Agilent N5978A China Mobile コンプライアンス・テスト・プラン用 IFTオートメーション Technical Overview China Mobile社のTD-LTE端末NS-IOTテスト仕様に準拠した テスト/レポート作成を加速 コンプライアンス・テスト・ プロセスの簡素化 • China Mobile社のテスト・ソリュー ション • すぐに使えるテスト・プランとレ ポート作成機能により、最先端の TD-LTE端末NS-IOTに対応 • 完全自動実行/UE制御による無人テ スト • Agilent IFTソフトウェアをベースに して、他のテスト・プランに拡張 可能 TD機器が、GSM、TD-SCDMA、LTE FDD、LTE TDDの各テクノロジーと 新 し いAgilent N5978Aオ ー ト メ ー ション・スクリプトは、China Mobile 今後も共存することは確実です。好意 社のTD-LTE端末NS-IOTのテスト・ 的なエンドユーザ体験を実現するに プ ラ ン をAgilentの イ ン タ ラ ク テ ィ は、UEがこれらのテクノロジー間を、 ブ・ファンクション・テスト(IFT)ソ さまざまなアプリケーションの許容 フトウェア内に実装します。このソ 性能を維持しながらスムーズに移行 リューションをAgilent PXT無線通信 する必要があります。コンフォーマン テスト・セットと組み合わせて使用す ス・テストは必要ですが、異なる環境 れば、現実的なネットワーク・テスト・ でのユーザ体験を検証するには不十 シナリオをラボ環境で再現できます。 分です。このため、開発者やプロバイ ダは、UEを実際のネットワークに配 備する前に、UEの性能を実環境下で テストすることに重点的に取り組ん でいます。 UE性能に対する要求の 高まり ネットワーク・プロバイダには、ネッ トワーク上のUEの性能が必ずエンド ユーザに好意的な体験をもたらすとい う意識が働いています。シグナリング・ コンフォーマンス・テストによって機 能のいくつかの側面には対処できます が、プロバイダは、より標準的な性能 テストをさまざまなネットワーク条件 下で行いたいと考えています。例えば、 UEのモビリティ、データ・スループッ ト性能、消費電力の検証があります。 これらの実環境のシナリオは、従来の コンフォーマンス・テストを補完する もので、通常は、プロバイダ固有のテ スト・プランの中で明確化され、プロ バイダのネットワークでの承認前に、 UEの厳しいコンプライアンス・テス トが義務付けられています。 実環境での信号劣化をエミュレートす LTE時代の到来とともに、無線機器の るには、Agilent N9020A MXAシグ データ性能に対するユーザの期待と注 ナル・アナライザ、N5182A MXG信 目 度 は ま す ま す 高 く な っ て い ま す。 号源、N5106A PXBシリーズ ユニ データ・スループット・テストでは、 バーサル受信機テスタが必要です。別 異なるチャネル構成や無線条件での実 の方法として、これらの機器の代わり 際のエンドユーザ体験を検証します。 にRFフェーダを使用することもでき また、このテストによって、データ性 ます。 能の問題に早い段階で対処できます。 データ・スループット LAN PXT: LTE BSエミュレーション PXT: LTE BSエミュレーション GPIB モビリティ 今日、ほとんどのTD-LTE機器は4つ のモード(GSM、TD-SCDMA、LTE FDD、LTE TDD)または5つのモード ( GSM 、 W-CDMA 、 TD-SCDMA 、 LTE FDD、LTE TDD)をサポートし て い ま す。 モ ビ リ テ ィ・ テ ス ト は、 UEが各種無線アクセス・テクノロジー 間を移動するときに正常に動作するか どうか検証するために必要です。モビ リティ・テストには、セル選択/再選 択、LTE内モビリティ、InterRATモ ビリティ、ローミング・テストが含ま れています。 USB クライアント: N5978A IFTスクリプト N6061A プロトコル・ロギング ライセンス・キー モデム・ドライバ サーバ: FTPサーバ UDPサーバ Apache HTTPサーバ MMS/SMSサーバ IMS-SIPサーバ/クライアント RF 図1. Agilentが提供しているChina Mobile社のモビリティ・テスト・プラン 注記:このGPIB接続はオプションです。 モビリティ・テストで2Gまたは3Gセル が含まれている場合、Agilent E5515C 無線テスト・セットが必要です。 RF デジタルI/Q LAN PXT: GPIB ・LTE BSエミュレーション MXA: PXB: ・RFからベースバンドに変換 ・ベースバンド・フェージング を追加 デジタルI/Q 注記:MXA、PXB、およびMXGは ベースバンド・フェーダで構成されて います。これらはRFフェーダに 置き換えることができます。 クライアント: ・N5978A IFTスクリプト ・N6061Aプロトコル・ ロギング ・ライセンス・キー ・モデム・ドライバ サーバ: ・FTPサーバ ・UDPサーバ ・Apache HTTPサーバ ・MMS/SMSサーバ ・IMS-SIPサーバ/クライアント MXG: ・ベースバンドからRFに変換 USB RF 図2. Agilentが提供しているChina Mobile社のシングル入力シングル出力(SISO)でのデータ・ スループット・テスト・プラン 2 UE性能に対する要求の 高まり 消費電力 スマートフォンや無線機器のバッテリ 寿命の短さは、それらを実環境下で使 用するエンドユーザのストレスの原因 になっています。このため、無線機器 の設計者やサービス・プロバイダに とって、バッテリ・ドレインの問題解 決は最優先事項です。プロバイダは顧 客満足度のためだけでなく、厳しい予 算内で費用対効果の高いデータ・サー ビ ス を ユ ー ザ が 利 用 で き る よ う に、 バッテリ寿命の延長を求めています。 消費電力テストは、異なるチャネル構 成やアプリケーション・タイプでの UEの消費電力を検証します。 UEの消費電力を測定するには、Agilent N6705B DC電源/アナライザが必要 LAN N6705B: GPIB PXT: ・LTE BSエミュレーション ・電流モニタリング 電源 USB クライアント: サーバ: ・N5978A IFTスクリプト ・N6061Aプロトコル・ ロギング ・ライセンス・キー ・モデム・ドライバ ・FTPサーバ ・UDPサーバ ・Apache HTTPサーバ ・MMS/SMSサーバ ・IMS-SIPサーバ/クライアント RF 注記: USBケーブルは、UEに電源を供給 しないように修正する必要があります。 図3. Agilentが提供しているChina Mobile社の消費電力テスト・プラン です。 デザイン・サイクルと 検証テスト・サイクルの 加速 Agilent は、 China Mobile 社 の TD-LTE端末NS-IOTのテスト要件に 基づいた多くのテスト・スクリプトを 開発しました。これにはモビリティ、 データ・スループット、および消費電 力テストが含まれています。Agilent の測定に関する知識やテストの経験が 定義済みテスト・ケースに組み込まれ ているため、テスト開発、測定器制御、 データ管理に伴う複雑さに対処する必 要がありません。 China Mobile社のテスト・ プランに準拠した コンプライアンス・テスト の実現 効率的なテストとレポート 作成 • ドラッグ・アンド・ドロップ操作 でのテスト・プランへの定義済み テスト・ケースのシーケンス設定 • カスタマイズ可能なUE制御 • China Mobile社用のフォーマットに Agilent N5978A-1FP TD-LTE端 末 NS-IOTテスト用IFTスクリプトを使 用すれば、複雑なコードを作成したり、 テスト機器をプログラムする必要がな いので、TD-LTE端末の性能のテスト に集中できます。このソリューション は、China Mobile社のネットワーク で使用するTD-LTE UEの設計の検証 に取り組んでいるエンジニア向けに開 発され、ユーザのTD-LTE端末NS-IOT テストに関する知識をAgilentの経験 Agilentのテスト環境を使用すれば、 と 測 定 に 関 す る 知 識 で 補 う も の で、 ドラッグ・アンド・ドロップ操作で、 China Mobile社のテスト・プランに 独自のテスト・プランを作成できます。 基づいた自動テスト・スクリプトを提 このため、テストを自動実行して、素 供します。 早く配備に移行することができます。 Agilentのテスト・ソリューションは、 信頼性、再現性に優れた測定を実現し、 China Mobile社用のフォーマットで 自動的に測定レポートを生成します。 3 従ったレポートの作成 Agilentの定評のある8960/PXT テスト・セットのサポート TD-LTE基地局のエミュレーションに は、Agilent PXT無線通信テスト・セッ ト を 使 用 し ま す。4Gの 性 能 / コ ン フォーマンス・テストではすでに定評 のあるこれらの優れたテスト・セット は、IPv4/IPv6アドレス指定、隣接セ ル通知、China Mobile社のテスト・プ ランを実装するために必要なセキュリ ティ構成をサポートするようになりま し た。PXTに は、LTE規 格 の3GPPリ リース8が規定している、 EPC(Evolved Packet Core)と呼ばれるオールIPモバ イル・コア・ネットワークのエミュレー ション機能もあります。 テスト・プランの生産性と 最新状態の維持 検証/デバッグ用の プロトコル・ログ機能 ソフトウェア/テクニカル・サポート 契約 (STSC) では、ソフトウェア・アッ プデートや機能拡張の提供を受けたり、 テクニカル・エキスパートから直接サ ポートを受けることができます。これ らの契約は、ソフトウェア・アップデー トを提供したり、公式のテクニカル・ サポート・チャネルを提供して操作上 の問題に対応することにより、お客様 の生産性を高めることが目的です。 PXT/8960無線通信テスト・セット用 Agilentのテクニカル・サポート・エ ンジニアは、N5978Aテスト・プラン と関連ハードウェアのエキスパートで す。ソフトウェアとテスト・セットを すぐに利用できる環境で、問題解決に スタートアップ・ すばやく対応できます。Agilentは、 テクニカル・サポート・チャネルを通 アシスタンス して報告されたソフトウェアの不具合 Agilentでは、N5978Aソフトウェア・ や操作上の問題点をすべて調査してい スクリプトの機能を習得して活用でき ます。調査が終わり次第、可能な解決 るように、スタートアップ・アシスタ 策、代替機能、またはその他のオプショ ン ス・ サ ー ビ ス を 提 供 し て い ま す。 ンをアドバイスします。必要に応じて、 N5978Aを初めて購入する場合は、1 ソフトウェアの変更を要する特定され 日のスタートアップ・アシスタンスが た問題に対処するためのソフトウェ 必須です。必要に応じて、スタートアッ ア・リリースも提供しています。 プ・アシスタンスの日数を増やしたり、 プロダクティビティ・アシスタンスを N5978AS STSCは、お客様が購入さ 注文することができます。 れ た す べ て のN5978A用 オ ー ト メ ー ション・スクリプトが対象です。関連 するIFTおよびIMS-SIPソフトウェア のアップデートも提供します。契約は 一定期間 ( 通 常 は1年 間 )有 効 で す。 STSCは、N5978Aオートメーション・ スクリプトを実行する各PCごとに必 要です。 4 のソフトウェア・ツールを使用すれば、 テスト・セットとUEとの間でのプロ トコルの交換を記録できます。ログ機 能は、UEの正常動作をテスト・プラ ンに対して検証したり、テスト結果が 期待される結果からかけ離れている場 合に、設計者にとって強力な解析ツー ルとなります。 構成情報 フェーダ • N5978ASソフトウェア/テクニ • N9020A MXAシグナル・アナラ イザ(オプション503搭載) • N9020A-B25解析帯域幅 • N9020A-P03プリアンプ • N9020A-PFR精密周波数基準 • N5182A MXG RFベクトル信号 発生器(オプション503搭載) • N5106A PXBシリーズ ユニバー カル・サポート契約 • PS-S20スタートアップ・アシス タンス PS-S10 リモートでの定期的なプ • ロダクティビティ・アシスタンス (オプション) 614および634搭載) • N5106A-JFP校正済みAWGN • N5106A-QFPフェージング (SISOチャネル・モデル) • N5106A-TFP LTEチャネル・モ インタラクティブ・ファンクション・ テスト・ソフトウェア • China Mobile TD-LTE Priority 1 IOT動作テスト用N5978A-1FP IFTスクリプト(固定永久ライセン ス) サル受信機テスタ (オプション デル LTEセル(EPCエミュレータを含む) • E6621A PXT無 線 通 信 テ ス ト・ セット(オプション2D2および503 または506搭載) • N6050AS LTE移動機テスト・ソ フトウェア:ソフトウェア/テク ニカル・サポート契約 • N6050A-8FP LTE TDD基地局エ ミュレーション • N6052A-1FP LTE-enhanced BSE/IPデータ・テスト • N6061A LTEプロトコル・ロギン グ/解析 • N6062A LTEメッセージ・ エディタ GSMセル(将来の拡張用) • E5515C/E 8960無線通信テスト・ セット • E6701I GSM/GPRS/EGPRSラ ボ・アプリケーション • E6720A -001 G S M / G P R S / EGPRSの年間契約 • E6584A無線プロトコル・アドバ イザ TD-SCDMAセル(将来の拡張用) • E5515C/E 8960無線通信テスト・ セット(オプション003搭載) • E1969A-201 TD-SCDMAシグナ リング・モード • E1969A-403 TD-HSDPA • E1699A-413 TD-HSUPA • E1969A-407 TD-SCDMAプロト コル・ログ 注記:RFフェーダ(LTEプロファイル付き)も選 択できます。 IFT、プロトコル・ロギングを実行する ためのPC要件 ハードウェア/オペレーティング・ システム • 1.8 GHz Pentiumデュアルコア・ プロセッサ以上 • Windows® 7 Professional 、 Windows 7 Enterpriseま た は Windows XP SP3(32ビ ッ ト・ バージョン) • 2 GBのRAM • 2 GBのハードディスク空き容量 • LANポート • 2個のUSBポート • UE制 御 用 ポ ー ト( 例: 追 加 の USB) • インストール/設定/テスト済み のAgilent Technologiesまたは National Instruments社のIEEE 488.2 GPIBインタフェース1個 ソフトウェア • Microsoft® Internet Explorer バージョン6.0以降 • Microsoft Excel 2007以降 • ご使用のGPIBインタフェースの メーカの最新バージョンのVISA (Virtual Instrument Software Architecture) オプション: UEインタフェース・ • プロジェクトの変更やスクリプト の 変 更 に は、Visual Studio® 2010が必要です。 DC電源/アナライザ • N6705B DC電源/アナライザ 5 IMS-SIPサーバを実行するための PC要件 ハードウェア/オペレーティング・ システム • 1.8 GHz Pentiumデュアルコア・ プロセッサ以上 • Microsoft Windows XP Professional Service Pack 3ま たはWindows 7 Professional • 2 GBのRAM • 2 GBのハードディスク空き容量 • LANポート その他 • China Mobile社のテスト仕様に 準拠したテストUICC • Agilent 82357B(または同等の) USB/GPIBインタフェース • 8方向ギガビットLANスイッチ/ ハブ、LANケーブル 3 • 個の6 dB RFスプリッタ/コン バイナ • RFケーブル www.agilent.co.jp www.agilent.co.jp/find/PXT www.agilent.co.jp/find/LTE www.agilent.co.jp/find/8960 電子計測UPDATE www.agilent.co.jp/find/emailupdates-Japan Agilent からの最新情報を記載した電子メール を無料でお送りします。 アジレント・アドバンテージ・サービスは、 お客様の機器のライフタイム全体にわたって、 お客様の成功を支援します。また、サービス の品質向上、サービス内容の充実、納期の短 縮に継続的に取り組みます。こうした取り組 みは、機器の維持管理費の削減にも繋がると 信じております。このような修理・校正サー ビスに支えられたアジレント製品を購入後も 安心してお使いください。機器およびサービ スの管理の効率化に、Infoline Webサービスも ご活用いただけます。修理・校正サービスを 通じて、お客様のビジネスの成功に貢献でき るよう努め、エンジニアは専門知識を積極的 にお客様に提供します。 www.agilent.co.jp/find/advantageservices Agilent Electronic Measurement Group DEKRA Certified ISO 9001:2008 Quality Management System Sys www.agilent.co.jp/quality アジレント・テクノロジー株式会社 本社〒 192-8510 東京都八王子市高倉町 9-1 計測お客様窓口 受付時間 9:00-18:00(土・日・祭日を除く) TEL ■■ 0120-421-345 (042-656-7832) FAX ■■ 0120-421-678 (042-656-7840) Email [email protected] 電子計測ホームページ www.agilent.co.jp ● 記載事項は変更になる場合があります。 ご発注の際はご確認ください。 MicrosoftおよびVisual Studioは、Microsoft Corporationの 商標または登録商標です。 © Agilent Technologies, Inc. 2012 Published in Japan, September 27, 2012 5991-0128JAJP 0000-00DEP
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