アナリストメモ - エース証券

アナリストメモ
審査済 A
審査番号 TA14−274
(平成 26 年 11 月 25 日)
ACE Research Institute
アナリスト取材メモ(2014 年 11 月 18 日∼21 日)
ページ
2
銘
柄 (市場:コード)
リニカル(東 1:2183)
明治ホールディングス(東 1:2269)
3
エスアールジータカミヤ(東 2:2445)
エディオン(東 1:2730)
4
ユーグレナ(東 M:2931)
イーグランド(JQ:3294)
5
ジーンテクノサイエンス(東 M:4584)
河西工業(東 1:7256)
6
ヨロズ(東 1:7294)
三菱 UFJ フィナンシャルグループ(東 1:8306)
7
みずほフィナンシャルグループ(東 1:8411)
レーサム(JQ:8890)
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審査番号 TA14−274
(平成 26 年 11 月 25 日)
アナリストメモ
ACE Research Institute
リニカル(東 1:2183 851 円 時価総額 105 億円)
15/3 期 売上高 48.46 億円 営業利益 10.23 億円 当期利益 6.19 億円 EPS 54.3 円
前期比
+30%
+45%
+38% PER 15.7 倍
製薬会社から新薬の治験業務を請け負う。治験が手順書通りに遂行しているかを監視するモニタリン
グ業務(CRO)が主体。処方率を高めるための医薬品製造販売後調査(育薬)も立ち上がってきた。
①15/3 期 2Q は売上高 20 億円(+18%)、営業利益 2.9 億円(▲5%)。売上高はほぼ計画通り。
利益については、2Q は先行投資的に人員採用を進めることで赤字を計画していたが、費用の
一部が下期にずれ込んだことで、計画より赤字額は縮小した。通期計画の修正はない。
②売上高の大半を占める CRO 事業は製薬大手 4 社分が 7 割。10 月末の受注残高は 58 億円と
年商を上回る水準。また、創薬ニーズの高い癌と中枢疾患分野の受注が 6 割に達する。
③モニタリング要員は 232 人と、目標とする 270 人体制の構築が視野に入ってきた。
④国際共同治験の増加に対応するため、欧米アジアで拠点拡充を進めている。欧州は 11 月末に
治験支援会社を買収することで 110 人体制となる。アジアでは韓国と台湾に拠点を保有。
⑤早ければ、今年中に創薬ファンド事業が立ち上がる。バイオベンチャーが持つ初期段階の新薬
シーズを支援して、自社での開発受託に繋げる計画。
(池野)
明治ホールディングス(東 1:2269 10790 円 時価総額 8237 億円)
15/3 期 売上高 1 兆 1410 億円 営業利益 415 億円 当期利益 265 億円 EPS 360 円
前期比
▲1%
+14%
+39%
PER 30 倍
乳製品、菓子、健康栄養からなる食品セグメントと医薬品セグメントが柱。通期計画を上方修正。
①15/3 期 2Q 決算は売上高 5592 億円(▲1%)、営業利益 189 億円(+19%)となり、会社計画
(売上高 5550 億円、営業利益 144 億円)を上回った。特に、食品セグメントで利益率の高い製
品の比率が高まったほか、収益改善策が奏功し、原材料コスト増も想定を下回った。
②通期計画を上方修正、売上高+10 億円、営業利益+40 億円。
③ブルガリアヨーグルトはドリンクタイプが好調、健康訴求しやすい菓子類ではカカオポリフェノー
ルを含むチョコレートが伸びた。今後、市場拡大が見込まれる流動食は新工場の稼働で安定供
給体制を構築する。また、中国などアジア市場への展開で今期海外売上高は 610 億円に。
④ジェネリック&スペシャリティファーマを目指す医薬品の今期計画は売上高 1316 億円、営業利
益 76 億円。薬価改定の影響で減収減益を見込む。11 本の開発パイプラインの中で、最も進捗
しているのは統合失調症薬アセナピンで P3 が進行中。申請は来年を予定。
(池野)
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審査番号 TA14−274
(平成 26 年 11 月 25 日)
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ACE Research Institute
エスアールジータカミヤ(東 2:2445 1494 円 時価総額 335 億円)
15/3 期 売上高 360 億円 経常利益 37 億円 当期利益 22.3 億円 EPS 99.8 円
前期比 +11.1%
+23.1%
+25.9% PER 15.0 倍
建設用仮設機材レンタルの上場最大手。ホリー(建設仮設機材の製造販売)、石島機材(シールド工
事用仮設機材レンタル)、エム・ジー・アイ、アサヒ工業の M&A で業容拡大。ホリー・ベトナムを設立。
①15/3 期第 2Qは 12%増収の 163 億円、38%経常増益の 16.2 億円、純利益 53%増の 9.8 億
円。ホリーの架設機材や次世代足場Iqシステムの販売が伸長、レンタルも建築関連が高稼働。
環境関連の消費税影響、土木の稼動遅れはあったが、レンタル単価改善等で利益は上振れ。
②通期計画は据え置きだが、上振れ余地。建築関連のレンタル稼働率は高水準を継続、単価も上
昇傾向。販売はIq足場の引き合いが活発、通期売上高 30 億円、3 年後に同 60 億円を見込む。
Iqシステムは国交省の NETIS(新技術情報システム)に登録、公共工事等で積極活用の期待。
③17/3 期売上高 450 億円、経常利益 50 億円、当期利益 31 億円を目標。社会インフラの再整備、
震災復興の本格化、東京オリンピック等で事業機会が拡大。東南アジア中心にマーケティングを
開始、現法設立へ。韓国で安全性の高い足場の使用促進の動きがあり、Iqシステムの普及も。
(石飛)
エディオン(東1:2730 759 円 時価総額 850 億円)
15/3 期 売上高 7100 億円 経常利益 140 億円 当期利益 55 億円 EPS 51.0 円
前期比 ▲7.4%
▲5.9%
+6.8% PER 14.9 倍
関東以西を「エディオン」、北陸・北海道を「百萬ボルト」(サンキュー)のストアブランドで展開する家電
量販チェーン、リフォームに注力。店舗数は 1207 店(直営 429 店、FC778 店:14/9 月末)。
①15/3 期第 2Q は 3%減収の 3388 億円、53%経常増益の 60.3 億円、純利益 33%増の 39.1
億円。駆け込み需要の反動減、猛暑反動、天候不順で既存店は▲9.8%。粗利益率 28.4%
(+1.9p 改善)、販管費率 26.7%(+1.1p)。出店 10 店(直営 5 店)、閉店 14 店(同 10 店)。
②通期計画を修正、売上高▲600 億円、経常利益+2 億円。下期は既存店▲12%、粗利益率
26.3%(±0.0p)、販管費率 24.1%(+0.8p)を想定。出店 12 店(直営 7 店)、閉店 1 店を計画。
なお、エアコン、冷蔵庫を除いて、駆け込み需要反動減の影響はほほ解消としている。
③リフォームを中心とするエコ・リビングソーラーを成長の柱と位置付け、売上高 470 億円(+6%)を
計画。店舗の少ないエリアには E コマースの強化で対応、物流機能を拡充し、売上高 2.2 倍の
250 億円に拡大。本格普及期に入る 4K テレビ、シニア向け家電への取り組みを強化。
(石飛)
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(平成 26 年 11 月 25 日)
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ACE Research Institute
ユーグレナ(東 M:2931 1498 円 時価総額 1168 億円)
15/9 期 売上高 47 億円 経常利益 2.56 億円 当期利益 1.75 億円 EPS 2.26 円
前期比 +55%
+34%
+49%
PER 663 倍
機能性素材ユーグレナ(和名ミドリムシ)を食品や化粧品として展開。バイオ燃料の実用化も狙う。
①売上高は 13/9 期 21 億円→14/9 期 30 億円と増加する一方で、経常利益は 13/9 期 2.6 億円
→14/9 期 1.9 億円に減少。自社サイトでの定期顧客数増と化粧品ブランドの立ち上げが増収に
貢献する一方、広告費が 3 億円、開発費も 0.6 億円増加した。
②今期も積極的なマーケティング投資の推進で売上高 47 億円、営業利益 0.77 億円と増収減益を
見込むが、各種の補助金収入が得られるため、経常損益は 2.56 億円と増益になる計画。
③最近は各種メディアで紹介されるほか、TV 広告も開始した。利益率の高い製品を扱う自社サイト
での定期顧客数は前期末で 2 万人超と、1 年間で倍増以上。10 月は推定 2.7 万人に急増して
おり、今期末までに 5 万人達成を目指す。なお、来期は広告投資が減る可能性がある。
④イトーヨーカドーやファミリーマートへの展開で製品認知度を高め、通販サイトに誘導する戦略。
⑤ユーグレナを使ったバイオジェット燃料の開発については、2018 年の技術確立、2020 年の実
用化に向けて推進中。今期は実証プラントの着工を計画している。
(池野)
イーグランド(JQ:3294 736 円 時価総額 463 億円)
15/3 期 売上高 159 億円 経常利益 10 億円 当期利益 6.3 億円 EPS 99.9 円
前期比
+26.8
+6.6%
+7.8% PER 21.2 倍
首都圏を地盤に、中古住宅の再生販売事業を展開。販売価格 2000 万円以下の低価格帯物件が
中心。競売による仕入れが中心で、今第 2Q の仕入比率は約 66%。10/1 日、1 株→4 株に分割。
①15/3 期第 2Q は 20%増収の 73 億円、32%経常減益の 4 億円、純利益 23%減の 2.5 億円。
関西支店の本格稼動で販売数 358 件(+36 件)に増加、売上高は計画を上回った。首都圏の中
古成約件数の低迷で粗利益率が 16.3%(▲3.9p)低下したが、利益はほぼ計画水準に着地。
②仕入件数は 438 件(+103 件)と順調に増加、在庫は 71 億円(前期末比+6.5 億円)。在庫平均
保有期間は 5.9 カ月と適切にコントロール。通期計画は据え置き。下期は販売を加速、平均販
売価格 1900 万円、販売件数 465 件を計画。粗利益率は前年並みを想定している模様。
③中長期ビジョンとして、19/3 期売上高 300 億円を目標。名古屋、福岡、仙台など拠点の新設で
仕入・販売件数を拡大。首都圏では競売に加えて、人員の増強等で任売物件の仕入れを拡大。
優良な賃貸用不動産の取得も推進、将来の安定したストック収益基盤の構築にも取り組む。
(石飛)
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審査番号 TA14−274
(平成 26 年 11 月 25 日)
アナリストメモ
ACE Research Institute
ジーンテクノサイエンス(東 M:4584 2060 円 時価総額 49 億円)
15/3 期 売上高 3.10 億円 経常損失 9.46 億円 当期損失 9.48 億円 EPS−円
前期比
+3%
−%
−% PER−倍
バイオ後続品の開発が主体。
①15/3 期 2Q は売上高 1.45 億円、経常損益▲3.69 億円。10/14 日発表の修正値との比較では、
赤字額がやや縮小したが、通期計画の修正はなかった。9 月末の現預金残高は約 12 億円。
②抗癌剤治療時の白血球減少に有効なのが G-CSF 製剤。先発薬の特許は既に切れているが、
数百億円の国内市場がある。同社が扱うのはジェネリックの原薬で、富士製薬と持田製薬が
2013/5 月から国内販売を担っている。
③G-CSF が処方されている医療施設のうち 3 割がバイオ後続品を導入するとともに、同市場の 7
割を富士製薬と持田製薬の製品が占めている。今期は計画を上振れる可能性もある。
④腎性貧血薬や関節リウマチ薬など、G-CSF に続くバイオ医薬の後続品開発も進めている。
⑤短期収益源を確保するため、人工骨市場への参入を発表。国内医療機器ベンチャーのオルソリ
バースの第三者割当増資を引き受けるとともに、同社から仕入れた人工骨をジーンテクノサイエ
ンスのネットワークで米国販売する。米国の市場規模は日本の約 5 倍の 400 億円。
(池野)
河西工業(東1:7256 932 円 時価総額 368 億円)
15/3 期 売上高 1960 億円 経常利益 97 億円 当期利益 45 億円 EPS 119.6 円
前期比
+9.2%
+0.6%
▲23.6%
PER 7.8 倍
自動車内装部品メーカー。2014−2023 長期ビジョン KR10 で、売上高 3000 億円、営業利益率
8%の「グローバル・エクセレントカンパニー」を目指す。ONLY1 の技術力で、安全性・快適性を追及。
①153 期第 2Q は 18%増収の 1028 億円、32%経常増益の 54.3 億円、純利益 19%増の 33.3
億円。日産向け中心に全地域で増収。北米が 25%増収、営業利益 5.5 倍と拡大。アジアは
24%増収、6%営業増益。日本 3%増収、24%営業増益。欧州 11%増収、13%営業減益。
②通期計画は据え置きだが、上期の進捗率は売上高 52%、経常利益 56%、当期利益 74%。顧
客の生産台数の下振れ、原価低減要請や急激な円安も考慮したとしているが、保守的。通期の
前提レートは 1 ㌦ 103 円。地域別の状況を考慮すると、営業利益 110 億円前後への上振れも。
③KR10 第 1 期中期計画を策定、18/3 期売上高 2350 億円、営業利益率 6%を目標。受注確定
車種で売上高 1700 億円強、次期モデル車の受注獲得と新規顧客の開拓で達成を図る。北米、
アジアの取り組み強化。天井・サンバイザー製品を強化。原価低減と高付加価値化を追求。
(石飛)
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ACE Research Institute
ヨロズ(東1:7294 2037 円 時価総額 510 億円)
15/3 期 売上高 1470 億円 経常利益 78 億円 当期利益 42 億円 EPS 184.3 円
前期比
+7.7%
▲27.9%
▲31.9%
PER 11.0 倍
「サスペンションのヨロズ」と定評、主要な骨格部品を統合したモジュール製品等を供給。中国、インド、
タイ、米国、メキシコ、ブラジルに製造拠点。主要取引先は日産(65%)、ホンダ、トヨタ、いすゞ等。
①15/3 期第 2Q は 12%増収の 732 億円、53%経常増益の 43.6 億円、純利益 86%増の 23.4
億円。売上高、営業利益は過去最高。主力の日産向けに加え、ホンダ、トヨタ向けが伸長。価格
協力、新拠点の稼動費用、償却負担増を増収効果、合理化、金型利益増、円安等で吸収。
②通期計画を見直し、売上高▲10 億円、経常利益+15 億円、当期利益+8 億円。中国、タイの
売上減少、上期の為替差益を織り込み。下期の為替前提は対㌦ 100 円、1 元 16 円、1 レアル
40 円、1 ペソ 7.7 円など保守的。合理化の積み上げも期待できるため、上振れの余地がある。
③部品共通化や新興国向け低価格車への対応として、軽量・高剛性・低コストの実現に注力。開
発から生産まで一貫体制のグローバル開発・技術センター(YGCT)が稼動、生産性が 3 割改善。
圧入ロボットの内製、部品の無人搬送など生産の自動化を推進。先行的な製品開発も強化。
(石飛)
三菱 UFG フィナンシャルグループ(東 1:8306 671.0 円 時価総額 9 兆 5701 億円)
15/3 期 経常収益 5.6 兆円 経常利益 1.6 兆円 当期利益 9500 億円 EPS 67.0 円
前期比 +8%
▲1%
▲3% PER 10.0 倍
メガバンク筆頭。株主還元として、15/3 期は予想配当を 16 円から 18 円へ引き上げ、総額 1000 億
円を上限とする自己株取得を決議。
①15/3 期第 2Q の純利益は 9%増の 5787 億円、通期計画に対する進捗率は 60.9%。業務純益
は 523 億円増の 7773 億円。連結社数増など海外中心に経費は増加したが、資金利益が 1271
億円、役務等取引も 430 億円増加、全体を押し上げた。株式等関係損益は減益だが、与信費
用が改善、特別損失も海外案件により膨らんだが、税効果による影響で純利益は増益となった。
②14/9 月末の普通株式等 Tier1比率(同行試算)は 10.97%。
③通期の純利益計画(9500 億円)を据え置いた。引き続き、海外業務の拡大、国内の大企業向け
案件で、モルガン・スタンレーとの協働効果を見込んでいる模様。
(和田)
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ACE Research Institute
みずほフィナンシャルグループ(東 1:8411 204.2 円 時価総額 4 兆 9842 億円)
15/3 期 経常収益 3 兆円 経常利益 8500 億円 当期利益 5500 億円 EPS 22.3 円
前期比+2%
▲13%
▲20%
PER 9.1 倍
2013 年 1 月にみずほ証券とみずほインベスターズ証券が、同 7 月にみずほ銀行とみずほコーポレート
銀行が合併。銀行、信託、証券の一体化経営を、”One MIZUHO”の旗印のもとで推進。
①15/3 期第 2Q の純利益は 17%減の 3552 億円と減益ながら計画上振れ。通期計画に対する進
捗率は 64%。2 行合算の純利益は 709 億円減の 3007 億円でほぼ計画線。業務粗利益は顧客
部門の減少を市場部門が打ち返し 76 億円増の 7926 億円。顧客部門では、金利収支は国内の
減少を海外で吸収し増益だが、非金利が海外非日系のマイナスが響き、部門全体で減益。戦略
的投資による経費増で業務純益は 126 億円減の 3485 億円。株式等関係損益は 6 億円減に止
まり、与信費用も 38 億円改善したが、税効果の特殊要因の剥落により純利益は大幅減益。
②14/9 月末の普通株式等 Tier1比率(速報値)9.32%(優先株式含む同行試算 9.94%)。同社の
中期目標 8%以上を達成している。
③通期の純利益計画(5500 億円)を据え置き。与信費用の改善、株式等関係損益の増加を見る
一方、税率変更による影響を織り込んだ。
(和田)
レーサム(JQ:8890 1300 円 時価総額 599 億円)
15/3 期 売上高 360 億円 経常利益 68 億円 当期利益 55 億円 EPS 119.3 円
前期比+79.8%
+101.1%
+122.9%
PER 10.8 倍
個人富裕層に特化、収益不動産による資産運用商品の組成・販売、プロパティマネジメンシト(PM)、
債権回収業務、ゴルフ場運営を展開。税務対策を中心とする「問題解決型」商品に注力。
①15/3 期第 2Qは 36%増収の 159 億円、32%経常増益の 31.3 億円、純利益 3.3 倍の 35 億円と
順調。資産運用は 37%増収の 136 億円、セグメント利益は 16%増の 25 億円。債権回収も 51%
増収の 13 億円、同倍増の 7 億円と伸長。PM は 8%増収の 6 億円、同 26%減益の 1 億円。
②通期計画は据え置きだが、達成確度は高い。9 月末在庫は 189 億円、契約済み決済前商品が
90 億円、販売価格ベースで 469 億円。このうち、下期販売可能商品は 227 億円で通期の資産
運用売上高 320 億円の達成には十分。今後の契約獲得の状況次第では上振れの余地。
③16/3 期売上高 415 億円、経常利益 78 億円、当期利益 72 億円、配当総額 50 億円を目標。現
在、来期の販売可能商品は 242 億円。開発が難しい案件や築年数が古い物件に特化しており、
仕入れに問題はないとしている。東京オリンピック前後から地方展開、海外不動産を本格化。
(石飛)
※株価は 11 月 21 日終値。
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審査済 A
審査番号 TA14−274
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ACE Research Institute
≪アナリストによる宣言≫
石飛益徳、池野智彦、和田厚猛、安田秀樹は本調査資料に表明された見解が、対象企業
と証券に対する個人の見解を正確に反映していることをここに証明します。
また、私は本調査資料で特定の見解を表明することに対する直接的または間接的な報酬
は、過去、現在共に得ておらず、将来においても得ないことを証明します。
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