第4回と第5回 解答例12月17日午後から24日午後まで掲載。

知識情報演習Ⅲ 第4回・第5回 演習問題解答用紙
曜日,学籍番号,氏名は,両目印刷した後,自筆で書いてください。
曜
学籍番号
氏名
<1>
(1)論文中の主題語の抽出と BIBLIS シソーラスを用いたディスクリプタへの変換
論文中の用語
ディスクリプタ
公共図書館
公共図書館
アメリカ図書館協会
図書館協会
戦時情報政策
メディア政策
メディア戦略
情報政策
第二次世界大戦
戦時
図書館史
「戦時情報サービス」や「戦時情報センター」という用語もでてくるが,
「情報サービス」
や「情報センター」についての研究ではないので索引語にはしない。
(2)BIBLIS 分類表を用いた分類記号の付与
分類記号
BB 公共図書館
(3)BIBLIS で付与されているディスクリプタと分類記号
BIBLIS で付与されたディスクリプタ
BIBLIS で付与された分類記号
公共図書館
BB 公共図書館
歴史的研究
米国
図書館協会
・
「図書館史」ではなく「歴史的研究」となっている。標題や抄録の中には研究方法に関す
る記述がないので,本文を読まないと「歴史的研究」に直接つながる用語は出てこない。
・
「情報政策」は付与されていない。
(4)基本件名標目表を用いた件名標目の付与と日本十進分類法を用いた分類記号の付与
件名標目
分類記号
図書館(公共)
016.2(02) 公共図書館(の歴史)
図書館-歴史
007.3 情報と社会:情報政策
アメリカ合衆国
「情報政策」に関する件名標目がない。分類の「016.2(02)」は,「公共図書館」でと
めてもよいが,必要ならば「公共図書館の歴史」まで細分する,ということを示して
いる
1
<2>
(1)論文中の主題語の抽出と BIBLIS シソーラスを用いたディスクリプタへの変換
論文中の用語
ディスクリプタ
プレプリント
e-print archive
利用調査
利用実態調査
利用調査
電子ジャーナル
電子雑誌
学術雑誌
学術雑誌
「情報メディア」や「学術情報メディア」という用語もでてくるが,情報メディアの中で
も「プレプリント」や「学術雑誌」の電子版について論じているので,「情報メディア」や
「学術情報」では広すぎる。
(2)BIBLIS 分類表を用いた分類記号の付与
分類記号
IA 利用者・利用調査
(3)BIBLIS で付与されているディスクリプタと分類記号
BIBLIS で付与されたディスクリプタ
BIBLIS で付与された分類記号
電子雑誌
F メディア・資料
物理学
HA 情報技術
利用調査
・
「e-print archive」はこの論文の重要な主題であり,それに対応する「プレプリント」が
索引語として付与されていないのは疑問。
・分類の「F メディア・資料」では広すぎる。せめて「FB 逐次刊行物」にするべきで
あろう。
・メディアの電子化の技術について論じているわけではないので「HA 情報技術」は疑問。
・
「IA 利用者・利用調査」が分類記号として付与されていないのも疑問。
(4)基本件名標目表を用いた件名標目の付与と日本十進分類法を用いた分類記号の付与
件名標目
分類記号
物理学-雑誌
051.1 学術雑誌・紀要
情報利用法
「e-print」に対応する件名標目も分類記号もない。分類には「利用調査」に関する項
目がない。
2
<3>
(1)論文中の主題語の抽出と BIBLIS シソーラスを用いたディスクリプタへの変換
論文中の用語
ディスクリプタ
情報検索システム
NACSIS-CAT
著者名典拠
典拠コントロール
著者名典拠の標目記述
著者標目
目録規則
日本目録規則
・「NACSIS-CAT」に対応するディスクリプタは「OPAC(オンライン閲覧目録)」が適切
だと思うが,BIBLIS のシソーラスにはないので「情報検索システム」とした。しかし,広
すぎるかもしれない。
・目次には「目録規則」としかでていないが,日本の目録の話なので「日本目録規則」と
した。
(2)BIBLIS 分類表を用いた分類記号の付与
分類記号
FMA オンライン閲覧目録
GEA 目録規則
GEB 書誌記述
(3)BIBLIS で付与されているディスクリプタと分類記号
BIBLIS で付与されたディスクリプタ
BIBLIS で付与された分類記号
著者標目
GEA 目録規則
韓国
GEB 書誌記述
文字
・ディスクリプタでも分類記号でも「NACSIS-CAT」と「典拠コントロール」に関わる主
題が表現されていない。NACSIS-CAT 自体の研究ではないから索引語を付与しなかったこ
とは妥当かもしれないが,
「典拠コントロール」はこの論文にとって重要な主題ではないか。
・
「文字」についての索引語が必要だった。
(4)基本件名標目表を用いた件名標目の付与と日本十進分類法を用いた分類記号の付与
件名標目
分類記号
資料目録法
014.32 目録規則:記述,標目
朝鮮語
829.1 朝鮮語[韓国語]
文字
件名標目は「資料組織法」までで,その下位の「目録規則」「標目」
「典拠コントロー
ル」などはない。
3
<4>
(1)論文中の主題語の抽出と BIBLIS シソーラスを用いたディスクリプタへの変換
論文中の用語
ディスクリプタ
図書館サービスの品質測定
サービス評価
質問紙調査
質問紙法
因子分析
因子分析
・「SERVQUAL」や「テクニカル・クオリティ」は概念が特定的すぎるので索引語にはし
なかった。
(2)BIBLIS 分類表を用いた分類記号の付与
分類記号
DE 調査・統計・評価
(3)BIBLIS で付与されているディスクリプタと分類記号
BIBLIS で付与されたディスクリプタ
BIBLIS で付与された分類記号
図書館調査
DE 調査・統計・評価
サービス評価
評価指標
満足度
質問紙法
・
「評価指標」は入れた方が良かったかもしれない。
・
「満足度」は標題,抄録,目次には出てこない概念である。本文では「満足」についても
述べているので,これがこの論文の重要な主題ならば索引語にするべきである。しかし,
この論文では「サービス品質とサービス満足は・・・関係しているが同じものではない」
として,両者の違いを強調している。標題や抄録に「満足」という用語がでてこなかった
ことからも,この論文においては「満足」はむしろ否定的に扱われていると考えられる。
したがって,通常は「満足度」を索引語にする必要はない。ただ,「サービス満足」につい
て述べている論文を網羅的に収集したい利用者にとっては索引語としておいた方が便利か
もしれない。
(4)基本件名標目表を用いた件名標目の付与と日本十進分類法を用いた分類記号の付与
件名標目
分類記号
図書館経営
013.5 図書館の調査・評価法
「図書館評価」に該当する件名標目がないので,上位の「図書館経営」とした。また
「評価方法」
「調査方法」に関する件名標目もない。質問紙法を使っているので「社会
調査」という件名標目が使えるかもしれない。
<5>は解答例なし
4