H18,11,1 枠組壁工法における住宅性能表示制度(構造)改正講習会質疑・回答 No テキスト・頁 質問 回答 1 1 aの許容応力度等計算の場合、準耐力壁が算入できない法 評価方法基準においてbの壁量計算のみに規定されているためです。 的な根拠は何か。 2 1 bの壁量計算では、オーバーハング・セットバック・両面開口 それぞれ耐力壁を用いた補強方法は考慮していないので、不可です。 は不可とあるが、下部を耐力壁とした場合でも同様か。 3 17 bの壁量計算では、オーバーハング・セットバック・両面開口 を持つ建築物及び外壁の同一壁線において異なる壁倍率 を併用する建築物の場合は適用できないとあるが、それ以 外は設計者判断と考えてよいか。 4 協会型式のたて枠上下端の必要接合部倍率では、余裕率 使えません。 18 比による低減があるが、bの壁量計算では、同様の考え方 余裕率比の考えは型式の設計仕様のなかで認められているものです。 は使えるか。 5 23 基礎断面リストの基礎梁主筋を選定する数値のNRは、開口 NR値は耐力壁のたて枠上下端の必要接合部倍率です。 部脇の引抜力なのか、出隅の引抜力なのか。 その数値は耐力壁の位置と壁倍率により異なります。 6 23 基礎梁の検討は、引抜力(短期)を考慮しなくて良いか、出 耐力壁端部に生じる引抜力による基礎梁応力を考慮して、断面を算定 隅の引抜力なのか。 する必要があります。 7 8 テ キ ス ト 1 24 準耐力壁の力学的特性を教えて欲しい。 24 考えらません。 簡易計算式が適用できるのは、「金物設置位置図」に示されている総2 階建ての上下階の開口部が一致した建物であり、特殊な形態(大きな 吹き抜け、スキップフロアなども)は含まれていません。 壁自体の耐力があるが、上下の拘束が十分でないため回転を生じやす く、建物内では耐力壁ほどの剛性・耐力は発揮しないためです。 鉛直力のみを受ける耐力壁以外の壁(支持壁)は準耐力壁 加算できません。 として加算できるか。 9 「耐力壁に準じた扱いとする準耐力壁を採用することができ 24 る」とあるが、必ず必要壁量を計算する際に加算する必要 加算するか、しないかは設計者の判断です。 があるのか。 10 24 準耐力壁の倍率を1倍とした根拠は何か。 11 24 「準耐力壁は必要壁量の20%上限とする」とあるが、20% 必要耐力壁長さの上限を定めたのは準耐力壁が主となることは、技術 の根拠は何か。 的に問題が生じるためです。 12 25 在来軸組工法の腰壁、垂れ壁が準耐力壁として認められい 認められません。 るが、枠組壁工法の場合は認められないか。 13 在来軸組工法の準耐力壁等には①準耐力壁の条件ををみたしたもの と②腰壁等(垂れ壁・腰壁)が含まれ、枠組壁工法の準耐力壁の条件 在来軸組工法の準耐力壁と枠組壁工法の準耐力壁との違 25 (「~適合するせっこうボードのうち厚12メートル以上の壁材を両側全面 いは何か。 に打ち付けた壁で、~」)とは異なります。枠組壁工法には腰壁等は準 耐力壁には含まれません。 14 15 16 17 耐力壁の2分の1程度の剛性・耐力を有することが実験によって確認さ れています れています。 使用できなません。 0.75P(828.1mm)幅の壁は壁量等計算法(簡易計算)で 壁量等計算法では1P(910mm)を基準としているので、それ以下の は使用できますか。 壁長さは原則、適用範囲外となります。 *演習課題では算入していますのでご注意ください。。 壁量等計算法(簡易計算)で在来軸組工法の場合は、床開 テ 口部は面積に入れることになっていますが、枠組壁工法の 貴見のとおりです。 キ 場合も同様と考えて良いか。 ス 共通 ト 2 「優良住宅取得支援制度」基準は、耐震等級2以上のため、 耐風等級が1の場合もあります。「耐震等級壁量計算プログ プログラムバージョンアップ(Ver.2.01)で対応予定です。 ラム」が改良できないか。 壁量等計算法(簡易計算)における偏心率は見なくて良い か。 貴見のとおりですが、設計者の判断で実施することは妨げません。 原則、偏心率が必要な建物は、枠組壁工法では国交告第1540号第九 の2に該当する設計条件です。
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