発生予察予報第1号(5月の予報)

佐 農 技 防 第 1-1号
平 成 19年 5月 2日
各関係機関長
様
佐賀県農業技術防除センタ−所長
病害虫発生予察情報について
このことについて、発生予察予報第1号を発表したので送付します。
発生予察予報第1号(5月の予報)
佐賀県
【気象:平成19年4月25日発表
概要
3ヶ月予報
福岡管区気象台】
5月:天気は数日の周期で変わるでしょう。気温は高い確率50%です。
要素別確率
要素
気温
降水量
低い(少ない)
20
30
平年並
30
40
(%)
高い(多い)
50
30
普通作物予報の概要
発 生 量
作 物 名
水稲
病 害 虫 名
病害虫防除のてびき
の記載ページ
平年比
前年比
いもち病
やや少
並
103 ∼ 110 及 び 113 ∼
119
ばか苗病
並
並
103∼110
イネミズゾウムシ
並
並
136∼137、150∼151
スクミリンゴガイ
やや多
やや多
備
考
143∼146
特記事項
1.水稲種子については、立枯性病害、いもち病及びイネシンガレセンチュウの発生を防止す
るため、種子消毒を徹底する。
2.葉いもちの発生が認められた場合は、早急に防除を実施する。
3.育苗箱施薬剤は、規定量をていねいに散布する。
1
果樹予報の概要
発生程度
作物名
平年比
前年比
病害虫防除
てびきの
記載ページ
やや少
並
177∼179
かいよう病
多
並
181∼183
灰色かび病
やや多
やや多
183∼185
ミカンハダニ
やや多
多
199∼201
黒星病
やや多
並
229∼231
黒とう病
やや少
並
263∼265
べと病
並
並
268∼270
カメムシ類
少
少
病害虫名
そうか病
カンキツ
ナ
シ
ブ ド ウ
果樹全般
備
考
カンキツ 205∼207、ナシ 245∼246、
カキ 287、キウイフルーツ 294 モモ 304
平成19年3月14日付け病害虫対策資
料第22号参照
「ホームページ」参照
特記事項
1.カンキツ類では、かいよう病の新梢葉への感染を防ぐため、罹病性の品種(ネーブル、いよか
ん、はるみ等の中晩柑)や高糖系温州みかんにおいて、展葉完了期に銅水和剤(クレフノン200倍
加用)による防除を行う。
2.ナシでは、黒星病が多発する恐れがあるので、罹病葉及び罹病果実を必ず除去し園外に処分す
るとともに、予防効果の高い薬剤で対応する。なお、すでに多発している園ではDMI剤を中心に防
除を行う。
野菜予報の概要
発生量
作物名
病害虫名
平年比
前年比
病害虫防除
のてびき
記載ページ
備考
平成18年12月12日付け
イチゴ
うどんこ病
並
並
151-153
病害虫対策資料第18号参
照
(本圃)
ハダニ類
アブラムシ類
多
多
160-162
やや多
やや多
166-167
並
並
151∼153
イチゴ
うどんこ病
(育苗)
ハダニ類
やや多
やや多
160∼162
アブラムシ類
やや少
並
166∼167
2
平成18年12月26日付け
発生予察注意報第5号
ナス
すすかび病
やや多
多
195∼196
灰色かび病
並
やや少
191∼192
アザミウマ類
並
並
202∼203
ハモグリバエ類
やや多
並
203
コナジラミ類
やや多
並
202
キュウリ
べと病
並
並
129∼131
(促成)
うどんこ病
並
並
136∼137
やや少
少
133∼134
灰色かび病
並
並
131∼132
アザミウマ類
並
並
145∼146
コナジラミ類
やや少
並
144∼145
灰色かび病
やや少
やや少
171∼173
葉かび病
並
並
176∼177
コナジラミ類
並
並
178∼180
やや多
並
182
斑点病
並
並
252
ネギアザミウマ
多
並
117,253
やや多
やや多
並
並
228∼229
ホ ゙ ト リ チ ス 葉枯症
やや少
少
229∼230
ネギアザミウマ
やや多
多
234∼235
褐斑病
平成19年4月18日付け
病害虫対策資料第1号参照
平成19年4月18日付け
病害虫対策資料第1号参照
平成19年4月18日付け
トマト
病害虫対策資料第1号参照
平成19年4月18日付け
ハモグリバエ類
アスパラガ
ス
アブラムシ類
タマネギ
( 本 圃)
べと病
3
254
病害虫対策資料第1号参照
特記事項
1.イチゴ本圃では、県内全域でハダニ類が多発しているので、葉裏や下位葉にも薬液が十分かかる
よう防除を行う(平成18年12月26日付け病害虫発生予察注意報第5号参照)。
2.イチゴの親株は、ハダニ類、うどんこ病、炭疽病の防除を徹底する。特に炭疽病は親株床の初期
からの防除を定期的に行う。なお、炭疽病については県内全域でアゾキシストロビン剤(アミスタ
ー20フロアブル)耐性菌が高率に発生しているため、防除は他剤を用いて行う。
3.トマト黄化葉巻病やキュウリ黄化えそ病、モザイク病等に対しては、発病株を適切に処分し、施
設内で発生しているウイルス媒介虫(コナジラミ類、アザミウマ類、アブラムシ類等)の防除対策
を徹底する。また、施設開口部に防虫ネット等を設置するなど、ウイルス媒介虫の野外への飛散を
防止する(平成19年4月18日付け病害虫対策資料第1号を参照)。
家庭菜園等におけるウイルス病罹病株の除去についても協力を呼びかけている
ことから、生産者自らが媒介虫の防除対策を徹底することが重要である。
4.アスパラガスでは、ネギアザミウマやアブラムシ類の発生が多くなっているため、施設開口部に
ネットを設置するなど侵入防止をおこなうとともに、薬剤による防除を徹底する。
5.ナスでは、コナジラミ類の発生が多くなっているので、防除を徹底する(平成19年4月18日付け病
害虫対策資料第1号を参照)。
6.タマネギでは、ネギアザミウマの発生が増加しているので防除を徹底する。
普通作物
水
(早期水稲巡回調査日:4 月 25 日)
稲
1.いもち病
1)予報の内容
発生量:平年よりやや少なく前年並
2)予報の根拠
(1)前年の穂いもちの発生状況
平成18年の穂いもちの発生株率は、上場地域の早期水稲(8月上旬)で2.3%(平年5.8%)、北
部山間の早植え水稲(9月上旬)で5.3%(平年8.3%)、普通期水稲(10月上旬)で1.0%(平年
4.6%)であった(図1)。
<−∼±>
30
早期(8月上旬)
早植え(9月上旬)
普通期(10月上旬)
︵
発
生 20
株
率
︶
% 10
0
9年
10年
11年
12年
第1図
13年
14年
15年
16年
17年
過去10年間の穂いもちの発生株率
4
18年
(2)県内各地から採取した平成18年産籾は、早期水稲で保菌圃場率33.3%(前年66.7%)、保菌籾率
2.7%(前年2.3%)、早植え水稲で保菌圃場率23.1%(前年11.1%)、保菌籾率2.7%(前年0.2%)、普通期水
稲のウルチ品種で保菌圃場率5.3%(前年6.3%)、保菌籾率0.2%(前年0.1%)、普通期水稲のモチ品種で
保菌圃場率0%(前年9.1%)、保菌籾率0%(前年0.2%)であった。<−∼±>
第2表 平成18年産水稲籾のいもち病菌保菌率
作 型
品 種
調査圃場数
保菌圃場率
保菌籾率
早期水稲
コシヒカリ
6 圃場
33.3%
2.7%
早植え水稲
ウルチ品種
9
23.1
2.7
ウルチ品種
19
5.3
0.2
普通期水稲
モチ品種
11
0
0
(3)気象予報では並発生の条件となっている。<±>
3)防除上注意すべき事項
(1)比重選、種子消毒を徹底する。
(2)育苗箱で種籾が露出すると本病が発生しやすいので、覆土を適正に行う。
2.ばか苗病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
前年(平成18年度)の本病の発生は平年並であった。<±>
3)防除上注意すべき事項
比重選、種子消毒を徹底する。
3.イネミズゾウムシ
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
(1)前年の発生は平年並であり、越冬密度は平年並と思われる。〈±〉
(2)早期水稲(上場地域)の巡回調査(12ほ場)では発生を確認しなかった。〈±〉
(3)気象予報から、越冬後成虫の本田飛び込みの時期は平年より早くなると予想される。
3)防除上注意すべき事項
(1)前年発生が多かった地域では粒剤の育苗箱施用を行う。
(2)越冬成虫は4月中旬∼6月上旬に水田へ侵入するので、侵入の把握に努め、本田で成虫が10株当
たり5頭以上みられたら、粒剤を散布する。
4.スクミリンゴガイ
1)予報の内容
発生量:平年および前年よりやや多い
2)予報の根拠
(1)越冬状況
① 平成19年4月に調査した用排水路における越冬生貝率は、74∼89%と平年よりやや高かった
(第1表)。〈±∼+〉
② 水田内(わら下)での越冬生貝率は79.5%と平年よりやや高かった(第2表、第1図)。〈±
∼+〉
(2)気象条件
気象予報では、やや多発生の条件となっている。〈±∼+〉
3)防除上注意すべき事項
(1)用排水路・クリ−クで、本貝の密度の高い地域では、貝及び卵塊を捕殺する。
(2)前年、圃場内での発生が多かった地域では注意する。
(3)発生圃場では、浅水管理を徹底する。
5
第1表
用排水路でのスクミリンゴガイの越冬生貝率
(農業技術防除センター4月調査、単位:%)
越
冬
生
貝
率
調 査 地 点
H12年
H13年
H14年
H15年
H16年
H17年
H18年
H19年
武雄市(コンクリ-ト水路)
93. 5
67.5
94.0
83.3
93.2
71.1
72.6
89.0
鳥栖市(クリーク)
38. 6
55. 8
91. 3
51. 4
85.3
95.4
34.5
73.8
白 石 町 (クリ-ク)
77. 5
92.7
97.4
69.2
98.1
79.1
7.1
84.5
東与賀町(クリ-ク)
86. 8
96.4
98.1
50.0
−a)
98.7
77.9
−a)
川副町(コンクリ-ト水路)
56.3
79.1
95.4
82.6
77.2
76.0
9.6
88.6
平均 b)
70.5
78.3
95.2
67.3
88.5
84.1
40.3
84.0
a)調査に必要な数を採集できなかった。
b)H9年 (5 地 点 平 均 )は 24.7% 、H10 年 (5 地 点 平 均 )は 78. 1%、H11年( 4 地 点 平 均 )は 71.2%
で あ り 、 H9∼ 18年 の 平 均 は 、 78.2 %。
第2表
水田内でのスクミリンゴガイの越冬生貝率(農業試験研究センター調査、単位:%)
越
冬
生
貝
率a)
調査場所
H12年
H13年
H14年
H15年
H16年
H17年
H18年
H19年
未耕起田のわら下
62.1%
76.2%
76.8%
48.0%
45.3%
71.5%
55.3%
79.5%
a) 殻高6mm以上の貝を調査した。
90
y = 16.905x - 51.356
R2 = 0.6293
春 80
期
の 70
生
存
60
率
1998年
2001年
2000年
2002年
1999年
1995年
2005年
2007年
︵
2006年
% 50
︶
1997年
2004年 2003年
40
1996年
30
5
6
7
8
前年12月∼当年2月の平均気温(℃)
図1 各年次の冬期(12∼2月)の平均気温と春期(3∼4月)の
水田内でのスクミリンゴガイの生存率との関係
(農業試験研究センター調査)
6
9
果
カンキツ
樹
(巡回調査日:4月20∼24日)
1.そうか病
1)予報の内容
発生量:平年よりやや少なく前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、葉での発生はみられなかった(平年0.4%、前年0.3%)。<−∼±>
(2)気象予報では、やや少発生の条件となっている。 <−∼±>
3)防除上注意すべき事項
(1)薬剤は散布ムラがないよう落弁期(5月下旬頃)に十分量を散布する。
(2)発生園では、果実への感染を抑えるため罹病葉梢をせん除する。
前年
平年
本年
カンキツ そうか病(葉)
︵
発 1
病
葉
率 0.5
︶
%
0
3下
4下
5下
6下
7下
注:5月下旬までは旧葉、6月以降は新葉を調査
2.かいよう病
1)予報の内容
発生量:平年より多く前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、温州みかん旧葉の平均発病葉率は1.6%(平年0.5%、前年2.0%)であり、平年
よりやや多く前年並であった。 <±∼+>
(2)気象予報では、やや多発生の条件となっている。 <±∼+>
3)防除上注意すべき事項
(1) 前年多発した園及び罹病性の品種(ネーブル、いよかん、はるみ等の中晩柑)や高糖系温州みか
んでは、展葉完了期(5月上中旬頃)に必ず防除を行う。
(2)銅水和剤(クレフノン200倍加用)を使用する。なお、ボルドー液は展葉期に散布すると、石灰に
よる薬害が発生するので使用しない。
温州 かいよう病(葉)
前年
平年
発 5.0
病 4.0
葉 3.0
率
2.0
本年
︵
︶
% 1.0
0.0
3下
4下
5下
6下
7下
8下
注:5月下旬までは旧葉、6月以降は新葉を調査
7
9下
10下
3.灰色かび病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年よりやや多い
2)予報の根拠
(1)本年のカンキツ類の着花量は、平年及び前年より多い。<+>
(2)気象予報では、並発生の条件となっている。 <±>
3)防除上注意すべき事項
落果防止には満開期∼落弁期に、傷果防止には一次落果期に防除を行う。
4.ミカンハダニ
1)予報の内容
発生量:平年よりやや多く前年より多い
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均寄生葉率は7.0%(平年6.8%、前年4.8%)であり、平年及び前年並であった。
<±>
(2)気象予報では、多発生の条件となっている。 <+>
3)防除上注意すべき事項
殺ダニ剤に対する抵抗性の発達を避けるため、マシン油乳剤を使用する。
カンキツ ミカンハダニ
前年
平年
寄
生
葉 20
率
本年
︵
30
10
︶
%
0
3下
ナ
4下
シ
5下
6下
7下
8下
9下
10下
(巡回調査日:4月25日)
1.黒星病
1)予報の内容
発生量:平年よりやや多く前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、果実での平均発病果率は0.7%(平年0.5%、前年0.2%)であり、平年及び前年並
であった。<±>
(2)開花後(4月中下旬)の気温が低く、降水日数が多かったことから、新梢葉及び果実に感染して
いる恐れがある。<+>
(3)気象予報では、やや少発生の条件となっている。 <−∼±>
3)防除上注意すべき事項
(1)スピードスプレーヤで散布する場合は、必ず全列散布を行う。
(2)施設栽培では、ビニル除去直前に保護殺菌剤を十分量散布する。
(3)罹病葉、罹病果実は必ず除去し、園外で処分する。
8
ナシ 黒星病(果実)
2
発
病 1.5
果
率 1
前年
平年
本年
︵
︶
% 0.5
0
4下
5下
ブ ド ウ
6下
7下
(巡回調査日:4月20∼25日)
1.黒とう病
1)予報の内容
発生量:平年よりやや少なく前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、葉での発生はみられなかった(平年0.5%、前年0%)。<−∼±>
(2)気象予報では、やや少発生の条件となっている。 <−∼±>
3)防除上注意すべき事項
(1)2次感染を防ぐため、罹病した葉及び新梢は、除去し園外に処分する。
(2)発病後の防除は困難であるため、落弁期までの予防散布を徹底する。
(3)防除効果を高めるために、棚の上下両方向から散布するよう心懸ける。
ブドウ 黒とう病
前年
平年
本年
5
︵
発
病4
葉3
率
2
︶
%1
0
4下
5下
6下
7下
8下
9下
月旬
2.べと病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、葉での発生はみられなかった(平年0.0%、前年0.0%)。<±>
(2)気象予報では、並発生の条件となっている。 <±>
3)防除上注意すべき事項
(1)本病は、降雨により被害が拡大するため、降雨前に予防散布を行う。
(2)防除効果を高めるために、棚の上下両方向から散布するよう心懸ける。
9
ブドウ べと病
発 20
病 15
葉
率 10
前年
平年
本年
︵
︶
% 5
0
4下
5下
6下
7下
8下
9下
月旬
果樹全般
1.カメムシ類
1)予報の内容
発生量:平年及び前年より少ない
2)予報の根拠
平 成 19年 1 ∼ 3 月 に 県 内 25地 点 で 常 緑 広 葉 樹 林 林 床 の 落 葉 中 に お け る チ ャ バ ネ ア オ
カ メ ム シ 成 虫 の 越 冬 数 を 調 査 し た 結 果 、本 種 の 越 冬 密 度 は 0.04頭 /㎡( 平 年:0.7頭 /
㎡ 、 前 年 1.3頭 /㎡ ) で 、 平 年 及 び 前 年 よ り 少 な か っ た 。 ま た 、 越 冬 地 点 率 は 12.0%
( 平 年 : 48.3% 、 前 年 91.3% ) と 平 年 及 び 前 年 よ り 少 な か っ た ( 第 1図 ) 。これらは
前期少発生であった平成17年並であった(平成19年3月14日付け病害虫対策資料第22号参照)。
<−>
3)防除上注意すべき事項
(1)カメムシ類の飛来については、カンキツ類の開花期及びナシ、ウメ、モモなどの幼果期におい
て特に注意する。
(2)カメムシ類の発生量と果樹園への飛来時期については、農業技術防除センターが発表するカメ
ムシ情報(ホームページ「http://www.jppn.ne.jp/saga/」を参考にする。
越冬密度
越冬地点率
2.5
100
越
冬 2
密
度 1.5
80 越
︵
60
40
0
0
H9
H10 H1 1 H1 2 H13 H14 H1 5 H1 6 H1 7 H18 H1 9
年次
第1図
チャバネアオカメムシの年次別越冬密度
10
%
︶
︶
20
︵
頭 1
/
㎡ 0.5
冬
地
点
率
野
菜
(巡回調査:4 月 20∼25 日)
イチゴ(本圃)
1. うどんこ病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
(1) 巡回調査では、平均発生株率は5.3%(平年7.9%、前年8.7%)であり、平年及び前年並であった。
〈±〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、6圃場のうち4圃場で発生がみられ、平均発生株率は14.8
%であった。〈±∼+〉
3)防除上注意すべき事項
(1)葉裏や下位葉にも薬液が十分かかるように散布する。
(2)薬剤感受性の低下を防ぐために、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき151-153頁
を参照)。
(3)詳細な防除対策は平成18年12月12日付け病害虫対策資料第18号を参照する。
30
発
生
株 20
率
イチゴうどんこ病
︵
前年
平年
本年
︶
% 10
0
9下
10下
11下
12中
1下
2下
3下
4下
5下
2. ハダニ類
1)予報の内容
発生量:平年及び前年より多い
2)予報の根拠
(1) 巡回調査では、平均寄生株率は53.7%(平年23.0%、前年36.3%)であり、平年及び前年より多
かった。〈+〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、6圃場すべてで寄生がみられ、平均寄生株率は24.0%であ
った。〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)本種は薬液のかかりにくい葉裏や下位葉に寄生していることが多いので、散布むらのないよう薬
剤散布する。
(2)薬剤感受性の低下を防ぐために、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき160-162頁
を参照)。
(3)詳細な防除対策は平成18年12月26日付け発生予察注意報第5号を参照する。
11
80
ハダニ類(イチゴ)
60
%
20
︵
寄
生
株
率
前年
平年
本年
40
︶
0
9下
10下
11下
12中
1下
2下
3下
4下
5下
3. アブラムシ類
1)予報の内容
発生量:平年及び前年よりやや多い
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均寄生株率は3.1%(平年1.9%、前年0.3%)であり、平年よりやや多く前年よ
り多かった。〈±∼+〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、6圃場とも寄生はみられなかった。〈−〉
3)防除上注意すべき事項
(1)本種は薬液のかかりにくい葉裏や下位葉に寄生していることが多いので、散布むらのないよう薬
剤散布する。
(2)薬剤感受性の低下を防ぐために、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき166-167頁
を参照)。
8
6
%
2
︵
寄
生
株
率
アブラムシ類(イチゴ)
前年
平年
本年
4
︶
0
9下
10下
11下
12中
1下
2下
3下
4下
5下
イチゴ(育苗圃)
1. うどんこ病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
(1) 巡回調査では、平均発生株率は1.3%(平年3.2%、前年1.1%)であり、平年及び前年並であっ
た。〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1) 古葉等を除去し、葉裏や下位葉にも薬液が十分かかるように散布する。
(2) 薬剤感受性の低下を防ぐために、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき151-153
頁を参照)。
(3)詳細な防除対策は平成18年12月12日付け病害虫対策資料第18号を参照する。
12
80
イチゴうどんこ病
60
発
生
株
率
本年
前年
平年
40
︵
︶
%
20
0
4下
5上
←
5下
親
6上
株
6下
→
7上
7下
←
8上
子
8下
9上
苗
→
2. ハダニ類
1)予報の内容
発生量:平年及び前年よりやや多い
2)予報の根拠
(1) 巡回調査では、平均寄生株率は10.0%(平年6.4%、前年1.5%)であり、平年並で前年より多か
った。〈±〉
(2) 気象予報ではやや多発生の条件となっている。〈±∼+〉
3)防除上注意すべき事項
(1)本種は薬液のかかりにくい葉裏や下位葉に寄生していることが多いので、散布むらのないよう薬
剤散布する。
(2)薬剤感受性の低下を防ぐために、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき160-162頁
を参照)。
50
本年
前年
平年
ハダニ類(イチゴ)
︵
寄
生
株
率
25
︶
%
0
4下
←
5上
5下
親
6上
株
6下
→
7上
←
7下
子
8上
苗
8下
9上
→
ナス(促成)
1.すすかび病
1)予報の内容
発生量:平年よりやや多く前年より多い
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均発生株率は69.4%(平年57.4%、前年41.9%)であり、平年よりやや多く、
前年より多かった。〈±∼+〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、5圃場のうち2圃場で発生しており、平均発生株率は30.0%
であった。〈−〉
3)防除上注意すべき事項
(1)罹病葉は早めに除去し、圃場外へ持ち出し処分する。
(2)施設内の換気を十分行うなど、湿度管理に注意する。
13
(3)薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき195∼196頁
参照)。
80
前年
発
生 60
株
率
40
%
20
ナスすすかび病
平年
︵
本年
︶
0
9下
10下
11下
12下
1下
2下
3下
4下
5下
2.アザミウマ類
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均寄生株率は3.8%(平年4.5%、前年0.6%)であり、平年並で前年よりやや多
かった。〈±〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、5圃場のうち1圃場で発生がみられ、平均寄生株率は2.0%
であった。〈−∼±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)葉裏や下位葉にも薬液が十分かかるよう散布する。
(2) 薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき202∼203頁
参照)。
アザミウマ類の寄生(ナス)
50
寄
生 40
株
率 30
前年
平年
︵
本年
︶
% 20
10
0
9下
10下
11下
12下
1下
2下
3下
4下
5下
3.ハモグリバエ類
1)予報の内容
発生量:平年よりやや多く前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均食害株率は23.8%(平年5.5%、前年12.5%)であり、平年及び前年より多か
った。〈+〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、5圃場とも食害がみられなかった。〈−〉
3)防除上注意すべき事項
施設内での密度を下げるため、寄生葉はできるだけ除去し、施設外へ持ち出し処分する。
14
ハモグリバエ類による食害(ナス)
食
害 60
株
率 40
前年
平年
︵
本年
︶
% 20
0
9下
10下
11下
12下
1下
2下
3下
4下
5下
4.コナジラミ類
1)予報の内容
発生量:平年よりやや多く前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均寄生株率は15.0%(平年7.3%、前年15.6%)であり、平年よりやや多く前年
並であった。〈±∼+〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、5圃場のうち2圃場で寄生がみられ、平均寄生株率は18.0%
であった。〈±∼+〉
3)防除上注意すべき事項
(1)施設内の密度を下げるため、幼虫が寄生している葉を除去し、施設外へ持ち出し処分する。
(2)葉裏や下位葉にも薬液が十分かかるように散布する。
(3)薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき202頁参照)。
コナジラミ類(ナス)
寄 100
生
株 80
率
60
%
40
︵
前年
平年
本年
︶
20
0
9下
10下
11下
12下
1下
2下
3下
4下
5下
キュウリ(半促成)
1. べと病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
巡回調査では、平均発生株率は25.6%(平年31.9%、前年10.1%)であり、平年及び前年並であった。
〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)施設内が多湿にならないよう、湿度管理に注意する。
(2)薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき129-131頁を
参照)。
15
60
発
生
株
率
キュウリべと病
前年
平年
本年
40
︵
20
︶
%
0
12中
1下
2下
3下
4下
5下
2. うどんこ病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
巡回調査では、平均発生株率は14.5%(平年14.7%、前年17.5%)であり、平年及び前年並であった。
〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1) 施設内が多湿にならないよう、湿度管理に注意する。
(2) 薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき136-137頁
を参照)。
40
︵
発
生
株
率
︶
%
キュウリうどんこ病
前年
平年
本年
30
20
10
0
12中
1下
2下
3下
4下
5下
3. 褐斑病
1)予報の内容
発生量:平年よりやや少なく前年より少ない
2)予報の根拠
巡回調査では、平均発生株率は10.6%(平年20.5%、前年31.3%)であり、平年よりやや少なく前
年より少なかった。〈−∼±〉
3)防除上注意すべき事項
(1) 施設内が多湿にならないよう、湿度管理に注意する。
(2) 罹病葉等の伝染源は早めに除去処分する。
50
︵
発
生
株
率
キュウリ褐斑病
前年
平年
本年
25
︶
%
0
12中
1下
2下
3下
16
4下
5下
4. アザミウマ類
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
巡回調査では、平均寄生株率は0.6%(平年2.4%、前年0.0%)であり、平年及び前年並であった。
〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)低密度のうちに防除を行う。
(2)薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき145-146頁参
照)。
(3)ミナミキイロアザミウマはキュウリ黄化えそ病の媒介虫であるため、防除を徹底する。
(4)詳細な防除対策は平成19年4月18日付け病害虫対策資料第1号を参照する。
10
︵
寄
生
株
率
アザミウマ類の寄生
(キュウリ)
前年
平年
本年
5
︶
%
0
12中
1下
2下
3下
4下
5下
5. コナジラミ類
1)予報の内容
発生量:平年よりやや少なく前年並
2)予報の根拠
巡回調査では、寄生はみられなかった(平年5.2%、前年0.6%)。〈−∼±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)施設内の密度を下げるため、寄生葉を早めに除去し、施設外へ持ち出し処分する。
(2)低密度のうちに防除を行う。
(3)薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき144-145頁参
照)。
(4)詳細な防除対策は平成19年4月18日付け病害虫対策資料第1号を参照する。
15
コナジラミ類の寄生(キュウリ)
前年
平年
本年
︵
寄
生 10
株
率
5
%
︶
0
12中
1下
2下
3下
17
4下
5下
トマト
1. コナジラミ類
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均寄生株率は6.9%(平年5.3%、前年2.9%)であり、平年及び前年並であった。
〈±〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、4圃場中2圃場で発生がみられ、平均寄生株率は3.8%であ
った。〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)コナジラミ類はトマト黄化葉巻病を媒介するため、防除を徹底する。
(2)幼虫が寄生している下位葉を除去し、施設外へ持ち出し処分する。
(3)葉裏や下位葉にも薬液が十分かかるように散布する。
(4)薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき178-180頁参
照)。
(5)詳細な防除対策は平成19年4月18日付け病害虫対策資料第1号を参照する。
40
︵
寄
生
株
率
コナジラミ類の寄生
(トマト)
前年
平年
本年
20
︶
%
0
10下
11下
12中
1下
2下
3下
4下
5下
2. ハモグリバエ類
1)予報の内容
発生量:平年よりやや多く前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均食害株率は12.5%(平年1.8%、前年0.0%)であり、平年及び前年より多かっ
た。〈+〉
(2)県内各地域における調査員の調査では、4圃場中1圃場で寄生がみられ、平均食害株率は1.3%であ
った。〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)施設内の密度を下げるため、寄生葉を早めに除去し、施設外へ持ち出し処分する。
(2)薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき182頁参照)。
18
60
食
害
株
率
ハモグリバエ類による食害
(トマト)
前年
平年
本年
40
︵
︶
%
20
0
10下
11下
12中
1下
2下
3下
4下
5下
アスパラガス
1. ネギアザミウマ
1) 予報の内容
発生量:平年より多く前年並
2) 予報の根拠
巡回調査では、平均寄生株率は36.4%(平年10.3%、前年8.1%)であり、平年及び前年より多かっ
た。〈+〉
3)防除上注意すべき事項
(1) 施設開口部に防虫ネット等を設置し、本虫の施設内への侵入を防ぐ。
(3) 薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき253頁を参照)。
80
ネギアザミウマの寄生
(アスパラガス)
︵
寄
生
株
率 40
前年
平年
本年
︶
%
0
3下
4下
5下
6下
7下
8下
9下
10下
2. アブラムシ類
1) 予報の内容
発生量:平年及び前年よりやや多い
2) 予報の根拠
巡回調査では、平均寄生株率は2.1%(平年0.7%、前年0%)であり、平年及び前年より多かった。
〈+〉
3)防除上注意すべき事項
(1) 施設開口部に防虫ネット等を設置し、本虫の施設内への侵入を防ぐ。
(4) 薬剤感受性の低下を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない(県病害虫防除のてびき254頁参照)。
19
10
アブラムシ類の寄生
(アスパラガス)
寄
生
茎
率 5
︵
前年
平年
本年
︶
%
0
3下
4下
5下
6下
7下
8下
9下
10下
タマネギ(本圃)
1.べと病
1)予報の内容
発生量:平年及び前年並
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均発生株率が0.5%(平年1.6%、前年2.3%)であり、平年及び前年並であっ
た。〈±〉
(2)気象予報では並発生の条件となっている。〈±〉
3)防除上注意すべき事項
(1)発病株は貯蔵中の腐敗につながるので、立毛中の防除を徹底する。
(2)薬剤が葉に十分付着するよう、展着剤を加え十分量を丁寧に散布する。
5
︵
発
生
株
率
︶
%
タマネギ
べと病
平年
前年
本年
4
3
2
1
0
10下
←
11下
12中
苗 床 → ← 1下
2下
本 3下
圃
4下
5上
→
2.ボトリチス葉枯症
1)予報の内容
発生量:平年よりやや少なく前年より少ない
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均発生株率は24.6%(平年39.3%、前年71.7%)であり、平年よりやや少なく
前年より少なかった。〈−∼±〉
(2)気象予報では、並発生の条件となっている。〈±〉
3)防除上注意すべき事項
本病は貯蔵中の腐敗につながるので、立毛中の防除を徹底する。
20
︵
発
生
株
率
100
タマネギ
ボトリチス葉枯症
平年
前年
本年
80
60
40
︶
%
20
0
10下
11下
12中
← 苗床 → ← 1下
本
2下
3下
圃
4下
5上
→
3.ネギアザミウマ
1)予報の内容
発生量:平年よりやや多く前年より多い
2)予報の根拠
(1)巡回調査では、平均寄生株率は49.3%(平年33.8%、前年8.1%)であり、平年よりやや多く前
年より多かった。〈±∼+〉
(2)気象予報ではやや多発生の条件となっている。〈±∼+〉
3)防除上注意すべき事項
本虫の食害痕から病原菌が侵入し貯蔵中の腐敗の原因となるので、立毛中の防除を徹底する。
タマネギ
寄 80
生
株 60
率 40
ネギアザミウマ
︵
平年
前年
本年
︶
% 20
0
10下
←
11下
苗床 → 12中
← 1下
2下
本 3下
4下
圃
この情報は、
農業技術防除センター病害虫防除部ホームページ
http://www.jppn.ne.jp/saga/
でも提供しています。
連絡先:佐賀県農業技術防除センター
病害虫防除部
〒840-2205 佐賀郡川副町南里1088
TEL
(0952)45-5297
FAX
(0952)45-5085
21
→
5上
病害虫等診断依頼状況
平成19年3月21日∼4月20日までに農業技術防除センターおよび各試験研究機関に持ち込まれた
病害虫の診断依頼結果は次のとおりです。
作 物 名
診断依頼件
数
診 断 結 果 (件数)
水稲
1
生理障害等(1)
小麦
1
生理障害等(1)
キュウリ
3
生理障害等(2)、緑斑モザイク病(CGMMV)(1)
タマネギ
2
生理障害等(1)、灰色腐敗病(1)
トマト
3
青枯病(1)、生理障害等(1)、白星病(1)
ナス
1
生理障害等(1)
パセリ(苗)
2
生理障害等(1)、疫病(1)
アスパラガス
1
立枯病(1)
イチゴ
1
チャノホコリダニ(1)
ジネンジョ
2
青かび病(2)
コネギ
1
根腐萎凋病(1)
アイスプラント
1
藻菌類による立枯れ症状(1)
ハウスミカン
1
黄斑病(1)
温州ミカン
1
生理障害(ホウ素過剰症)(1)
ホオズキ
2
TMV(2)
キク
1
生理障害等(1)
ベゴニア
1
ソラマメウイルトウイルス(BBWV)(1)
ギガンチュウム
1
ファイトフィトラ属菌による腐敗症状(1)
宿根スターチス
1
藻菌類による葉枯れ症状(1)
合計:19作物 27件
内容 ウイルスによる病害
細菌による病害 糸状菌による病害 害虫類
線虫類
薬害
生理障害等
その他
合計
: 4件
: 1件
: 11件
: 1件
: 0件
: 0件
: 10件
: 0件
: 27件
22
全国・佐賀県で多発生している病害虫
及び侵入病害虫
主に3月20日∼4月25日までに発表された警報・注意報および特殊報
警報・注意報
(重要な病害虫の多発生が予想され、早めに防除する必要があるときに発表される)
発信元
日付
内容
作物および病害虫名
和歌山県 07/04/24
神奈川県 07/04/19
鹿児島県 07/04/10
大分県
07/04/01
注意報
注意報
注意報
注意報
大分県
大阪府
埼玉県
宮崎県
宮崎県
注意報
注意報
注意報
注意報
注意報
07/04/01
07/03/29
07/03/27
07/03/23
07/03/23
イネ
カンキツ、キウイフルーツほか
イチゴ
温州みかん、茶、
カボス、イチゴ
ねぎ類
なす
茶
トマト
茶
縞葉枯病
クワゴマダラヒトリ
炭疽病
ハダニ類
さび病
すすかび病
カンザワハダニ
タバココナジラミ類
カンザワハダニ
注:太字は九州地方で発表されたものを示す。
特殊報
(新たな病害虫が発生した時などに発表される)
発信元
日付
内容
作物および病害虫名
東京都
福島県
山口県
佐賀県
三重県
07/04/23
07/04/03
07/03/30
07/03/28
07/03/23
特殊報
特殊報
特殊報
特殊報
特殊報
チャ
ピーマン
トマト
トマト
ニンジン
クワシロカイガラムシ
モザイク病
黄化えそ病
すすかび病
キクノネハネオレバエ
注:太字は九州地方で発表されたものを示す。
23
農薬の適正使用に努めましょう。
1 農薬は、法律により、使用できる作物、対象病害虫、使用時期などの使
用基準が定められており、これに違反して農薬を使用すると罰則を適
用されますので、必ず使用基準を守って使用しましょう。
2 農薬を購入するときは、必ず農林水産省登録番号を確認し、登録番号が
ないものは絶対に購入しないようにしましょう。
3 農薬を使用するときは、使用する前に必ず容器のラベルを読んで、
(1)使用できる作物であるか、
(2)使用濃度、使用量、使用時期は適切か、
(3)総使用回数は定められた回数を超えていないか、
(4)適切な使用方法であるか、
などを十分確認しましょう。
4 水田において農薬を使用するときは、農薬のラベルに記載されている注
意事項等を確認するとともに、止水期間を1週間程度としましょう。また、
止水期間の農薬の流出を防ぐために、水の管理や畦の整備などに努めまし
ょう。
残留農薬のポジティブリスト制度(平成18年5月29日から実施)は、防除する際の周辺農作物
への農薬飛散が最も問題となります。農薬を散布する際は、上記の注意事項を遵守し、ホームペ
ージを参考にしながら、引き続き周辺農作物への農薬の飛散防止に努めてください。
農薬の登録や飛散防止対策等に関する情報は、以下のホームページで確認できます。また、ポ
ジティブリスト制度に関しての説明を当センターのホームページにも掲載していますので、ご覧
ください。
○農業技術防除センターのポジティブリスト制度関連のページ
http://www.jppn.ne.jp/saga/nouyaku/nouyaku.htm
○農林水産省(農薬コーナー)のホームページ
http://www.maff.go.jp/nouyaku/
○厚生労働省(食品中の残留農薬等)のホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/zanryu2/index.html
24