○ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは? A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは? A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群溶血性レンサ球菌による上気道の感染症です。 学童期の小児に多く、患者と接触する機会が多い学校などでの感染も多いといわれています。 山形県感染症発生動向調査における患者報告数の推移(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎) 360 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 300 報告数( 人) 警報レベル 240 180 120 60 0 1週 6週 11週 16週 21週 26週 31週 36週 41週 46週 51週 ○ 症状は? 2~5日の潜伏期の後、突然の発熱(38℃以上) 、咽頭発赤などの症状が現れます。感染の初 期には、舌が白いコケに覆われたようになり、数日後には苺舌と呼ばれる紅いぶつぶつがみられ ることがあります。通常、熱は3~5日以内に下がり、1 週間以内に症状は回復します。 まれに重症化し、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行すること があります。また、合併症には、肺炎、髄膜炎、敗血症などがあります。 ○ 治療は? 抗菌剤による治療が有効です。肺炎などの合併症を防ぐためにも、医師に指示された期間薬 を飲むことが大切です。 ○ 感染経路は? 患者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる 接触感染により感染します。 感染予防のポイント ★ 予防には一般的な予防対策(手洗いや咳エチケット等)が大切です。 ★ 咽頭痛がある場合は早めに医療機関を受診し、検査を受けましょう。 山形県
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