平成21年3月期 第2四半期決算説明会 東海旅客鉄道株式会社 目次 1.平成21年3月期 第2四半期決算 ①第2四半期決算(連結・単体) ②第2四半期連結決算の概要 2.(1)平成21年3月期 業績予想 ①業績予想 ②足下の輸送状況 ( 2)施策の振り返りと今後 ①N700系車両の投入 ②混雑時間帯を中心に新幹線の運転本数を増加 ③山陽直通列車の強化 ④品川、新横浜に全ての列車が停車 ⑤エクスプレス予約、「50+」のご利用状況 ⑥新幹線競争力強化のための施策 ⑦東海道新幹線バイパス計画の進捗 ⑧日本車輌製造㈱との資本業務提携及びTOB 1.平成21年3月期 第2四半期決算 平成21年3月期 第2四半期決算( 連結・ 単体) (億円) 1 9年度 第 2Q累 計 (4 -9月 ) 連結 2 0年 度 第2 Q累計 (4 -9 月) A B 営業収益 7,656 7,729 営業費用 5,092 5,315 営業利益 2,564 営業外損益 △ 697 増減 1 9年 度 第2 Q累計 (4 -9 月) 単体 20 年度 第2 Q累 計 (4- 9月) B−A C D 73 6,283 6,324 40 222 3,787 4,003 216 2,414 △ 149 2,495 2,320 △ 175 △ 687 9 △ 687 経常利益 1,866 1,726 △ 139 1,808 四半期純利益 1,080 1,026 1,085 △ 53 増減 D− C △ 679 8 1,641 △ 166 990 △ 94 平成21年3月期 第2四半期連結決算の概要 収 益 ◆鉄道事業 【新幹線】 ・景気の減速感が一段と強まる中、N700系車両の積極的投入、 東海道・山陽新幹線直通列車の強化、「EXーICサービス」の定着等により 運輸収入は+0.5%(+29億円)を確保 【在来線】 ・本年3月のダイヤ改正で名古屋地区の中央線・東海道線の列車を増発 したことなどにより、運輸収入は+0.6%(+3億円)を確保 ◆鉄道以外の事業 ・「新横浜中央ビル」開業に伴う収入増+23億円 ※新横浜ステーション開発とホテルアソシア新横浜の単純合算 平成21年3月期 第2四半期連結決算の概要 費 用 ・N700系集中投入、税制改正の影響等により、減価償却費は前年比+131億円 ・業務量増や原油高の影響などにより、修繕費、動力費などの物件費も増加 ・長期債務の縮減及び金利低下により、支払利息が前年比62億円減少 ・保有株式の評価損を営業外費用に71億円計上 キャッシュ・ フロー ・運輸収入は前年同期並みを確保したものの、法人税等の支払額が増加した ことなどにより、営業活動によるキャッシュ・インは154億円減少 ・設備投資の支出の増などにより、投資活動によるキャッシュ・アウトは467億円 増加 長期債務 ・連結 ・単体 3兆3,154億円( 前期末比 △207億円) 3兆2,458億円( 前期末比 △142億円) 2.(1)平成21年3月期 業績予想 平成21年3月期 業績予想 ◆業績予想修正の考え方(当初予想からの修正点) 収 益: 対当初予想 単体: ±0、連結: △40億円 ・運輸収入:通期で対前年99%(当初予想)を確保 ・鉄道以外:上半期の実績等を踏まえ、主に流通業で当初予想から△40億円 費 用 ・設備の稼動早期化や税制改正の影響等による減価償却費の増加 ・システム(ソフトウェア)の稼動早期化等による業務費の増加 ・電力単価増、列車本数増等による動力費の増加 ・保有株式の評価損等80億円を織り込む(営業外費用) 長期債務縮減: 単体:900億円、連結:1,120億円 ・連結・単体ともに、当初縮減計画に対し、日本車輌TOBに必要な資金等を 織り込み、300億円縮小 設備投資 当初計画通り 平成21年3月期 業績予想(連結・ 単体) (億円) 当初予想 A 連結 今回予想 B 増減 B- A 単体 当初予想 今 回 予 想 C D 増減 D− C 営業収益 15,520 15,480 △ 40 12,500 12,500 0 営業費用 11,470 11,630 160 8,680 8,860 180 営業利益 4,050 3,850 △ 200 3,820 3,640 △ 180 営業外損益 △ 1,490 △ 1,570 △ 80 △ 1,470 △ 1,550 △ 80 経常利益 2,560 2,280 △ 280 2,350 2,090 △ 260 当期純利益 1,490 1,340 △ 150 1,410 1,260 △ 150 長期債務縮減額 1,420 1,120 △ 300 1,200 900 △ 300 足下の輸送状況 東海道新幹線断面輸送量の推移( 対前年比・ 東京口) 106 105 104 104 104 下期103 103 102 102 102 102 上期101 102 101 101 101 100 100 100 98 10月 11月 12月 H20年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 (27日まで) 下期は、前年同期を下回る見込み ・ 景気後退の影響 ・ 昨年度閏年分 ■下期以降も、N700系車両の投入、弾力的な臨時列車の設定による輸送力強化等、 引き続き、競争力強化に取り組む。 2.(2)施策の振り返りと今後 N700系車両の投入 ■H19∼23年度、各年度16編成、合計80編成投入予定。 ■H20.3月のダイヤ改正において、毎時1本運転とし、大幅に増発。 9月末で53本をN700系により運転、来年2月末には74本の運転とする予定。 ■H23年度末までに、全ての定期のぞみをN700系による運転とする予定。 N700系運転列車本数 (本/日) 200 175 150 全定期のぞみ 125 100 75 43 50 25 8 12 H19.7 H19.9 53 (24編成 ) 74 H20.9 H21.2 0 H20.3 ※各月末時点。ただしH19.7およびH20.3はダイヤ改正時の数値 H23年度末 (予定) 混雑時間帯を中心に新幹線の運転本数を増加 ■運転本数増が着実に輸送量の増加につながっている。 平均運転本数および輸送人キロの推移 運転本数(本/日) 400 350 100 117 380 372 366 357 362 輸送人キロ 指数 359 358 120 110 100 345 300 90 326 325 317 80 70 250 272 277 285 296 315 307 313 315 317 322 330 本/日 本/日 本/日 本/日 本/日 本/日 本/日 本/日 本/日 本/日 本/日 200 60 50 H15 上 期 下期 H16上 期 定期列車 下期 臨時列車等 H17上 期 下期 H18 上期 下期 輸送人キロ(H15年度同期比):右軸 H19 上期 下期 H20 上 期 最大運転本数 ⇒引き続き、設備増強・改良等により、混雑時間帯の「のぞみ」の運転本数 の増加に 取り組み、対航空競争力をさらに強化 山陽直通列車の強化 ■とりわけ山陽直通は、輸送力増強により輸送量は顕著な伸び。 季節別運転計画本数の推移(対前年同期比) 110% 運転本数(山陽直通のぞみ) 運転本数(全体) 108% ※運転本数は定期列車と臨時列車の合計本数 ※数字は対前年同期比(%) ※春:3∼6月、夏:7∼9月、秋:10∼11月、冬:12月∼翌2月 106% 104% 108 102% 100% 108 106 102 102 103 103 104 106 104 104 103 98% H19 秋 H19 冬 輸送量推移 山陽直通 (全体) H20 春 H20 夏 H20 秋 H19年度下期 H20年度上期 109 (103) 103 (101) ※輸送量:山陽直通(首都圏∼山陽、特別集計した数値)、全体(東京口断面輸送量) ※数字は対前年同期比(%) H20 冬 品川、新横浜に全ての列車が停車 ■首都圏の利便性が大幅に向上。 改正後の乗車人員 のぞみ停車本数の増加 160 140 (本/日) 141 141 139 140 112 110 (4/1∼9/30) ( %) 111 改正前 改正後 120 103 107 100 80 60 40 20 0 東京 品川 新横浜 ※ダイヤ改正時の設定本数(定期列車) 108 106 104 102 100 98 96 94 92 乗車人員前年比 105 3駅合計 98 東京 品川 新横浜 エクスプレス予約、「 50+」のご利用状況 ■「EX-I Cサービス」を導入(H20.3)、会員数・ご利用件数とも引き続き順調に増加。 ■JR東海旅クラブ「50+(フィフティ・プラス)」の会員数・ツアー参加者数は順調に 推移。この他観光キャンペーンと連動した余席活用商品の販売も引き続き強化。 50+会員数、ツアー参加者数 エクスプレス予約会員・利用件数 うちI C利用は 2.3万件 万人 会員数 (J R西日本) 会員数 (J R東海) 利用件数(平日1日平均) 140 120 万件 8.7 8.1 24 7.3 60 85 2.9 95 H19.3 8 H19.9 12.4 12.2 10.4 45 46 44 H20.3 H20.9 12 10 43 8 39 6 37 4 33 73 H18.9 9 4 35 48 H18.3 14 107 60 40 万人 ツアー参加者数(右軸) (年度合計) 5 12 8 50 6 40 17 80 会員数(左軸) 41 6.0 4.5 万人 7 21 100 10 3 2 2 30 0 H17.9 H18.3 H18.9 H19.3 H19.9 H20.3 H20.9 新幹線競争力強化のための施策 H20年度 H21年度 航 空 H23年度 H24年度 H25年度 羽田拡張 快 適 性 チ ケ ッ 新 幹 線 競 争 力 の 強 化 H22年度 ト レ ス 輸 送 力 増 強 H19∼23年度 N700系80編成を集中投入 H21.3 N700系車内 インターネット H20.3 全定期のぞみ N700系運転 H21年夏 EX-IC サービス導入 EX-IC拡大 山陽区間 法人サービス H21.3 H25年度 電源増強 完了 新大阪駅改良 工事完了 のぞみ9本/時 ダイヤ導入を予定 のぞみ10本/時 運転が可能に 東海道新幹線バイパス計画の進捗 ■全国新幹線鉄道整備法に則り実施してきた地形・地質等調査の結果を、 H20.10.22、国土交通大臣に報告 【調査結果(概要)】 Ø東京都・大阪市間のすべての調査範囲におい て、施工上の留意点はあるものの、適切な施工 方法等を選択することにより、路線建設は可能 ■引き続き、残り4項目に関する調査指示を受け、調査を進めていく 日本車輌製造( 株) との資本業務提携及びTOB ■相互補完の関係を強化し、車両の開発、設計、製造から保守に至るまで、 一体として技術力の充実を図る。 相互補完の関係 JR東海 車両の開発、保守を担当 買付結果 日本車輌製造 車両の設計、製造を担当 買付株式数 :70,879,592株 ※応募株式数 102,404,935株 当社の既保有株式と合わせ、 同社の発行済株式総数の50.1%を保有 買付代金:約262億円 = 1株 370円×買付株式数 今 後 連結子会社化の当社業績予想への影響を精査 確定後、速やかに開示
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