平成28年12月28日 各 位 中野区保健所長 中野区感染症発生動向調査情報集計結果の送付について 中野区の平成28年第51週(12月19日~12月25日)分情報、東京都・全国情報を下記 のとおり送付いたします。中野区分につきましては最新の情報を提供しております。な お、速報性を優先していますので調査結果によっては、後日、情報が訂正されることが あります。 記 1 中野区集計 ① 全数届出患者数一覧(中野区届出分) ② 定点報告疾患集計(中野区届出分) 2 東京都感染症情報センター 感染症週報(第50週) 3 厚生労働省/国立感染症研究所 IDWR感染症週報(第49週・抜粋) 区内定点よりの調査票通信(51週速報) ・インフルエンザ簡易検査の結果は、A型125人、B型2人、A型・B型同時陽性1人、臨床 診断2人、計130人。定点当たり13.0人でした(小児科および内科インフルエンザ定 点の合計)。 コメント ●インフルエンザの患者報告数は徐々に増加し、区内は注意報開始基準値(定点当り 10人)を超えています(130人、定点当り13.0人)。 ●区内の感染性胃腸炎の患者報告数は、11月末から4週連続で警報開始基準値(定 点当り20人)の倍以上と大変多い状態が続いています(253人、定点当り42.2人)。 感染性胃腸炎 定点報告人数 ●今週、4か所の保育園から感染性胃 腸炎の集団発生が報告されました。 園児と職員の調査検便からは、引き 続きノロウイルスGⅡが検出されていま す。 各施設におかれては、利用者ならび に職員の健康確認、基本となる手洗い の励行、排便・吐物の処理、消毒等、施 設内での二次感染防止等について、引 き続き徹底した感染予防・防止対策を お願いいたします。 360 330 300 270 240 210 180 150 120 90 60 30 0 2016年 2015年 2014年 36週 41週 46週 51週 ●12月21日、今シーズン流行のノロウイルスGⅡ/2はヒトへの感染に関わる部分に遺 伝子変異が起きていることが、国立感染症研究所などの調査により報告されました。 同様の変化は、10年前の平成18年にも確認され、感染者が3か月間で推計300万人 以上にのぼる大流行が起きています。このため、感染性胃腸炎の発生動向には今後と も十分注意する必要があります。 ○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点報告数がやや増加した状態が続いています(1 3人、定点当り2.2人)。 ○今週、2類の全数届出として結核が報告されました。患者さんは20歳代の男性(結核 性胸膜炎)です。 ○今週、5類の全数届出として梅毒が2人報告されました。 患者さんは20歳代の男性と女性(いずれもⅡ期の早期顕症梅毒)で梅毒性バラ疹を 認め、異性間性的接触が原因とされています。 中野区感染症発生動向調査週報 http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/402000/d001703.html ①-1 全数届出患者数一覧(中野区届出分) 分類 疾病名 エボラ出血熱 クリミア・コンゴ出血熱 一 痘そう(天然痘) 南米出血熱 類 ペ ス ト マールブルグ病 ラッサ熱 急性灰白髄炎 結核 47週 一類から四類感染症まで 48週 2 49週 2 50週 4 2016年 51週 報告数 1 78 ジフテリア 二 重症急性呼吸器症候群(SARS) 類 中東呼吸器症候群(MARS) 鳥インフルエンザ(H5N1) 鳥インフルエンザ(H7N9) コレラ 三 細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 類 腸チフス パラチフス E型肝炎 1 10 1 ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む) A型肝炎 エキノコックス症 黄 熱 オウム病 オムスク出血熱 回 帰 熱 キャサヌル森林熱 Q 熱 狂 犬 病 コクシジオイデス症 サル痘 ジカウイルス感染症 重症熱性血小板減少症候群(※注) 腎症候性出血熱 西部ウマ脳炎 ダニ媒介脳炎 炭 疽 チクングニア熱 つつが虫病 四 デング熱 類 東部ウマ脳炎 鳥インフルエンザ(H5N1及びN7N9を除 ニパウイルス感染症 日本紅斑熱 日本脳炎 ハンタウイルス肺症候群 Bウイルス病 鼻疸 ブルセラ症 ベネズエラウマ脳炎 ヘンドラウイルス感染症 発疹チフス ボツリヌス症 マラリア 野兎病 ライム病 リッサウイルス感染症 リフトバレー熱 類鼻疸 レジオネラ症 レプトスピラ症 ロッキー山紅斑熱 ※注:病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る。 2 ①-2 全数届出患者数一覧(中野区届出分) 分類 疾病名 アメーバ赤痢 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 急性脳炎 クリプトスポリジウム症 クロイツフェルト・ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 ジアルジア症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 五 侵襲性髄膜炎菌感染症 類 侵襲性肺炎球菌感染症 水痘(入院例に限る) 先天性風しん症候群 梅 毒 播種性クリプトコックス症 破 傷 風 五類感染症 2016年 47週 48週 49週 50週 51週 報告数 1 1 1 6 3 3 15 1 1 3 1 1 1 1 1 2 29 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 風しん 麻しん 薬剤耐性アシネトバクター感染症 3 ② 定点報告疾患集計(中野区分) 2016年 疾病名 インフルエンザ インフルエンザ RSウイルス感染症 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水 痘 手足口病 小児科 伝染性紅斑 突発性発疹 百 日 咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 不明発疹症 MCLS(川崎病) 急性出血性結膜炎 眼科 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 基幹 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎(オウム病を除く) 感染性胃腸炎(※注) 定点種別 47週 48週 49週 50週 51週 報告数 24 29 62 75 130 3141 2 2 2 2 1 142 2 1 1 2 126 11 12 13 15 13 726 198 298 271 273 253 4272 9 6 3 1 3 192 4 1 2 5 114 1 6 5 6 2 121 4 4 5 9 3 282 1 1 1 2 1 1 1 1 470 81 12 3 20 ※注:病原体がロタウイルスであるものに限る。 中野区の定点 インフルエンザ定点数 小児科定点数 眼科定点数 基幹病院定点数 性感染症(STI)定点 [月報] 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2
© Copyright 2025 ExpyDoc