人格の土台をつくる「愛着」の育ち

2016 年度マッセ・市民セミナー
(ちゃいるどネット大阪・マッセOSAKA共催講座)
人格の土台をつくる「愛着」の育ち
保育指針「子どもの発達」の章に、「特に大切なのは人との関わり」とし
て人への信頼感をしっかりと育てることが主体性の育ちの土台となると述
べられています。赤ちゃんは生まれた直後から、言葉をかけられながら食
プ ロ グ ラ ム
事・排泄・清潔などの世話をされることによって、困った時には助けてくれ
る大人への安心感と信頼感を育んでいきます。喜怒哀楽を共感してくれる大
第1部
人の存在が、心の核としてその後の人生を切り開いていく力の土台となりま
14:00~14:30
情報提供「保育情勢について」
す。そのことをアタッチメント、あるいは愛着の形成と呼んでいます。
大阪府福祉部子ども室
青少年から大人までの様々な事件や事象の背景を振り返ってみた時、昨今
の研究から愛着形成との関係が着目される中、乳幼児期からの「愛着」の育
第2部
ちに関心が寄せられるようになっています。
14:30~16:30
マッセ・市民セミナー
0 歳からの愛着関係を保育所やこども園などでどのように高めていけば
よいのか、また、家庭における愛着関係を深めていくための支援のあり方に
ついても学びましょう。
2016 年
7 月 1 日(金)
14:00~16:30(受付 13:30~)
会 場
豊中市立豊中人権まちづくりセンター
ホール(4 階)
講 師
遠藤 利彦 さん(東京大学大学院教授)
東京大学教育学部助手、聖心女子大学文学部講師、九州大学大学院人間環境学研究院助教授、京都大学大学院教育学研究科准教
授、東京大学大学院教育学研究科准教授を経て 現在 東京大学大学院教育学研究科教授 博士(心理学)
・親子関係・家族関係と子どもの社会情緒的発達との関連性を研究。
・関西・関東地区の保育所の巡回相談活動、全国各地の保育士・幼稚園教諭および家裁調査官や児童相談所・児童福祉施設職員
等の研修を全国規模で携わる。
・NHK「すくすく子育て」に出演。
【主要著書等】
『アタッチメント:生涯にわたる絆』(共編著)(ミネルヴァ書房, 2005)『発達心理学の新しいかたち』(編著)(誠信書房, 2005)
『読む目・読
まれる目:視線理解の進化と発達の心理学』(編著)(東京大学出版会, 2005)
『一冊でわかる:感情』
(翻訳・解題)
(岩波書店, 2005)
『アタッ
チメントと臨床領域』(共編著)(ミネルヴァ書房, 2007)『アタッチメント障害とその治療:理論から実践へ』(共監訳)
(誠信書房, 2008)
『乳
幼児のこころ:子育ち・子育ての発達心理学』(共著)(有斐閣, 2011)『赤ちゃん学を学ぶ人のために』(共編著)(世界思想社, 2012)
『甘えと
アタッチメント』
(共編著)
(遠見書房, 2012)
『よくわかる情動発達』
(共編著)
(ミネルヴァ書房, 2014)『本当のかしこさとは何か:感情知性(EI)
を育む心理学』(共編著)(誠信書房, 2015)等
申 込
各市町村研修担当課を通じお申し込みください。
定 員
60 名
会 場
締 切
豊中市立豊中人権まちづくりセンター
豊中市岡町北3-13-7(右図参照)
・阪急豊中駅徒歩 9 分
2016 年 6 月 21 日(火)
無 料