第5次地域密着型金融推進計画遂行結果 自 平成24年4月 1日 至 平成25年3月31日 西濃信用金庫 目 次 1.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.地域密着型金融推進計画進捗状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (1)ライフサイクルに応じた取引先企業の支援強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (2)事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底・・・・・・・・・・4 (3)地域の情報収集を活用した持続可能な地域経済への貢献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 (4)協同組織金融機関としての取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 3.経営改善支援等の取組み実績(平成24年4月~平成25年3月)・・・・・・・・・・・・・・・10 4.本計画取組みによる主な成果(平成24年4月~平成25年3月)・・・・・・・・・・・・・・・11 1. 第5次地域密着型金融推進計画進捗状況について 1.基本方針 過去3回に亘り金融庁が示したアクションプログラムに基づき「リレーションシップ・バンキング」 「地域密着型金融」の機能向上に関する計画を経 て、平成21年度から平成23年度まで独自の経営課題として「第4次地域密着型金融推進計画」を策定し推進してまいりました。 当金庫の「第5次地域密着型金融推進計画」の策定にあたっては、平成24年度から平成26年度までの新中期計画「第2次せいしんCHANGE 70」の重点項目として地域密着型金融の深化を掲げ、計画期間および具体的な実施事項を新中期計画「第2次せいしんCHANGE70」の実施計 画と同一としております。 この計画における平成24年度の進捗状況について取りまとめましたので、公表いたします。 2.具体的な取組方針 (1)企業のライフワークに応じた取引先企業の支援強化 ・当金庫は、〝せいしんビジネスクラブ〟を通じて、創業・新事業、経営改善といった企業の各ステージにおける支援・情報の提供を行います。 ・事業再生においては本部の専門部署が営業店と一体となって対象先を訪問するなどして、経営者の方々に対する経営改善に向けた意識の醸成に努 めております。 ・企業の事業承継については、職員のFP(ファイナンシャル・プランナー)能力を向上させるべく自己啓発を促すとともに、FP技能士資格の取 得を奨励し企業に適した資金供給に努めております。 (2)事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底 ・従来型の不動産担保や第三者保証に依存した融資手法から脱却し、信用保証協会の制度融資などを活用し、企業の資金需要に応えます。 (3)地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献 ・四半期ごとに実施している地域の景況調査を通して景況感を共有するとともに、地方公共団体や商工会、岐阜工業高等専門学校や岐阜大学等との 連携を強化することで、幅広い情報提供を行います。 ・社会問題化している多重債務問題については、法律相談会の利用推進や専用ローンの活用、提案など問題解決を支援するとともに、将来を見据え た地元の小・中学生向け金融教育の実施を検討しております。 (4)協同組織金融機関としての取組み ① ガバナンスの強化 ・利用者の視点に立ったわかりやすい情報開示を目的として、各種媒体の見直しや更新を行います。 1 ・引続き会員の皆様から募集したご意見を、パブリック・プレッシャーとして当金庫の経営改善に利用させていただきます。 ② 人材育成 ・前述のFP技能士の養成だけでなく、お取引先に有用なアドバイスができるよう、企業を見る目を養うことも重要な課題として捉えており、業界 団体が実施する「融資セールススキルアップ講座」に職員を派遣いたします。 ③ リスク管理態勢の向上 ・ 「リスク管理の基本方針」および個別リスクに係る諸規定に基づき、継続して適切なリスクのコントロールに努めます。 ④ コンプライアンスの徹底 ・金融機関の業務は、そのすべてが法令を基本として遂行されるものであり、法令等に基づき策定された諸規定を遵守して業務を行っております。 ・コンプライアンス態勢についても逐次見直しを行うとともに集合研修や臨店指導を行い、コンプライアンスの重要性などの意識の醸成に努めます。 以 2 上 2.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況 (平成24年4月1日~平成25年3月31日) 項目 具体的取組み 1.ライフサイクルに応じた取引先企業の支援強化 (1) 地域主体との連携強化 ① 産官学の連携 ・ 産官学連携の具体的な取組内容に ついての営業店への周知徹底 24年度推進スケジュール ・産官学連携の具体的な取組内容について営業店へ周 知 ・岐阜大学の「地域交流協力会」及 び岐阜高専の「地域連携協力会」 の行う各種事業の情報提供および 積極参加を推進する。 《岐阜大学》 ・会員と営業店職員を「遊GO」 「プレ遊GO」への積 極参加 ・産官学融合センターのコーディネーターとして連絡 協議会に参加 ・取引先のニーズと大学等のシーズ 《岐阜高専》 のマッチングを支援 ・取引先のニーズと大学等のシーズのマッチング支援 (販路開拓、技術融合、新事業の開拓) を産学官連携アドバイザーとの連携により行う。 ② 地元商工団体等 との連携強化 取組み状況(成果・効果) ・地元商工会、地公体、税理士事務所 ・地元商工会、地公体、税理士事務所等との連携強化 等との連携強化 《岐阜大学》 ・「岐阜大学研究推進・社会連携機構」の協定 金融機関として連絡協議会への参加 《岐阜高専》 ・岐阜高専「地域連携協力会」に当庫理事長が 副会長として同会事業に協力 ・当金庫「せいしんビジネスクラブ」と岐阜高 専「地域連携協力会」との共催にて“地域活 性化セミナー”を開催し、地域の活性化に貢 献した ・地元商工会、地公体の行事・催事への参加を 通じて、地元金融機関として連携を図ってい る ・岐阜県産業経済支援センターの相談 ・岐阜県産業経済支援センターの相談機能の活用 機能の活用 ③ 創業・新事業への 支援 ・政府系金融機関との協調融資の取組 ・政府系金融機関との協調融資の取組強化 強化 ・信用保証協会の「創業支援資金」等 ・信用保証協会の「創業支援資金」等の制度融資の PR の制度融資の PR 3 ・平成 24 年度の創業・新事業支援融資実績 7 件/ 71 百万円 内、信用保証協会「創業支援資金」取扱実績 3 件/ 19 百万円 2.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況 (平成24年4月1日~平成25年3月31日) 項目 具体的取組み (2) 事業再生の支援および経営改善の支援 事業再生支援と再 ・相談受付謝絶等の対応状況の検証 チャレンジに向けた と営業店指導 支援態勢 ・実現可能性の高い経営改善計画の 立案と修正等の検討 24年度推進スケジュール ・相談受付謝絶等の対応状況の検証と営業店指導 ・実現可能性の高い経営改善計画の立案と修正等の検 討 (3) 課題解決型金融の深化 専 担 者 の 充 実 と ・FP技能士の養成(庫内研修の実施) ・FP技能士の養成(庫内研修の実施) 課題解決型融資の 推進 ・業界団体が実施する外部講座に職員 ・業界団体が実施する外部講座に職員を派遣 を派遣 ・税務相談会のPR ・税務相談会のPR 2.事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底 (1)不動産担保や個人保証に過度に依存しない融資手法の徹底 ① 商品提供 ・企業実態を把握した審査手法の徹 ・企業実態を把握した審査手法の徹底 底 ・信用保証協会の効果的な利用 ・信用保証協会の効果的な利用 ② 資金供給手法の 多様化 ・シンジケートローン組成への参加 の検討 ・シンジケートローン組成への参加の検討 ③ 融資審査業務の 適正化・効率化 ・融資案件検討会議・融資役席者等 での教育指導 ・融資案件検討会議・融資役席者等での教育指導 4 取組み状況(成果・効果) ・営業店より相談受付票と謝絶記録簿の提出を 毎月受け、その内容を検証するとともに、上 期・下期各1回の営業店臨店指導を実施 ・再生支援先に対し実現可能性の高い経営改善 計画の策定支援を行っています、25年3月 5日、岐阜県中小企業支援協議会の二次対応 終了(改善計画策定済)1先 ・FP技能士資格取得者総数 (1 級:1 名、2 級:72 名、3 級:65 名) うち 24 年度の合格者 (2級:13 名、3 級:11 名) ・県信協主催「融資セールススキルアップ講座」に派遣 ・地域の中小企業者向けに岐阜県信用保証協会 保証付融資「せいしん企業サポート資金パー トⅢ」を発売 平成 24 年度 69 件/ 409 百万円 ・個人事業者専用ローン「せいしんビジネス・ アシスト」を発売しました 平成 24 年度 86 件/ 114 百万円 ・24 年度については取扱実績なし ・毎月「融資総合検討会議」及び、隔月の融資 役席者会議を開催し教育指導 2.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況 (平成24年4月1日~平成25年3月31日) 項目 具体的取組み 3.地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献 (1) 地域情報の提供 ① 景況調査の充実 ・景況調査アンケート項目の見直し の検討 ・景況調査と併せた特別調査の実施 (2) 地域経済活性化に向けた情報提供等 ①地域への情報発信 ・地区協会主催「ビジネスフェア」 と経営改善に関す への参画推進と出展企業への支援 る情報の取得と提 供 ・TKC全国会との提携を生かした 経営セミナーの開催や経営改善計 画策定サービスの提供と支援 ・地元中小企業間技術力等をマッチ ングさせ、地域企業の活性化を図 るために「ビジネスクラブ」会員 間のビジネスマッチングサービス の開始 ② 金融経済教育 ・効果的な問題解決を提案する訪問 活動の実施 ・地元小・中学生向け金融教育の実 施について検討 ・法律相談会のPR 24年度推進スケジュール ・四半期毎の景況調査アンケートの実施 ・特別調査の実施 ・平成24年9月開催 ・23年3月より提携しており、随時経営セミナーの 開催や経営改善計画の策定を支援していく。 ・平成24年4月サービス開始 ・地元小・中学生向け金融教育の実施について検討 ・法律相談会のPR 5 取組み状況(成果・効果) ・景気動向調査 第 37 回から第 40 回を実施し集積情報を還元 ・特別調査 第 37 回:「東日本大震災から 1 年を経た中小 企業経営」 第 40 回:「平成 25 年の景気見通しについて」 を実施 以上について、ホームページにて開示 ・東海地区協会主催の「ビジネスフェア 2012」 への出展企業 5 社、 出展企業に対し新規取 引先開拓に貢献 ・販売力強化をテーマとして、地域企業の経営 課題を解決するため(株)タナベ経営による 経営セミナーを 4 回開催 ・ビジネスクラブ会員の販路拡大支援や新たな ビジネス創出などに繋げていくことを目的と したインターネットの活用による「せいしん ビジネスクラブ・ビジネスマッチングサービ ス」を開始 25 年 3 月末 登録時業者 119 先 ・金融教育の一環として、中学 2 年生を対象に 「職場体験学習」を実施 2.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況 (平成24年4月1日~平成25年3月31日) 項目 具体的取組み 4.協同組織金融機関としての取組み (1) ガバナンスの強化 ① 情報開示の充実 ・半期開示の内容についてその充実 策を検討 24年度推進スケジュール ・半期開示の内容についてその充実策を検討 取組み状況(成果・効果) ・ディスクロージャー誌の全般的な見直しを実 施 ・ディスクロージャー誌における判 りやすい情報開示の研究 ・ディスクロージャー誌における判りやすい情報開示 の研究 ・ホームページの掲載項目の見直し 充実 ・ホームページの掲載項目の見直し充実 ・更新頻度をアップし、ユーザーの関心を高める。 ・ホームページでのアンケート調査結果の掲示 ・トピックス・新着情報の内容を充実 ② 利用者意見の 経営への反映 ・一般会員からの意見募集 ・一般会員からの意見募集 ・一般会員からの意見募集を行い、結果を関係 部署・営業店へフィードバックし、業務に反 映させた ③ 高密度経営の 徹底 ・渉外体制の再構築により、地域顧 客との取引軒数を増加させ、より 多くの顧客ニーズの情報収集に努 め、各種問題の発掘と問題を絞り 込んだ提案型セールスを充実させ る。 ・渉外担当者数の見直しと研修等の充実により職員の スキルアップを図る。 ・渉外担当者数の見直しと各種渉外担当者向け マニュアルを作成し研修を実施。更に、多様 化する企業ニーズへの対応能力や企業の資金 ニーズを引き出す融資提案能力を向上させる ため、平成 24 年 11 月、若手渉外担当者を対 象とした「融資提案ロールプレーイング大会」を開催 した ・実践訓練による渉外担当者のセールス能力向 上のため、各グループ会単位にて FST(フィール ド・セールス・トレーニング)を実施した ④ 業界総合力の 活用 ・電子債権記録機関「㈱全銀電子債 権ネットワーク」のサービス開始 に参加し、地域中小企業の資金調 達の円滑化を支援する。 ・平成24年度中に取扱い開始予定 ・ 「でんさいネット」取扱い開始に伴い、顧客向 け説明会を平成 25 年 2 月 15 日と 25 日の 2 回実施し、延べ 70 名の参加があった 6 2.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況 (平成24年4月1日~平成25年3月31日) 項目 (2) 人材育成 ① 信用金庫人の 育成 具体的取組み ・ES・CS向上研修等の実施 24年度推進スケジュール ・ES・CS向上研修等の実施 ・FP技能士の養成(庫内研修の実施) ・FP技能士の養成(庫内研修の実施) ・業界団体が実施する外部講座に職員 ・業界団体が実施する外部講座に職員を派遣する。 を派遣する。 ・人事諸制度の見直し ② 新しい成長分野 等への進出支援を 担う人材の育成 ・業界団体が実施する外部講座に職 員を派遣する。 ・業界団体が実施する外部講座に職員を派遣 ③ 融資審査能力の 向上 ・融資案件検討会議・融資役席者会 議等での指導 ・融資案件検討会議等での教育指導 ・外部講師または役員による研修実 施 ・融資案件検討会議・融資役席者会議等での指導 (3) リスク管理態勢の整備 ① 信用リスク管理 ・大口与信先の取引方針の決定と 管理 ② 市場リスク管理 取組み状況(成果・効果) ・ 「女性職員活性化研修」を実施し、ES・CS 関連事項について現状把握を行った ・FP2 級受験対策講座を 4 月・8 月に実施 ・県信協主催 「女性のためのモチベーションアップ講座」に派遣 東海地区協主催 「マネジメント講座」「初級管理者講座」に派遣 全信協主催 「支店長講座」に派遣 ・毎月「融資総合検討会議」及び、隔月の融資 役席者会議を開催し教育指導を実施 ・融資案件検討会議等での教育指導 ・外部講師または役員による研修実施 ・弁護士による土曜セミナーを実施 ・役員による職員へのコンプライアンス研修を 実施 ・大口与信先の取引方針の決定と管理 ・与信集中リスク抑制と管理 ・ALM委員会への報告 ・適正な自己査定の実施 ・適正な自己査定の実施 ・野村ⅰ-Port システムを利用したリ スク計測の精緻化および計測され たVaR値の検証 ・野村ⅰ-Port システムを利用したリスク計測の精緻 化および計測されたVaR値の検証 7 ・正常先で事業性融資残高 50 百万以上の先に ついて取組方針を決定し与信枠の管理を行っ た ・不動産業、住宅ローンについては与信集中度 合が高いことからリスク検証しALM委員会 にて報告し管理を強化した ・随時査定に基づいて債務者区分を適切に変更 し適正な引当を実施した ・日々計測されるⅤaR値の変化の要因を検証 ・バックテストによる超過利益発生時の原因・ 背景から、計測ⅤaR値の計測モデルの有効 性の検証を行った 2.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況 (平成24年4月1日~平成25年3月31日) 項目 具体的取組み ・総合的リスク管理部門およびAL M委員会との連携・相互牽制の強 化を図り、リスク総量の観点から コントロールする。 (4) 法令等遵守態勢の強化 コンプライアンス ・コンプライアンス営業店指導の 態勢の構築 徹底 ・コンプライアンス臨店指導項目の 見直しと強化 ・コンプライアンス研修の実施 24年度推進スケジュール ・総合的リスク管理部門およびALM委員会との連 携・相互牽制の強化を図り、リスク総量の観点から コントロールする。 ・リスク管理の定期的な連絡・報告を行ない、 市況等に変化があった場合においては、速や かに協議等ができる態勢を図っている ・市場リスクに関する勉強会を実施(7/27.1/30) ・ポートフォリオ分析(野村 5/8.信金中金 1/23) ・コンプライアンス・オフィサー会議や臨店指導を通 した営業店指導の徹底 ・ コンプライアンス・オフィサー会議 4 回/年 間催、営業店での報告を兼ねた研修を実施 し、研修報告書の提出を求めた ・チェックする項目の見直しを行った ・コンプライアンス臨店指導項目の見直し ・コンプライアンス研修の実施 ・コンプライアンス・オフィサー会議における事故防 止策の周知徹底 ・外部講師によるコンプライアンス研修の実施 ・役員による職員へのコンプライアンス研修の実施 ・新入職員へのコンプライアンス研修の実施 ・顧客情報管理状況の検証 ・顧客情報管理状況の検証 ・預金保険に関する名寄せの徹底お よび本人確認の徹底 ・ 「顧客データ内部監査規定」に基づき内部監査を実施 ・アドバイザー会議や担当者研修等の開催により、預 かり資産販売に関するコンプライアンスの周知徹底 ・お客様からの「質問、相談」への対応状況の検証 ・顧客保護態勢の営業店取組み態勢 の強化 取組み状況(成果・効果) 8 ・ 研修計画と実施状況のチェックをし、コンプ イアンス体制の強化を図った ・コンプライアンス・オフィサー会議 4 回/年 催し、具体例に沿った再発防止を周知した ・ 弁護士による土曜セミナーを実施 (表題・代筆によるトラブル) ・役員による全職員へのコンプライアンス研修 を実施 ・ 新入職員に対し、本部研修期間中にコンプラ イアンスに関する研修を実施 ・本人確認状況および顧客データの登録状況の 確認を臨店検査時(四半期毎の年4回)に実施 ・ 「顧客情報管理事務取扱手続」を制定し、取扱 いを強化した ・名寄せのオフサイト検査を第3回臨店検査時 に実施 ・営業店内部監査時にお客様からの「質問、相 談への対応状況を検証 2.第5次地域密着型金融推進計画進捗状況 (平成24年4月1日~平成25年3月31日) 項目 苦情・相談等への 対応 反社会的勢力への 対応 具体的取組み ・内部監査及び臨店検査の実施によ る牽制機能の強化 24年度推進スケジュール ・平成24年度営業店監査指標の改正 ・各種会議での報告 ・「苦情等記録報告書」を各期にとりまとめ、理事会、 ・ 「苦情等記録報告書」を各期にとりまとめ、理 常務会、コンプライアンス委員会への報告とコンプ 事会、常務会、コンプライアンス委員会への ライアンス・オフィサー会議の報告と現状認識及び 報告とコンプライアンス・オフィサー会議の 再発防止の指導をする。 報告と現状認識及び再発防止の指導をした ・事実認識、実効性の検証、事務処 理上の問題等について検討する。 ・相談室会議を四半期毎に開催し、苦情発生傾向や事 務ミス傾向を分析するとともに、事実確認・実効性 の検証・事務処理上の問題点について検討し、再発 防止に向けた対策を行う。 ・相談室会議を 6/3・9/5・2/8 に開催、苦情発 生傾向や事務ミス傾向を分析し、事実確認・ 実効性の検証・事務処理上の問題点、再発防 止策を検討した ・相談室員による臨店時および随時 啓蒙する。 ・些細な事でも報告する風土作りをする。 ・相談室員による臨店時の指導 ・相談室員による臨店時に些細な事でも報告す るよう指導した ・相談室員による臨店時に実施 ・金融ADR制度の正しい知識を習得し、お客様の要 望等に応えることができる態勢を整える。 ・相談室員による臨店時に実施 ・四半期毎に営業店の備蓄情報を収集し取り纏め、役 員会およびコンプライアンス・オフィサー会議等に 報告 ・相談室員の研修を実施し、相談室員臨店時に 全店で金融ADR制度の研修を実施した ・岐阜県暴追センターが開催する会議等に出席 ・岐阜県暴追センターが開催の会議等に出席し た(4/25・8/22・3/29) ・監査項目の「反社に対する対応」により、営 業店の対応状況の検証を実施 ・四半期毎に営業店の備蓄情報を収 集し取り纏め、役員会およびコン プライアンス・オフィサー会議等 に報告する。 ・岐阜県暴追センターが開催する会 議等に出席し情報交換する。 9 取組み状況(成果・効果) ・4月に営業店監査指標を改正 ・四半期毎に営業店の備蓄情報を収集し取り纏 め、役員会およびコンプライアンス・オフィ サー会議に報告した 3.経営改善支援等の取組み実績(平成24年4月~平成25年3月) (単位:先数) 正 常 先 要 注 意 先 ① うちその他 ② 要注意先 うち ③ 要管理先 期初 債務者数 うち 経営改善支援 取組み先数 α のうち期末 に債務者区分 がランクアップ した先数 A α β 1650 0 449 66 15 α のうち期末 α のうち再生 に債務者区分 計画を策定し が変化しなか た先数 った先数 γ δ 経営改善支援 取組み率 ランクアップ率 再生計画 策定率 α /A β /α δ /α 0 0 0.0% - 5 56 23 14.7% 7.6% 34.8% 6 0 6 5 40.0% 0.0% 83.3% 破綻懸念先 ④ 83 20 0 14 15 24.1% 0.0% 75.0% 実質破綻先 ⑤ 32 0 0 0 0 0.0% - - 破 綻 先 ⑥ 6 0 0 0 0 0.0% - - 小 計 (②~⑥の計) 585 92 5 76 43 15.7% 5.4% 46.7% 2235 92 5 76 43 4.1% 5.4% 46.7% 合 注1 注2 注3 計 期初債務者数(A)は、24年4月のもので、個人ローン、住宅ローンのみの先は含んでおりません。 期中に完済された債務者は、経営改善支援取組み先(α)には含んでおりますが、ランクアップした先数(β)には含んでおりません。 本表には、期中に新たにお取引を開始された債務者は含んでおりません。 10 4.本計画取組みによる主な成果(平成24年4月~平成25年3月) 実 績 備 考 経営改善支援取組み率 15.7% 経営改善支援取組み数/期初債務者数 再生計画策定率 46.7% 再生計画策定先数/経営改善取組み先数 ランクアップ率 5.4% ランクアップ先数/経営改善取組み先数 7件 創業・新事業支援融資実績 個人保証・不動産担保に過 度に依存しない融資への取 組みの計数 ビジネスマッチング 71百万円 うち、岐阜県信用保証協会の 「創業支援資金」の利用実績 3件 せいしん企業サポート資金パートⅡ せいしんビジネスアシスト ビジネスマッチングサービス 69件 86件 19百万円 409百万円 114百万円 登録事業者119先 ビジネスフェア 出展企業5社 金融教育 中学2年生を対象に11名 11 左記の計数にはアパート建設資金は含んでおり ません。 当金庫では、 「せいしん車両購入ローン」 「ぎふ無 担保スピード資金」 「売掛債権担保活用資金」 「せ いしん企業サポート資金パートⅢ」、 「せいしんビ ジネス・アシスト」の 5 種類の商品を「個人保証・ 不動産担保に過度に依存しない融資」としており ます。 マッチングの成功事例は未だありません。 東海地区信用金庫協会主催 揖斐川支店4名、糸貫支店5名、本巣支店2名
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