「平成26年度第1回生徒による授業評価」の集計結果をふまえた改善プラン

「平成26年度第1回生徒による授業評価」の集計結果をふまえた改善プラン
生徒の授業評価による現状
ほとんどの項目で1・3年次生は8割程度、2年次生は6~7割程
度の生徒が肯定的な評価をしているが、7の生徒同士で話し
合う機会や意見などを発表する機会については、1・2年次生
で肯定的な評価が少し低くなっている。
授業の内容や
進め方について 2年次生で若干数値が下がっているが、現代文Aが全員履修
となり、従来では国語を選択しなかったであろうと思われる生
国
徒が履修していることの影響が考えられる。
語
科
大半の生徒が授業に主体的に取り組んでいると考えている
が、一部の生徒がメールやおしゃべり等で授業に集中しきれ
生徒自身の
ていないととらえている。
取組み状況
教科
項目
神奈川県立吉田島総合高等学校
改善点
生徒の実態に合わせた教材の精選と授業の工夫をさらに行
う。
生徒同士で話し合う機会や意見などを発表する機会を多く
取り入れるように心がける。
授業に集中しきれていない生徒には継続的に指導を行い、
授業に取り組むように促す。
生徒の興味・関心を喚起し、生徒がより積極的に授業に集
中して取り組めるように、授業内容や指導方法の改善、工夫
に努める。
教材が工夫されているなど、取り組みやすい授業としての評価 習熟度に合わせた細かい指導を行う。
は比較的高いようである。
主体的に取り組めるように積極的にグループ学習や作業を
内容への理解や主体的な学習であるとはあまり評価されてい 取り入れる。
授業の内容や
進め方について ない。
社
会
科
生徒自身の
取組み状況
意欲的に取り組む姿勢は年次が上がるにつれて低くなってき 進路に関連した教材などを取り入れることでより身近に感じ
ている。
させ、意欲的に授業に臨めるように工夫する。
1・3年次生は7割~8割、2年次生は6割程度が肯定的な評価
をしている。生徒自身に考えさせて作業させる授業ができてい
る。
ただし、2年次生に生徒の理解度に合わせた進め方、時間配
授業の内容や
進め方について 分、生徒同士での話し合いや発表の機会、自分で考えて作業
する機会、説明の仕方が丁寧でわかりやすい授業での、否定
数
的な評価がやや多い。
学
科
大多数の生徒は授業に必要なものを用意し、授業に意欲的に
生徒自身の
取組み状況
授業に集中できてない生徒には粘り強く指導し、授業への
取り組んでいる。しかし、メールやおしゃべり等で授業に集中し 取り組みを促していく。また、生徒が興味・関心を持ち、より
ていない生徒も一部にはいる。
積極的に授業に取り組むよう授業内容を工夫・改善してい
く。
1.2年次生は授業の準備・進め方に関して60%以上の生徒が
良い評価であった。しかし、内容を理解し、充実感を持つこと
ができた生徒の割合は60%を下回っている。
授業の内容や
3年次生の授業への評価は低く、理解・充実度は50%を下
進め方について
回っている。
理
科
生徒自身の
取組み状況
生徒の理解度に応じて授業内容を精選しているが、さらに
内容を精選し指導方法の工夫とあわせて、より生徒が充実
感を得られるよう心がける。
引き続き生徒に考えさせる授業を心がけるとともに、特に2年
次生の否定的な評価の面に関して、説明や板書の方法など
を更に工夫し、生徒による主体的な学習により、わかりやす
い授業を目指す。
内容を理解し、充実感を持つためには基礎的な読解力・計
算力が必要であり、特に生徒の計算能力の不足は目に余る
ものがある。教科書・資料等を読み込む作業を取り入れ、読
解力を充実させる。また、基本的な計算問題を多く解かせ、
達成感を持たせるようにする。指導内容を精選し、さらに興
味を引く教材を取り上げ関心を高めるようにする。
多くの生徒は、授業に対して意欲的に取り組んでいると回答し 今後も、声掛け・机間巡視を行い基本的学習習慣が身に付
ている。しかし、30%の生徒が努力をしていないと自覚してい
くよう指導を続ける。
る。
3年次生は、自ら選択した科目でありながら、学習意欲が低
い。
【体育】
1年次生の「生徒同士で話し合う機会や意見などを発表する機
会がある」の項目で評価2,1の生徒が30%近いが、その他の
項目はすべての年次で80%近くの生徒が肯定的な評価をし
ており、概ね満足している様子である。
授業の内容や
【保健】
進め方について 1年次生では、「黒板の文字がわかりやすく整理されている」
「生徒一人ひとりに目を配った、きめ細かい指導がなされてい
る」の項目がその他の項目と比べるとやや低い評価となってい
る。2年次生では、「生徒同士で話し合う機会や意見などを発
表する機会がある」の項目が他よりもやや低い評価となってい
体
る。
育
科
【体育】
1年次の「授業でわからないところがあったら、先生や友達に聞
いたり、自分で調べたりするなどしてわかろうとする努力をして
いる」の項目以外はすべての年次で80%以上の生徒が肯定
的な評価をしており、多くの生徒が意欲的に授業に取り組んで
いると答えている。
生徒自身の
取組み状況
【保健】
2年次では、約80%の生徒が意欲的に授業に取り組んだり、
わかろうと努力をすることができているが、1年次生では、意欲
的に取り組めていない生徒が10%以上いる。
【体育】
練習やゲームでの動きについてグループで検討する時間な
どを設け、生徒一人ひとりが動きを理解して活動できるように
し、授業に充実感を持てるようにする。また、生徒一人ひとり
の運動技能に応じた指導や支援を行い、技能の習熟を図
る。
【保健】
各年次とも授業のなかで話し合いや発表の場を設けられる
ような取り組み方を授業担当者間で検討していく。また、生
徒一人ひとりの理解を深められるような板書の仕方や説明
の仕方を工夫する。
【体育】
意欲的に取り組むことができない生徒に対して、生徒が興
味を持つことができるような工夫や生徒の習熟度に合わせ
た活動方法で授業を行い、どの生徒も意欲的、積極的に取
り組めるようにする。
【保健】
意欲的に取り組むことができない生徒に対しても興味の持
てるような話題の提供や教材の工夫をし、授業に興味を持
てるようにしていく。
教科
項目
生徒の授業評価による現状
2・3年次では約6割の生徒が肯定的な回答をしている。1年次
生においても、肯定的な意見が過半数を占める一方で、約3
割の生徒が「取り組みやすい授業である」・「学習した内容がだ
いたい理解できている」・「話し合う、発表する機会がある」・「き
授業の内容や
進め方について め細かい指導がなされている」と感じることが少ないと回答して
いる。
英
語
科
生徒自身の
取組み状況
家
庭
科
改善点
1年次生の授業では、ペアワーク・グループワークを積極的
に取り入れ、生徒同士で話し合う機会を設けるようにしたい。
教科書の題材は興味深いもので構成され、生徒の身近な話
題につながるものも多いので、教員が更に生徒に親しみを
持ってもらうように各課の導入部分に力を入れるようにした
い。
また、2年次生の授業においては、文字の大きさ・色・明瞭さ
を重視した板書に努め、生徒の理解をさらに深められるよう
にしたい。
3年次生はどの項目においても肯定的回答が6割を占める一 1・2年次生においては、毎回の授業に意欲的に取り組むこ
方で、1・2年次においては、肯定的・否定的回答が同等に等し とができるように、工夫を凝らした授業を展開したい。また、
い。2年次の「授業前に必要なものを準備」ができていない生 授業に必要な物、チャイムが鳴った時に生徒が揃えておか
徒が4割を占めることに注目したい。同様に、「意欲的に取り組 なければならない物があることを、もう一度確認する必要が
む」ことが出来ていない生徒も同じ割合を占めている。また、1 ある。
年次生においては「授業前に必要な準備をしている」・「授業
中に携帯やメールなどしていない」ができていない生徒の割合
は全体の約2割に上る。
2年次生においては、6割の生徒が肯定的にとらえているが、1 生徒の実態に合わせた教材の工夫をする。
年次生3年次生においては、5割にとどまっている。
主体的に取り組めるようなj授業を取り入れる。
授業の内容や
進め方について
生徒自身の
取組み状況
2年次生は、概ね6割の生徒がよい取り組みをしているが、1年 意欲的に取り組むことができない生徒に対しても興味の持
次生3年次生はやや低い。
てるような話題の提供や教材を工夫をし、授業に興味を持
てるようにする。
1年次生において、理解度や充実感に関して否定的な評価を
している生徒が約4割いる。約5割の生徒は「生徒同士で話し
合う機会や意見などを発表する機会」が少ないと感じている。
また、教材など授業の準備に関しては、4割以上の生徒が否
定的な評価をしている。
授業の内容や
全体的に、2・3年次生は9割以上が肯定的な評価をしている
進め方について が、1年次生は約4割の生徒が否定的な評価をしている。
情
報
科
生徒自身の
取組み状況
農
業
科
生徒の自己評価によると、生徒自身の授業への取り組みは、
2・3年次生において良好である。特に、授業に対して意欲的
に取り組んでいると回答した生徒が9割以上いる。また、生徒
は自分のペースで進められる実習課題には意欲的に取り組む
傾向がある。生徒の興味を引き出す実習課題を充実させた事
が、生徒の集中力向上につながったと思われる。
全体的に、2・3年次生は9割以上が肯定的な評価をしている
が、1年次生は約4割の生徒が否定的な評価をしている。
1年次生の授業においては、生徒が考えたり話し合ったりす
る時間を設けるように改善していきたい。
本校の生徒は、成果がわかりやすい実習には積極的に取り
組む傾向がある。1回の授業(2時間分)で何らかの結果が出
るような課題を用意し、毎回成果物がはっきりとした形で残る
ようにしたい。
また、成果物を発表させたり、印刷して貼り出すなど、他の
生徒にも自分の成果を見てもらう場を増やしていきたい。
生徒が意欲的に取り組めるよう、双方向の授業を心掛けた
い。
年間を通して生徒の意欲を高められるよう、工夫していきた
い。
特に、1年次生の授業において、生徒が考える時間を設け
たい。
1→2→3年次と年次が上がるにしたがって授業全体に関する
評価は向上しているものの、1年次の半数以上が授業の内容
や進め方に高い評価を出している一方で、ほぼ同数の生徒が
低い評価を出しており新しい教科に対する理解が進んでいな
授業の内容や
い。
進め方について また、全年次に共通していることとして、約3分の1の生徒が授
業中に生徒間での話し合いや意見発表を行う機会が少ないと
感じていること、約4分の1の生徒が授業の内容や充実感に満
足していないことが分かった。
実習・実験を通して、生徒が農業により関心を持つように授
業内容を工夫する。また、生徒一人ひとりが意欲的・主体的
に学習できるように、座学や実習中の役割と行動を明確にし
て、自らの責任を自覚させる。
授業中すべての生徒に調査・研究を通して得られた結果を
発表させるとともに、生徒同士が問題や課題に対して意見を
述べ合う機会をつくる。こうした取り組みを通じて、生徒が自
ら考え、学ぶことを実感させる。
1年次を除けば8割近くの生徒が授業に参加しようと心構えを
もって授業に臨んでいる。
特に2→3年次と年次が上がるにしたがって授業に対する積極
性や前向きな姿勢を持った生徒が多くなり、特に3年次では、
一部の生徒を除きほとんどの生徒が自らの取り組みを高評価
している。
なお、1年次は約4割の生徒が学習意欲や探究心に自信が持
てないだけでなく、授業以外のこと(私語・SNSなど)に興味が
移ってしまい、授業に集中しきれていないことが分かった。
予習、復習の重要性を強調し、毎時間自己評価をさせると
同時に、家庭学習を増やす。授業の復習や、次回の予習が
できるプリントを配布し、宿題をとして指導することで、自ら学
ぶ姿勢を引き出すとともに復習や予習を習慣化させる。
ほとんどの生徒が授業に対する姿勢に問題はないとしてい
るが、ごく一部の生徒が授業は実習服の着用が不完全なこ
と、私語・SNSへの過剰な依存が見られることから、彼らを指
導する教員間の意識を徹底する。
生徒自身の
取組み状況
すべての項目に関して、70%から80%の肯定的な評価となっ グループワークでの話し合いは、それぞれのケースについ
ている。話し合いや外部講師の招聘なども多く、実体験に基 て熱心に話し合うなど、積極的に取り組めていた。実習も非
づいた授業構成となっている。
常に熱心であったので、その機会を生かし、福祉に対する
授業の内容や
理解を深めていきたい。
進め方について
福
祉
科
生徒自身の
取組み状況
項目の13「授業でわからないところがあったら」に関しては、4 座学において、やや積極性に欠ける部分があるので、実習
割近くの生徒が、何も行動を起こしていない、など、やや積極 やグループワークの基礎としての座学を充実させていきた
性に欠ける点が見られる。
い。