記者発表資料(PDF形式 525KB)

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 27 年3月 12 日
建築局違反対策課
建築局建築防災課
~ 狭あい道路拡幅整備の重要性についてPRを実施 ~
建築基準法第42条第2項に定める道路等に接する土地での建物の建替等の際には、セットバック
(※)が必要となります。そこで、幅員4m未満の狭あい道路沿いの建築完了物件を対象に、建築
防災課と違反対策課の合同により、セットバック遵守のパトロールを実施しました。併せて、狭あ
い道路の拡幅の重要性について市民の皆様にご理解いただくためのPR活動を行いました。
結果としては、セットバック部分への建築物、塀等の違法な再突出はありませんでしたが、障害
物が置かれている場合がありましたので、撤去をお願いしました。
※道路の中心線から2mの位置までを道路とみなすため、その部分に建築物・塀等を築造できません。
1
実施目的
(1)セットバック部分への建築物、塀等の再突出による建築基準法違反の未然防止
(2)セットバック部分の適切な維持管理の意識啓発
(3)狭あい道路拡幅整備の重要性についてのPR
2
実施期間
平成 27 年2月 23 日(月)から3月6日(金)まで(土日を除く)
3 実施内容及び結果
(1)パトロール対象物件:100 件
平成 26 年 10 月1日~平成 26 年 11 月 30 日までに検査済証が交付されている一戸建住宅のう
ち、整備促進路線以外の狭あい道路に接している物件の中から 100 件を抽出し、パトロールを
実施しました。
(整備促進路線:
「横浜市狭あい道路の整備の促進に関する条例」に基づき、特に整備の促進を
図る必要があると認め市長が指定した狭あい道路)
(2)建築物、塀等の再突出:0件
対象物件 100 件の狭あい道路のセットバック部分について、建築物、塀等が再突出して、建
築基準法第 44 条違反となっている建築物はありませんでした。
(3)障害物が置かれていた件数:5件
対象物件 100 件の狭あい道路のセットバック部分について、建築基準法第 44 条に該当しない
障害物が置かれている建築物が5件ありましたので、障害物の撤去をお願いしました。
障害物の内訳:自家用車(3件)、カラーコーン(2件)
(4)PRチラシ配布件数:134 件
パトロールに併せて、パトロール対象物件の近隣の狭あい道路沿道の既存住宅に、道路拡幅
整備を呼びかけるPR用のチラシ(裏面参照)を配布しました。
違反建築物の是正指導について
狭あい道路の拡幅整備について
お問合せ先
建築局建築監察部違反対策課長
建築局企画部建築防災課
がけ・狭あい担当課長
大谷
勝
Tel 045-671-3855
石井
保
Tel 045-671-2959
(裏面あり)
横浜市建築局からのお願い
横浜市建築局では、幅員4メートル未満の狭あい道路の拡幅整備を推進しています。
狭あい道路の拡幅整備により、安全で快適な災害に強いまちづくりにご協力ください。
◎狭あい道路沿道の皆様へ
狭あい道路は、災害時の
避難経路の確保や消防活動
など 防 災の 面 から 、ま た 日
照・通風や介護サービス車
両の通行など、住環境の面
で問題があります。
建築基準法では・・・
幅員4メートル未満の狭
あい道路沿いの建築敷地
は、道路中心から2メートル
後退(セットバック)しなけれ
ばなりません。
既存の建物
建て替え
られた建物
セットバック部分に
は建物や塀を建てる
ことはできません。
敷地後退部分
セ
ットバック部
敷地後退線
道路後退線
建物や塀の新築・改修等の際は、狭あい道路の拡幅整備にご協力ください!
横浜市建築局建築防災課へご相談ください
配布(プラスチック杭・鋲)
助成
敷地後退線を明示するためのプ
ラスチック杭・鋲を希望者に配布し
ています。
個人住宅を建築する際、敷地前面
の狭あい道路が境界確定されている
公道である場合は、後退整備のため
の助成を行っています。
◎既にセットバック済の皆様へ
セットバックした部分に自動車や自転車、プランター、
植木鉢などを置いてしまうと、緊急車両などの通行に
支障を来たすことになります。
セットバック部分には、自転車やプランターなど、
通行の障害となるものを置かないよう、引き続き
セットバック部
分には物を置
かないでくださ
い!
ご協力をお願いします。
【お問合せ先】 〒231-0012 横浜市中区相生町3丁目 56 番地1 JNビル4階
横浜市建築局 建築防災課 狭あい道路担当
電話 045-671-4544