第11号(平成19年8月発行) - 行田中央総合病院

病院と地域の方々を結ぶ広報誌
2007 年 夏号
第 11 号
発 行 元:行田中央総合病院 広報委員会
埼玉県行田市富士見町 2‐17‐17
048-553-2000
発行責任者 : 川 島
治
こ こ ろ
平成19 年8 月1日発行
『古代蓮』平成 19 年 6 月撮影
庶務課 課長 粕谷 晴男
地域の中核病院として、地域医療に貢献し、
信頼される病院を目指します。
医療法人社団 清幸会
行田中央総合病院
[ホームページアドレス]http://www.sakitama.or.jp/gch/index.html
2007 夏号
こころ
院長挨拶 [ M‐ホスピタルの実現を目指して ]
いよいよ M‐プロジェクトが始まりました。
当院のこれからの方針・将来の構想の決定に職員お一人おひとりの集約されたご意見
を取り込み、この病院で働くすべての人々が一体になった新しい病院作りをスタート
させます。
このプロジェクトは、自主的に参加した 90 名余りが『美・ジョン』・『ハートキャッ
院長 川島 治
チ』・『歩(あゆみ)』・『egao(エガオ)』・『サイヘンズ』・『明るい病院
計画』の 6 つのチームに分かれ、それぞれが、診療ビジョン・患者アンケート・病院
のあるべき姿・職員ニーズ・組織体制の再編成・病棟基本計画についてディスカッシ
ョンをしていきます。3 ヶ月後の 9 月には合同発表会を行う予定です。
また、仮病院の建設開始も迫ってきました。
プロジェクトの進行と平行して新病棟の建築を核とした、今後の 20~30 年先に
向けての当院の方向性を皆さんと一緒に描いていきたいと思います。
職員や患者様や地域の人々を惹きつけて止まない『マグネットホスピタル』の
実現を目指して。
地域医療連携医紹介
地域に根ざした医療を実践されている先生方をご紹介します。
今号では、やまかわ内科クリニック 山川 和樹 先生をご紹介します。
行田市壱里山町 18‐6
マルオカビル 2F
048‐564‐1488
院長
山川 和樹 先生
(医学博士)
壱里山
久下
モスバーガー
安楽亭
◆
内科・循環器科・呼吸器科
[専門]心疾患・気管支喘息
◆
[平日]午前 8:30~12:30
午後 3:30~ 7:00
[土曜]午前 8:30~12:30
◆
日曜日・祭日
木曜日・土曜日(午後)
◆
静岡県裾野市
◆
岩崎電気
JR 行田駅
やまかわ内科
クリニック
昭和 55 年
獨協医科大学 卒業
昭和 59 年
獨協医科大学大学院 修了
獨協医科大学第一内科 入局(現 心臓血管・肺内科)
17
平成 2 年より医局派遣にて壮幸会 行田総合病院勤務
大宮→
平成 11 年 12 月 やまかわ内科クリニックを開業し、現在に至る
◆
◆
釣り・テニス・ゴルフ
『沈着冷静』
2007 夏号
こころ
TOPICS [ 新入職員歓迎会が開催されました ]
去る 4 月 26 日(木)、介護老人福祉施設「緑風苑」の地域交流スペースで、
新入職員歓迎会が開催されました。当日は新入職員と、それを迎える先輩職
員の約 130 名が参加し、新たな門出を迎えた 26 人を、共にお祝いしました。
新入職員代表として、リハビリテーション科に配属された高橋さんから、
これから当院で働くにあたっての新たな決意表明がありました。
入職以来、緊張と不安でいっぱいでしたが、皆様のおかげで少しずつ業務にも慣れてきました。
学生時代に理学療法士になるために必要な病院実習を経験しましたが、実習を通して一番勉強にな
ったことは、
「患者様とのコミュニケーションの重要さ」です。リハビリが終わった後、
「ありがとう」
と笑顔で言われ、この一言で辛いときでも頑張ろうと思えました。これから患者様だけでなく職員同
士でもコミュニケーションをとり、明るく笑顔の絶えない病院になったら良いなと思っています。
私ごとなのですが、去年靱帯(じんたい)の手術で入院しました。理学療法士になる前に患者様の
立場になり、患者様の気持ちを感じることができました。膝が曲がらないことがどれだけ大変か、歩
くことがどれだけ難しいか・・・精神的ショックも相当なものでした。そんな時、看護師さんや医師、
職員の方々に温かい声をかけてもらい、気持ちがとても明るくなりました。
この経験を生かし、身体面だけでなく精神面でも患者様の支えになり、来ることが楽しみになるよ
うなリハビリが施せる理学療法士になりたいと思っています。
最後になりましたが、病院理念でもある「地域の中核病院として地域医療に貢献し、信頼される
病院」を目指して取り組んでいきたいと思います。
[リハビリテーション科 高橋 梓]
TOPICS [ 第 9 回看護部研究発表会が開催されました ]
去る平成 19 年 5 月 29 日(火)に、第 9 回看護部研究発表会が開催されました。
今年は、看護部門 6 部署 7 演題のほか、院外より石井クリニックや行田市消防署南分署救
急隊、更に川島院長・小林先生と、合計 11 演題が発表されました。
行田市内、市外 14 ヵ所の医療機関,消防署,保健施設等からご参加頂き、院内職員を合わ
せまして総勢 210 名の皆様が一同に会して盛大裡に発表を終了することができました。
発表内容は、日頃の看護の中で、より良い看護をする為に工夫したこと、アンケー
トをとり分析したこと、職員の身体ケア、腰痛予防への取り組み、ストレスについ
て、コスト削減への意識化、母児同室時期の検討等、また石井クリニックの腹臥位
枕の改良、行田消防署の一般市民による AED の使用で救命し得た事例、川島院長の
嚥下予防の為の嚥下訓練の実践や、小林先生の漢方の「証」についての分かりやす
いお話等々、バラエティーに富んだものとなりました。質疑応答も盛んに行われ、
関心の高さが伺えました。今後も様々な角度から看護を考え、質の向上を目指して
研究し続けていきたいと考えております。
[ 看護部長 新井春子 ]
発表者
外来
発表内容
 看護サービスの質を考える ~ストレスと看護サービスの関係~
高齢者ケア
 職員の腰痛の現状と予防への取り組み
産婦人科
内科
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

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外科
 外科開腹手術後の早期離床を目指して
石井クリニック
 仙骨ブロック腹臥位枕(CB 枕)の改良 ~患者の安楽を考えて~
行田市消防署
 一般市民による AED 使用により救命し得た救急事案
院長 川島 治
 誤嚥を防ぐために ~NST と嚥下訓練…チームアプローチへ~
医師 小林万寿夫
 わかる漢方入門(
「証」について)
手術室
母児同室の開始時期の検討 ~出産後 1 日目からの同室を実施して~
術野の残り物 ~コスト削減~
技 ~アンケート調査から学んだこと~
経鼻胃管チューブの効果的な固定方法の検討
~万歩計を用いた動機づけ~