事務事業評価票 - 葛飾区社会福祉協議会

事務事業評価票
NO. 12
事務事業名
計画体系
平成24年度
ファミリー・サポート・センター
担当部署
計画
の柱
方向性 2 区民同士のたすけあい活動をを広げましょう
委託していない
福祉NPO等との
協働の可能性
有
7 住民参加型福祉サービスの充実
年度
区事業開始年度
根拠法令・条例 葛飾区ファミリー・サポート・センター事業実施要綱
かつしかファミリー・サポート・センター運営要綱
及び要綱
業務委託の状況
福祉サービス課
社協事業開始年度
事業種別
11
平成
区受託事業 社協の判断で廃止可能か
年度
否
【対象、対象数・量及び増減傾向】
ファミリー会員:生後6ヶ月から小学校3年生までの児童を育てており、育児の援助を受けることを希望する区内在住又は在勤者。
サポート会員:20歳以上で子育て経験又は、保育士、看護師等の資格を有し、育児の援助を行うことを希望する区内在住者。
両方会員 :ファミリー会員とサポート会員両方を兼ねる。
※共働き家庭等、育児の援助を希望する世帯は増加傾向にあるが、区の子育て支援施策の充実もあり、ファミリー会員数の増加は
ゆるやかになっている。
※減少傾向にあったサポート会員数は微増に転じたが、利用希望に対する絶対数としては地区によって十分ではない。
【意図】(対象をどのようにしたいのか) ※箇条書き
・仕事と育児の両立を支援し、子育ての負担軽減を図る。
【手段】(事業の概要)
会員相互による保育園の送迎・一時的な子どもの預かりなどの有償育児援助活動
① 会員登録を行う。(窓口)
② アドバイザ
アドバイザー(職員)が援助を希望するファミリー会員と面談し、援助内容を確認の上、援助可能なサポート会員を
(職員)が援助を希望するファミリ 会員と面談し、援助内容を確認の上、援助可能なサポ ト会員を
②
紹介する。
③ 地域リーダー又はアドバイザーが立会い、サポート会員とファミリー会員の事前打合せ(コーディネート業務)を行
なう。
④ サポート会員が援助活動を実施する。(利用者は1時間当り利用料800円をサポート会員に直接支払う。)
⑤ アドバイザーが会員間の連絡調整をする。
・新規会員向けの研修会や会員相互の交流に関する事業(交流会)を実施
・会員向け機関紙(たっち)年3回発行
【目標値】(理想・計画上の目標の説明及び算出式)
①会員数の比率:(サポート会員+両方会員)÷(ファミリー会員+両方会員)【理想】1
(比率が1に近いほど、需給のバランスがとりやすい。)【計画】予算書の会員数から算出
②延利用回数:【理想】予算書の(サポート+両方)会員数×12(全員が毎月1回活動を想定)
【計画】予算書による
目標値・単位
① 会員数の比率
② 延利用回数(回)
22 年度
23 年度
24 年度
上半期/下半期
最終見込・年度
理想 計画 理想 計画 理想 計画 理想 計画 理想 計画 年度
1
0.29
1
12,600
7,500
12,600
0.29
1
0.29
1
0.29
7,500 6,000 3,500 6,000 3,500
1
0.29
24
12,000
7,500
24
【達成状況】(目標達成に向けた取り組み、課題等)
・社協だより、社協HP等における活動紹介・事業PR
・子ども総合センター等、関係機関との連携をはかる。
・しあわせサービス、ひとり親家庭等ホームヘルプサービスとの連携をはかる。
22 年度
23 年度
24 年度
上半期/下半期
結果
結果
結果
結果
① 会員数の比率
0 26
0.26
0 28
0.28
0 30
0.30
0 29
0.29
24
② 延利用回数(回)
7,037
5,584
1,173
7,000
24
達成状況・単位
最終目標・年度
目標
年度
事務事業名
ファミリー・サポート・センター
22 年度
【投入量】
23 年度
(単位:円)
24 年度
13,189,723
14,724,000
15,200,600
10,974,223
12,504,000
12,836,000
諸謝金(地域リーダー・講師)
934,900
1,608,000
1,608,000
通信運搬費
676,918
652,000
715,000
事業費 印刷製本費
内訳 賃借料
362,040
454,000
439,000
(A)総コスト(a+b)
総コスト増減の主な理由
事業費(a)
71,925
258,000
258,000
保険料
320,710
321,000
321,000
消耗品費他
819,730
1,324,000
1,320,000
(円)
7,788,000
7,887,000
8,175,000
(人)
3.00
3.00
3.00
2,215,500
2,220,000
2,364,600
(円)
2,215,500
2,220,000
2,364,600
(人)
0.30
0.30
0.30
(円)
0
0
0
0
0
0
2,215,500
2,220,000
2,364,600
0
0
0
13,734,274
14,996,000
16,125,000
事
人
業
件
費
費
的
非常勤職員
(円)
臨時職員
人件費(b)
正規職員
非常勤職員
(人)
(円)
臨時職員
(人)
一般財源
利用者負担
金額欄
その他特定財源
(B)
活動実績
説明欄
延利用回数
単位あたりの社協単コスト(一般財源/B)
単位あたりのコスト(A/B)
区受託金収入
区受託金収入
5,584
区受託金収入
5,753
7,000
397
386
338
2,362
2,559
2,172
【事務事業を取り巻く環境の変化と課題】
◎ 核家族化や共働き家庭の増加、女性の社会進出等により、子育て支援施策に対するニーズは年々高まってきているが、
保育園での延長保育、一時保育が充実したことにより、本事業の利用率は伸びていない。(現状としては「万が一の際の
保険的な意味合い」での利用登録が多い。)
◎ 社会情勢を反映してか、学童保育の送迎や、習い事・塾の送迎といった活動が増加しており、ニーズに変化が生じてい
る。
【参考資料】
平成19年度
平成22年度
平成24年度
・延長保育を実施している公立保育園の数
28
35
43(ほか認可保27)
・保育園の迎えと自宅預りの活動件数
2,704
1,330
1,035
・学童保育の送、迎のみの活動件数
349
622
1,625
● 会員数は毎年順調に伸びているが、全会員数に占めるファミリー会員の割合が高く、需要と供給のバランスに不均衡が
生じている。
● サポート会員の地域による偏在が大きく、サポート会員の紹介ができずにファミリー会員が待機しているケースもあれ
ば、活動依頼が少ないために、サポート会員が他の活動やパート等を始めてしまうケースもある。
ば、活動依頼が少ないために、サポ
ト会員が他の活動やパ ト等を始めてしまうケ スもある。
【事務事業の評価】事務局評価
事務事業名
ファミリー・サポート・センター
どちらとも言えない
1 社協が事業主体となって実施するのが適切か。
【判断理由】
行政の子育て支援事業の中で一体的に実施していく方が、利用者への総合的支援が期待できるが、社協が実施している
「しあわせサービス」との連携によるメリットもある。
ある
2 地域福祉の向上に貢献しているか。
【判断理由】
1,000人を超えるファミリー会員と年間5,500回を超える活動がなされ、子育てを支援し地域福祉の向上に大きく貢献し
ている。
はい
3 より効果を上げる余地があるか。
【判断理由】
一般区民によるサポートでありその内容は個々の会員のサポート技術に左右されることから、サポート会員の技術や質
を向上させることにより効果を上げることができる。。
あまりない
4 コストを下げる余地があるか。
【判断理由】
経費の大半は、事業費的人件費(アドバイザー給与)と地域リーダーや講師への諸謝金でありこれを縮減することは困
難である。
総合評価
改善
【判断理由】
ファミリー会員の多くは、なにかあった時のための安全策の一つとして登録している。
一方で家庭の事情や仕事の関係から常時利用している会員もおり、いずれも当該事業への期待は大きい。
こうしたことから、サポート会員の研修に力を入れ、会員の期待にこたえられるよう事業を進めていく。
● 今後の取組み
実施年度 25年度
事務事業名
【取組みの方向性】
ファミリー・サポート・センター
改善
【具体的取組内容】
サポート会員のサポート技術向上のため年間13回の研修、3回の学習会を兼ねた交流会を実施しているが、これをさらに
有効なもとなるよう、内容や実施方法について改善を図っていく。
病気児童の預かり等、現行制度では対応できない状況でも対応できるような制度の改正ができるか検討していく。