全国自治体 「研修担当者の声」 ~宮城県岩沼市編~ 地域包括支援センター連絡会主任介護支援専門員部会 担当 浅野 亜由美さん <これまでの研修実績> 1 回目: H25 年 1 月 16 日 「利用者のニーズの引き出し方、記載の仕方 ~利用者支援・家族支援のマネジメント~」 2 回目: H26 年 2 月 12 日 「処遇困難事例への対応~問題と課題の整理と当事者への示し方~」 1.複数回の研修後にどのような点が改善されましたか? ・ 「地域ケア会議までとはいかないが、サービス担当者会議に地域包括職員や仮設住 宅支援員などにも出席をお願いするようになりました。 」 ・ 「『6W1H+1R』で分かりやすく、伝えるように意識して行うように心がけています。 」 ・「伝え方では、声、表情、身振りで伝えられるようにしています。」 ・ 「記入では、 『人称代名詞』 『時間帯表記』 『頻度』などを注意するようになりました。」 ・ 「アセスメントの段階で、質問の仕方を意識し、以前より具体的に聞くように心が けています。しかし、プランに移ると抽象的になってしまうので、その人らしい プランになるように、勉強していきたいと思います。」 ・ 「サービス担当者会議やカンファレンスに包括として同席し、困難事例について情 報共有や困難内容に整理等、他の関係機関との連絡を図り、責任の分散化、各支 援者の役割分担等に取り組むようになりました。 」 ・ 「男性、女性介護者の特徴は感じてはいたが、研修を受けてからは注意して家族と 話をするようにしています。名前の呼び方(例:家族さん、娘さん、息子さん) にも気をつけるようになりました」 ・ 「伝える力の大切さを学ぶことができました。対応が困難とされる方への人として の関係を作ること、相手の話を聞いて、プライドを尊重すること、相手の言動と 行動を理解すること、ポイントを学ぶことで自信を持って伝えることができるよ うになりました。」 ・「地域のケアマネジャーを支援する上で、基本であるアセスメント重視の考えや、 助言の際のコミュニケーション術、支援困難ケースのケア等の相談援助(面接技 術)が改善され、主任CMケアマネジャーとしてのスキル及び援助の幅が広がっ たと感じています。 」 2. 受講された方の変化はいかがですか? 「事業所評価加算を算定している居宅介護支援事業所等に於いて、研修参加後高 室先生のホームページを良くチェックし、事業所内での内部研修会などにおいて 話題提供を図ることが多くなりました。更に、関係するネット上の情報を確認し、 自らのスキルアップに資す事が多くなってきた様に思います。 また研修を受講するまで何かにつけて迷いがあると言っていたケアマネジャー が、高室先生からの助言で、胸のつかえが取れたと言っていたことが印象的でし た。 利用者に過度の干渉を行うケアマネジャーへの助言に困っている包括職員が、 ケアマネと本人と家族それぞれが問題と思うことの相違点の指摘に躊躇していま したが、明確な意見を頂いたことで迷いがとれたと報告がありました。 研修を主催した包括として感じる変化は、ケアマネジャーが以前より気軽に相 談してくれるようになったと感じています。」 3.さまざまなテーマで研修を依頼した理由をお聞かせ下さい。 「毎年、研修時にケアマネジャー向けにアンケートを取り、回答の多かった内容 を検討し依頼させて頂きました。H25 年の研修終了後に、高室先生の研修はとて も分かりやすく、大変参考になったなどの声をたくさんいただき、もう一度お願 いしたいと思いました。 」 4. これからの研修に関する希望やご意見をお聞かせください。 ・今後直面する 2020 年問題と 2025 年問題について ・その時介護保険事業所はいかに問題意識を持ち、どのように対処すべきか? ・今後急激に増える前期高齢者・後期高齢者が抱える問題について
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