JPIC NEWSLETTER vol.74 第30回定例評議員会・第74回定例理事会

JPIC NEWS LETTER
通巻 74 号
2005 年 12 月 7 日
本年も、賛助会員の皆様をはじめ関係の皆様に
は大変お世話になりました。お蔭様で、概ね順調
に事業を運営することができました。心より御礼
申し上げます。
第30回定例評議員会
第74回定例理事会開催
去る11月18日10時より、新宿区・日本出版ク
ラブ会館にて、第30回定例評議員会&第74回定
例理事会を開催いたしました。
冒頭、小林辰三郎理事長より以下の通り挨拶
申し上げました。
「今年は、7月に議員立法による「文字・活字
文化振興法」が制定され、「読書環境の整備」
や「読書推進運動」への公的な後押しが、これ
まで以上に得られるものと期待しております。
JPICといたしましては、平成13年12月に制定さ
れました「子どもの読書活動の推進に関する法
律」とともに、その具現化に向けた活動を、関
係省庁や団体と協力しつつ、積極的に取り組ん
でまいりたいと考えております。
また、出版業界に「読みきかせ」が定着するひ
とつのきっかけとなりました、「第 4 土曜日は、
子どもの本の日」キャンペーンも、平成 10 年度よ
りスタートし、今年度、8 年間をかけて全国書店
組合で開催を終えることとなりました。
「第 4 土曜日は、子どもの本の日」実行委員会
では、さらに内容を充実させて継続できるよう準
備をすすめているとのことで、事務局を務めてま
いりました JPIC といたしましても、たいへん喜
ばしいことと考えております。
今後とも、読者・出版業界に有益で、喜んでい
ただける活動を展開できるよう努力してまいり
ますので、引き続きお力添えをいただきたくお願
い申し上げます」(要旨)
引き続き、以下の議事進行に移りました。
①第一号議案 平成17年度上半期報告
はじめに、運営担当の亀井忠雄常務理事よ
り、以下のような概要報告がされました。
「平成17年度上半期事業は、例年以上に活発
に事業を展開いたしました。従来のJPIC主催事
業並びに協力事業が拡充していることに加え、
新たに、毎日放送と大阪市が共催する「オーサ
カキング」でのブックフェスティバル協力、岩
波書店セミナー開催の事務局協力に取り組みま
した。さらには7月の「文字・活字文化振興法」
制定に伴い、JPICとしてPRポスターを30,000
枚制作・配布するとともに、「文字・活字文化の
日」出版連絡会の事務局として、文化庁主催シ
ンポジウムをサポートするなど、新たな役割も
務めております。今後、関係省庁・業界団体・
新聞業界などとも協力し、当該法律の具体的な
アクションに向けて努力してまいりたいと考え
ております。
現在、JPICでは、「読書ボランティアの育成
とネットワークづくり」を『読書アドバイザー
養成講座』と『読みきかせサポーター講習会』
で行っています。受講料収入と子どもゆめ基金
助成金により、収支均衡を保ちつつ、JPICが持
つ「読書ボランティア」のデータは、30,000件
を超えることができました。
一方で、「読書ボランティアの活動機会の開
拓と提供」という機能と、「団体・企業が取り組
む読書推進運動を後押しする」という機能から
『読み手のコーディネート』をしております。
こちらは、「第4土曜日は、子どもの本の日」
「講談社 おはなし隊」「スミセイ おはなし広
場」「赤ちゃん本舗」「トイザらス」などをお
手伝いすることで、その目的を実現しており、
かつ、JPICの重要な「収入の部」を支えるとこ
ろまで成長しております。
なお、財団収支全体は、「金利収入」「賛助
会費・寄付金」が厳しい状況にありつつも、事
業収入の増加により、概ね良好な結果で終える
ことが出来ました」(要旨)
続いて事務局より事業報告、鴻巣道明専務理事
より収支報告がされ満場一致で承認されました。
②第二号議案 平成17年度下半期進捗状況報告
10月1日より、すでに進行している平成17年
度下半期の主要3事業と2つの協力事業につい
て、事務局より報告いたしました。
JPIC NEWS LETTER 74
(ア)「10月27日は、文字・活字文化の日」
PRポスターの制作・配布・・・10月初旬
に3万枚製作し、取協・取次各社の協力
により全国書店に配布。
(イ)「第3回 子どもの本まつりinとうきょ
う」開催・・・10月8~10日、台東区・上
野恩賜公園にて、児童出協・朝日新聞
社との協力により開催しましたが、残
念ながら、降雨のため屋外展示・販売
会は8日のみ開催。
(ウ)「第3回 子どもの本フェスティバルin
おおさか」開催・・・11月12・13日、大
阪市・OBPツイン21にて、活字文化推
進会議・児童出協・JPICの共催で開催
いたしました。
(エ)「文字・活字文化の日シンポジウム」
協力・・・10月27日、港区・ホテル フ
ロラシオン青山にて文化庁が主催する
同シンポジウムに、登壇者選考・集客
で協力。当日は、定員を上回る363名
もの参加者がありました。また、当日
の模様をシンポジウムに登壇した濱田
博信理事に報告いただきました。
(オ)「取協 読みきかせ会」協力・・・取協が
12月3日~2月4日にかけて、全国約200
書店で開催する書店読みきかせ会の読
み手コーディネートをサポートしてい
ます。
第3回「子どもの本フェスティバルinおおさか」
③第三号議案 平成18年度事業計画案の骨子
作成に向けて
平成18年4月1日からの「JPIC平成18年度事業
計画」を策定するにあたって、骨格となる以下
の3点を、事務局より提案いたしました。
(ア)「子どもゆめ基金」申請について・・・
「JPIC読みきかせサポーター講習会」
「中高生の読書活動を伸ばす」「子ど
もの本まつり」の3事業について申請
する。
(イ)「第4土曜日は、こどもの本の日」キャ
ンペーン2巡目へ向けて・・・高須博久理
事(日 書 連 副 会 長)よ り、98 年 に ス
タートさせ今秋で全国1巡を終える同
キャンペーンについて、日書連・児童
出協・取協・JPICで組織する同実行委
員会では、拡充しつつ2巡目の開催に
向けて準備をしており、併せて、書店
向け児童書勉強会も企画中である旨を
説明。
(ウ)「文字・活字文化振興法」の具体化に
向けて・・・平成17年7月に成立した同法
を具体的な政策や活動に生かしていく
た めに 関係 省 庁・団体 と連 携を 深め
る。小峰紀雄評議員(書協副理事長)・
白石勝副理事長(雑協理事長)・
國 弘 晴 睦 理 事(取 協 運 営 委 員 長)・
丸岡義博評議員(日書連会長)に個人的
な感想や期待をお話いただきました。
④第四号議案 役員の一部改選
5月開催の前回評議員会ならびに理事会以
降、各推薦団体・企業の役員変更に伴い、当
財団役員も以下のとおり変更いたしました。
<退任役員>
理事4名・・・萬田貴久副理事長(日書連前会長)、
秋山秀俊理事(中央社相 談役)、大藤耕治理事
(日教販相談役)、永井伸和理事(日書連前理事)
評議員7名・・・青柳栄次氏(昭文社前社長)、
松尾武氏(NHK出版 前社 長)、小峰紀雄氏(児
童出協前会長)、引野喜三氏(中央社前専務取締
役)、丸岡義博氏(日書連会長)、藤原直氏(日
書連副会長)、奥村弘志氏(日書連常任委員)
<新任>
理事4名・・・丸岡義博副理事長(日書連会長)、
土屋博功理事(中央社社長)、森内日出美理事
(日教販社長)、藤原直理事(日書連副会長)
評議員7名・・・黒田茂夫氏(昭文社社長)、
大橋晴夫氏(NHK出版社長)、竹下晴信氏(児
童 出 協 会 長)、外 山 義 朗 氏(中 央 社 常 務 取 締
役)、大橋信夫氏(日書連副会長)、田江泰彦氏
(日書連理事)、岡嶋成夫氏(日書連常任委員)
いずれも任期は、前任者または他の現任者の
残存期間と同じですので、平成18年5月の評議員
会並びに理事会での「任期満了による役員改
選」までです。但し、再任は妨げません。
新役員の一覧を同封いたしますので、ご参照
ください。
NEWSについてのお問合せや詳細資料ご希
望の方は、事務局までお申し付け下さい。
JPIC HPアドレス:http://www.jpic.or.jp
文責:中泉 淳([email protected])
JPIC NEWS LETTER 74