価格関与調査

価 格 決 定(見 直 し) 調 査
ご案内
価格論のスペシャリスト 上田隆穂教授が監修
2014.7.4
学習院マネジメント・スクール
は
じ
め
に
なぜ今価格の見直しが必要なのか?
環境の変化で価格意識は変わりやすい
消費税増税で生活者一般の価格意識が強まっている
価格意識が強まることで
何が変化するのか?
今後のポイント
原料高・円安などによる値上げ
消費税8%から10%へアップ
値頃価格(この商品はくらいの価格だ)
低価格感度領域
(価格が動いても売上げに反応しない価格領域)
低感度価格領域の上限を超えた場合、どうなるのか?
ブランド間、商品カテゴリー間のスイッチ発生による需要急減(売上高/数量の急降下)
今の価格は適正な価格設定ですか?
新製品の価格設定はどうしますか?
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は
じ
め
に
消費者を「価格意識」によって、分類することが可能
<Dodds(2003)による消費者区分>
① 貧困の連鎖層
品質重視
高
⑤
④
安物しか買う余裕がないため、
安物買いによって失敗してさらに貧困に陥る層
③
海
向外
け市
場
② 価格フォーカス層
価格>品質
価格=品質
品質よりも価格を重視する層
価格<品質
②
タ
ー通
ゲ常
ッの
ト
①
低
低
高
価格重視
出典:Dodds(2003),p.18をもとに上田が作成、兼子・星野・上田(2008),p.72
同じ消費者でもこだわるカテゴリー、サービスに関しては品質フォーカス層と
なるが、こだわらないものには価格フォーカス層にもなり得る。
③ バリューフォーカス層
価格と品質をほぼ同等に重視する層
④ 品質フォーカス層
価格よりも品質を重視する層
⑤ 顕示的消費者層
品質のためにお金を過剰につぎ込み、
プレステージ性を強く意識する層
今の価格は、どの層に向けた価格設定ですか?
3
高
級
向ブ
けラ
ン
ド
調
査
目
的
<重要なポイント>
設定価格が、自社のターゲット層の低価格感度領域内に
収まっていること
売上高(数量)
値頃価格
参考:グーテンベルグ仮説
(この商品はこのくらいの価格だ)
ある商品における「価格」と「売上数量」の関係
景気変動ごとの観測が必要
出典:Hermann Simon(1989),
Price Management,
North-Hollandを大幅に修正
価格
* オリジナルは独占範囲と呼んでいる
低価格感度領域*
(価格が動いても売上げに反応しない価格領域)
自社のターゲット層に関して、
消費者の受容価格帯を把握することを目的とする
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一 連 の 流 れ
打ち合わせ
レポート納品まで
1ヶ月程度を予定
確認事項
調査対象アイテム(カテゴリー、サービス)のご説明
調査対象者(性別、年代、職業、年収、未既婚など)
調査
サンプル数
対象地域
① スクリーニング調査(事前調査)
(全国、北海道、東北、関東(北関東・南関東)、
中部、近畿、中国、四国、九州)
② 本調査
③ 分析
調査結果ご報告
価格論の第一人者
上田隆穂教授が
監修及びコメント
納品物
① ローデータ
② 上田教授コメント入りレポート
(価格層ごとの価格関与マップ、PSM分析結果)
価格フォーカス層、バリューフォーカス層、品質フォーカス層
5
調
査
概
要
Webアンケート調査(予備調査+本調査)
価格関与調査
消費者受容価格帯調査
対象となるカテゴリー、アイテムに関し、
価格関与マップにより消費者を
「価格フォーカス層」「バリューフォーカス層」
「品質フォーカス層」のセグメントに分ける。
各消費者層( 「価格フォーカス層」
「バリューフォーカス層」「品質フォーカス層」)の
受容価格範囲、低価格感度領域を測る
実施金額 基本¥500,000(予備調査10,000件+本調査300名)※消費税8%別途
条件、必要とする予備調査件数に応じて変動する可能性がある。個別に要相談。
地域によって価格感度は異なるため、地域ごとの調査を実施することがお勧め
例えば東京などの大都市圏の価格感度は、地方圏に比べれば低いため、
価格上昇に関する抵抗感が地方よりは弱い。
6
価格関与調査
7
価格の二つの意味でターゲット層を分ける価格関与マップ
□ 価格関与調査
価格関与マップを作成(上田等が開発した3次元の価格関与マップのうちの2次元を利用)
縦軸:品質バロメータ(消費者が品質を推し量る際に価格を用いる)
横軸:支出の痛み
品質バロメータ、支出の痛みに関する複数の質問項目に関して被験者に回答してもらい、 その平均値で回答者がどこにマッピングされるのかをみる
図:国内豆腐市場における例(プレ調査のため、サンプル少ない)
セカンド・ターゲット層
⑤顕示的消費者層
第1象限
国内市場では少ない
6.00
(高
品い
質も
バの
ロは
メ品
ー質
タも
)高
い
③バリューフォーカス層
第2象限
品質のいいものは価格が高く、
それなりの支出が必要だが、
支出の痛みを感じる
5.00
非ターゲット層
品
質
②価格フォーカス層
価格の高低は品質には
関係ないし、支出の痛みも
大きいので安いものがいい
4.00
④品質フォーカス層
品質のいいものは価格が高く、
それほど痛みを感じない
メイン・ターゲット層
価格に対する許容度が広い
品質がよいものは高いと思っているが
価格許容度は高くない
3.00
第3象限
第4象限
①貧困の連鎖層
国内市場では少ない
1.00
2.00
3.00
4.00
支出の痛み
8
5.00
6.00
7.00
価格に敏感
価格が高いと買わない
消費者受容価格帯調査
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各 消 費 者 層 の 受 容 価 格 範 囲 を 測 る
□ PSM(Price Sensitivity Measurement)分析
品質と価格のバランスをとる際の大体の価格を把握することが可能
・ 受容最低価格
・ 受容最高価格
・ 受容価格範囲
・ 低感度価格領域(価格が動いても売上げに反応しない価格領域)
4つの質問に関して被験者に回答してもらい、どの価格で何%の回答者がそう思うのかの累積パーセンテージを図表する
<具体的な質問項目(尺度)>
対象カテゴリー、サービスにより文言は異なる
① 価格がいくらの時、その製品があまりにも安いので品質に不安を感じ始めますか。
② 価格がいくらの時、品質に不安はないが、安いと感じますか。
③ 価格がいくらの時、その品質故、買う価値があるが、高いと感じ始めますか。
④ 価格がいくらの時、その製品があまりにも高いので品質が良いにも関わらず、買う価値がないと感じますか
<回答方法>
実際に価格を答えてもらったり、あらかじめ提示した価格を選択してもらう
10
P S M か ら 低 価 格 感 度 領 域 を 探 る
買う価値はあるが、
「高い」と感じ始める
低価格感度領域の推定 270円~290円
回
答 100%
者
の
比 90%
率
「安すぎない」と
感じ始める価格
「高すぎない」と
感じ始める価格
図:調味料の事例
いくら品質がよくても「高すぎる」
ので買わない価格の始まり
80%
最低価格
70%
「安すぎない」と「安い」が
同率の交点
安いけど安すぎない価格
60%
最高価格
受容価格帯
「高すぎない」と「高い」が同率の交点
高いけど高すぎない価格
50%
40%
30%
妥当価格
品質の不安はないが、
安いと感じ始める
20%
10%
理想価格
急に変化する
領域
安すぎて
品質が不安
50
70
90
110
130
150
170
190
210
230
250
270
290
310
330
350
370
390
410
430
450
470
490
510
530
550
570
590
610
630
650
670
690
710
730
750
770
790
810
830
850
870
890
0%
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価格
P S M か ら 低 価 格 感 度 領 域 を 探 る
「安すぎない」と
感じ始める価格
回
答
者
の
比
率
「高すぎない」と
感じ始める価格
低価格感度領域の推定 210円~240円
図:牛乳の価格に関するPSM調査(2005)
(ただ小サンプル故、予備調査的位置づけ)の事例
100
買う価値はあるが、
「高い」と感じ始める
90
いくら品質がよくても「高すぎる」
ので買わない価格の始まり
80
70
最低価格
「安すぎない」と「安い」が
60
同率の交点
安いけど安すぎない価格
最高価格
受容価格帯
「高すぎない」と「高い」が同率の交点
高いけど高すぎない価格
50
40
30
妥当価格
急に変化する
領域
品質の不安はないが、
安いと感じ始める
20
10
理想価格
安すぎて
品質が不安
100
110
120
130
140
150
160
170
180
190
200
210
220
230
240
250
260
270
280
290
300
310
320
330
340
350
360
370
380
390
400
410
420
430
440
450
460
470
480
490
500
0
価格
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上田隆穂教授プロフィール
学習院マネジメント・スクール 所長 / 学習院大学 経済学部 教授 上田隆穂
【略歴】
1953年三重県四日市生まれ。兵庫県私立甲陽学院高等学校卒業後、東京大学経済学部入学。
卒業後、株式会社東燃に入社。同社退職後、一橋大学大学院商学研究修士課程に進み、1982年修士課程、
1985年博士課程単位取得、一橋大学商学部助手に就任。1986年学習院大学経済学部経営学科専任講師、
助教授を経て1992年、同教授。
2000年経営学博士。2009年度から2010年度経済学部長。
日本マーケティング学会理事、日本フードサービス学会元理事、日本消費者行動研究学会元会長、日本商業学会副会長。
【主な著書】
・ 『マーケティングと広告の心理学』共著(2013年、朝倉書店)
・ 『グローバルビジネスの隠れたチャンピオン企業』監訳(2012年、中央経済社)
・ 『買い物客は そのキーワードで手を伸ばす』共編著(2011年、ダイヤモンド社)
・ 『マーケティングを学ぶ <上>-売れる仕組み』共編著(2008年、中央経済社)
・ 『テキストマイニングによるマーケティング調査』共編著(2005年、講談社)
・ 『プライシング・サイエンス』共編著(2005年、同文舘)
・ 『日本一わかりやすい価格決定戦略』著(2005年、明日香)
・ 『有斐閣アルマ 価格・プロモーション戦略』共編著(2004年、有斐閣)
・ 『マーケティング価格戦略』著(1999年、有斐閣)
などその他多数
【研究分野】
マーケティング、価格・プロモーション戦略、小売戦略、深層心理分析など
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