27.04.27 H&S講演会 「ASUKAモデル」

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月
の
浦
学
International culture ★ 国際教養の浦学
Life skill education ★ ライフスキル教育の浦学
Health & Safe Promotion School ★ 健康と安全第一の浦学
2015.5.1 ★ vol. 7
平成27年4月27日(月)
、本校体育館にて「健康と安全宣言」の一環として、全校生徒対象の講演会が開催され
た。講師として、駅伝練習中に突然倒れ、翌日亡くなれた当時小学校6年生の桐田明日香さんのお母様である桐田寿
子氏とさいたま市教育委員会前教育長・埼玉大学教育学部教授桐淵博氏をお招きし、
「命を守るために ~『ASUKA
モデル』への思い~」の題目のもと、一人ひとりの命の大切さ、
「目の前で誰かが突然倒れた、まさかの時に」命を救
うための手順が記載された、迷わずに事故対応できるマニュアル「ASUKAモデル」についてお話いただいた。
桐田氏は、涙を目に溜めながらご令嬢が亡くなられた時のことを語ってくれた。明日香さんが最後まで頑張って生
きたことを話し、命の重さと大切さを伝えてくれた。また、
「なぜ AED を使わなかったのか」「救急講習を受けてい
たのになぜ応急処置ができなかったのか」など、当時の対応における問題点を挙げながら、再発防止のためのテキス
ト『ASUKAモデル』がどのように出来たのか、どのようなものなのかを詳しく教えていただいた。
桐淵氏は、倒れてから 5 分以内に AED を使用し、その場にいる人が勇気をもって行動することで、救える命があ
ることを語ってくれた。事前に十分な救急講習を受けて確かな知識を持ち、もしもの時を常に想定し準備しておくこ
とで、いざという時に勇気を持って行動することが出来ると伝えた。また、
『ASUKAモデル』を全国に発信し、ひと
りでも多くの人が、当たり前に応急手当ができる世の中になってもらいたいと語ってくれた。
桐田明日香さんと同年代に生きる生徒たちは、とても真剣な眼差しで講演を聴いていた。もし今後、心肺機能停止
の現場に遭遇したとき、即座に明日香ちゃんのことを思い出し、素早い適切な人命救助ができることを願いたい。