最後は『銀の匙』です。 今までありがとうございました。 JA 西日本くみあい飼料株式会社近畿支店 獣医師 中尾 継幸(なかお つぐゆき)氏 の映画を大いに の方々からも、こ です。広酪の職員 快に描いた作品 していく姿を爽 人間として成長 か を 考 え な が ら、 畜産経営とは何 の知識とともに を通して、畜産学 様々な実習など 達が学園生活や 農科学科の生徒 んらが演じる酪 農業高校を舞台に、俳優の中島健人さ フレット。この映画は北海道・帯広の 広酪本所の入り口カウンターの上に も用意されている映画「銀の匙」のパン 辛く切ない気 が ら も、 少 し 気分に浸りな こか懐かしい 清 々 し く、 ど 進むとともに お り、 物 語 が も触れられて 持つ厳しさに 畜産や酪農が ころどころに に 描 か れ、 と 感情がリアル 人間の内面的 風景とともに は当然あるとは思うものの、牧歌的な 内 容 で し た。 映 画 な の で 多 少 の 演 出 がに前評判にたがわず見どころの多い が、 私 見 な が ら 感 想 と し て は、 さ す する次第です。 の機会を与えていただき、本当に感謝 たら光栄に思います。このような連載 何らかの印象に残る話題がございまし ただきました。皆様の記憶に少しでも なりながら、毎月の文章を書かせてい の体験も含め、時には牛の気持ちにも に携わる一人の人間の立場から、過去 ことや疑問に感じたことなどを、酪農 牛に接する日常の中で、興味を抱いた まして筆を置くことになりました。乳 約四年間の長きに亘り、このコラム を書かせて頂きましたが、今回をもち ということです。 えませんが)やっぱり酪農っていいな」 欲しいということ、そして「(うまく言 かれ、上演されるような日本であって く、面白く、若者の夢の一つとして描 題材に取り上げた映画や物語が楽し ました。場面の数だけ思い感じるもの 参りますが、皆様におかれましては健 推薦いただき、映 がありましたが、終演となり映画館を 康にご留意頂き、今後ますますのご多 持ちにもなり のはもう何十年ぶりのこととなりまし 後にして少しずつ余韻が消えてく中で 幸 と ご 発 展 を 心 よ り お 祈 り 申 し 上 げ、 画館に足を運ぶ たが、私も早速視聴して参りました。 も、頭の中に浮かび続けたことは、こ 桜の時期もあっという間に過ぎ去 り、これからは少しずつ暑さが増して あまり内容に触れるとストーリーを 明かすことになるので、詳細は皆様も お 礼 の ご 挨 拶 と さ せ て い た だ き ま す。 ありがとうございました。 れから十年後や二十年後さらにもっと 遠い将来も、このような畜産や酪農を 実際にご覧になられてからのお楽し み、ということにさせていただきます 2014年 (平成 26年)4月 〔№ 241〕 17 広島
© Copyright 2025 ExpyDoc