情報活用コースQ&

普通科情報活用コースQ&A
愛知県立尾西高等学校
平成21年4月に設置された情報活用コースについて、よくある質問をQ&Aという形でまとめてみ
ました。進路決定の参考になるように願っています。
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「情報活用コース」のねらい
Q1 情報活用コースのねらい・特徴は何ですか?
A
コンピュータ関係の知識と技術の習得を目指しています。コンピュータに強い
関心を持ち、将来、情報の資格取得や実践的能力を身に付けようと考えている人
に、最適のコースです。
Q2 情報活用コースのメリットは何ですか?
A
進学する場合にも就職する場合にも役立つ、コンピュータを活用できる能力を身に付けることがで
きます。具体的には、次のようなメリットがあります。
① 情報の基礎から発展までさまざまな分野を勉強して、情報分野で活躍する人材のスタートにな
るような勉強ができます。
② 卒業後すぐ必要になる「ワード」「エクセル」などを使いこなせるよ
うになります。
③ 「パワーポイント」の操作方法と実習も行い、自分の言葉で発表でき
るプレゼンテーションの実践力を身につけます。
④ 「フォトショップ」や「フラッシュ」で画像処理や表現力の勉強もして、ポスターやWebペ
ージに使える静止画、動画の作成ができるようになります。
⑤ LANの構築などネットワーク環境の構成等も学びます。
Q3 専門高校の情報関係学科とどう違うのですか?
A 専門高校の情報関係学科等においては、関連する工業や商
業の専門科目も学ぶことになりますが、普通科情報活用コース
ではコンピュータ関連の授業に限って13単位程度を学習し
ます。専門高校の専門学科では3年間で25単位(1単位あた
り週1時間の授業を実施)以上の専門科目を学びますが、情報
活用コースでは3年間で13単位程度です。
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「情報活用コース」の学習内容
Q4 情報活用コースでは、どのような科目を勉強するのですか?
A
1年生では、「情報産業と社会」と「社会と情報」を4単位(週4時間)学習します。2年生から
は「情報とテクノロジー」「情報コンテンツ実習」等専門科目の学習をします。3年間で合計13単
位、実習中心の学習を行います。
Q5 情報活用コースで取得できる資格は何ですか?
A
在学中に目標とする資格は「パソコン検定準2級」などです。積極的に資格
取得を目指し、就職、進学時に有利になるようにしてゆきます。さらに、上級
資格として「基本情報技術者試験」「ITパスポート」などがあります。上級
者には積極的に資格取得の受験を勧めるとともに、長期休業中などにそのため
の学習会を行っていきます。
Q6 情報活用コースでないと、情報の勉強はできないのですか?
A 普通コースでも1年生で.「社会と情報」2単位(週2時間)
を学習します。
Q7 情報活用コースの授業はどのようにして行われますか?
A
情報の専門科目の授業は、生徒20人のクラスを2クラス編
成し、情報活用コース専用に整備されたコンピュータ室で、一
人一台のコンピュータを使用した授業を行います。
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入試及び合格者発表に関して
Q8 情報活用コースの募集定員は何人ですか?
A
40人です。
Q9 募集の方法はどうなりますか?
A
普通科として160名を一括募集します。その中から「情報活
用コース」に40人、「普通コース」に120人が配属されます。
Q10 入学試験や面接に何か変更はありますか?
A
一括募集ですので、推薦入学、一般入学ともに普通コースと同じ検査を行います。
Q11 受検をするとき、どのように情報活用コースの希望を出すのですか?
A
情報活用コース希望者も普通コース希望者も、全員が『入学願書』と一緒に『コース選択希望票』
(コース選択に関する書類)を提出してもらいます。推薦入学でも、一般入学でも、提出が必要です。
選択としては、以下の3パターンです。
①普通コースを希望する
②情報活用コースを希望する
③どちらでもよい
※ 詳しくは、秋に示される来年度の入試要項をご覧ください。
Q12 コースの志望状況を知る方法はありますか?
A
応募状況は、愛知県教育委員会のホームページや新聞発表の応募状況で確認することができます。
Q13 志願変更と同様にコース希望の変更もできますか?
A
希望を尊重するという観点から、できるだけ対応できるようにしてい
きたいと考えています。ただし、所属コース決定後の変更には応じられ
ません。
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合格者決定、コース決定の方法、及び入学後のコース変更について
Q14 情報活用コースの希望の有無によって、入試で有利・不利はありますか?
A
推薦入試でも一般入試でも、合否決定に差がつくことはありません。
Q15 合格発表は、コース別に行われますか?
A コース別ではありません。普通科として一括して合格者
を発表し掲示します。
Q16 情報活用コースを希望した場合、情報活用コースに入
れたかどうかはいつ分かりますか?
A 推薦入試、一般入試それぞれの合格者発表日に、合格者
の発表と合わせて、出身中学校長を通して本人に通知します。
Q17 合格はしたけれども情報活用コースに入れなかった場合、辞退できますか?また、その後どうな
りますか?
A
合格辞退の手続きが必要になります。合格し、入学
を辞退しますので、公立高等学校への2次選抜の出願
はできなくなります。こうしたことは望ましいことで
はありませんし、情報活用コースに入れなくても前に
述べたように1年生で全員「社会と情報」を学ぶこと
ができ、部活動でコンピュータ部に入部して情報活用
について学ぶことも可能です。できれば辞退は避けて
いただいた方がよいと思います。
Q18 情報活用コースの希望者が多かった場合、どのよ
うにして所属を決めるのですか?
A
情報活用コースの希望者が定員を上回った場合、情報活用コースに入れないことがあります。ただ
し、その場合は普通コースでの合格となります。所属コースの決定は、基本的に成績と面接結果など
を総合的に判断して行います。なお、推薦入試での入学者は希望通りのコースになります。
Q19 情報活用コースの希望者が少なかった場合、希望していなくても情報活用コースに入ることがあ
りますか?
A
原則として、希望していない人を情報活用コースに入れることはありません。「コース選択希望票」
に、希望コースを記入することになっています。希望者が少なかった場合は、「どのコースでも構い
ません」を選択した受検生の中から、情報活用コースに配属していきます。
Q20 入学後(進級時)にコース変更はできますか?
A
定員や施設設備上の問題がありますので、基本的には行わないと考えてください。しかし、卒業後
の進路選択のためにどうしても必要な場合には、1年から2年への進級時にのみ、情報活用コースか
ら普通コースへの変更を、定員の範囲内で一部認めています。
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卒業後の進路について
Q21 情報活用コースに入ると、大学進学はどのようになりますか?
A
理系大学では情報系学部が選択できます。また、文系大学では経営学部や経営情報学部、他にも美
術系大学のCG関係学部が選べます。このコースでは、普通コースとは違って、情報科目が多い分だ
け入試関連科目の時間数が若干減りますが、取得資格や得意分野を生かすことで、推薦やAO入試な
どの多様な入試形態に対応していくことになります。尾西高校では、開校以来、進学指導のノウハウ
が非常に多く蓄積されており、進学希望者にはほぼ100%の進路実現率となっています。
Q22 情報活用コースに入ると、専門学校進学はどのようになりますか?
A
さらに資格を取っていきたいとい
う場合は、マルチメディア、CG、ア
ニメなどのコンピュータ関係の専門
学校。また、情報処理や経理、簿記関
係の専門学校などに進学することが
できます。
Q23 情報活用コースに入ると、就職は
どのようになりますか?
A
即戦力としての社会人を養成することも目指していますので、就職では取得した技能や資格を生か
していける事務職や営業職などを選択していくことになります。尾西高校は従来から企業との信頼関
係で非常に多くの求人が集まります。