佐農技防第103-12号 平 成 27年 2月 26日 病害虫発生予察予報第12号(3月の予報) 佐賀県 目次 1 . 3月 の 病 害 虫 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2.気象概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3.予報の内容・根拠について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 4 . 3月 の 予 報 果樹(カンキツ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 茶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 野菜(イチゴ、ナス、キュウリ、トマト、タマネギ)・・・・・・・・・・ 5 花き(キク)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 5.病害虫診断状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 6.全国・佐賀県で多発生している病害虫及び新たに発生した病害虫 ・・・・18 7.農薬の適正使用について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 今月のトピックス ○タマネギべと病の越年罹病株の抜き取りと薬剤防除を徹底しましょう。 ○ イ チ ゴ の う ど ん こ 病 が 多 発 し て い ま す 。こ の ま ま で は 春 先 に 大 発 生 す る 恐 れ が あ り ま すので、防除を徹底しましょう。 1.3月の病害虫 ( 予 報 で 対 象 と し た 病 害 虫 の 中 か ら 抜 粋 ) タマネギべと病の越冬罹病株 イチゴうどんこ病 トマト灰色かび病 ナスすすかび病 連絡先:佐賀県農業技術防除センター 病害虫防除部 〒 840‐ 2205 佐 賀 市 川 副 町 南 里 1088 TEL (0952)45‐ 8153 FAX (0952)45‐ 5085 1 2.気象概要 【 3ヶ 月 予 報 平 成 25年 2月 25日 福 岡 管 区 気 象 台 発 表 】 3月 天 気 は 数 日 の 周 期 で 変 わ る で し ょ う 。気 温 は 、平 年 並 ま た は 高 い 確 率 と も に 4 0 % で す 。 3月 の 要 素 別 確 率 (% ) 要素 低 い (少 な い ) 気温 20 降水量 30 平年並 40 30 高 い (多 い ) 40 40 各病害虫の「予報の根拠」として、上記の向こう1か月の気象予報からみた病害虫の発生 条件を必要に応じて記載しています。上記の気象予報(確率予報)の内容について、本文中 では便宜上、「気温やや高」、「降水量並」と簡略的に表現しています。 【参考】 要素 3月 の 平 均 気 温 3月 の 降 水 量 平年値 (佐 賀 市 ) 9.9℃ 128.6mm 平 年 差 (比 )の 平 年 並 の 範 囲 (九 州 北 部 地 方 ) -0.3℃ ~ +0.4℃ 84% ~ 100% 3.予報の内容・根拠について 病害虫の発生量(平年比) ○ 予 報 の 発 生 量 は 平 年( 佐 賀 県 の 過 去 10 年 間 )及 び 参 考 と し て 前 年 と の 比 較 で 、「 少 、や や 少、並、やや多、多」の5 段階で示しています。 ○ 留 意 点 と し て 、 平 年 値 と の 比 較 で あ る た め 、平 年 値 が 低 い 病 害 虫 は 、「 平 年 よ り 多 い 」 場 合 で も 見 か け の 発 生 は 多 く な い こ と が あ り ま す 。一 方 、発 生 が 毎 年 目 立 ち 、平 年 値 が 高 い 病 害 虫 は 、「 平 年 並 」や「 平 年 よ り や や 少 な い 」」場 合 で も 見 か け 上 は 多 い と 感 じ る こ と が あ り ま す 。 予報の根拠 ○予報の根拠には、巡回調査、防除員の調査、予察灯・トラップでの誘殺状況調査等 に基づ く発生状況、気象予報からみた病害虫の発生条件を必要に応じて記載しています。 ○ そ れ ぞ れ の 条 件 は 、少 発 生( - )、や や 少 発 生( - ~ ±)、並 発 生( ±)、や や 多 発 生( ± ~+)、多発生(+)として示し、+-を総合的に判断して発生量を予想しています。 2 果 樹 【概要】 平年比 前年比 病害虫防除 のてびきの 記載ページ やや少 並 234~ 236 並 並 259~ 263 発 生 量 作 物 名 病 害 虫 名 かいよう病 備 考 カンキツ ミカンハダニ 【特記事項】 1 .カ ン キ ツ か い よ う 病 が 前 年 に 発 生 し た 園 や 、風 当 た り が 強 い 園 、罹 病 性 品 種( ネ ー ブル、はるみ等)が植栽された園、新梢の伸長が遅くまで続く園(幼木園、高接園、 隔 年 交 互 結 実 栽 培 園 等 ) で は 、 発 芽 前 の 3月 上 旬 に 必 ず 銅 剤 を 散 布 す る 。 2 . ナ シ で は 、 黒 星 病 対 策 と し て 発 芽 直 前 ( 3月 中 旬 頃 ) の 防 除 を 行 う 。 3 .キ ウ イ フ ル ー ツ か い よ う 病 の 発 生 が 既 に 確 認 さ れ て い る こ と か ら 、開 花 前 ま で の 銅 水 和 剤 に よ る 定 期 防 除 と 、罹 病 部 位 の 切 除 を 徹 底 す る 。ま た 、本 病 の 未 発 生 園 で 乳 白 色 あ る い は 赤 褐 色 の 樹 液 が 漏 出 す る 等 の 症 状 が 新 た に 見 つ か っ た 場 合 は 、す ぐ に 関 係 機 関 へ 連 絡 す る ( 平 成 27年 1月 20日 付 病 害 虫 対 策 資 料 第 19号 参 照 ) 。 カンキツ ( 巡 回 調 査 日 : 2 月 16 日 ~ 18 日 ) 1.かいよう病 1)予報の内容 巡回調査時の生育状況 発生量:平年よりやや少ない(前年並) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、温 州 み か ん で の 発 生 を 認 め て い な い( 平 年 0.4% 、前 年 0% )。<- ~ ± > (2)気 象 予 報 で は 、 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 <±> 3)防除上注意すべき事項 (1)カ ン キ ツ か い よ う 病 が 前 年 に 発 生 し た 園 や 、 風 当 た り が 強 い 園 、 罹 病 性 品 種 ( ネ ー ブ ル 、い よ か ん 、は る み 等 )が 植 栽 さ れ た 園 、新 梢 の 伸 長 が 遅 く ま で 続 く 園( 幼 木 園 、高 接園、隔年交互結実栽培園等)では、発芽前の3月上旬に必ず銅剤を散布する。 (2)発 病 し た 枝 や 葉 は 今 後 の 伝 染 源 と な る の で 除 去 す る 。 た だ し 、 強 剪 定 は 枝 が 遅 く ま で 伸長し、本病に感染しやすい期間が長くなるので行わない。 3 発 病 2 葉 率 1 ( % ) 0 カンキツ かいよう病(葉) 前年 平年 本年(破線は予測値) 2下 3下 4下 5下 6下 7下 8下 9下 10下 注:5月下旬までは旧葉、6月以降は新葉を調査 3 茶 【概 要】 平年比 前年比 病害虫防除の てびきの記載 ページ 並 やや多 418~ 419 発 生 量 作物名 茶 病害虫名 カンザワハダニ 備考 【特 記事項】 1 . カ ン ザ ワ ハ ダ ニ は 、 2月 下 旬 頃 か ら 3月 上 旬 頃 に 活 動 を 始 め る 。 多 発 し て か ら で は 防 除 効果があがりにくいため、萌芽前までの防除を徹底する。また、生息部位である葉裏に 薬液が十分にかかるよう丁寧に散布する。 茶 ( 巡 回 調 査:2月 16~ 17日 ) 1.カンザワハダニ 1)予報の内容 発生量:平年並(前年よりやや多い) 巡回調査時の生育状況 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 寄 生 葉 率 は 3.3% ( 平 年 6.6% 、 前 年 0% ) で あ り 、 平 年 及 び 前 年 並 で あ る 。 〈 ±〉 (2)気 象 予 報 で は 、 や や 多 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 <±~ + >( 気 温 や や 高 : ±~ + ) 。 3)防除上注意すべき事項 (1)生 息 部 位 で あ る 葉 裏 へ 薬 液 が 十 分 に か か る よ う に 丁 寧 に 散 布 す る 。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 薬 剤 は 年 一 回 の 使 用 と す る 。 チャ カンザワハダニ 15 寄 生 葉 率 ( % ) 前年 平年 10 本年(破線は予測値) 5 0 2下 3下 4下 5下 4 6下 7下 8下 9下 野 菜 【概要】 作物名 イチゴ (本 圃 ) ナス 病害虫名 前年比 うどんこ病 多 多 188~ 191 灰色かび病 並 やや多 191~ 193 やや多 多 199~ 200 アブラムシ類 並 並 204~ 205 すすかび病 並 並 234~ 235 灰色かび病 並 並 232~ 234 菌核病 並 並 235 アザミウマ類 やや少 並 244~ 245 コナジラミ類 やや少 並 243 並 並 246 やや多 やや多 166~ 168 うどんこ病 並 並 173~ 175 灰色かび病 並 並 168~ 169 褐斑病 並 やや多 170~ 172 アザミウマ類 多 多 148~ 149、183~ 184 コナジラミ類 多 多 145~ 147、181~ 182 やや多 並 210~ 212 葉かび病 並 やや多 216~ 217 コナジラミ類 並 並 145~ 147、219~ 222 ハモグリバエ類 並 並 154~ 155、223 白色疫病 並 並 272~ 273 ハダニ類 べと病 灰色かび病 トマト タマネギ 病害虫防除の てびき記載頁 平年比 ハモグリバエ類 キュウリ 発 生 量 べと病 多 多 ボトリチス葉 枯 症 並 やや多 ネギアザミウマ 並 並 5 273~ 275 275 283~ 284 備考 平 成 27 年 2 月 26 日 付 病害虫発生予察注意 報第9号参照 平 成 27 年 1 月 29 日 付 病害虫対策資料第22 号参照 平 成 27 年 2 月 26 日 付 病害虫発生予察注意 報第8号参照 【特記事項】 【イチゴ】 1.うどんこ病の発生圃場では、発病果実等を除去し、硫黄粒剤のくん煙処理を併用するなど し て 防 除 を 徹 底 す る 。薬 剤 防 除 の 際 は 、葉 裏 や 株 の 内 部 に も 薬 液 が か か る よ う 、十 分 量 を 丁 寧 に 散 布 す る ( 平成27年2月26日付発生予察注意報第9号参照) 。 2 . ハ ダ ニ 類 の 発 生 が み ら れ る 場 合 に は 早 急 に 防 除 を 行 う ( 平 成 27年 1月 29日 付 病 害 虫 対 策 資 料 第 22号 参 照 ) 。 特 に 、 天 敵 を 用 い て 防 除 を 行 う 圃 場 で は 、 防 除 を 徹 底 し 、 ハ ダ ニ 類 の 発 生 が 認められない程度に密度を抑えてから天敵を導入する。 3.アザミウマ類の発生が見られる圃場では、春先の多発生を防ぐため、低 密度時からの防除 を徹底する。 【施設果菜類(ナス、キュウリ、トマト等)共通】 1.コナジラミ類やアザミウマ類は、多発生すると防除が困難であることから、 低密度時から の 防 除 を 徹 底 す る 。圃 場 に お い て こ れ ら が 媒 介 す る ト マ ト 黄 化 葉 巻 病 や キ ュ ウ リ 黄 化 え そ 病 ・退緑黄化病等のウイルス病の発生がみられる場合には、伝染源となる発病株は早急に抜き 取り、圃場外へ持ち出し適切に処分する。 2.今後、暖房機の稼働時間が短くなるため、施設内が多湿条件となり、 灰色かび病等の病害 が 発 生 し や す く な る 。こ の た め 、 こ ま め な 換 気 や 循 環 扇 を 活 用 す る な ど し て 、 適 切 な 温 湿 度 管理を行い、結露時間の短縮に努めるとともに、少発生時から薬剤防除を定期的に行う 。 【キュウリ】 1.植え替えを行う圃場では、次作へアザミウマ類を持ち越さないよう、植え替え前の防除を 徹底する。 【タマネギ】 1 . 気 温 の 上 昇 に 伴 い 、 タ マ ネ ギ べ と 病 の 二 次 伝 染 が 始 ま る た め 、 3月 上 旬 か ら の 防 除 を 徹 底 す る と と も に 、 引 き 続 き 越 年 罹 病 株 の 抜 き 取 り を 徹 底 す る ( 平 成 27年 2月 26日 付 病 害 虫 発 生 予 察 注 意 報 第 8号 参 照 ) 。 イチゴ(本圃) ( 巡 回 調 査 : 2月 17日 ~ 19日 ) 1.うどんこ病 1)予報の内容 発生量:平年より多い(前年より多い) 巡回調査時の生育状況 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 発 生 株 率 は 8.0% ( 平 年 3.7% 、 前 年 2.0% ) で あ り 、 平 年 及 び 前 年 よ り 多い。〈+〉 (2)今 作 で は 、育 苗 期 か ら 本 圃 初 期 に 本 病 の 発 生 が 多 く 推 移 し た た め 、圃 場 内 で の 菌 密 度 は 高いと思われる。〈+〉 (3)病 害 虫 防 除 員 の 調 査 (6圃 場 )で は 、 6圃 場 と も 発 生 が 見 ら れ 、 発 生 株 率 は 12.3% で あ る 。 〈+〉 (4)気 象 予 報 で は 、 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 <±> 3)防除上注意すべき事項 (1)葉 裏 に も 薬 液 が 十 分 か か る よ う に 散 布 す る 。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 (3)詳 細 な 防 除 対 策 は 平成27年2月26日付病害虫発生予察注意報第9号を 参 照 す る 。 6 イチゴ うどんこ病 本年 平年値 前年値 30 発 生 株 率 ( % ) 20 10 0 9下 10下 11下 12下 1下 2下 3下 4下 5上 2.ハダニ類 1)予報の内容 発生量:平年よりやや多い(前年より多い) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、寄 生 株 率 は 13.3%( 平 年 14.8% 、前 年 14.3% )で あ り 、平 年 及 び 前 年 並 で あ る 。 〈 ±〉 (2)巡 回 調 査 で の 発 生 圃 場 率 は 91.7% で あ り 、 こ こ 10年 の 中 で 最 も 高 い 。 〈 + 〉 (3)病 害 虫 防 除 員 の 調 査( 6圃 場 )で は 、6圃 場 と も 寄 生 が 見 ら れ 、寄 生 株 率 は 23.0% で あ る 。 〈+〉 3)防除上注意すべき事項 (1)本 種 は 薬 液 の か か り に く い 葉 裏 や 下 位 葉 に 寄 生 し て い る こ と が 多 い の で 、薬 液 が 十 分 か かるよう散布する。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 (3)詳 細 な 防 除 対 策 は 平 成 27年 1月 29日 付 病 害 虫 対 策 資 料 第 22号 を 参 照 す る 。 30 寄 生 株 率 ( % ) 20 イチゴ ハダニ類 前年 平年 本年(破線は予測値) 10 0 4下 5下 6下 7下 8下 9上 9下 10下 11下 12下 1下 2下 3下 4下 5上 ← 育 苗 圃 → ← 本 圃 → 7 ナス(促成)( 巡 回 調 査 : 2月 17~ 18日 ) 1.すすかび病 1)予報の内容 発生量:平年並(前年並) 巡回調査時の生育状況 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、発 生 株 率 は 19.4%( 平 年 24.0% 、前 年 11.9% )で あ り 、平 年 並 で 前 年 よ り や や 多 い 。 〈 ±〉 (2)病 害 虫 防 除 員 の 調 査 ( 6圃 場 ) で は 、 4圃 場 で 発 生 が 見 ら れ 、 発 生 株 率 は 11.7% で あ る 。 〈 - ~ ±〉 (3)気 象 予 報 で は 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 〈 ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)発 生 初 期 か ら の 防 除 を 徹 底 す る 。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 ナス すすかび病 50 前年 平年 本年(破線は予測値) 発 40 生 株 30 率 ( 20 % ) 10 0 9下 10下 11下 12下 1下 2下 3下 4下 5下 2.灰色かび病 1)予報の内容 発生量:平年並(前年並) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 発 生 株 率 は 0.6% ( 平 年 1.7% 、 前 年 0.6% ) で あ り 、 平 年 よ り や や 少 な く 前 年 並 で あ る 。 〈 - ~ ±〉 (2)病 害 虫 防 除 員 の 調 査 ( 6圃 場 ) で は 、 4圃 場 で 発 生 が 見 ら れ 、 発 生 株 率 は 4.2% で あ る 。 〈+〉 (3)気 象 予 報 で は 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 〈 ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)こ ま め な 換 気 や 循 環 扇 を 活 用 す る な ど し て 、施 設 内 の 温 湿 度 を 適 切 に 管 理 し 、結 露 時 間 の短縮に努める。 (2)発 病 部 位 は 除 去 し 、 圃 場 外 へ 持 ち 出 し 適 切 に 処 分 す る 。 (3)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 ナス 灰色かび病 5 発 生 株 率 ( % ) 前年 平年 本年(破線は予測値) 4 3 2 1 0 9下 10下 11下 12下 8 1下 2下 3下 4下 5下 3.アザミウマ類 1)予報の内容 発生量:平年よりやや少ない(前年並) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 寄 生 を 認 め て い な い ( 寄 生 株 率 : 平 年 8.2% 、 前 年 1.9% ) 。 〈 - 〉 (2)病 害 虫 防 除 員 の 調 査 ( 6圃 場 ) で は 、 1圃 場 で 寄 生 が 見 ら れ 、 寄 生 株 率 は 3.3% で あ る 。 〈 - ~ ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)葉 裏 や 下 位 葉 に も 薬 液 が 十 分 か か る よ う に 丁 寧 に 散 布 す る 。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 ナス アザミウマ類 寄 生 株 率 ( % ) 前年 60 平年 本年(破線は予測値) 40 20 0 9下 10下 11下 12下 1下 2下 3下 4下 5下 4.コナジラミ類 1)予報の内容 発生量:平年よりやや少ない(前年並) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、寄 生 株 率 は 2.5%( 平 年 18.0% 、前 年 3.1% )で あ り 、平 年 よ り や や 少 な く前年並である。〈-〉 (2)病 害 虫 防 除 員 の 調 査 ( 6圃 場 ) で は 、 2圃 場 で 寄 生 が 見 ら れ 、 寄 生 株 率 は 3.3% で あ る 。 〈 - ~ ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)施 設 内 の 密 度 を 下 げ る た め 、幼 虫 寄 生 葉 は 可 能 な 限 り 除 去 し て 、施 設 外 へ 持 ち 出 し て 適 切に処分する。 (2)葉 裏 や 下 位 葉 に も 薬 液 が 十 分 に か か る よ う に 丁 寧 に 散 布 す る 。 (3)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 ナス コナジラミ類 前年 平年 本年(破線は予測値) 80 寄 生 株 率 ( % ) 60 40 20 0 9下 10下 11下 12下 9 1下 2下 3下 4下 5下 キュウリ(半促成)( 巡 回 調 査 : 2月 17~ 18日 ) 1.べと病 1)予報の内容 発生量:平年よりやや多い(前年よりやや多い) 巡回調査時の生育状況 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 発 生 株 率 は 7.5% ( 平 年 0.7% 、 前 年 1.3% ) で あ り 、 平 年 及 び 前 年 よ り 多 い が 、 発 生 は 一 部 の 圃 場 に 限 ら れ る 。 〈 ±~ + 〉 (2)気 象 予 報 で は 、 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 <±> 3)防除上注意すべき事項 (1)こ ま め な 換 気 や 循 環 扇 を 活 用 す る な ど し て 、施 設 内 の 温 湿 度 を 適 切 に 管 理 し 、結 露 時 間 の短縮に努める。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 キュウリ べと病 50 前年 平年 本年(破線は予測値) 発 生 株 率 25 ( % ) 0 9月下 10月下 11月下 12月下 1月下 2月下 3月下 4月下 5月下 ← 抑 制 →← 半 促 成 → 2.アザミウマ類 1)予報の内容 発生量:平年より多い(前年より多い) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、寄 生 株 率 は 16.9%( 平 年 1.9% 、前 年 4.4% )で あ り 、平 年 及 び 前 年 よ り 多い。〈+〉 3)防除上注意すべき事項 (1)ミ ナ ミ キ イ ロ ア ザ ミ ウ マ は キ ュ ウ リ 黄 化 え そ 病 を 媒 介 す る た め 、低 密 度 時 か ら の 防 除 を 徹底する。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 キュウリ アザミウマ類 30 前年 平年 本年(破線は予測値) 寄 生 20 株 率 ( % 10 ) 0 9月下 10月下 11月下 12月下 1月下 2月下 3月下 4月下 5月下 ← 抑 制 →← 10 半 促 成 → 3.コナジラミ類 1)予報の内容 発生量:平年より多い(前年より多い) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 寄 生 株 率 は 2.5% ( 平 年 0.5% 、 前 年 2.5% ) で あ り 、 平 年 よ り 多 く 前 年 並である。〈+〉 3)防除上注意すべき事項 (1)タ バ コ コ ナ ジ ラ ミ は キ ュ ウ リ 退 緑 黄 化 病 を 媒 介 す る た め 、低 密 度 時 か ら の 防 除 を 徹 底 す る。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 キュウリ コナジラミ類 20 前年 平年 本年(破線は予測値) 寄 生 株 10 率 ( % ) 0 9月下 10月下 11月下 12月下 1月下 2月下 3月下 4月下 5月下 ← トマト 抑 制 半 促 成 →← → ( 巡 回 調 査 : 2月 17日 ~ 19日 ) 1.灰色かび病 1)予報の内容 発生量:平年よりやや多い(前年並) 2)予報の根拠 巡回調査時の生育状況 (1)巡 回 調 査 で は 、 発 生 株 率 は 13.1% ( 平 年 7.4% 、 前 年 11.3% ) で あ り 、 平 年 よ り や や 多 く 前 年 並 で あ る 。 〈 ±~ + 〉 (2)病 害 虫 防 除 員 の 調 査 ( 6圃 場 ) で は 、 4圃 場 で 発 生 が 見 ら れ 、 発 生 株 率 は 5.8% で あ る 。 〈 ±〉 (3)気 象 予 報 で は 、 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 <±> 3)防除上注意すべき事項 (1)発 病 葉 は 除 去 し 、 発 生 初 期 か ら の 防 除 を 徹 底 す る 。 (2)こ ま め な 換 気 や 循 環 扇 を 活 用 す る な ど し て 、施 設 内 の 温 湿 度 を 適 切 に 管 理 し 、結 露 時 間 の短縮に努める。 (3)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 トマト 灰色かび病 30 前年 発 生 株 20 率 ( % ) 10 平年 本年(破線は予測値) 0 10下 11下 12下 1下 11 2下 3下 4下 5下 2.コナジラミ類 1)予報の内容 発生量:平年並(前年並) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 発 生 株 率 は 2.5% ( 平 年 3.0% 、 前 年 0% ) で あ り 、 平 年 並 で 前 年 よ り や や 多 い 。 〈 ±〉 (2)病 害 虫 防 除 員 の 調 査 ( 6圃 場 ) で は 、 1圃 場 で 寄 生 が 見 ら れ 、 寄 生 株 率 は 1.7% で あ る 。 〈 ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)コ ナ ジ ラ ミ 類 は ト マ ト 黄 化 葉 巻 病 を 媒 介 す る た め 、 防 除 を 徹 底 す る 。 (2)幼 虫 の 寄 生 が 多 い 葉 は 除 去 処 分 し 、 葉 裏 や 下 位 葉 に も 薬 液 が 十 分 か か る よ う 散 布 す る 。 (3)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 トマト コナジラミ類 30 前年 平年 本年(破線は予測値) 寄 生 20 株 率 ( % 10 ) 0 10下 タマネギ(本圃) 11下 12下 1下 2下 3下 4下 5下 ( 巡 回 調 査 : 2月 18日 ) 1.べと病 1)予報の内容 発生量:平年より多い(前年より多い) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、発 生 株 率 0.09% (平 年 0.01% 、前 年 0.06 巡 回 調 査 時 の 生 育 状 況 ( マルチ) %)であり、平年より多く前年よりやや多い。〈+〉 (2)越 年 罹 病 株 の 初 確 認 日 は 、 早 生 、 露 地 と も 例 年 よ り 早 く( 表 1)、一 部 圃 場 で は 分 生 子 の 形 成 が 認 め ら れ て い る 。 〈+〉 (3)平 成 26年 夏 は 長 雨 で 経 過 し 、 苗 床 の 土 壌 消 毒 の 効 果 が 十分でなかったと考えられ、苗床で感染した株が本圃に 持ち込まれた可能性が高い。〈+〉 (4)近 年 、 多 発 傾 向 に あ り 、 病 原 菌 の 密 度 が 高 ま っ て い る と考えられる。〈+〉 (5)気 象 予 報 で は 、 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 〈 ±〉 巡 回 調 査 時 の 生 育 状 況( 露 地 ) 3)防除上注意すべき事項 (1)越 年 罹 病 株 の 早 期 発 見 と 抜 き 取 り を 行 う 。 (2)越 年 罹 病 株 に よ る 二 次 伝 染 が 始 ま る 直 前 ( 3月 上 旬 頃 ) か ら の 防 除 を 徹 底 す る 。 (3)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 (4)早 生 タ マ ネ ギ で 早 期 に 発 生 し た べ と 病 が 、 周 辺 の タ マ ネ ギ の 感 染 源 と な る 場 合 が あ る の で、防除対策には地域全体で取り組む。 (5)防 除 対 策 の 詳 細 は 、 平 成 27年 2月 26日 付 病 害 虫 発 生 予 察 注 意 報 第 8号 を 参 照 す る 。 12 タマネギ べと病 1 前年 平年 発 生 株 0.5 率 ( % ) 本年(破線は予測値) 0 12中 1下 2下 3下 表1 タマネギ巡回調査におけるべと病越年罹病株の初確認日 初確認日 調査年 マルチ被覆(早生)圃場 露地(中・晩生)圃場 平成24年 2月28日 3月21日 平成25年 2月7日 2月20日 平成26年 2月3日 2月3日 平 成 27年 1月 26日 1月 26日 注)3年とも、マルチ、露地タマネギを8圃場ずつ調査(各圃場2,000株調査) 2.ボトリチス葉枯症 1)予報の内容 発生量:平年並(前年よりやや多い) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、発 生 株 率 2.0% (平 年 7.0% 、前 年 3.6% )で あ り 、平 年 よ り や や 少 な く 前 年 並 で あ る 。 〈 - ~ ±〉 (2)巡 回 調 査 圃 場 以 外 の 一 部 圃 場 で 、 発 生 の 多 い 圃 場 が 認 め ら れ て い る 。 〈 ±~ + 〉 (3)気 象 予 報 で は 、 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 〈 ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)曇 天 ・ 雨 天 が 続 い た 後 に は 、 薬 剤 防 除 を 実 施 す る 。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 避 け る た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 60 発 生 40 株 率 ( % 20 ) 0 10下 タマネギ ボトリチス葉枯症 前年 平年 本年(破線は予測値) 11下 12中 1下 2下 3下 注)4月下旬以降は、中・晩生品種を中心に調査 13 注) 4下 注) 5上 3.ネギアザミウマ 1)予報の内容 発生量:平年並(前年並) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、寄 生 株 率 は 0.6%( 平 年 4.4% 、前 年 5.4% )で あ り 、平 年 及 び 前 年 よ り や や 少 な い 。 〈 - ~ ±〉 (2)気 象 予 報 で は 、 や や 多 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 〈 ±~ + 〉 〈 気 温 や や 高 い : ±~ + 〉 3)防除上注意すべき事項 (1)本 虫 は 薬 剤 が か か り に く い 葉 の 隙 間 に 寄 生 し て い る の で 、 薬 液 が 十 分 か か る よ う 丁 寧 に 散布する。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 避 け る た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 80 発 生 株 率 ( % ) タマネギ 60 ネギアザミウマ 前年 平年 40 本年(破線は予測値) 20 0 10下 11下 12中 1下 2下 3下 注)4月下旬以降は、中・晩生品種を中心に調査 14 注) 4下 注) 5上 花き 【概 要】 平年比 前年比 病害虫防除の てびきの記載 ページ 多 やや多 343~ 344 やや多 多 348~ 350 並 並 346~ 347 やや少 並 347~ 348 並 並 351 発 生 量 作物名 病害虫名 白さび病 アザミウマ類 キク (4~5月 アブラムシ類 出荷タイプ) ハダニ類 ハモグリバエ類 備考 【特 記事項】 1 .白 さ び 病 は 発 病 し て か ら で は 防 除 が 難 し い た め 、薬 剤 の 定 期 的 な 散 布 に よ る 予 防 防 除 を 行 う。また、暖房機による送風や循環扇を活用するなどして、適切な温湿度管理に努める。 2.アザミウマ類はキクえそ病、茎えそ病を媒介するため、低密度時からの防除を徹底する。 また、伝染源となるこれらのウイルス病発生株は抜き取り、圃場外で適切に処分する。 3.ハダニ類は、今後気温の上昇とともに増加するため、低密度時からの防除を徹底する。 キク ( 巡 回 調 査 : 2月 17~ 19日 ) 1.白さび病 1)予報の内容 発生量:平年より多い(前年よりやや多い) 巡回調査時の生育状況 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 発 生 株 率 は 12.9% ( 平 年 2.5% 、 前 年 12.5% ) で あ り 、 平 年 よ り 多 く 前 年並である。〈+〉 (2)気 象 予 報 で は 並 発 生 の 条 件 と な っ て い る 。 〈 ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)発 病 し て か ら で は 防 除 が 困 難 と な る た め 、 予 防 散 布 に 努 め る 。 (2)葉 裏 や 下 位 葉 に も 薬 剤 が 十 分 か か る よ う に 散 布 す る 。 (3)暖 房 機 に よ る 送 風 や 循 環 扇 を 活 用 す る な ど し て 、 適 切 な 温 湿 度 管 理 に 努 め る 。 キク 白さび病 平年 前年 本年(破線は予測値) 20 発 生 株 率 ( % ) 15 10 5 0 9下 ← 10下 11下 年末出荷 12下 1下 2下 → ← 4~5月出荷 15 3下 4下 → 2.アザミウマ類(ミナミキイロアザミウマ、ミカンキイロア ザミウマ、クロゲハナアザミウマ) 1)予報の内容 発生量:平年よりやや多い(前年より多い) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 寄 生 株 率 は 1.7% ( 平 年 0.7% 、 前 年 0% ) で あ り 、 平 年 よ り や や 多 く 前 年 よ り 多 い 。 〈 ±~ + 〉 3)防除上注意すべき事項 (1)発 生 初 期 か ら の 防 除 を 徹 底 す る 。 (2)圃 場 周 辺 の 雑 草 は 発 生 源 と な る た め 、 除 草 を 徹 底 す る 。 キク アザミウマ類 15 平年 前年 本年(破線は予測値) 寄 生 10 株 率 5 ( % ) 0 9下 ← 10下 11下 年末出荷 12下 → 1下 ← 2下 3下 4~5月出荷 4下 → 3.ハダニ類 1)予報の内容 発生量:平年よりやや少ない(前年並) 2)予報の根拠 (1)巡 回 調 査 で は 、 寄 生 を 認 め て い な い ( 寄 生 株 率 : 平 年 1.8% 、 前 年 0% ) 。 〈 - ~ ±〉 3)防除上注意すべき事項 (1)本 種 は 薬 液 の か か り に く い 葉 裏 や 下 位 葉 に 寄 生 し て い る こ と が 多 い の で 、薬 液 が 十 分 か かるよう散布する。 (2)薬 剤 感 受 性 の 低 下 を 防 ぐ た め 、 同 一 系 統 の 薬 剤 を 連 用 し な い 。 キク ハダニ類 平年 前年 本年(破線は予測値) 20 寄 生 株 率 ( % ) 15 10 5 0 9下 ← 10下 11下 年末出荷 12下 → 16 1下 ← 2下 3下 4~5月出荷 4下 → 5.病害虫等診断依頼状況 平成27年1月21日~2月20日までに農業技術防除センター及び各試験研究機関に持ち込まれ、 同期間中に診断が完了した病害虫の診断結果は次のとおりです。 作 物 名 依頼件数 診 断 結 果(件数) ミカン 1 ミカンコナジラミ(1) 計 1 アスパラガス 1 カンザワハダニ(1) イチゴ 5 萎黄病(1)、疫病(1)、ネグサレセンチュウ類(1)、生理障害等(2) キャベツ 2 菌核病(1)、菌核病と灰色かび病の混発(1) キュウリ 6 黄化えそ病(3)、菌核病(1)、ケナガコナダニ(1)、生理障害等(1) ダイコン 1 生理障害等(1) タマネギ 5 生理障害等(5) トマト 4 褐色根腐病(2)、褐色根腐病と萎凋病の混発(1)、菌核病(1) ナス 1 生理障害等(1) パセリ 1 灰色かび病(1) ピーマン 1 生理障害等(1) ブロッコリー 1 べと病(1) ミズナ 1 リゾクトニア病(1) 果樹 野菜 計 29 アスター 1 生理障害等(1) デルフィニウム 2 灰色かび病(1)、生理障害等(1) トルコギキョウ 1 立枯病(1) 花き 計 合計: 内訳 4 16 作物 34 件 糸状菌による病害 : 14件 細菌による病害 : 0件 ウイルス・ウイロイドによる病害 : 3件 害虫類 : 3件 線虫類 : 1件 生理障害等 : 13件 合計 34件 17 6.全国・佐賀県で多発生している病害虫及び新たに発生した病害虫 主 に 1 月 24 日 ~ 2 月 20 日 ま で に 発 表 さ れ た も の 警報・注意報(重要な病害虫の多発生が予想され、早めに防除する必要があるときに発 表) 発信元 内容 日付 作物 病害虫名 岐阜県 注意報 2015/01/28 イチゴ ハダニ類 長崎県 注意報 2015/02/02 イチゴ ハダニ類 注:太字は九州地方で発表されたものを示す 特殊報(新たな病害虫が発生した時などに発表される) 発信元 日付 作物 内容 茨城県 2015/01/27 シソ シ ソ モ ザ イ ク 病 ( P M oV ) 愛知県 2015/02/02 岡山県 2015/02/10 食 用 ト レ ニ ア 、食 用 金 魚 草 キュウリ(カボチャ台 木) クロテンコナカイガラムシ 黒点根腐病 注:太字は九州地方で発表された ものを示す 技術情報等(九州地方で発表されたもののみ) 発信元 日付 作物 内容 佐賀県 2015/01/29 タマネギ べと病の防除の徹底について 佐賀県 2015/01/29 イチゴ うどんこ病、ハダニ類の防除対策について 熊本県 2015/02/02 イチゴ ハダニ類の発生状況と防除対策について 福岡県 2015/02/18 果樹全般 チャバネアオカメムシの越冬量について 注:太字は佐賀県で発表されたものを示す 18 7.農薬の適正使用を徹底しましょう! 農薬を使用する前に、ラベルの内容を確認しましょう! 農薬の登録内容は変更されることがあります。 ありゃ~! 使えんごとなっとった。 確認してよかったな ~ 。 使い慣れた農薬でも、ラベル等で登録内容を 確認して使用しましょう。 ( 佐賀県・佐賀県植 物防疫協会作成パン フレット から抜粋) 19
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