月 なぎさ水みらいセンター体験田(田植え)でのボランティア活動
大阪府における我々ボランティアの支援の対象となる行事が少なくなっていることが一番の原因だと考
えていますが、一方、大阪府と我々OB との関係にも少なからず変化が見られ、今までのボランティア
活動の曲がり角であるとも思われます。
元来、当ボランティアの発足は大阪府との連携により、大阪府が行う下水道事業の推進や災害対
策を推進し、大阪府からの要請に伴う広報・研修・啓発活動等々を支援することを主眼としています。
しかし、要請に基づいて実施している限り、行政内の予算上の事情などに左右されることにならざるを
得ない。また、我らが企業従事者であれば、行政機関である大阪府との関係の変化も無関係では
あり得ないのではないか。
当会としては、それらの状況の変化に大阪府の流域下水道事業の支援にとどまらず、環境全般への
係りに広げていくこととしたわけです。
会員の一年間の議論を経て、
○ 会員相互のネットワークを通じた自己研鑽および情報発信
○ 下水道・環境を理解してもらうための自主的啓発活動の企画
以上の活動を規約に加えることとなり、会員の承認を得て動きだしたところである。
その取り組みの一つとして、先ずは当会のホームページを開設することとした。
ボランティア会員自身の自主的啓発と、我々がお世話になった社会との関係を持続していくという考
え方の基に、情報提供によって社会への貢献が出来ることが最大の目標に努力していくこととしまし
た。
余談ながら、大阪府という行政の中、官の立場に居た者が、退職後も社会人として世の中の役に立
つことが出来るように、と、このホームページの愛称を「ポスパブ」と名付けました。
会の現況について報告します。
22年度の総会は、4 月 16 日(金)以和貴荘にて開催されました。今年度の会員数は53名です。
総会には36名の参加を得ました。
会議では昨年度の活動報告、今年度の活動方針に基づく決算・予算の審議がなされました。
今回の総会はこれからの会のあり方に(特にホームページの開設)などにより規約の改正についても議
論し全会員同意を得ることが出来ました。
役員については前代表加賀山氏から、大石が引き継ぎ、田中副代表・足立副代表、会計に島氏・
幹事には浜氏・伊藤氏また会計監事には高村氏ということで昨年より1名減ながら全員再留任され
たことになりました。会の運営を担って参ります。
総会終了後会員研修会ということで、大阪府都市整備部下水道室長の大屋氏のご講演をいただ
きました。この時期、府(現役)と府 OB の少なからずの「隙」が生じようとしている中で、温かい励ましを
いただきました。
懇親会での会員の議論も、“ボランティアとは何か、特に府との関係について考えさせられる意見が多
く、一人一人の会員の思いと期待に応えていくことの重さを感じた次第です。
会の存続にも議論がありました。この頃の傾向として、府退職者も再任用で大阪府に引き続き勤務
される方が増えてます。企業を退職されても再任用を退職されても継続していただけるのがボランティ
アだと思いますし、そういう運営が大事ではないかと思います。
皆様のご協力をお願いします。