第1日第1会場午前 1−1−5 第5腰椎分離すべり症におけるTricortical fixation 下関市立中央病院 ○佐藤 太志、白澤 建蔵、山下 彰久、城戸秀彦、林哲生、 原田 岳、城戸 聡 当施設では第5腰椎分離すべり症に対し、Tricortical fixationによる後方除圧固定術を施行 してきた。平成10年6月より平成19年12月までに手術を施行した17症例について、椎間 癒合率、Implant loosening発生率を評価したので報告する。全17例中、退院後音信不通の 1例、術後前立腺癌多発骨転移を認め評価困難となった1例の計2例を除外した15例を対象 に評価した。平均年齢46.5歳(15∼79歳)、平均手術時間273分(151∼365分)、平均出 血量298g(70∼930g)、男女比11:4、平均経過観察期問268ヶ月(8∼61ヶ月)であった。 椎間癒合率は8a7%(13/15)、screwのlooseningが生じた症例は0例、すべり症が進行し た症例は0例であった。第5腰椎分離すべり症に対しTricortical fixationは有効であること が示唆された。 1−1−6 外側型腰椎椎問板ヘルニアに対する骨形成的偏側椎弓切除術の 治療成績(術後6年以上経過例) 整形外科 前原病院1、鹿児島大学 整形外科2 0冨永 博之1、和田 正一1、下野 哲朗1、吉永 前原 東洋1、小宮 節郎2 一春1、 外側型腰椎椎間板ヘルニアに対し骨形成的偏側椎弓切除術を行い、術後6年以上(∼10年) 追跡可能だった10例(男性7名、女性3名)に関して検討した。手術時年令は平均61.3歳(47 歳∼77歳)で、障害神経根はL5:6例、L2:2例、L4:2例であった。棘突起、椎問関節の 骨癒合をCTで評価したところ、棘突起、椎間関節ともに癒合:4例、棘突起のみ癒合:4例、 椎間関節のみ癒合:2例であった。また症状の改善度をJOA score(ADLを除く15点満点) にて評価すると、術前平均は8.4点であったが調査時平均は13点へと改善しており、当院に おける外側型腰椎椎間板ヘルニアに対しての骨形成的偏側椎弓切除術の中長期成績は良好で あった。 一41一
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