新聞 Vol.3 4分野4名でこじんまりとはじまった認定看護師会も、平成 22 年度には8分野10名になりました。そ れぞれが充実した看護を提供していけるようにかんばって行きますのでよろしくお願いします。 ★新人さん紹介 はじめまして。救急看護認定看護師の ICU 看護師の伊藤由加です。 昨年 1 年間学校に通い、今年三月に無事に卒業する事ができました。私は週 2 日間学校に通うとい う、認定看護師教育の中では定時制学校のようなものでした。1 年間はとても長く感じましたが、働 きながら学ぶことで、学んだ知識をすぐ実践に活かせるという利点もあり、初療から急性期の幅広い 知識を学ぶことができました。 救急看護は時と場所を選ばず必要とされ、救命技術の実践・トリアージ、病態の理解とその反応のアセスメン ト、災害発生時の看護が役割としてあげられます。危機的状況にある患者様やその家族への看護・精神的支援を 行います。 ★抱負★ 当院は地域での二次から三次救急病院の役割を担っておりますので、学んできた救急患者や急変時の対応等を、 実践・指導することで病院全体の救急看護の質向上に繋がるように活動していきます。どうぞよろしくお願いし ます。 皮膚・排泄ケア認定看護師の西4階病棟看護師橋口智恵です。 昨年の 5 月から12月までの 8 ヶ月間、ストーマケア・排泄ケアを基盤とする、皮膚障害のケアと 予防的スキンケアについて学んできました。 皮膚・排泄ケアは、健康を害した皮膚ならびに、皮膚障害のリスクの高い脆弱な皮膚管理を目的とし、 皮膚の局所環境を整えるだけではなく、問題を引き起こしている原因を取り除き、より障害を起こしにくい皮膚 にしていくための生活の改善 までも包括することが役割となっています。また、失禁ケアに関しては、失禁のア セスメントを行い、失禁とそれに伴う問題の改善を促すケアを行っていきます。 ★抱負★ 当院は、循環器・脳血管疾患・がんの専門施設として役割を担っております。病態・治療による皮膚の脆弱化 に伴う皮膚障害、尿・便失禁に対する介入をコ・メディカルとの連携を図り、早期対応・予防的スキンケアの推 進に勤めていきたいと思っております。 はじめまして。鹿児島県で2人目の糖尿病看護認定看護師となりました中村由美子です。 昨年半年間で、フットケアや血糖パターンマネジメントの他に糖尿病ケアシステムの立案を通して一次予防にも 関わっていくためのノウハウといった特価技術はもちろんのこと、糖尿病看護の奥の深さを学んで参りました。 近年、糖尿病患者数は増加の一途をたどり、慢性疾患であるとともに合併症が発症する進行性の疾患です。それ ゆえに、生涯にわたる治療や患者さん自身によるセルフケアを必要とします。しかしながら、糖尿病の治療は、 食習慣、運動習慣や休息など患者さんの生活そのものに大きく関わるものであるために、セルフケアの確立に向 けた行動変容やその維持は患者さんにとって大きな負担となる場合が多々あります。 ★抱負★ 糖尿病看護においては、患者さんは糖尿病とともに生き、人としての生活を営む「生活者」であることを理解 し、その人らしい、よりよい人生を送る事ができるよう支援していくことが基本であり、最も重要な視点となる ものと心得ます。これから、患者さんに寄り添い、療養行動を支えられる看護を目指したいと思っており ます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ❤ 近況報告 ❤ 集中ケア認定看護師 ICU田代祐子 認定看護師になって早いもので 3 年が過ぎようと 本日も晴天なり! 緩和ケア認定看護師 西 里佳 しています。この 3 年間で一体どこまで成長できたの かよくわからないのですが、いろんな経験をしながら ようやくここまで来たという感じです。 集中ケア認定看護師は「クリティカルケア領域のジェ ネラリスト」といわれるほど、様々な分野に顔を出し ます。でも、すべての分野に精通している訳でなく、 ちょっと苦手な分野もある訳です。今年度は新たな分 野の認定看護師が誕生しますので、私も教わりながら 視野を広めて看護に活かせたらいいなと思っていま 5/31 にテレビで樹状細胞療法について当院の名称の紹 介もあったことと、ホームページでの発表も重なり、問い 合わせが急増し、6 月はてんてこ舞いでした。 上記相談のスタートはほとんどが電話による問い合わ せ・相談でした。相手が見えない状態で、がんの種類・現 状の把握・相談者が(本人か家族か医療者かによっても違 う)どのような理解度であるかといった情報収集をしつ つ、治療法の説明を行わなければならず、またそれが突然 に始まるのです。条件をクリアし「樹状細胞療法」を前向 す。 きに検討していけるケースは非常に少なく、相談を頂いて 感染管理認定看護師 渡邊 眞裕子 吉満 桂子 も結果的には「断る」ことが多く、相談員としてのモチベ ーションを保つこと自体が非常に困難でした。 相談者の「わらをもすがる気持ち」の根底にどういった真 雨が続いてじめじめした日が続きますね。暑 くなり、湿気が増えるとカビが発生しま の問題があるのかを見極めながらの対応に努めましたが、 「相談」の難しさを改めて実感しました。 す・・・ 食中毒にはご注意ください。 インフルエンザワクチンの接種についてはご協力あ がん性疼痛認定看護師 りがとうございました。インフルエンザの流行第 2 緩和ケア認定看護師 水流 尚子 神崎 美保子 波が来るかと予想しておりましたが・・思ったより流 行にならずになによりです。しかし、季節の変わり目、 6月 18 日、19 日に日本緩和医療学会に行ってき 皆様体調を崩さないよう気を付けてください。 ました。最新の緩和医療や緩和ケアを学んできまし 最後におしらせです。7 月 29 日(木)18 時から、 た。活動日に病棟に伺いますのでいつでもご相談くだ 鹿児島大学病院の認定看護師の折田さんを講師に迎 さい。また、緩和ケアチームで学習会を企画しており え感染対策研修会があります。多数の参加おまちして ますので、多数の参加をお待ちしております。 おります。 がん化学療法看護認定看護師 徳永 志保 いよいよ夏ですね。化学療法室はけして広い 空間ではないのでクーラーを入れると冷え冷えし、 室温調節が難しい今日この頃です。 この室温で揮発性のあるシクロホスファミドに対し て閉鎖式の点滴ルートを、抗がん剤曝露の対策として 当院でも 7 月から使用することになりました。これで 少しでも抗がん剤治療に関わるスタッフの安全が守 れたら嬉しいことですね。使用してみないと分からな まだまだ、不完全な私たちですが、それ ぞれの分野で学んだことを、スタッフの皆さん と一緒に実践し、よりよい看護を提供できるよ うにがんばりますので、活動日には、病棟をま わっています。いつもは見かけない看護師の姿 を病棟で見かけたときは、私たちですので、声 をかけてください。質問・疑問何でもかまいま せんのでよろしくお願いします。 いこともたくさん・・。遠慮なくズバッとご意見くだ さいね。 皆さま、夏バテに気をつけてお過ごしください。夏やせしたい Y でした。
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