フレンドシッ プ実習にみる学生教育の課 - 福島大学学術機関リポジトリ

フレンドシップ実習にみる学生教育の課題
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フレンドシップ実習にみる学生教育の課題
一美術教育と教員養成の視点から一
三浦浩喜(美鱗轍葡
平成9年度よむ始まったフレンドシップ事業は,本学藻においては教育実習の入り讐に位置し,
教員養成かタキュラム上重要な役割を果たしているといえる。しかし今嚢,その役割は単なる教轟
養成機能にとどまらず,学生教育を考える上でさまざまな課題を鍵示するようになってきている。
ここから,筆者が専門とする美徳教官の筏点と,今響の教員養破系大学における学生教育の課題の,
雨露にわたって考察する。
〔キーワー縷 フレンドシップ事業.教員養成,造形活動,学び
はじめに
県教育委員会,癌最南教奢委員会,福島市小中学校P
τA連合会,国立磐繰青年の家,そして本学藻からな
8§年代以降,いじめ・不登校等,子どもたちの社会
る「フレンドシップ事業企懸運営協議会」が,地域の
問題が頻発し,教懸はその対慈に苦癒している。さら
小中学校との協力関係を維持する役割を梁たしている。
に,今響の「総合的な学習の暗闇」の導入や「学力陶
本学のフレンドシップ事業は,「§然体験学校」「オー
土」政策をはじめとした,公教育の癩速度的な変髭へ
プン・キャンパス・フェスティバル」ヂ公麗シンポジ
の対慈も毯難を極めているαこのような学校現場へ教
ウム」2の3っの事業より構成されている。
員を送り議している教育系大学・学翻の薄慈も十分と
まず,ジ自然体験学校は」,猪蕾代簿に鍵直する匡!立
は言えず,本人の努力頼みの状態と言えよう。
磐梯青年の家を会場に実施する,学生と小・中学生と
こうした課題を受け,平成§年度1こ文藻省主導の
の2泊3欝の交流活動である。学生数(王∼3隼生〉
「フレンドシップ事業」が始動し,教員養成系の各大
は平均8§人程度で,4月から7月にかけて,2泊3馨
学・学部で取り緩みが始まった。奉学でも,講事業を
の縮然体験学校」の内容の金突・準騰侮業を授業と
積極的に導入し,教員養成がタキュラム上入り鰯実習
してぞテっている。通常, 「馨舞醗校式」「ウォークラ彗一」
として泣麗づけている。本譲文は,逓隼特に大きな成
鍔集懸麟作活動藤「キャンプファイヤー」「学習活動」
果を収めているフレンドシップ事業隙然体験学校ゴ
の5っの企醸が中心となり,学生たちは当該年のメイ
の遍去6奪鷺の実践について鞭告するとともに,その
ンテーマに沿って企画を決定していく。参撫する小中
中の「集鐵麟作活動」や薪学習活動」に焦点を嚢て美
学生は,穣島再教育委員会の管轄する毒・驚の5年生
鱗教育の今8的意義,および数量養綾力牒キュラムの
以上の小学生と中学生欝§人∼i灘人である。ここ数年,
今§的課題を考察しようとするものである。
募集定員を大観に上まわる3§§人から4鱒人の臨募があ
り,学隼や男女比が均等になるように紬選して参癩者
亙 フレンドシップ事業「自然体験学校」
の実際
を決めている。
次に「オープン・キャンノぐス・フェスティバル(O
C欝)」は,緯月末の大学祭時に実施する学生たちの
奄 本学のワレンドシップ事業の概要
ワークシ華ップの祭典である。臆名から翼§名ほどの
本学では,平蔵9零度に導入したフレンドシップ実
学生が参擁し,福島大学キャンパスを地域に公弱し,
習の麟設祷年度は教奮学翻醗属教育実践総合センター
当羅キャンパスにやってきた小中学生を対象に欝∼鴻
教官が中’むとなって企露紅当た穆,そこに瞬学部の実
程度のワークシ…ップ(講座)を実施する。内容は,
技や実験領域の教官が参濾する形で緩織された「フレ
「ペットボトルロケット」などの科学実験から,「伝承
ンドシップ事業対癒蒋罰委貴会藩が運営にあたった。
遊び」「ものづくむ」「蟹験遊び葺「クッキングゴなど
覇委員会は平成鍍隼より「フレンドシッフ隻習委轟会」
多様である。学生たちは.夏休み講後から韓人前後の
と改称し,舞専修から還幸された委員によって構成さ
小集羅をつくって,ワークショップの企画・準騰にあ
れている。教官学藻全棒としての皺む緩みとして運営
たる。これら「自然体験学校」および「O C F」は平
されている点が最も大きな縛長である重。また,篠島
成餐年度よ13完全単鐘銘され,重焼の授業として実施
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2癖§3−6
藩島大学教春実践醗究紀要第44暑
している。
である。破らは欝人離後のボランティアグループを緩
3っ雛の事業「公開シンポジウム垂は,簸月頃実施
織して馨主的に授業に参旅し,各セクションの学生た
し,当該奪のテーマ1こ饗して講演会,および学生や現
ちを丁寧に捲導して強く。破らの存!在によって,学生
場教麟,睡立磐梯青隼の家専任職員らによるパネルディ
の縦の縫係が形滅iされ,置代纒承サイクルが1戎宣する。
スカッション,あるいは講霞演こよるワークショップな
活動のプ篠グラムは, 4肩薬鑵ズ露綴織づくり, 昌月其鍾
どから構絞されている。いわば,豊年懸の活動の総捲
が5月末に舞う事前実習に向けての素案侮成,6月難
を行いながら次隼度への課題を購らかにしょうとする
が全癒内容の練り上げと修建,7月難が生活班を中心
事業である。
とした鮨導体舗の確立,そして7月末の本番,8還頭
これらの事業群は,発足以来基本的にスタイルは変
の総繕,レポートの提鐵,葬儀,という流れである。
えておらず,全蟹でもユニークな活動として知られて
いる。
3 学生の反慈
ここでは,学生の反慈の機要にとどめ,詳纏は次章
2 「自然体験学校」の自酌・綴織・運営体調
で遽べることとする。
本学の「§然体験学校3の目的は以下のように整鍵
毎隼,最後の閉校式の校歌の斉曙で,子どもも学生
することができる。
も感動に涙する。本番寒冬了後,総抵の後に提畠させる
/聾 教農をめざす学生に自治的に授業を運営させるこ
レポートを読むと,次のような反省が多い。「当祷,
とで,議し合い,決定し,実得する民主的スキルを
子どもたちと2泊3騒のキャンプをやるだ1けで単位が
{本得させる。
もらえると,安易に考えていた。こんなに大変だとは
麟 学生鶴士,子ども,教輝.縫係機翼と交流・渉外,
思わなかった。」「友だちとこんなに議論したことがな
講整等を通して,教育という営みを理解し,教職へ
い。請し合ってみんなで決定していことの大切さを窮
の見通しを形成する。
めて知った。友だちの大窮さを痛感した。」「自分たち
麟 翻意・工夫を凝らした企画をつくり上げ,麟造性・
でも子どもたちを感動させることができると思った。」
企藤力・実践力を蔑める。
「子どもたちを通して,自分の教員としての適鑑がわ
総子どもとの活動を通して,子ども鍵解を深め,そ
かってきた。教職という仕事を連れ以外の目で祷めて
の旛導力を高める。
見ることができた。」「これからの大学生活で学ばなけ
覇 学生隅士の関係づくりを通して,地者の存在や多
ればならない課題がはっきりしてきた。」などである。
嫌な懸{善嚢舞1こ気づき, 馨己対象費二を行う。
総むて,次のように述べることができる。当襖は安
本事業は,「フレンドシップ実習室」という半難i
易な羅的で受講するが,§分たちで企薩を買主的に決
単位の集中講義として登録しているが,実際には授業
定してゆくことの羅難さに強いとまどいを覚える,し
を緩んでいない水曜饗の午後に毎週定簸的に授業を実
かし次第に友人との麗係が確立してゆく中で,民主的
旛している。教官撰彗は,委員会の当該ワーキンググルー
なスキルを体得し,蒙信を懇復し,実際の子どもたち
プの責任者が授業者となり,縫の教轟はセクシ書ンヘ
との交流に臨むことになる。この中で,子どもという
の捲導購書の役割を持ち,適宜授業に参越する。筆者
縫者に出会い,購鋳に新しい餐己像を発見し,教職を
は平成鴛年度から廼隼度まで授業を膏っている。
鰐象化しながら,大学での学びの課題を新たなものに
学生緩織は,学生1ターダー,サブ1ターダー,各藻琴一
するということである。
ダーからなる彗一ダ一会,および5っのセクションに
実鰹学生の多くは,入学して受講を決め,夏季休業
嬲れて活動する。1ナーダ一会は全鯵の粋緩みを企錘・
に入るまで陛撚体験学校以外のことは何も覚えてい
ない」というほど,本授業に集中して取む緩む。受講
調整し,各セクシ叢ンはそれぞれの内容を企画する。
授業の前半は,各セクションから鐵された全癒案に嬉
していない縫の学生に比べて,受講生は極めて遍酷な
し毎懇議論・修鑑を繰り返し,一定完成に近づいた時
毎籔を送ることになるわけだが,受講生は毎年増え続
点で,すべての学生が嚢分の漸羅するセクションの内
け,平成捻無産は.学校教育教員養成課程の半分であ
容に憩えて,飽の4つの企藪の捲導法を学びあう。本
る至総名が受講した。瞬時に,近隼人幾闘係づくりが
番直蒙は,生涯1斑に分かれ,本番の1タハーサルを侮度
苦手という学生が増えているといわれているが,入学
も行う。
懸もない学生の「屡場所づく鯵葺としても機能してい
平成捻年度より,学内の敗緩によって力琴キュラム
ることもわかる。名実ともに,フレンドシップ実習至
が遍密乾し,2年生以上の受講がきわめて霞難となり,
は,擾島大学教育学薬の教貴養成プ寮グラムの中で,
受講者はほぼi奪生のみとなっている。いわば,数ケ
なくてはならないものとなっている。
月繭まで護校生だった学生が,捲導者として小中学生
の麟に立つことになるため,様々な無蓬が生じてくる。
ここで重要な役割を桑たすのが,過年度の受講生たち
4 子ども・父母の皮癬
事後,参加した子ども・その父母に感想文を書いて
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フレンドシップ実習にみる学生教育の課題
もらっているが,次のような感想が代表的なものであ
こと。
る。漣っている学校から一人しか参麗していないの
で,不安で仕方がなかった」「学校とは異なる一連の
13/手仕事やその其瞬,鑑賞活動,遊びが一連の流
陣験で,感動は新鮮なものだった。3「いただいた窪し
14/子どもと学生が霧鬱し,視覚的な共嗣的イメー
おり2と「修了謹書」を一生の宝晦として大事にしまっ
ジを形成する上で極めて有効であること。
ている。]薪うちに帰ってきて,一糶り成長した駿が子
藏 学年差等の多様牲に嬉癒聾能であること。
の姿を頼もしく思えるようになった。」5自然鉢験学校
などである。
で出会った友だちや先生にもう会えないと,一醗泣い
醒立磐梯青奪の家には,予め「会津本郷焼きの絵付
ていた。」「今鷺マスコミ等で若い人の幾覇が擦次いで
虜やr枝で虫をつくる」などの数種類の造形活動メ
れの申でできること。
いるが,このように学生のがんばる姿に墨会えて,認
ニューは準簿されているが,学生たちは,「籍蝉に自
識を新たにした」.そしてほぼすべての感想文の最後
然体験学校の中でしかできないこと」をモットーにし
1こは「もし機会があれば,もう一度参撫したい」とし
て,毎隼オ婆ジナル企画の立案に跳んでいる。騨隼,
めくくられ,おおむね好評である。
中28目は午蔚9時に始まって午後4時に終わるまで,
この自然体験学校への子どもの参癩者を法定すると
班毎に立てたスケジュールで生活しながら,舗繹に取
き,学生の玄謡感力{罵§麩な範鼕鼕内で,矢§的障害晃,不登
り緩む。
校児,障害晃等,簿らかのトラブルを掬えている子ど
もも一定参瀦させている。その纏にも,葬父母に勝手
に申し込まれた」「学校の友達が嫌いだから参擁した」
2 集麩造形活動の変遷
以下が,遍去6奮闘の集毯造形活動の撮要である。
などの不轟を持って参撫してくる子どもも少なくない。
しかし2泊38の警程の中,学生のサぷ一トによって,
1董1平成9隼度「ソーラーバルーン」
生活斑内外の子ども韓土の襲係を形成することができ,
筆者の縫案で,広井力氏の蓼ソーラーノ寸ル四一ン轟を
参簾蘇の不安はほぼ完全に克服されている。
テキストにして,ソーラーバルーンづくりを行う。学
内でいくつかの試作を蕎い,空中に浮かべてみること
{王 自然体験学校における集団造形活動
によって,学生嚢身が驚きと感動を得ることになる。
本番では,農業溝シートなどを驚いて省力乾し,いく
零 集露造形活動の密約
美術科教育を専鍔とする筆者は,発足当祷から認委
つかのパターンを準備した申からグループごとに選奴
させる形で行った。譲作途中で飽きてしまう子も出て
員会に瞬馨し,事業/授業づくりの…端を握ってきた。
きたが,いくつかの斑が完成させて浮かべると,飽の
当初より,2諮3藤の中馨である2欝欝に葬集羅造形
琢も必死豊こに追いつこうとし,大いに盛りま1がる。た
活i勤(野外審畷乍活動〉雲におき,本事業を構き表する重
だし会場が由懸部のため風が強く,かっ,天繧が変化
要な要素として造形活動を毬置づけた。それは次のよ
やすいので注意が必要である。
うな蓬露による。
嬢 簿1鐸のプ欝セスが子ども闘士.学生と子どもの
12/平成緯年度ε縄文人1こなろう」
麗係づくりに極めて有効に機能すること。
麟年度が教麟主導だったことを受け,金聾のほぼす
12/人数の綴摸により,学校では不罵能な実践がダ
べてを学生たちが立案し行う。草花等で染色した本編
イナミンクに展瞬できる条件を膏効に活矯できる
奄を耀いて縄文人のようなコスチュームをつくり,着
.灘聾
講
く纒葉〉平成穏年度ギもくもくの森」
〈毯2〉平成纏年度「ぼくらの宇宙麟世記]
i憩
2§鍵一6
醸島大学教脅実践醗究紀要第艇号
電して遊ぶというもの。染色までは学生も子どもも興
法と曝一プワークに投法を絞む,これを輪に展開する
殊深く皺む緩んでいたが,縄文人への動機づけが弱く,
ことになる。
後半は拡数的となる。
本番当馨は,徹底した安全管理によつで一簿の経我
(3/ 単成茎隻葺三度 5霧璽メ\蕎多」
た。ノコギ1タの感触や森の申での造影活動は新鱗な快
麗職派遣で学んでいた大学続生の実践を参考にして,
さがあり,一定の到達点を築いた。前述した獲由によ
カラー卸タ袋を羅いて藪大な生き麹をつくる実践であ
り,予め学生が製{乍を経験することができなかったた
も謁すことなく,なおかっ有意義に進めることができ
る。金聾1こ当たるセクシ欝ンメンバーのチームワーク
め,やや造形的な不満を残すことになるが,今後の発
がすぐれ,全捧を物語り仕立ての企魑案をつくる。ビ
展1こ巽舞待できる内容となる。
ニール袋を張り合わせる修業に飽きた子どももいたが,
また,この奪の瞥然鉢験活動では,塞実践を総合学
全縁としては大いに盛む上がる。蓬毎に大きさを競っ
習的に発麗さぜ,r竹で箸を侮る輩ものづくりの学習
たり,テーマを考えたりするなど集中することができ
活動を舞い,予想以上の好評を得ることができた(籔
た。中には両手を広げると緯数搬にもなるβポットや
i参黙)。
体欝館のギャラ琴一の高さを超える騒人ができあがっ
た。扇風機で送慰している翼しか形を保てず,一つの
⑥平磁雀年度縷らの宇憲斜生言轟
斑の発表が終わると次の作品に空気を送り込む,その
羨奪度の懸伐材1こよる活動があまりに膨大な労力・
瞬に萌の斑の作品はしぼんでゆくという,難点があっ
準備を必要としたために,早い時艱からポリ袋を購塾
た。
た造影活動に決める。しかし,テーマの決定にiケ月
透くの朝霧を要し,大きく珪圭遅れることξこなる。学盤三
嬉 平銭㌶年度「ふわふわタウン」
のチームワークが優れ,軍威鴛隼慶の活動と酷難して
麟零度の実践をもとに,ヂ製作物の中に入って遊び
いるものの,感動深く終えることができた。思いもか
たい1という希望を叶えた実践である。床面にブルー
けない成功に学生自身が驚いていた様子であった(懸
シートを敷き,その上にポ1タ袋や農業電シートを麩鯵
2参銭塁)G
付けて思い思いの建麹を造ってゆく。麟葺度の反省か
ら,扇屡機を斑数分溝意し,すべての作品を彰を保っ
3 集羅麟作活量擬こ対する笈応
たまま闘詩に練列することが可能となる。中に子ども
鯵99奪度の集翅造形活重縫こおけるアンケート鷺こよ
が入った場合の安全性の点検や,シートで立体物をつ
れば,参撫した子どもたちの約§割が「とても楽しかっ
くる方法のマニュアル化などを行い,完成慶の高い実
た」と騒答し,「楽しかった」と騒答した子どもを含
建美を造諺豊二げた。愚妻舜, あらかじめ餐1定したノぐターン
めて95擁の子どもたちが肯定的に評慰している。抵学
に縛られるかと思われたが,予想に反して,終わりに
奪ほど強く「楽しさ」を感じておむ,なおかつ,グルー
近づくにつれて子どもたちのアイディアが次々と広が
プで作ることができたことに,大きな満足感を得てい
り, ユニークな作品が立ち蔓ぶこと1こなる。1本育館一
ることがわかる(泌3参照)。
懇に広がる「街」を巡鯵歩き学生と子どもの饗奮が続
いた。嚢実践は,橿鳥毒蓬莱小学校の霧子ふれあい活
動にも採霧され,好評を博している。
学生
難 平成鴛年度「もくもくの森」
馨立磐梯毒隼の家より「自然とのふれあいをもっと
子ども
意識してはどうか」との捲導があ鯵,この趣讐を活か
して,これまでの流れをいっさい変えるつもりで構想
を始める。懸浅緋を購いて大きなオブジェをつくるこ
羅とても楽しかった睡楽しかった
駿少しつらなかった口つまらなかった
とに決定するが,縷伐材の入手に予想以上に手聞取む,
準簿1まかなむ遅れることとなる。本実践の畷題点は,
①閣浅緑の入手が難しく,ある程度自分たちの労鍵で
〈図3〉集露怠癖活動の満昆度
簗めなければならないこと,②ノコギl/を鍵矯するた
また,鰺鑓奪度のアンケート4では,2漉3嚢の大
めに,安全鷺理を罎緩しなければならないこと,③必
小鯵の企画のうち,「とてもよかった・よかった」と
然的に屋外の作業となるために,雨天や熱中症への繕
繧答した数麩が一番高いのが,集整麟作活動であった
えが必要なこと,④耕料の運織,そして⑤事後の経料
(緩4参照)。これらのことから,集毯麟作活動は.当
の麩理等,製作以前の難題が歯積しっっも,学生たち
祷の目的をほぼ完全に達成しているということができ
1まこれら蓄こ果敢に驚∼鯵緩む。 結果嚢辱喜こノコギ弓の使購
よう。
フレンドシップ実習にみる学生教奮の課題
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あるのです。人購は,このような参趨と学習(講究)
のスキルとアーツを駆養して量翼と縫者にはたらき
かけていくなかで,初めて盤界と自己,飽者と嚢己
の閣係を難む,鷺識を甕己一身上の真理として発見・
獲i鬱し,重量鼻と鰹f蓄と窓己尋こ開かれた態壌:雀纒鮭{蓬箆
を発展させていくことができるのです。駐
瞬報告では,学習内容を「知識珪「スキル」「慧度」
に分けているが,「ア一難をr知識・スキル」から
独立させて考えるべきだとして,麓・ポラニーが「アー
ト」と「知識」を轡託して瞬いていることを捲擁して
いる。
ユネスコを中心とする国際的な教育運動にあっては,
知識とスキルという講語が一般的に綾絹されていて,
アーツという驚語が縫環されていないが,それに弱
接的な影響を与えたと思われるマイケル・ぷラニー
は獺人的知識垂(ハーベスト社,醗騨)のなか
〈緩4〉各金離の評極(左から§4・3・2・輩)
でするとアーツを欝零していることを付記してお
く。警
4 造形教育力》キ藷ラムとして
造形スキル(アート)のユニバーサ琴ティを畢急に
さて,このような限定された「業態麟馨活動涯のみ
嚢足する必要がある。
ならず,しお琴づくり,修了証書づく辱,諸表示など,
「自然体験学校」は金棒が種々の造形活動によって絞
盤 教員養成力勝キュラムとして
む立っている。いわば,学生と子どもの自治的活動を
ものづくりや表現活動が灘嚢から支えているというこ
幾在の学生の傾1薄は,「新学内観藩登場以降の約欝
とができ,これなくして本事業を成立させることはで
隼間の帰結ということもでき,またそれは,今後の教
きない。すなわち美簿の専鑓教育としてのものづくり・
員養成のビジョンを得る上でもきわめて重要なものと
表愛ではなく,学校教資に幾わる者すべてに必要とさ
いうことができる。以下に,主観を交えながら実纒を
れる普遍的なスキルとしての造形スキルを,教員養成
もとに教員養成学部における学生教育の課題について
がタキュラム上に位置づける必要性.があろう。
考えたい。
また,本事業は学生と子どもたちの墨会いによって
成立する薪自然体験学校」というオールタナティブな
医界づくり5という意味を含んでいる。イメージを共
1.民主的スキルの必要性
まず,本フレンドシップ実習亙が,教貴養成機能よ
有し,協臠するという,量界づくりのイメージを異体
りもむしろ学生たちの「居場療づくり3として機能し
建させる基本的なスキルとしての造影スキルを提起し
ている点はすでに運べた。学生たちの羅場藪とは,§
たい.それは,かって「新しい絵の会雲蔭が礎起して
治的・綴織的に購成された自己憲理的な集懇ではなく,
きたような残存の生活現実と美術の罷係を探るものか
自然発生的な「友達」との馨由な時空懸である。フレ
ら,「表現1こよる量界づくり」という新たな粋緩みで
ンドシップ実習は学生にとって勉の学生とのヂ出会い
とらえる必要がある。
の場涯であり,大学となれ親しむための場なのである。
働えば理讐教育の角鑿重樹氏は「学習者§身を介在
させた難の麟造活動37としてヂものづくり」をとら
入学間もない豊年生なので当然とも言えるが,この擬
点は,「自然体験学校」の見方とそのまま重なってく
え,その領域建を主張しているが,現状で造形スキル
る。すなわち,自分たちを緩織だった機能性を持つ集
や「ものづく鰐の位置づけはあいまいかつ不安定な
懸として野つくる憾のではなく,5自然」な小集醗の
ままである。
観密な鷺孫づくりを目標とするのである。「私は話し
竹内常…は,茎9蟹敏こユネスコから出された,各蟹
合うことが振いだった。話し合って決まったことは自
の学習のガイドラインである「ブ讐スベン報告」に言
分の意見と異なるからである。飯に採り入れられたと
及し,次のようなことを遽べている。注欝〉
しても,不縫なものが混じる」という学生の中震レポー
(…〉知る主体が自己§身の開題意識をふまえて,
社会的・矯的なスキル(技§髭)や表現のためのアー
トには,「つくる達ことに講ずる不信感と,瞬時に自
然に内から出てきた「自分らしさ」を純粋に守りたい
ッ(技芸〉をかいして,鰐象1こ饑きかけることなし
という意識が現れている。これを,全体で感動を共有
には,知るということが滅1宣しないということでも
する集霧へと意識を変えるには膨大な話し合いの暗闘
墨42
福島大学教育実践醗究紀要第毅号
を必要とする。
2§総一6
から編賊しない」という邉奪度受講生の提案から始まっ
学生たちにテーマを決めさせると,きわめて頻度が
た。これに対し,意識の高い工隼生たちは,「鬱然体
高く鐸韓という文字が出てくる。睡彰の中には.
験学校の中にゼ学ぶ憾震的があるのだから,縦奪還む
一緒1こいれ1ま予定調穂的睾こ人馨1関{系が形成されるとい
実施するべきだ」と主張し,そのようにまとまった。
う意殊を含み,かっ,そうした騨係を作れない者は癖
墨だしは好調で,早々に『環境麟題を考えるために磐
除するということを意味している。「フレンドシップ
梯青驚の家の施設内のゴミを拾い,これをコラージュ
実習董」の教室は,きわめて多様な懸殖観が浮遊して
して絵を侮る」というプランを塗してきた。しかし実
おり,その政治的多様性を深く理解する必要がある。
際現地で事前実習を行うと,ゴミはほとんどなく,コ
次の文章はある年の全体蓼一ダー(校長)をつとめた
ラージュするものがないと,禁むられている魑物を摘
学生のレポートである。
む有様である。「悠然を守る」というと結局ヂ人譲は
(蕾酪)実際,最擁のうちは全員を統率して露分が
鰹もしない」という§己矛露を起こしてしまい,そこ
全体を動かしていかなければならないと考えていた。
から一歩も麟に進まなくなってしまう。
窮分の考えを醗面に挿し塗して,それによ箸自ら,
さんざん考えたあげく,「自然保護」のテーマを放
一人でこの「フレンドシップ実習至」を作っていく
棄し,「嚢分の滅長を議し合って確認する」という学
ということさえ考えた。(串酪)それはただのうぬ
習内容に決まった。しかし,簿の蝶介もなしに3時闘
ぼれだった。(牛酪)はっきり言ってしまえば,み
にわたって議し合うというのは,あまりに無防備だと
んなのことを知らないが故に信じていなかったのだ。
考えた筆者は.話し合ったことをもとにr新開づくり」
自分の過去の経験だけを信じて。私が持つ,絶入に
にしてはどうかという撰案をした。霞分たちが考えて
蝿して否定的な見方しかできないという性楮がここ
いたイメージと異なったため1こ,納観するの1こ数遷壁間
でも凝れたのだ。だが,それらの考えを産してくれ
の鋳銭を要し,かっ,「新聞雌ではなく 「体験記」と
たのは,全力で企画に皺む緩んでいるみんなの姿だっ
することに決めてきた。露分たちで舞ったというサン
た。適当でないかもしれないが,羅から鱗が落ちた
プルはまるで「寄せ書き」で,作った鑓の霞己満足に
という表現が転合うかもしれない。(後略〉
終わり,読みにくいのみならず,構成もきわめて碓縫
これは班の中の学生と子どもの縫線にも欝達してい
なものであった。その問題を嶽締すると,彼ら1凝乍る
る。学生の多くは子どもたちとの闘係をいち早く作る
プ欝セスそのものに意秣があり,作品を勉の班と共有
ことによって安心感を馨るという「見えない徳子鍛リ
することにはほとんど関心を抱いていないことがわかっ
ゲーム」をしているといってよい。ちゃっかり型の学
た。作ったものを縮小,奪麟して各家廃に持ち帰らぜ
生が子どもたちの注目を集めて人気を集める一方,全
るようにしたらどうかという筆者の提案は受けられた
侮を藩とかしなければ,と焦る学生にはなかなか子ど
ものの,全廼蓬のものをまとめて綴じて配帯するとい
もたちが寄りつかないという麟講は毎隼のものである。
うことに帰しては,どういう訳か強く反鰐され,「子
纂縷の意辣,あるいは集湧と懇の闘係を考え,議論
どもたち{ま飽の班の活動には関心がな襲職のだから紙と
の仕方,決定の仕方を身につけさせることは,教貫養
労力の無駄」とされてしまった。「いや,むしろ,そ
成上不可欠である。なぜなら,学綴経営や授業づくり
のままでは開心がないのだから,こういう活動を行っ
を行うにあたって,このような践主主義を守るスキル
て聡心を持たせるべき」という筆者の反講でメンバー
なし1こ考えられないからである。それにはまず学生自
は納得した様子であった。
身が「自分らしさ」神言惑から彗莞隷する必要がある。
学生たちは膨大な時懸を話し合いに費やしてはいる
ものの,実質的には議論が稜み重なっていないことが
2.知へのアクセス
わかる。「毯分たちが求めているものは,議し合えば
学生の葬学校での勉強ばかりが学びではなく,こう
みつけることができる」と信じる纈向が強く,わから
いつた体験も大海な学び」という閉校式のまとめの言
ないから秘書館に調べに行く,インターネットで情輯
葉には,r学校の勉強よりも友達との体験の方が大ζ硝
を集める,専溺の先生に意見を求める,などの自分た
という本春がすかし込まれている。授業を進める中で,
ちの「夕耕の世界の難に進んでアクセスするというこ
学生たちの巻葉の蟷々に,知識に対1する不鱈感とも言
とは滅多にない。フレンドシ・ソプ実習}至で「ペットボ
える冷笑主義的態度を感じることが多々ある。
トル・ケット」の講座に纂まった韓人の学生で,ペッ
「学習活動」は綱年鍛も蕃労するセクションである。
トボトル欝ケットの経験のある学生は「暮人」という
i年生が逡ら「学び」の活動を縷織するということ自
のも驚いたが,降参)方を調べる方法も誰一入としてわ
体懇難である上に,全体テーマの決定に左右されるた
からないことに閉口したσいわば,学習活動を{乍ろう
めに,網年ぎりぎ毒3まで活動内容は決定しない。たと
とする健が「学ぶ」方法を知らないわけであり,これ
えば次のような具合である。
で子どもたちに対して「豊かな学び」を求めるのはど
その年は,「学習活動は至無生には懇難なので勧め
だい無理な議である。
フレンドシップ実習にみる学生教官の課題
茎43
3.教緬としての概念饑し
4.学生のエンパワーメント
ある年の学習活動は次のように麗麗した。セクショ
自然体験学校を終えた学生たちは「この数ケ月で痘
ンテーマをr思いやり」に決定し,r自然への思いや
分が大きく変わった,受講しない人が信むられない。」
り」と「人懸への患いやり」の二つのグループで活動
というほど,§分の変建,成長を自覚乾している。こ
を緩み立てた。茎ケ鰐半ほどでヂ人瞬への思いやり」
れはr麩然雛験学校」の授業が,学生たちにエンパワー
の授業ができあがり,学生たちとともに,筆者も摸擬
メントe鵬鈴wer盤繊tとして作賭していることがわか
授業に参麗した。
る。次のレポートは,受講して窮簸の学生レポートで
二人の学生が寸麟をして,それをもとに子どもたち
ある。
に話し合わせるというもので,その寸麟は以下のよう
今,みんな墨休みや逢隈の終わった後などに話し合
なものであった。いつも学校に遅麺をして罰として痙
いをしたりと,サークルなどの警分の暗闘を檸して
らせられているA君が,「今躍ま遅麟をしないぞ」と
準騰をしている。フレンドシップの今の状態が大変
決心して早起きをし,家を出る。すると登校途中で重
すぎると不満を持ち始めていると患う。今のこの苦
い荷麹を持った障害者に会ってしまう。手伝えばまた
労は,将来の塞分を高めるためのものなのだと遅解
遅灘をしてしまう,見て見ぬふりをして学校に急ごう
していれば,がんばれるのだろうが,それも難しい
かと葛藤する,という話である。フ霞ア一晩)学生に話
ことだと思う。全員が理解するのは難しい。しかも
し合わせ,意見を発表させた後,「答えは遅亥彗をして
今,蓼一ダーや先輩の方々はすべてをしっかり撥鏤
でも瞳害者を手跡けすることです。それが思いやりと
しているけれど,それ以外の人たちはあまり周りの
いうものです。」とまとめてしまった。そもそも「患
状溌などをわかっていな熱気がする。そのこともあっ
いやり」が授業のテーマになるのかどうかも問題であ
て,やる気を奮い起こすことができていないと思う。
る。
(少なくとも私はそう慰むている)みんなでがんばっ
最近は「いじめ」などが小中学校で問題となってい
ていこう,みたいないい雰翼気になれば,フレンド
ますが,「思いやり」というものを一人ひとりがもつ
シップに参撫する意義も鬱然と見えてくると思う。
ていると郵いじめ」は起こらないと思います。それ
理羅ではわかっていても,§分を取り囲む現実の状
に「思いやり」があると。人と濾力していけるし,
溌が大きく錘離があるために,いまだディスェンパワー
問題を解決していけると思うのです。(セクシ登ン
メント濃艶狐夢Gwer難e盛の状態といえる。「エンパワー
の学生レポート)
メント」は,縫会的1こ差騒や搾取を受けたり,自らコ
学生たちから意見が畿なかったので,筆者が「鐘害
ント獣一ルをしていく力を奪われた人々が,そのコン
者は手伝ってほしかったのか,A君はなぜ毎馨遅遡を
トロールを皺む戻すプ霞セスを意賺するようになって
するのか,遅灘をしたからといって塵らせることはい
きた。R
いのか」の3点にわたって質闘をした。グループの学
久木蛋民によるエンパワーメントのプロセスに,学
生たちは,警分たちに帰する言い轡か鯵と受けまめ,
生のフレンドシップでの港1動を重ね合わせると次のよ
苦笑していた。筆者が述べたかったのは,学生たちの
うになる。
認識があまりに機念的で,縫会の現実を擁ら反駁して
第一靉靆「基本的ニーズ・レベル」学生の物遅的な
おらず,小中学生ですら話し合う素材にならないこと
生活水準の保鐘
第二段隊「アクセス・レベル」様々なサービスや難
である。学習活動として駿立しないのみならず,子ど
もたちに誤った認識を与えてしまう危険性を懸念した。
「思いやり」は中西新太郎氏が捲摘する「やさしさ門
識などの琴ソースヘのアクセス
第三段購「意識化レベル」飽セクシ葺ンに嬉する擬1
しくなければいけない」のように憑人に嬉して脅迫的
鵯約穣討,全体へのコミット
第懸段購「参濾レベル」企露全1本に難ずる考えかた
に機書髭する。
をめぐって,セクション醐で対立・調整が行われる
と認じで,「思いやりを持たなければならない」「やさ
これはまた,選集学生たちがそろえて目にするr子
第五段隊rコント・一ル・レベノ舅全体をより効率
どものため」褻翕然を守る」も,一度その開題構造を
的に,暗闘や空態,労力をより有効に養うために醒々
解きほぐす必要がある。そうした,一見否定しようの
ある疑はグループが自律的に諾し合い,行動に移す
ない道徳観念は,後々にして精神的醤露を講奪し,精
靉靆。ここで重要な点は,発達の過程が,敏存,嚢
神主義・温椿主義に陥るからである。とりわけ「よい
立,根互俵存へと高まっていくことで,エンパワー
子」として学校に遍粟1に適癒した繧病の強い学生ほど,
メントも溝様のプ欝セスを経ていくものと推灘され
號威灘念に縛られがちである。鞍らが教職を目指す場
るα
合,綴念麟しの機会として,こうした集懇的体験が必
次のレポー トは, 華冬盤ζこ遍づき, 重余々ξこ舞1遍しカゴ膏多
要となる。
成されてきた学生のレポートの一部である。
正嚢言って,いやになってあきらめようと思うとき
i44
2§舜3−6
福島大学教育実践嚢究紀要第艦号
もある。 しかし縁ることもたくさんあった。実際に授
業案を舞ってみて,改めてその難しさを痛感し,先生
参考文献
・鷺烏大学教育掌編フレンドシップ実習講慈欝顎委員会ゼ体
の健大さを知った。確かに難しく,大変ではあるが,
験活動を通した子どもたちとのふれあいと掌生の学び 欝§8
自分の納羅のいくものカまでき,生経を弓1きつけるよ1う
葎綾羅騒大学教篤学舞∼フレンドシップ事業幸髪告書遜
な授業ができたときの喜びは穏当のものであろう。
・纏島大学教官学鋸フレンざシップ実習委員会臨㌃ま,子ど
また,授業案を侮る上で,腹を罰って話し合い,露
もたち1こ必要なゆとり・楽しみとはなにか 欝欝奪慶福農大
分の意見を正痘に言える友達ができたし,限時に人鶴
学教護学離フレンドシップ事業幸嚢盤量書遜
騰係の難しさを瞬で感じた。櫓手が自分のことを思っ
・福島大学教欝学部フレンドシップ実習委員会匿体験活動か
て言った言葉でも,言い方によって構手を傷つけてし
ら学びの撰進へ 2§総隼慶遷島大学教蕎学認フレンドシップ
まうことがあり,とても考えさせられた。苦労も多い
事業輻告書選
が,とても麺強になることも多い。
・福島大学教;藩学蕩フレンドシップ実習委農会蓼子どもたち
携難においては,人懸関係においても簿識において
にとって窪然体験とは韓か 鴻艇奪慶福島大学教欝学部フレ
も内腿的で,現実との露離をもっているが,3ケ月に
ンドシップ事業鞍告書選
わたる活動の中で飽者を縫者として受け入れ,自分の
・霧島大学教欝学離フレンドシップ実習委員会罫集整で学び
謄界を紋張している様子がよくわかる。さらに,縫者
をつくる 2総2隼度螺島大学教育学蕩フレンドシップ事業…譲
としての子どもが,学生に教畜者としての誉覚を与え,
告讃
自己と量界の新しい関係づくりに向かわせていると言
える。
!筆者が見絶する1嚢む,このような形態で実施しているの
おわ》に
は,蕩轟大学のみである。
2平絞錘無産は「公縫ワークシ登ップ」として実施した。
紅量界は糞分という肉からできている」とは,メル
慧播島大学教篤学藤フレンドシップ実習委轟会揮いま,子
讐竺ポンティの有名な言葉だが,現在の学生はまさに
どもたちに必要な寧とむ・楽しみとはなにか 工§鱒奪慶福島
「縫者」は演分と瞬じ肉でできており,露分と地続き
大学教篤学藻フレンドシップ事業鞍魯書遷を参黙のこと。
の物事1ま擾馨にはいるが,そうでない5縫者]は観念
欝鱒葺三アンケートは,懸島大学大学院,鍵盤三平塚学氏憂)櫨力
的に消去している様子が見て取れる。このフレンドシッ
によるものである。
プ実習はこうした学生に「縫者」と墨会わせるきわめ
ヰ橿鳥大学教育学縄フレンドシップ実習委員会『集毯で学
て重要な機会である。ゼ学力抵下賜題」など,近隼様々
びをつくる 騰§2隼慶福轟大学教奮学藻フレンドシップ事業
な彫で学生たちは幾覇されているが,健着たる現実縫
鞍告書壽を参難されたい。本アンケートは,教育学離塁隼の
会に墨会うことによって,十分に課題意識を抱き,優
菊圭毯愁宏1君の協力によるものである。
れた実践力をもって取り緩む,それもかなむ高い能力
を持って意欲的に取り組むことがよくわかる。
5鐘藤学費の「自分さがし・仲懸づくり・覆罪づくむ」を
イメージしている。鐘藤学「学びの麟謡的実践へ」蓼シ瞳一
本学のフレンドシップ実習は,教官麟の運営鯵舗の
ズ学びと文建玉 学びへの誘い露東京大学思懸会,1弱5,
問題や2無生以上の実践授業との関連づけなど,多く
卿.72∼得.を参照されたい。
の課題をもっている。しかし,これまでの6奪幾の取
り緩みの中で,学生が確実に青っていること,地域か
ら並々ならぬ信頼を霧ていることは疑いようもな起、。
さらには近年,教編霞彗にとっても学生の繧海分新やF
茜 r新しい絵の会」は姶灘隼に結成された渓醸教實運動の
一つで,琴ア導ズムを重覆した美観教畜鑓体である。
丁馨庫力琴キュラム学会鴛残大会「総合学習シンポジウム盛
における難題提趨を参照。
{〉(懸。磁y6εveio登搬e簸毛〉を推し進める上で重要な
菖質内常一r教蕎を変える遷桜善書岩,鱒§2難,費.22鮎
視点を提供してくれている。
9灘葛書,夢.2i6。
今後も,勉大学の進んだ実践に学びながら,より有
意義なものに発展させていきたいと考える。
末羅になるが,本論文執筆にあたっては,本学部の
フレンドシップ実習委員会の諸先生方,ならびに遍去
6年聡に受講した数鎗§人の学生たち1こ感謝したい。
(おわり)
蹄中西癒大難ζ子どもたちのサブカルチャー大砺究壌旬報
娃,欝欝葎,参蕪。
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v保懸純「エンパワーメントとは痙か」ζ現代のエスプ婆
エンパワーメント薯至文堂,鷺腿隼,参窯G