【新任教員ご挨拶:思えば遠くまで来ました】 - 長岡大学

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【新任教員ご挨拶:思えば遠くまで来ました】
8 年前に一度、長岡に参りました。長岡技術科学大学で高専教員としての研修があるために、
3 日間、滞在しました。当地はその時以来です。山口から羽田まで飛行機、そして、新幹線で
来ました。地図上では遠い北国と思っていましたが、山口から 1 時間半、東京から 2 時間くら
いですので、4 時間くらいかかりましたが、そんなに遠いところではないなあとそのときは思
いました。でも、今年の 3 月に引っ越して地図を広げてみると随分遠くまで来たものだなあ
と家内と話をしています。今回は、山口から新幹線で大阪まで出て、それから、夜行寝台で
日本海を北上しました。3 月はやはり寒く、南国育ちの私たちには、やっていけるのかなあと
吉盛 一郎
思いつつ、新潟の人になりました。
長岡技術科学大学には、教え子が何人も学び卒業しています。現在も一人は大学院で研究しています。これからも山
口から技科大に入学したいという学生もいますので、彼らとの再会が楽しみであります。近くには長岡高専もあり、当
地には大変親しみを感じています。
新潟には高校生の頃から何気なく憧れがあったかもしれません。故郷、鹿児島の高校生(昭和 44 年)のころ、下宿
の先輩が「新潟ブルース」をよく歌っていました。いつか新潟へいって、「新潟ブルース」を歌いたいとひそかに思っ
ていましたが、長岡に引っ越してしばらくたって、ついに夢がかないました。新潟駅から歩いて万代橋を渡り、古町を
散策してカラオケ店で新潟ブルースを思い込めて 3 回ほど唄いました。
新潟県は偉人が沢山、輩出していますが、私が心惹かれる偉人は、謙信公と良寛さんです。謙信公は義を重んじた人
と聞きます。多くの戦国大名は領土拡大ばかり考えていたのでありますが、謙信公は越後の領地内の平定が終わると、
他の領土の侵略は行っていません。民からの人望の厚い信仰心のある殿様でありました。私欲のためには動かない、義
のためならやむを得ず戦をしたのであります。私の故郷の「西郷どん」もそういう人でありました。ある歴史作家は、
謙信公と西郷さんだけが、歴史上「義」のために行動した人物と言われています。今の世の中で義を重んじて行動する
というのは、中々難しいのでありますが、私の理想とするところであります。過日、和島の「良寛の里」に行ってきま
したが、良寛さんの優しさと慈悲深い心も学びたいと思います。
私の好きな歴史上の他の偉人は、高杉晋作(三味線の好きな粋な歌人、ペンネーム東行)と西行さん(桜を愛した歌
人)ですが、新潟(長岡)には偉人が沢山おりますので、足跡を訪ねてみることにします。また、春は「悠久山桜祭り」
、
夏は「長岡まつり」、「秋まつり」、冬は「雪しか祭り」と季節ごとの行事も楽しみにして一日一日を送っていきたいと
思います。会計学と法学を専門としていますが、学生には夢(大志を抱くこと)を語り、地域貢献ができれば本望であ
ります。どうぞよろしくお願いします。
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昨年度に引き続き、長岡大学の教育プログラムが、文部科学省が優れた教育的取組であると評価し選定する、「現代
的教育ニーズ取組支援プログラム」=現代 GP に選定されることとなった。2年連続の選定は県内初であり、他地域で
もあまり例がないという快挙である。ここでは、今年度選定されたプログラムの概要を説明することとしたい。
1.取組の概要
長岡市は10市町村合併後、人口28万人の特例市となったが、新市として発展する上で様々な地域課題の解決が迫
られている。本取組においては、学生グループが長岡地域の課題を対象に実地に調査研究を行い方策の提案を行う。こ
れによって、学生の社会人基礎力、企画・提案力の開発と地域活性化への貢献を同時に実現することを目的とする。
本取組は、①問題解決型教育=体験・参加型教育の実践として、②長岡市総合計画の諸政策分野(環境、福祉、市民
生活、産業等)で挙げられている実課題をゼミナール(3年次,4年次)のテーマとしてあげ、③ゼミナールの学生グ
ループがテーマごとに設ける地域連携アドバイザー(市担当者、関係団体の職員等)との緊密な連携と専門教員の指導
の下に、④専門知識とスキルを応用してフィールド調査等の作業を行い、⑤地域活性化提案をとりまとめて提言として
発表し、地域社会にフィールドバックする。
2.設定する学生教育の目標と養成する人材像のニーズ
本取組における学生教育の目標は次のとおりである。
育成する項目
社会人基礎力
アクション、
シンキング、
チームワーク
ビジネス展開能力
(企画、
提案)
専門的技法
目 標
各項目のランクが7以上になること
提言が“参考になる”以上の評価を受けること
評価の方法
社会人基礎力診断シート
発表を聞いた地域社会の
関係者が評価
基本的知識をもち、
作業過程における
実際に使った経験を持つこと
教員の評価
専門的技法として学習するものは、情報・データ収集技法(情報検索、インターネット活用)、統計分析技法(統計
の読み方、表計算ソフトの応用)、社会調査技法(アンケート、インタビュー)、レポート作成法、プレゼンテーション
技法などである。 上記の能力と技法を身につけ、実際に長岡地域の社会的問題に関わった学生は、地域社会のニーズに適合した人材と
して歓迎されると考えている。
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3.取組の具体的進め方イメージ
[ステップ1]ゼミ公募・実課題設定・企画書作成
①ゼミ公募:5ゼミ程度を公募
②学生の長岡市総合計画検討:長岡市総合計画を学生に分担報告させ、ゼミ担当教員のテーマとすりあわせ、
テーマを絞る。
③長岡市担当者のレクチャー:長岡市担当者(=地域連携アドバイザー)に総合計画全般や実施計画上の重点
の説明を受ける。
④ゼミで取り組む実課題の設定:ゼミの選定テーマと市の重点テーマを検討し、ゼミで取り上げるテーマ
(=実課題)を決定。
⑤調査研究計画書の作成:実課題テーマを調査研究するための計画書を作成する。ここでは、本学の当該分野
の専門教員(=アドバイザー教員)が指導する。
⑥学生の役割分担決定:ゼミの学生の役割分担を決定する。
[ステップ2]資料収集・分析・アンケート票作成
①資料収集・分析法の学習:アドバイザー教員と地域連携アドバイザーの指導により行う。
②資料収集:学生が諸資料を実際に収集する。
③資料分析:学生が諸資料の分析を行う。
④調査研究ポイントの整理:資料分析を踏まえ次段階の調査研究ポイントを整理する。
⑤ヒアリング対象設定・地域連携アドバイザー候補抽出:地域連携アドバイザーの助言のもとに行う。
⑥アンケート票の作成:アドバイザー教員にヒアリング手法やアンケート調査法の指導を受ける。
⑦中間まとめ:前期のまとめとして「中間まとめ」を行う。
[ステップ3]ヒアリング・アンケートの実施・分析
①ヒアリング・アンケート実施の確認:ヒアリング・アンケートの実施方法・役割分担を共有。
②ヒアリングの連携アドバイザーの確定:連携アドバイザー(1 テーマ 5 名程度)を確定・依頼。
③ヒアリング・アンケートの実施と分析:ヒアリングは実態把握が重要なので、現場見学・体験を必ず行い、
その上で「ヒアリング」を行う。必要に応じてアンケートも実施する。
④ヒアリング・アンケートのまとめ:アドバイザー教員の指導を受けて行う。
[ステップ4]調査研究報告書の作成
①調査研究・提案書の書き方の学習:アドバイザー教員や地域連携アドバイザーの指導を受け行う。
②調査研究報告書の作成:目次構成を明確にし、作成する。
③提案書の作成:全連携アドバイザーの助言を得て、報告書概要と提案を整理し作成する。
④プレゼンテーション資料の作成:提案書をビジュアルにパワーポイント説明資料として作成する。プレゼン
テーション資料作成ではアドバイザー教員の指導を受ける。
[ステップ5]調査研究の発表
発表会の開催:「長岡大生の地域活性化提案発表会」(アドバイザー教員、地域連携アドバイザー、一般市民の
参加)を開催し、プレゼンテーション資料を用いて成果を発表する。
[ステップ6]報告書の印刷・公表・提言
報告書の完成・提言:報告書を印刷し長岡市等に提言する。報告書は次年度のプログラム展開の参考資料とする。
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新入生合宿研修
毎年恒例の新入生合宿研修が、4月10・11日の一泊二日の日程で
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当間高原ホテルベルナティオで開催されました。10日は、原学長・高
悠久
橋教務委員長・松本学生委員長および教職員のスピーチに続いて、学友
4日
会や各クラブ・同好会の代表者および悠久祭実行委員会によりそれぞれ
さん
の活動について趣向を凝らした紹介がおこなわれました。同日夜には教
研
職員および先輩学生とともにグループ別研修と交流会が催され、交流の
ョン
輪が広がりました。11日は、「ビジネス体験講座」として、環境経済・
細な
人間経営学科のロゴマーク作りやフューチャーマップ診断をおこないました。新入生は、初めは緊張の面持ちでしたが、
吉田
次第にリラックスし、有意義な研修となりました。
メン
長岡大学公募型人間力育成奨励金の発足
本年度から、「長岡大学公募型人間力育成奨励金」(Human Power-Up Project)がスタートしました。同奨励金は、学
水
生の自主的活動の充実・高度化を図ることにより学生が社会人として地域社会で活躍する上で不可欠な「人間力」を育
を残
成することを目的としています。全学生を対象として学内・地域の活性化事業を公募し、学生委員会の教職員を中心と
・第
する審査委員会により厳密な第1次のプロポーザル審査(5月)、第2次の公開プレゼンテーション(6月)をおこな
・第
い採否を決定するものです。今年度は次の4件が採択されました。
・第
・ブート夏期キャンプ(申請者:ブートスポーツ部)
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・長岡まつり「民謡流し」への参加(申請者:学友会)
6月
・長岡大学同窓会創設事業(申請者:学友会)
・新潟県内大学合同ライブの開催(申請者:軽音部)
長岡まつり「民謡流し」への初参加とブート夏期キャンプの開催
「長岡大学公募型人間力育成奨励金」で採択された2事業が、夏休み中
9
講演
泉英
と題
に実施されました。
8月1−3日に開催される長岡まつりには、毎年地元町内会の有志とと
もに神輿渡御に参加していました。今年は、学生の中から「民謡流し」
への参加が提案されました。ともに1年生の岩崎恵理・秋田妃果里さん
が中心となって準備がすすめられ、当日は、原学長を先頭に学生・教職
員約40名が舞に興じました。沿道からは大きな声援を受けました。
ブート夏期キャンプは、ブートスポーツ部の岩崎真実・小林真由美さんが主導して、8月31・9月1日の一泊二日
で魚沼市の五十沢キャンプ場で開催され、学生・教職員約30名が参加して、大いに盛り上がりました。
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育に
話か
てき
ま
な立
に良
まし
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リーダース研修
10月27・28日の「2007悠久祭」の開催まで2ヶ月を切るなか、
悠久祭実行委員会のメンバーを対象としてのリーダース研修が、9月3・
4日に咲花温泉のホテル丸松(本学第1期生の服部<旧姓・蓮池>貴子
さんの御実家)で開催され、15名が参加しました。
研修では、伊吹学生委員を講師に、組織内外におけるコミュニケーシ
ョンのあり方について、経営学やコミュニケーション理論の観点から詳
細な講義とワークショップが実施されました。また、星野弘晃委員長や
吉田泰葉副委員長(ともに3年生)および各部門長から準備状況や課題および今後の方向性について報告されました。
メンバー間の情報の共有や連携が深まり、意義深い研修となりました。
水泳部・押味正恵さんの活躍
水泳部のエースである4年生の押味正恵さんは、今シーズンは絶好調をキープしており、様々な大会で輝かしい戦跡
を残しています。主な結果は次のとおりです。
・第 83 回日本選手権水泳競技大会(東京):50 mバタフライ2位
・第 24 回ユニバーシアード水泳競技大会・日本代表(タイ国・バンコク):50 mバタフライ 2 位・100 mバタフライ4位
・第 83 回日本学生選手権水泳競技大会(東京):100 mバタフライ 2 位
9月30日から開催される秋田国体では、100mバタフライ等に出場予定で、一層の活躍が期待されます。なお、
6月には、原学長から「学生表彰」の栄誉に浴しました。
長岡大学第 4 回文化講演会
9 月 7 日、台風一過の午後 6 時、約 200 名の聴衆を迎えて第 4 回の文化
講演会が実施されました。今年度は講師に日立製作所・基礎研究所の小
泉英明氏を迎え、「脳科学と教育 ― 21 世紀の新しい教育を考える ― 」
と題して、最新の脳科学の知見を紹介していただくとともに、それが教
育にとってどのような意味を持つかを話していただきました。小泉氏の
話からは、先端科学に携わる真摯な研究者らしい知的な厳格さが伝わっ
てきたように感じられました。
また講演会の後、
「講師との討論」として、中高の教育現場、企業経営、そして企業内コミュニケーションなど、様々
な立場から現実の課題を取り上げ、小泉講師と活発な議論を行いました。講演後のアンケートでは約 7 割の方が「非常
に良かった」と答えており、「まあまあ良かった」を加えるとほとんどの方に、プラスに評価していただくことが出来
ました。来年度も新たに地域の要望に応えられる講演会を企画したいと考えています。
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10月27日(土)28日(日)
:長岡大学悠久祭
今年のテーマは『L×I×P ∼Love Is Passion∼』!
中学生・高校生・大学生と、男女問わず幅広い層に注目されているアーティスト・加藤ミリヤのライブや、「山古志
村のマリと三匹の子犬」の映画化や大河ドラマ「天地人」で注目を集める長岡の観光振興策について考えるシンポジウ
ム『プロジェクトNKK∼長岡を県内一の観光都市とするには∼』、他にもゼミやサークル単位での出し物が数多く用
意されています。もちろん、長岡大学恒例「ベンチャー模擬店」も多数出店。
多くのみなさまのお越しを心よりお待ちいたしております!!
11月7日(水)
:地域研究センターシンポジウム
テーマ:『長岡地域企業の成長・発展に向けて』(仮称)
①調査報告:『長岡地域企業の成長・発展に関する基礎調査』結果について
②経営者報告:長岡地区の企業経営者による「わが社の成長戦略」の報告
③パネルディスカッション
申込等の詳細は後日発表。多数のご来場をお願いいたします。
長岡大学は、昨年度に引き続き、今年度も現代 GP に選定されることとなりました。2 年連続の GP 選
定は、県内大学初の快挙であり、全国的に見てもあまり例がありません。今年度は社会人学び直しに関
するプログラムも選定されましたので、現段階で長岡大学が有している文部科学省選定教育プログラム
は次の通りとなります。
①平成 18 年度選定の現代 GP
………産学融合型専門人材開発プログラム−長岡方式−
②平成 19 年度選定の現代 GP
………学生による地域活性化提案プログラム−政策対応型専門人材の育成−
③平成 19 年度選定「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」
………長岡地域産業活性化のためのMOT教育『イノベーション人材養成プログラム』
これらのプログラムを着実に実行していくこと、なかなか困難なことではありますが、学生の満足度
向上ため、地域のさらなる発展のため、本学は一丸となって取り組む決意でおります。今後ともご支援
の程、よろしくお願いいたします。(編集担当:伊吹)
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