島本町役場周辺地域の都市計画の見直し説明会 平成 25 年 8 月 10 日(土) 午前 10:30~ 島本町ふれあいセンター 1 2 3 議事要旨 健康教育指導室 開会あいさつ 説明 質疑応答 Q: 小野薬品はどこに発電施設を設置する計画なのですか、それによってどのような環境的な影響 があるのか、その辺を行政はどのように確認しているのでしょうか。環境に問題がないのなら 用途地域の変更をしなくてもよいのではないでしょうか。 A: 前提として、売却先が小野薬品に決定したわけではありませんが、買取りを希望されている小 野薬品工業から計画はうかがっています。自家発電施設やタンクについては、できるだけ住宅 から離すとのことで、具体的には新しく取得する土地に予定しているとのことです。 当初、隣地境界からの壁面の位置の制限を、0.5mとしていましたが、大阪府や周辺にお住ま いの方に説明に伺った際にいただいたご意見を踏まえ、3mに拡大しました。 さらに消防関係機関と協議をしていますが、現状でも耐火構造、放爆構造になっていますし、 定期的な監督指導を行っています。今後薬品関係の貯蔵を増やしたいということですが、消防 法で石油類と同様の規制を受けることになり、危険物の管理規制は厳しく定められています。 今後もより徹底して監督指導をしていきたいと考えています。 用途変更の関係では、確かに建築基準法上の特例が可能ですが、特例措置であり町としては、 本地区の研究機能の集積や、まちの活性化を目的としていますので、用途変更をしたいと考え ています。 Q: 第 2 種住居地域から準工業地域への変更となると工業地域にしか建てられないもの以外は建 てられることになりますね。用途地域の変更の必要はないと思います。 丌動産の価値はどうなりますか。 A: 丌動産価値を決定する要因は、用途だけでなく道路環境等いろいろとあります。現時点では、 確定したものはありません。 小野薬品工業とは建築基準法の範囲でどうかという協議もしましたが、「自家発電の確保、今 後の企業活動を考えると現状の用途のままでは対応できない。近隣の環境保全に配慮する。」 ということでした。行政としても一層厳しく指導していきたいと考えています。 A: 丌動産の価値については、一般的には道路の幅員、間口、奥行等の形状などが影響すると考え られます。今回はマイナスには影響しないものと思われます。 Q: 2 頁に記載されている高度地区の適用除外について、わかりやすく説明してほしいです。 1 A: 本地区は第 2 種住居地域として第 2 種高度地区に指定されています。これは高さ10m以上 の屋根の傾斜について定めたもので「前面道路の反対側の境界線又は隣地境界線までの真北方 向の水平距離に0.6を乗じて得たものに10mを加えたもの以下とする。 」という内容です。 今回用途地域を準工業地域に変更するとともに、この北側斜線制限をなくすことになります が、別途日影規制というのがあります。これは日照権を確保するためのもので住宅が立地する 第 2 種住居地域の規制が適用されますので、既存住宅 8 戸の日照権はこれまでと同様に担保 されます。 Q: 今の話をわかりやすく説明する必要がありますね。 A: 今後予定している都市計画審議会や議会などでは、丁寧に説明したいと思います。 Q: まず 1 点目、2 頁では「町有地を含める」点を明記すべきだと思います。 2 点目、自家発電装置は具体的にはどこに設置される計画ですか。 3 点目、高さ制限が除外されるとしたら、どこまでの高さの建築が可能となるのですか。 A: 1 点目については、ご意見をふまえて、わかりやすいよう修正します。 2 点目については、現時点では決まった計画はまだですが、町有地の名神高速道路に最も近い ところ、一番北側という回答を得ています。 3 点目については、高さ制限はなくなりますが、建ぺい率、容積率は変わりませんので、現在 の建物に近くなると思います。 Q: まず 1 点目、アンケートを実施したということですが、その対象と目的はどうだったのでしょ うか。 2 点目、5 頁に「用途の制限」が記載されていますが、町有地において想定外の計画がでてき た場合、どうするのでしょうか。 3 点目、小野薬品工業が将来改築する場合、町はどのようにかかわることができるのでしょう か。 A: 1 点目、アンケートの対象は、第 2 種住居地域に立地している企業とし、研究機能の集積を図 るという都市計画マスタープランを実現することを目的として、企業立地の沿革、今後の企業 活動の意向、それに伴って支障となっている問題点などをお聞きしました。具体的には、小野 薬品工業、関西電力、積水化学工業、サントリー研究所です。このうち関西電力は将来グラウ ンドの売却意向があるということですし、サントリー研究所は移転を予定しているということ ですが、現時点では小野薬品工業だけが具体的な計画を持っておられ、現状の用途地域では支 障があるという回答でした。 2 点目の町有地の売却については、無条件の入札ではなく、都市計画マスタープランや地区計 画と合致していることという条件などを付けて入札する予定ですので、問題は生じないかと考 えています。 2 3 点目の将来の改築については、現在の制度としても建築の事前協議をしているところです が、今後は地区計画に合致しているかも含めて協議していきます。 Q: 隣接している住宅 8 戸への影響はどうなのですか。説明はしたのですか。 A: 個別に訪問し、事前説明をさせていただき、本日の説明会の案内もしました。 高度地区の変更や危険物貯蔵量の増加などについて説明しましたが、既存の小野薬品工業の建 物は変わらないので、現時点において環境は変わらないと思います。今後も厳しく指導してい きます。 Q: 何か要望はありましたか。 A: 危険物貯蔵量が増加することの影響はないか、どの程度まで増加するのかといった点に関心が 高かったです。 Q: 7 頁に計画案の縦覧・意見書の提出とありますが、要望が出てくればどう対応するのでしょう か。例えば公聴会のような住民意向の把握方法は予定しているのですか。 A: 大阪府の場合、公聴会という手法があります。 今回、地区計画については条例を制定することになりますので、地権者に対して 16 条に基づ く縦覧・意見書の提出という手続きを行いました。今後 17 条に基づく縦覧をすることになり ますが、これは町民すべてを対象とするもので、意見があれば都市計画審議会にも付して議論 していただくことになります。必要であれば意見により変更を加え、再度 16 条縦覧、17 条 縦覧をすることになります。また本日いただいたご意見は、大阪府にも提出し協議する予定で す。 ほかにご意見ございませんか。ないようでしたら、本日はこれで閉会いたします。貴重なご意 見ありがとうございました。(閉会) 3
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