図書館を利用してビジネスのアイデアを考える

図書館を利用してビジネスの
アイデアを考える
-「脳場」としての図書館の役割-
Ⅰ.まず「情念」それから「情報」
• ベンチャー: 「情念」
• 大 企 業 : 「情報」
情念:自分の心に耳を傾ける
• こんなものがあったら、 もっと楽しいのに
• こんなものがあったら、もっと便利なのに
• なぜ僕たちはコンピュータを使えないの?
→だったら自分たちで作ってしまおう!
• 女性の美って、本当にウエストが細いの?
ベンチャーの成功
アイデアを
形にしていく力
販売
マーケティング
量産化
プロトタイプ
アイデア
・何で儲けるのか
・誰をターゲットにするのか
・どんな新規性があるのか
・どんな比較優位があるのか
・特許戦略をどうするのか
Ⅱ.図書館の可能性
1. 心の声を言葉にする
・背表紙の一覧
・専門分野でない情報との出会い
2. アイデアを形にするうえでの情報源
•
•
•
•
地図で島を見つけて太平洋線開設
蔵書に占めるビジネス書の比率アップ
データベース、インターネット利用
深さと幅と予算のバランス
→特色を持って連携+最低限の教養
• 企業内/業界図書館 vs 公共図書館
• 中小企業経営相談センター vs 公共図書館
3.
コーディネート、アドバイス、
レファレンス
• 情報ジャングルでの道案内人
– 情報へのアクセス
– 人や機関へのアクセス
4. 人との出会いの場を提供
• 図書館でのビジネスセミナー
• 図書館での相談会
• 大学サテライトとの連携など
Ⅲ.産業立国と武士の商法
1. 金儲け=悪事か?
•
お雛様の刀の鍔
2. 教育の場、
公共の場と金儲け
3. サラリーマンの子供だらけ
• 商売の本質が理解できない
• 魚は切り身で泳いでいる?
Ⅳ.図書館に求められる
新しい役割
1. ビジネスに関心を持つ個人ユーザ
の拡大
• SOHOの増加
• 自己実現欲の高まり
• 直接民主主義の強まり
2. 地域経済を経営する必要性
3. ビジネス書の出版流通の問題点
• 情報の加速化→読み捨て書の増大
• 古本屋でも扱わない
• 少し古いビジネス書は
見当たらない!
4. 意外に多いビジネス利用
• 市民満足学会による調査
– インターネット、1.8万人、2001年10月
– 仕事や研究のためが17.1%
0.7
7.5
17.1
18.7
社会の出来ごとを
知るため
勉強のため
49.4
仕事や研究のため
知識や教養を得る
ため
趣味娯楽のため
0%
20%
40%
60%
80%
100%
仕事上役に立っているか
・ 45.7%が役立っていると回答
10.0
10.5 2.6 17.8
35.7
非常に役に立ってい
る
まあ役に立っている
どちらとも言えない
19.4
0%
20%
40%
60%
あまり役に立ってい
ない
まったく役に立って
いない
分からない
4.0
80%
100%
仕事には利用しない
借りた図書や資料は
定価の何倍の価値があるか
・ 26.8%が定価以上と回答
2.9
7.6 14.1
0%
10%
51.5
20%
30%
40%
50%
0.9
1.7
21.3
60%
70%
80%
90%
100%
半分以下
半分~定価以下
定価と同等
2~3倍
5倍くらい
10倍くらい
10倍以上
今後も充実させて欲しい資料
・ 専門書46%。実用書37%
(%)
0
10
20
30
40
50
53.8
趣味・娯楽書
46.1
専門書
視聴覚資料
36.8
実用書
36.8
33.7
電子出版物
29.6
雑誌
児童書
14.6
入門書
14.4
8.2
外国語資料
辞書・辞典類
7.3
郷土・行政資料
6.3
統計資料
6.1
新聞
その他
60
4.3
3.3
自治体別図書館満足度ランキング
(385自治体)
1.
2.
3.
4.
4.
福岡県春日市
愛知県春日井市
佐賀県佐賀市
東京都羽村市
山口県小野田市
15.千葉県浦安市
385.北海道帯広市
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