meeting1219_nagaso

ストリップシンチを用いた
クラスタリングアルゴリズム
永曽 有亮
手順
1.ヒットストリップの評価
2.ヒットストリップの連結
(X、Yストリップ別々に)
3.グッドクラスターの評価
4.クラスターの分離
5.X、Yストリップの対応付け
real clusterを作る
手順1 )ヒットストリップの評価
• 0.1MIPをヒットストリップとみなすスレッショ
ルドとしている。
0.27MeV
μ10GeV
手順2)ヒットストリップの連結
1.1番エネルギーの落ちているヒットストリップ
(max strip)を見付ける。
2.Max stripの回りを調べて、隣接しているヒッ
トストリップがあれば同じクラスターに属すと
みなす。
3.1.2をヒットストリップがなくなるまで繰り返
す。
3次元的に行っている。
X、Yを別々にしている。
手順3)グッドクラスターの評価
• クラスターのエネルギーがある値よりも大き
いものをグッドクラスターとみなす。
Gamma 2GeV
ここをスレッショルドとした
ピークストリップの定義
ピークストリップ
・各層で、1番エネルギー
の落ちているストリップ
・各層で、自分の周りに少
なくとも1つ以上のヒット
があり、かつ、周りより
もエネルギーの落ちて
いるストリップ
ピークストリップではない
エネルギーの関係
<
ピークストリップ
手順4)クラスターの分離
1.グッドクラスターについて、各層に何個ピー
クストリップがあるか数える。
2.ピークストリップの数が多いクラスターを分
離する。
横軸
総ピーク数 / 総layer数
Gamma 5GeV
手順5)X、Yストリップの対応付け
XクラスターとYクラスターについて以下の条件をみ
たしたものを対応付けてreal clusterとする。
条件1.重心の比較
重心間の距離<20mm(30mm)
条件2.エネルギーの比較
これらの条件について、よりいいものを検討中・・・
クラスターの重心間の距離
ここでカットをかけた
γ 5GeV
重心間の距離(mm)
γ 10GeV
重心間の距離(mm)
ピークの位置はエネルギーによってそんなに変わらないが
低エネルギー側ではシグマが広くなるので20mmのスレッショルドでも
クラスターの対応付けできないイベントが発生する。
クラスターのエネルギーの比較
XclusterDE/YclusterDE
γ5GeV
γ10GeV
シグマがエネルギーごとに違ってくるので、適切なスレッショルドを検討中
Π0 massのreconstruction
縦軸
再構成に成功したイベント / 総イベント
横軸
入射したπ0エネルギー(GeV)
π0 5GeV
(MeV)
展望
• アルゴリズムを改善する
1.スレッショルド
2.クラスターの分離
• 1cmx1cmのものと比較する
• ハドロンジェットに適用