1 2 3 4 5 6 7 自己分析で適性を知る第３章自己分析で適性を知るネットビジネスは自分との戦い。まずは己を知ることからはじめよう！ 83 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 ★志望動機はなんですか？就職活動をしたことのある方は、採用面接で﹁志望動機はなんですか？﹂と必ず聞かれたと思います。なぜ、その会社で働きたいのか？今は転職をする人も多いかもしれませんが、中には一生その会社で働く人だっています。１日の大半はその会社で仕事をして過ごすわけです。だから、会社の面接では志望動機を聞かれるのでしょう。これは、インターネットに就職するときも同じだと思ってください。面接官こそいませんが、志望動機がきちんと作れていないと、採用されることはありません。すなわち、収入に結びつかないことになります。なぜ、インターネットに就職をしたいのか考えてみてください。一般企業の面接では、単に﹁この会社で働きたいです！﹂というＰＲだけではなく、﹁あなたの会社に私が入社したらこれだけのメリットがあります！﹂という提案もすると思います。どんなビジネスに取り組むことが、世の中にもっとも役立つのか？これも、志望動機の１つとして考えてください。﹁家にいながらパソコン１台で収入を得たもちろん、﹁お金をたくさん稼ぎたい！﹂い！﹂﹁職がないので、なんとしてもこれで稼ぎたい！﹂といったことも動機として持っているのは構いません。﹁仕事が楽だただ、面接で﹁御社は年収１０００万円稼げるから働きたいです！﹂から働きたいです！﹂﹁有給休暇をちゃんととれるから働きたいです！﹂﹁他の会社は全部落ちたので御社しか働くところがありません！﹂といったことを言うでしょうか？それは、本心かもしれませんが多分言わないと思います。あなた自身が得意とする分野、あなたが取り組むことで関わる人のためになる分野。そういったテーマを、探してみましょう。 ★それは本当にやりたいことですか？あなたが本当にやりたいことは何ですか？ 84 85 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 前章でお伝えしたとおり、インターネットを使ったビジネスというのは、多岐に渡ります。そして、１つ１つのやり方は決して楽ではありません。本気で本業として取り組めば、独力で収入を得られるやり方ばかりですが、楽して簡単に稼げるほど甘くはありません。だからこそ、本当にやりたいと思えることに取り組むことが大切です。特に、ある程度生活に余裕のある方は肝に銘じてください。すでに会社に勤められていて、収入はもっと欲しいけど収入アップできなくても死ぬほど困るわけではない、というような状況の場合、必死にビジネスに取り組むことができない可能性が高いのではないでしょうか。だからこそ、本当にやりたいことを明確にすることが大切なのです。多くのビジネス書には﹁目標を立てましょう﹂ということが書いてあります。それは私も否定しませんし、目標を立てることは大切だと思います。しかし、多くの人は自分が望んでもいない目標を立ててしま�ています� ﹁１億円稼ぎたい﹂﹁豪邸に住みたい﹂﹁世界一周旅行をしたい﹂など、特にやりたくもないことを、何となく周りに流されて、そうなることが、世間一般から見て幸せだと勝手に思い込んで目標を立ててしまうのです。﹁目そんな目標を立てても、実際にやろうと思って行動できるわけがありません。標を立てましょう﹂というのは簡単ですが、目標を立てて�同じ目標を持ち続けることは意外と難しいのです� 目標よりも�と明確な�本当にやりたいこと�を見つけて�それに向か�て行動することが�モチベ�シ�ンを保つ秘訣ではないでし�うか� 本当にやりたいことを明確にする過程の１つが、まず嫌なことを書きだすということです。・満員電車に乗りたくない・人を雇いたくない・貧乏なのは嫌だ・在庫を抱えるのは嫌だ・借金をするのは嫌だ 86 87 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 ・人と関わらない仕事は嫌だなどなど、やりたくないことを思う存分書きだしてみてください。思う存分わがままに何でも書いて構いません。そして、嫌なことを書いた上で、今度は﹁本当にやりたいこと﹂を改めて書いていきます。あなたが本当にやりたいことを書き出す 88 89 やりたくないことはやらなくてもいいです。その代わり、やりたくないことの中に入っていないことは、必要であればやるように決めましょう。あなたがやりたくないと思うことを書き出すこうすることで、﹁やりたいこと﹂の中に実はやりたくないことが入っていた、という事態は防ぐことができます。本当にやりたいことを探すステップ自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 ★自分にできないことはできる人にや�てもらう嫌なことはやらなくてもいいと書きましたが、嫌なことをやらなかったら仕事にならないじゃないか！とあなたは思うかもしれません。ビジネスをする上で必要なこと、やらなければならないことはたくさんあります。それらの必要なことはどうすればいいのか？答えは簡単です。自分ができないことや�やるのが嫌なことは�できる人や�やりたい人にや� てもらえばいいのです。特に情報コンテンツ販売など、すべき作業が多いビジネスは自力でやっていたら大変な労力がかかるものです。ホームページ作成や、商品の作成など商売の肝となるところですが、そこを自分でやっていると、時間がかかってしまう上にクオリティも低いものになってしまいます。ホームページ作成をする必要がある場合、プロに任せることでクオリティの高いサイトを短期間で作ることができるのです。もちろん、そのための製作費はかかってしまうのですが、自分の手間の軽減を考えれば、払う価値は十分あるはずです。アフィリエイトの場合は、自分がやらなくてもいい単純作業を外注するなど、やはり人を使う場面も出てくると思います。最初は自分でやって、システムができたら人に任せるようにするという形にできるのが理想的です。 ★時間がなくても結果を出せた理由私は、独立する前は大学院に通いながらビジネスをしていました。終電間近まで大学で研究をしていて、家に帰るのは深夜０時を過ぎることもしばしば。その後、夜中の３時頃までインターネットビジネスの仕事をしていました。仕事と言えば聞こえはいいですが、当然やった作業に対して成果が保証されているわけではなかったのです。やったら、売り上げにつながりそうなことを１つ１つ試していったのですが、ほとんど失敗して結果にはつながりませんでした。そんな時間がない中で、なぜ多くのことを試して最終的に結果を出すことができた 90 91 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 のか？実際は、作業をする時間がなかったわけではありません。作業をする時間を無理矢理作りだして、仕事をやっていたのです。 � なんとしてでも� 結果を出して今の状態から抜け出したい � という危機それは、感に近い感覚が自分の中にあったからです。就職活動を前にして、自分がこれから生きていく人生の中に﹁こうなりたい！﹂というビジョンをどうしても描けなかった。そんな中でインターネットビジネスの可能性を知って﹁こうなりたい！﹂というビジョンが明確になったのです。もちろん、自分自身でも絶対に結果を出せる自信なんてありませんでした。知識だって全然なかったし、やっていることも今の自分から見れば、相当的外れなこともたくさんやっていました。それでも﹁こうなりたい！﹂というビジョンが見つかったことは本当に大きかったし、事実、行動を続けていくうちに理想に近づくことができたのです。今思えば、自己啓発本などに書いてあった﹁目標を明確に持ちなさい﹂という言葉はこういうことだったんだなと、実感できます。頭で考えて�ひねり出したような目標ではダメなのです�心を突き動かすような� 強烈な意志がないと�なかなか最初の一歩を踏み出せないものです� 行動するのが不安で ⋮ ⋮ モチベーションが保てなくて ⋮ ⋮ 作業をするのが面倒で ⋮ ⋮ という、行動できない言い訳をする人が多いです。それは、まだまだその人に余裕があるのだと思います。今、行動をしなくても大丈夫だという余裕。今の状態も、そこまで悪くないのだという余裕です。本当に﹁こうなりたい！﹂というビジョンがあれば、そんなことを言っている暇もないくらいに行動をするはずなのです。 92 93 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 ★自分がどんな人間であるかを明確にするさて、実際にビジネスを立ち上げる際に大切なのは、あなた自身がどんな人間で何ができるのかを知るということです。前の項目で、﹁本当にやりたいことをやろう！﹂と私はお伝えしました。﹁好きなことをやろう！﹂ということに近い考え方です。ただし、好きなことをやっていれば成功してお金を稼げるのかというと、それは違うのです。世の中から求められている価値を提供できなければビジネスとしての成功はあり得ません�ここを勘違いして�好きなことをや�ているのに稼げないと言�ている人は意外と多い� 確かに、毎日好きなことができていれば、お金がなくてもそれなりに幸せな人生かもしれません。それは否定しないし、あなたが幸せならそれで十分です。でも、せっかくだからお金も稼いでみたいと思いませんか？お金を稼ぐこと自体、悪いことでもなんでもないのです。お金を稼ぎたいというのは、自己成長の欲求の１つとして正当なことです。何も人を騙して不正にお金を稼ぐわけではないのです。あなたが世の中に与える価値が増えるにしたが�て�得られる収入も増えていくのです�正当にお金を稼ぐことは社会貢献につながります。あなたの中にある�世の中にと�ての価値を掘り起こしてください� あなたの好きなことと�世の中から必要とされていることがクロスしたところに� 収入の源泉となるキ��シ�ポイントが存在するのです� ★あなたの当たり前は他人にと�て珍しいこと自分には価値なんてない！人に誇れるものなんて何もない！と思われるかもしれませんが、あなたにと�て当たり前のことは�他人にと�ては珍しいことで�必要とされていることも多いのです。私の場合、学生時代に株式投資で利益を出していたことが、珍しいと言われました。稼いだ額はたいした金額でもなかったのですが、それでも、まったく投資をしてい 94 95 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 ない人から見れば確かに珍しいことだし、初心者の人に投資を教えたり、ある投資法を見たときに良い投資法か悪い投資法かを理解して判断することも、素人の人よりはうまくできます。また、本をこれまで１０００冊以上読んできた、という方にもたまにお会いします。私も数百冊なら読んでいると思うので、それなりに読書量はありますが、本が好きで本を定期的に読んでいることだって立派な強みなのです。本を読むと眠くなって読めない人もたくさんいるのです。恋人がいなかった時期はほとんどないという恋愛体質の人は、恋愛や人間関係についてアドバイスができる強みがあるかもしれません。﹁婚活﹂という言葉も定着した今の時代、恋愛や人間関係というテーマはビジネスにもつながるよいテーマです。先に儲かるテ�マや商品からアプロ�チする方法もあります�アフィリあるいは、エイトＡＳＰの売れ筋ランキングやアマゾンの総合ランキングなどを見て、流行になっているビジネスをやるということです。もちろん、いくつか儲かるテーマをピックアップして、その中から、あなたができそうなこと、興味を持てそうなことを選んで取り組むという方法なら、扱うテーマが分からない、何を売っていいか分からないという悩みはなくなります。どうやって商品を選ぶか、どうやって集客して販売するかということだけを考えればいいのです。一方で、ビジネスそのものを好きになれないと、途中でつまらなくなって、挫折する可能性が高いです。儲かるテーマから入ってうまくいくのは、基本的にビジネスやお金儲けそのものが好きな人が多いのです。 ★自分に向いているビジネスの仕方を把握する人によって向き不向きはあります。好みも人それぞれです。私とあなたでは、能力は違うし趣味趣向も異なるはずです。だから、他人と同じじゃなくてもいい。むしろ違った方が好都合なのです。あなたは、あなたに向いていることや好きなことをやればいいのです。自分らしく成功してください。むしろ、自分らしく成功しないと成功し続けることはできません� ﹃億万長者富の法則﹄という本に出てくる﹁ウェルスダイナミクス﹂という考え方は、向き不向きを適切に診断し、自分に合った８つの稼ぎ方を示してくれる非常に 96 97 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 面白い方法です。インターネットビジネスでうまくいく人というのはどうしても文章を書くのが好きだったり、コツコツした作業を苦としない人が多いようです。ただし、文章を書いたりコツコツした作業が苦手でも、人間関係やチーム作りが得意な人もいます。そういった人は自分の強みを活かしてビジネスをすれば、より楽しく大きな結果を得ることができます。ウェルスダイナミクスでは、人を８つのタイプに分類して考えます。 �クリエイタ�� 起業家タイプとも言われ、クリエイティブにビジネスや作品を創造する人がこのタイプです。ビル・ゲイツやウォルト・ディズニーは﹁クリエイター﹂だと言われています。０から１を生み出したり、新しいアイデアを考えるのが得意な反面、物事を完了するのが苦手です。また、アイディアがたくさんありすぎて時間が足りなくなったりする人も多いです。このタイプの人は、商品やサービスなどのアイデアを考える時間を最大化することで成功が近づきます。インターネットビジネスをやるなら、最終的には自分の商品やサービスを作り上げることが向いています。 �スタ�� 人気者タイプとも言われ、自分独自の世界観を持ち、目立つポジションにいることで能力を発揮できる人です。自分自身をブランドとすることで富を得やすいと言われています。欠点としては、他人に対してやや高圧的になることがあるという点です。﹁スター﹂タイプとしては、マイケル・ジャクソン、アーノルド・シュワルツェネッガーなどが代表とされています。小泉純一郎元総理や現アメリカ大統領のオバマ氏など、カリスマ的な政治家や芸能人に多いタイプです。 98 99 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 セミナー講師として講演をしたり、ｏｕＴｕｂｅやユーストリームなどの動画サイトを活用して、自分のパフォーマンスを活用するとよいと思います。世紀最大の経営者と言われているジャック・ウェルチ、日本人だと松岡修造のよ �デ��ルメ�カ�� ロモーションしていくほうが力を発揮できるでしょう。自分ひとりでは作業をしないで、極力チームを組んで人と一緒に仕事をしていったほうが活躍できますし、自分でアイデアを考えるよりも、既存の商品やアイデアをプ工夫をしていく必要があります。ツールとして使ったほうが望ましいですが、ストレスにならないように楽しくできるスを行うことをオススメします。ウェブ媒体は人間関係を強化したり集客のためのインターネットビジネスをするなら、基本的にずっとパソコンに向かっているのは難しい性格の人が多いので、コンサルティングやセミナー講師などの表に立つビジネうな熱い人物がこのタイプの典型です。面倒見がよいのが長所であり、事務管理部門には向かず、方向性をよく変えることが多いのが短所です。人にやる気を起こさせるのが得意なリーダータイプ。経営者タイプです。アイデアを出すよりも、チームを作って必要とされることを準備することが得意です。 �サポ�タ�� アフィリエイトという形でも構わないですし、販売名義を自分にして他人の商品を販売させてもらう契約をしてもよいです。自分のオリジナル商品を作るよりも、他人の商品を自分のブランドを使ってプロモーションする形をとるのがよいでしょう。 Y 交渉人とも言われるタイプで、人と人をつなげることが得意です。アメリカの不動産王のドナルド・トランプや、孫正義さんがディールメーカーと言われています。 100 101 20 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 ネットビジネスをするなら、自分のオリジナルの商品を作るよりも交渉力を活かして取材やインタビューを行ない、業界の有名人たちのネットワークを活用したり、コンテンツを提供してもらったりするのがよいでしょう。そうして得られるコンテンツを販売してもよいですし、そのコンテンツをもとに集客を行ってアフィリエイトもできます。 �トレ�ダ�� 日本語では投資家とも訳されますが、投資をしなければ稼げないわけではありません。チャンスの波・タイミングを見極めるのが得意なタイプです。観察力があってサービス業などにも向いている反面、データにこだわり過ぎて仕事に埋もれてしまうこともあります。自分自身が実務をこなしたほうが力を発揮するので、ネット媒体を作り上げるのも向いています。ジョージ・ソロス、ピーター・リンチといった、いわゆる株式市場で財をなした人はやはり﹁トレーダー﹂です。安く買って、高く売ることが成功のポイントなので、オークションやネットショップ運営を目指すのは１つの方向性としてよいでしょう。トレードに興味があるのであれば、自分自身で投資をしながら投資関連のアフィリエイトをするのもオススメです。 �アキ�ムレ�タ�� あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、日本語で言えば﹁蓄財家﹂です。物事を短期ではなく長期的にとらえ、コツコツと財産や情報、価値を積み上げでいくのが得意です。リスクを嫌うタイプのため、決断には時間がかることが多いのが短所でもあり長所でもあります。ウォーレン・バフェット氏や野球のイチロー選手、将棋の羽生善治さんなどが﹁アキュムレーター﹂と言われています。 102 103 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 コツコツと作業をするのも苦にならない人が多いので、アフィリエイト全般の作業は向いているはずです。一方で斬新な新しいコンテンツを作り上げるのは向いていないので注意です。いろいろな情報を集めて、再構成する形でコンテンツを作っていけばよいものができる可能性が高いです。 �ロ�ド� 日本語では﹁地主﹂と呼ばれます。権利を抑えてロイヤリティーで収益を上げていくタイプで、不動産投資家などに多いタイプです。﹁金持ち父さん貧乏父さん﹂の著者であるロバート・キヨサキ氏やグーグル創立者の一人であるセルゲイ・ブリン氏などが﹁ロード﹂だと言われています。慎重で安全第一。鋭い分析力があり、秩序や効率を重んじるため、冷たい印象を与えることもあります。パソコンに向かって単純作業をするのが苦にならないので、納得できる分野でネットビジネスの作業に打ち込めば結果が残せるでしょう。メルマガやブログなどのウェブ媒体を資産とすることができます。自分で情報コンテンツを作成したりするのは苦手なので、商品力のある商品を作るなら、分析力を活かして研究した成果を商品にしたり、外交的な人たちのバックエンドの戦略を立てたり、お手伝いをしていくのもよいでしょう。 �メカニ�ク� ﹁開発者﹂と言われ、システムやマニュアルを作ったり、目の前にあるものを改良するのが得意なタイプです。単純作業をやるくらいなら、仕組み化・自動化をしてしまおうという発想をする人が多いです。完璧主義で、理屈で理解できないと動けないという面もあります。ネットビジネスとは非常に相性がよく、多くの活躍しているネット起業家は﹁メカ 104 105 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 ニック﹂ではないでしょうか。アマゾン創設者のジェフ・ベゾスやマイケル・デルなどは﹁メカニック﹂タイプのビジネスパーソンです。ツールや外注化を活用したアフィリエイトを目指したり、売れていない商品を仕組みの力で売っていく販売者を目指すのもよいでしょう。これらのタイプのうち、あなたがどのタイプに当てはまるのかは、ウェルスダイナミクスのプロファイリングテストを受けることで分かります。テストには有料のものと無料のものがありますが、とりあえず無料のものを受けてみてください。無料テストは、おおまかに４つのタイプに特性を分けるテストで、簡単な質問に答えていくだけで５分ほどでタイプが出てきます。 http://bit.ly/wdmoriya 有料テスト・無料テストともにこちらのサイトで受けることができます。ウ �ルスダイナミクスさて、無料の簡易テストの４つの分類を簡単に解説します。タイプ１秩序優先型秩序優先型の人は、回りの秩序を尊重し、自己の責任をまっとうすることを好みます。遅くても確実な方法を選択し、理論に沿ったやり方を着実に実行していくタイプです。コツコツとした作業やリサーチはできますが、表に出るのが苦手な面があります。こういった人は、インターネットビジネスには非常に向いています。表に出るのが苦手なので、無理に自分を出すビジネスをする必要はありません。ブログやホームページに集客する仕組みを作って、淡々と資産となるサイトを積み上げていく仕組みを作るといいでしょう。適切な商品を選ぶリサーチ力や、ウェブ作成能力に優れているので、ＳＥＯやＰＰＣといった、検索エンジンを使って集客するスキルなどを学び、アフィリエイトや広 106 107 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 告ビジネスをするとうまくいきやすいです。もちろん、ビジネスをするにあたって人とのつながりは重要です。このタイプは、人とのコミュニケーションが苦手な人が多いと思いますが、そんな人でも自分の専門分野を掘り下げて自分の価値を上げ続けていけば、自ずとまわりには人が集まるようになります。まずはコツコツ作業を続けて結果を出すようにしましょう。秩序優先型の人はトレーダー、アキュムレーター、ロードのどれかである可能性が高いです。タイプ２論理構築型著者である私は、この論理構築型になります。論理的かつチャレンジを好みます。目標があると燃えるタイプで、何が何でも達成しようと頑張ります。人と話をするのはあまり得意ではない人も多いタイプですが、文章を書いたりメールでやりとりをするのは好きな人が多いようです。このタイプの場合も、やはりブログやホームページを使ったアフィリエイトや情報コンテンツの販売をするといいと思います。秩序優先型と違うのは、彼らほどコツコツと同じことをやり続けるのは苦手であるということです。その分、戦略を考えてダイナミックにビジネスを展開することで大きな結果を出すことができます。オンラインシステムを構築してサービスやお金の流れを自動化したり、既存のシステムを改良して新サービスを作り上げたりすることに向いています。ネットビジネスで活躍している人の多くはこのタイプではないかと思います。論理構築型の人はロード、メカニック、クリエイターのどれかである可能性が高いです。タイプ３自由奔放型長期的計画を立てて着実にそれを実行するというよりも、一瞬一瞬を楽しみたいタ 108 109 自己分析で適性を知る 1 2 3 4 5 6 7 イプです。刺激的なこと、注目を浴びること、展開の速い人生に惹かれます。それを満たすために、刹那的とも言える行動をとることがたびたびあります。とにかく、目立つことで力を発揮するタイプなので、アフィリエイトにしても自分の商品にしても、自分自身のブランドを作って売ることを心がけるとよいでしょう。﹁〇〇さんがよいと言うから買う！﹂という人を一人でも作っていきましょう。また、セミナー講師などを目指してもいいと思います。あなたが自由奔放型だったら、とにかくブログやメルマガなどのネットメディアの媒体で自分を表に出しましょう。ＹｏｕＴｕｂｅやユーストリームなどの動画媒体を活用するのもよい考えです。自分のキャラクターを全面に出したビジネスを展開するのです。自由奔放型の人はクリエイター・スター・サポーターのどれかである可能性が高いです。タイプ４人間重視型あなたは、他との人間関係を動機として行動を起こします。家族、同僚、恋人、趣味の仲間、近所の人など、様々な人間関係における共感、一体感、愛情を感じることを求めていきます。このタイプの人は自力でアフィリエイトなどで結果を出すのは非常に時間がかかると思います。コミュニケーション能力にたけているので、チームを作って、チームのリーダーとしてビジネスを進めていくという形をとるとよいと思います。自分が苦手なことは他人にやってもらえる体制を作りましょう。あなた自身が、どうやってビジネスを進めれば利益が出るのかを理解する必要がありますが、オンライン作業そのものをあなたがする必要がありません。例えば、本書を読んでインターネットビジネスの仕組みを理解したら、それをパソコンが得意な友達にやってもらって利益を分け合う、といったやり方もよいと思います。どうやったら相手が動いてくれるか、あなただったら分かると思います。人の心 110 111 をつかむのがうまいタイプだからです。人間重視型の人はサポーター、ディールメーカー、トレーダーのどれかである可能性が高いです。さて、あなたはどのタイプだったでしょうか。このウェルスダイナミクスのタイプ診断もとに、数あるビジネスの中から、自分が楽しく続けられそうなものは何だろうかと考えてみるといいでしょう。 112