―記者発表資料― 平成26年12月15日 日本下水道事業団 愛媛県西条市で管渠のスクリーニング調査を実施 ~実証事業後初の画像認識型カメラによる本格運用~ 地方共同法人日本下水道事業団(理事長:谷戸善彦、以下「JS」 )は、愛媛県西条市で 高度な画像認識型カメラ(以下「本技術」)を用いた管渠のスクリーニング調査※1を実施し ます。 JSは、平成25年度から愛媛県西条市のアセットマネジメント導入検討業務を受託して おり、平成26年度は管渠の点検・調査計画の策定をしているところです。現在、机上スク リーニング※2を実施しており、その結果優先調査対象とされたエリアについては、本技術 を活用した本格的な運用第1号としてスクリーニング調査を実施する予定です。 本技術は、平成25年度の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)に採 択され、日本電気株式会社(代表取締役 執行役員社長:遠藤信博、以下「NEC」 )と共 同で船橋市のフィールドで実証研究を実施しました。また、実証研究の成果を踏まえた「下 水道管渠マネジメントシステム技術導入のためのガイドライン」(以下「ガイドライン」 )が10 月28日に国土交通省国土技術政策総合研究所から公表されています。 ガイドラインでは、本技術はスクリーニング調査として位置づけされております。また、 本技術で使用する画像認識型カメラは、NECが保有する画像認識・解析技術を管渠の調査 に用い、異常箇所の自動検出が可能となるとともに高い走行性により調査延長が増加してい るため、従来型TVカメラ※3に比べて低コスト化、迅速化が図れることが評価されており ます。 地方共同法人であるJSは、アセットマネジメント導入支援等を通じて蓄積された経験・ ノウハウ等を最大限活用し、さらに本技術を使用しながら膨大な管渠ストックの調査の効率 化及び計画的な改築計画の策定を支援し、事故の未然防止、サービス水準の維持に貢献して いく所存です。 ※1:膨大な管渠ストックを簡易的に一通り調査し、致命的な損傷等のある管渠を抽出する調査 ※2:維持管理データを分析し重点的に維持管理する必要のある管渠を選定するスクリーニング ※3:従来型TVカメラ:これまで詳細調査に一般的に使用されてきた技術。作業員が入れない小口径管等に おいて、自走式のTVカメラを地上からの遠隔操作により走行させ、管内の異常箇所を1箇所ずつ確認し、異 常の程度を判定する。 <問合せ せ先> ○全体に に関すること と JS事 事業統括部 アセットマネジメント推進課 課 山本 哲雄 哲 Tel:03-63 T 361-7832 ○東日本 本管内の担当 当 JS東 東日本設計セ センター 計画支援課 課長 春木 木 俊人 Tel:03-38 T 818-1449 ○西条市 市及び西日本 本管内の担 担当 JS西 西日本設計セ センター 計画支援課 課長 神宮 宮 誠 Tel:06-49 T 977-2511 参考1:調 調査機材一式 小型・ ・軽量で可 可搬性に優れ れた最小構 構成 参考2:従 従来型TVカメラとの の比較(効 効果が最大の のケース)
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