7年に一度の勝縁・甲斐善光寺の御開帳 甲斐善光寺では平成9 年に、80年ぶりとなる御 開帳を行って以来、信州 善光寺などとそろって、 数え年の7年に一度(丑 年と未年) 、御開帳を行っ ています。 御開帳されている本尊 は、年号が入っている善 光寺如来像の中では一番 銅造阿弥陀如来及両脇侍立像 古い一光三尊(一つの光 (重要文化財) 背の中に3躰の仏様)の阿弥陀如来像で、1m40cm を超える等身仏と呼ばれる大きな仏様です。 『善光寺縁起』によると、インドから渡来してき た仏様は、本田善光によって信州善光寺へ移され ました。この仏様は秘仏とされ、直接拝むことが できないので、代わりに拝むための前立仏がつく られました。秘仏と前立仏は武田信玄によって甲 府へ移されましたが、その後、秘仏は各地を転々 としたのち信州善光寺へ戻り、前立仏は甲府に残 り甲斐善光寺の本尊となったといわれています。 御開帳時には、本尊を安置している厨子の扉が 開かれて、本尊の右手の人差し指と本堂前に立て られた回向柱が「善の綱」と呼ばれるひもで結ばれ るため、この柱に触れることで、直接本尊に触れ ることと同じ御利益があるといわれています。 御開帳期間 5月31日まで ず う し し え こ う ば し ら ひつじ 前立仏は、信仰が集まっ ていた甲府の地から仏様 がいなくなってはという ことで、甲府から動かな かったとも伝えられてい るんじゃよ。 た い ま え だ ち 「TAKE ACTION in 甲府」の巻 私が気になることやものを紹介していきます。 今回は、4月11・12日に行われた、甲府市出身の サッカー元日本代表・中田英寿さんによるプロジェ クト「TAKE ACTION in 甲府」に注目。会 場で“生ヒデ”の声も聞いてきました! ■市民レポーター 今村晃子 試合は3-1でヴァンフォーレ甲府が勝 利。試合後、 「いい結果が出せず、本当に残 念」と悔しそうな表情を見せつつも、 「甲府 で試合をできたこと、これだけ多くの方が 見に来てくれたことは、甲府出身の僕とし てはうれしい。 感謝してます」 と。 いやいや、 ふるさと甲府を最初の会場に選んでくれ て、こちらこそ “ヒデ、ありがとう!” です。 試合前日の会見。多くの記者が 集まり、イベントの注目度を改め て実感。第1回の開催地を甲府に したのは「自分の出身地で想いが 1番強いから」と中田さん。うれ しいことを言ってくれます!質 問にもテキパキ答えて、すごい! 「甲府、山梨をPRしたい」 試合当日。 “ 背番号7”の姿 を見ただけでトリ肌!鋭いパ ス、シュートなど随所にヒデ らしさが。元日本代表選手の プレーを小瀬で見ることがで きて、夢のような90分。いつ までも見ていたかった~!! プロジェクトは、サッカーを通じた地方の活性化も目的 としていて、今回、試合会場には特産品の販売や甲府鳥も つ煮の無料配布ブースが。中 田さん自身も今回、 「信玄公祭 りやワイナリーに行ったり、 特産物を食べたり、山梨のい いところを体験できてよかっ た」と話していました。 このイベントで甲府が全国的に注目されましたが、中田 さんが蒔いてくれた種をこれからどう育てていくか。私も しっかり甲府の魅力をPRしていかねば!そしてまた、い つの日か、小瀬で“背番号7”の勇姿が見られるといいな♪ ま ★ 市民レポーターとは… 市民の立場からわかりやすく甲府市のことを伝えていこうと、昭和58年から採用して 25 2009/5月号 いる制度で、現在は12代目のレポーター。市からのお知らせや話題を広報誌、市広報ラ ジオ番組 (「甲府Shiny Town」YBSラジオ、土曜日午前10時~) 、市ホームページで紹介。
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