ほけんだより - 岩沼市立岩沼西中学校

寒さも本格的になり、かぜがはやる季節になりました。かぜを軽く考え
ていると、気管支炎、肺炎、扁桃炎、中耳炎、おう吐下痢症といった病気に
ほけんだより
もつながります。かぜのウイルスは約 200 種類もあります。かぜのウイルス
自体をやっつける薬はありません。かぜを治すには、自分の体に免疫力(病
気に打ち勝つ力)をつけることが大切です。うがい・手洗いを心がけ、規則
正しい生活を送るなど健康管理をしっかりして、かぜをひかない抵抗力と、
もしかかっても、早く治す体力を日頃から心がけて身につけておきましょう。
2013/11/15(№8)岩沼西中学校保健室
1 先手必勝!かぜ予防
□
手洗い・うがい ・・・手やのどについた細菌・ウイルスを洗い流し、のどが乾燥するのを予防する
[上手なうがい]
① 口の中の汚れを外に出すために、ブクブクうがいをして一度水を吐き出す
② 天井が見えるくらい上を向いて、3 回以上ガラガラうがいをくり返す
[上手な手洗い]
外出後やトイレの後、食事前はもちろん、咳やくしゃみを手で押えたり、
鼻をかんだりしたときは、石けんで手を丁寧に洗って感染を防ごう。
① 手を水で洗い流し、石けんを泡立てる
② 両手のひらをあわせて
よくこする
③ 手の甲を反対の手で
のばすようにこする
④ 両手を組み合わせて
指の間を洗う
⑤ 指先と爪の間を反対の
手のひらでこする
⑥ 親指を反対の手で
ねじるように洗う
⑦ 手首を反対の手で
ねじるように洗う
⑧ 石けんをきれいに洗い流したらきれいなタオルやハンカチでよくふく
適度な湿度(50~60%)の保持と室内の換気
・・・空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下する。
ウイルスは温度や湿度が低い場所を好む!
栄養バランスのとれた食事・適度な運動・十分な睡眠
・・・体の免疫力を高めるために日頃から心がけることが大切
人混みなどへの外出を控える
2 いわぬま健幸運動(11 月 18 日~24 日)を実施します
□
岩沼市教育委員会では、年 2 回継続的に「いわぬま健幸運動」に取り組んでおり、第 2 回
目は、基本的な生活習慣の確立をめざし「テレビやゲームの時間を考えた生活時間の工夫」
をねらいに 11 月に実施します。
岩沼市内の共通目標は「テレビやゲームの視聴時間を 1 日 2 時間以内にする」です。開始
前に個人(家族)の目標を家族と話し合って決めてください。ノーテレビ・ノーゲームデー
を設定することで家族の団らんや読書時間に充てることもできると思います。
この機会に、家族と一緒に健康な生活について考えてみてください。
3 貧血検査結果について(2 年生)
□
10 月 24 日に実施した貧血検査の結果を先週配付しましたが、おうちの人に見せましたか?所見の見られた人
は、再検査を受けその結果をお知らせください。
鉄欠乏性貧血はなぜ思春期に多い?
中学生の時期には、身長や体重が急激に増えます。身長や体重が増えるということは、血液の量も増えるとい
うことです。急激に血液が増える成長期には、ヘモグロビン(血色素)を作るためにたくさんの鉄分が必要にな
ります。しかしこの鉄は体内で作ることができず、食事によって得なければならないため、ダイ
エットや偏食で貧血になってしまう可能性があります。特に成長期であるだけでなく、月経によ
り毎月大量の血液を失う思春期女子は貧血になりやすいため、意識的に鉄を摂取する必要があり
ます。また、汗とともに鉄が失われたり、足裏などへの衝撃で毛細血管内の赤血球が破壊された
りすることによって、激しいスポーツをする人も貧血になりやすいといわれています。
4 姿勢を見ると「元気さ」が分かる?
□
元気ハツラツとしているときは姿勢がよい。心や体がしんどいときは、肩が落ち
たり、うつむき加減になったり…。姿勢からその人の元気さが伝わってくることが
あります。また、逆に姿勢が悪いと肩や腰が痛くなったり、沈んだ気持ちになった
り、さらには病気になってしまうこともあります。テレビや勉強をするときの姿勢
が悪いと、視力に悪い影響を与えます。寒いときは、うつむきがちになります。シ
ャキッとカッコイイ姿勢で健康に過ごしましょう。
座ったときにはこんなことに気をつけよう
机に肘をつかない
字を書くときには、
ノートを抑えると肘
をつかなくてすみま
す。
いすに深く腰掛ける
いすに深く腰掛けること
は、体がななめになって
しまうことも防ぐ。
顔を机からはなす
顔を机から離すことで、猫背
になることを防ぐ。目が悪く
なることも防ぐ。
3 年生や大切な行事を控えている人は、主治医に相談してインフルエンザの予防接種
を受けておくと良いでしょう。予防接種の効果は、感染した後に発症する可能性を低く
することと、肺炎や脳症など重症化を防ぐことにあります。なお、予防効果が期待でき
るのは、摂取した 2 週間後から 5 ヶ月程度と考えられています。副作用はほとんどあり
ませんが、ごくまれに接種した部分の赤み、腫れ、痛み、また発熱、頭痛、寒気などが
起こることがあります。仮にこうした反応が起こっても、通常は2~3 日で回復します。