英語指導助手として昨年７月に来村し、中学校を中心に活動をしてきたベッキーさんが、１年間の任期を終え母国イギリスへ帰国されました。思いやりと〝までい〟の箸使い箸使いは日本が世界に誇る文化の一つです。お宅の子どもさんの﹁箸使い﹂はいかがでしょうか。親指の根元と薬指に１本を固定し、３本の指でもう１本を自在に操り、はさむ、つまむ、運ぶ、ほぐす、切る、裂く、つぶす、すくうなどができているでしょうか。かつてわが国では、子どもに箸使いをはじめ、食事の作法を教えるのは父親の仕事でした。父親はわが子に正しい礼儀作法を伝えることで、人に対する心遣いや思いやり、他人に不快感を与えない道徳の指導をしていました。そして、それは子どもの自立を促す父親がする大切なしつけでした。正しい箸使いの未習得は日本人としての美徳の崩壊です。もろづかみや３本の指での握り箸は見ていて醜く、また大人になってまで続けていますと、いつも﹁はじ﹂をかいていることになってしまいます。気がついたら、教え直しをすべきです。子どもは教えられれば、習得できるのです。父親の登場が期待されています。飯舘中学校および相農飯舘分校スクールカウンセラー大会成績︵敬称略︶海野和夫加者らが思いやりの心で相手とボールを打ち合いましく理解してもらうことを目この大会は、新しい価値観や〝までい〟の精神を広樋町︶▽３位北原経・澄子 ▽２位齋藤源吉・紀志︵飯夫婦優勝林正好・愛子︵臼石︶︻思いやりの部︼卓球大会﹁思いやり・まで的に、思いやり・までいラた。いラリーピンポン﹂大会が親子優勝大澤和巳・千恵︵上飯︵宮内︶リー事業実行委員会︵庄司き県の地域づくり総合支援樋︶▽２位島義一・涼平︵伊丹沢︶▽３位佐藤松一・奈緒美︵関沢︶︻ふれあいの部︼小学生優勝風越琢臣︵福島市︶▽ ２位島涼平︵相馬市︶▽３位細川すみれ︵上飯樋︶大会は、夫婦の部や親子の部など６部門で行なわ沢︶▽３位一刀彩︵上飯樋︶内︶▽２位佐藤奈緒美︵関中学生れ、相手とラリーを続けたを続けたペアがいるなど、 ▽２位佐藤松一︵関沢︶▽ 歳以上やかな雰囲気の中で楽しく優勝肥沼静︵福島市︶▽２位長島ヨシ子︵福島市︶位奈良静子︵川俣町︶▽３いよう気を配りながら、和３位佐藤孝︵深谷︶優勝松浦大樹︵大久保・外時間で得点を競いました。なかには分以上もラリー一般優勝鈴木昌幸︵南相馬市︶トしました。フとして大会運営をサポーまた、今年も飯舘中卓球部員が審判係などのスタッめ約１２０人が参加。大会には、村内外から卓球愛好者や初心者などを含ました。事業の補助を受けて実施し和明委員長︶が、昨年に続飯舘中体育館で開かれ、参 ♥心で楽しくピンポン〝いかに相手と長くラリーを続けられるか〟とい子育て相談室 − お気軽にご相談ください − ラリーを続けていました。 60 う村独自のルールで行なう ※ベッキー先生が飯舘村への思いを込めて授業中に書いた詩を紹介します。参加者らは相手が打ちやす 13 8 広報広報 9 本当に飯舘村のことを思い出して寂しく感じると思います。「頑張って」精神で、私は夢を追いかけることにしました。飯舘村のことを思い出しながら、自分がしてみたいことを精一杯頑張りたいと思います。これが「さようなら」ではなく、また飯舘村に帰って来たいと思います。私のことを忘れないでください。私も飯舘村を忘れません。色々とありがとうございました。ベッキー ▲ラリーを続ける参加者ら「Becky 先生メッセージ」この１年は、私の人生において最も大切な年となりました。イギリスを離れる時は、言葉が話せない国で一人で暮らせるかどうか不安でした。振り返ってみると、一番感じたことは飯舘村の人々の温かさや優しさです。短い間でしたが、ホームシックになったり、日本語が話せず苦労していた時に、皆さんはいつも優しくしてくれたり、気にかけてくれました。買い物の仕方、お祭りに参加した時のことなど、今まで皆さんが私にしてくれたこと全てに感謝します。飯舘村で私自身が成長したことを感じていますが、イギリスへ帰ると７２第２回思いやり・までいラリーピンポン大会